<3>「いろんなところに良い人と悪い人がいます」おしどりマコ&ケン3/9子ども信州ネットキックオフイベント(内容書き出し)

キックオフイベント
「子どもたちを放射能から守るために信州でできること」

2013年3月9日    動画はこちら↓
http://www.ustream.tv/recorded/29842796

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花粉症で考えてみよう!

マコ;
それでね、関西に、大阪に3月4日に行った時に、
西の方の生産者さん達の集まりに呼ばれたんですよ。有機農業をされている方々。
九州とかね、滋賀とか。
で、すごく面白かったんですけど、
仙台で有機農業をやっていた人たちの話をしたんだ。

ケン:マコちゃんがね。

マコ:
そう。
有機農業を28年やってて、
それで事故の後すぐに自分ところの野菜をフランスに送って測定してもらうと、
そこの仙台のの野菜から200ベクレル/kgという放射性物質が検出されたんですよね。
で、それを持ってその有機農業をやっている人は、宮城県庁に行ったんですよ。
「うちの野菜からはこんなに出ました」と、
「うちは有機農業をやっているのでこれは商品として成り立たないんです」と。
「どうしたらいいんですか?賠償とかってあるんですかね?」って聞きに行くと、
宮城県庁の方は、
「200ベクレルというのは」
その頃国の基準値はセシウムで500ベクレル/kgだったので、
500よりもずっと低いので大丈夫です、売って下さい」っていうんですよ。
でもその有機農業の方は、
「うちは出来るだけ農薬を減らして安全な野菜を自分が直接お客さんのところへ届けていたので、
自分の野菜にこうやって放射性物質が200ベクレル/kg入っているとわかって配達は出来ないんです。
これはうちの有機農業として商品にならないんですよ」っていうと、宮城県庁の方は、
じゃあ、今年一年だけ有機農業じゃなくて、普通の農業をやって下さい」って言うんですよ。
「オイ、えらいトンチきかせてきたな」と言われて。


ケン:これ実話よね。

マコ:
実話ですからね。
本当にそうおっしゃったんです。
でその有機農業をやられている方は諦めて、
借金をして高い機械を買って市民放射能測定室をやっているんですよ。
小さき花市民放射能測定室仙台SSS
長い名前でね、もっと分かりやすくしたらいいんじゃないかと思うんですけどね。
でもちょっと小さいみたいなおじさんなので、なんかまたネットでググってみて下さい。

ケン:そうね

マコ:
そういう話を生産者さん達としてたら、
「確かにそうだ」という話で、
お米を出来るだけ農薬を減らしてつくっている滋賀の農家さん、
農家のおっちゃんがすごい、最後話しかけてきてね、おもしろかったんですけど、
「基準値なんていうのは誰かが勝手に決めてるんだ」と。
そんな事は自分たちはもう鼻から分かっていると。
でもできるだけ、「このぐらいの量の農薬は使っても大丈夫です」って言われたりは案外多くて、
じゃんじゃん使っているから出来るだけ自分たちはもともと減らしているんだと。


ケン:その定められた基準値よりもね、

マコ:
そうそう。
「花粉症で考えてみて下さい」と。
チョットの花粉ですごく反応して、もうくしゃみが出て「辛い辛い」って言う人がいれば、
すんごい、天気予報で見て真っ赤っかの花粉の状態でも全然平気な人もいるじゃないかと。


ケン:個人差ね。

マコ:
個人差があるんだと。
だから放射性物質でも農薬でもちょっとの量で反応してしまう人もいれば、
もう沢山あっても大丈夫な人もいて、当たり前なんだと。
で、そういう状態であるにもかかわらず、誰かが基準値を決めて
「ここから以下は影響が無い」って決めているんですよ。
「農業をやっていたらそういう事はすぐわかる」っておっしゃって、
「放射性物質が身体に良い」、そういう事は全くない。
出来れば減らせば減らすほど、ゼロの方がいいので、
だから「基準値以下だから大丈夫」なんじゃなく、
自分たちは自分の孫の赤ちゃんとかにも食べさせられるぐらい取り組みたいし、
それを全ての子どもに食べて欲しいとおっしゃっていましたね。
花粉症の話しは分かりやすかったね。

ケン:わかりやすかった。


NHK記者「NHKは信じてはダメ」

マコ:
それで、さっきね、佐藤幸子さんがNHKの話をされまして、
私ねそれをNHKも、
記者会見もあっちこっち行くと、どこが悪いとかどこが良いとかじゃなく、
環境省でも、県の方でも、NHKでも、どっかの新聞でも、
良い人と悪い人がいるんですよ。
当り前ですけどね。

ケン:そうね。

マコ:いろんなところに良い人と悪い人が、もちろん吉本興業にも良い人・悪い人がいます。

ケン:はっきりいえばいます。

マコ:
だから東大の先生だから素晴らしいとか、東大にも良い人と悪い人がいるからね。
だから肩書で判断するんじゃなくて、自分でちゃんと判断したほうがいいですよね。

で、まァ、会見にあっちこっち行って、
仲良くなったNHKの人に、
「なんでNHKって原子力推進寄りなんですかね?」って聞いたことがあったんですよ。

いろんな他の民放のテレビ局だと、
東電マネーが突っ込まれてて、広告会社のいろんな影響もあるので、
私たちも広告会社に、もうはっきりと何放かテレビ飛ばされたこともありましたしね、
なので、民放はわかるんですけど、なんでNHKは同じように原子力推進寄りなんですか?と。

だって国民の受信料でやっているじゃないですか。
「受信料で賄っている筈なのに」って聞くと、NHKの方は、
「国民の受信料で、NHKは確かにお金は賄っているんですけど、
でも予算を国会で決めているので、国策である原子力の推進にはそわないといけないんです」と。
「だからあんまり自由ではないんですよね、NHKは」という話をされて、

「あ、そうか…ちょっとがっかりですよ」っていうと
NHKはね、信じてはダメなんです。利用をするところなんですよ」と言われたから、
「おもろいこと言うな」って思いましたよね。

そこはやっぱり
NHKだから信じておこうっていうのはダメだったんだなって言うのはよく分かりました。


福島県の中と外

それにね、線量の話も、
本当にさっき佐藤さんもおっしゃっていて
私は本当に福島県の中のテレビと新聞と、県外がそんなに違うとは思っていなくて、
わりといろんな郡山の人とか福島市とか南相馬の人が
「また新聞でこんなことを書いていました」って、新聞の切り抜きとかをよく送ってくれるんですよ。
そこにはやっぱり、今でも「毎時10マイクロシーベルトまで大丈夫です」と。
「外で遊んだり、普通に生活できます」っていうのが、
悩み相談の回答として載っているんですよね。
高村昇先生とかが回答されているんですよ。
それで、ビックリして。

あんまりね、毎時何マイクロシーベルトとか、
私たちも初めはあんまりイメージが湧かなかったんですよね。

ケン:最初はね。


平常時/使用済み燃料プールわきの線量ってどんだけ?

マコ:
そう、で、ふと思いついて、東京電力の施設管理課長
事故前のね、「使用済み燃料プールの周りってどれぐらいの線量だったんですか?」って聞いたんですよ。

すると、事故前の使用済み燃料プールの、もうプールのわきで、
毎時0.1マイクロシーベルトだったんですって!

メチャクチャ綺麗なんですよ、今考えるとね。


ケン:うちの今の近所ぐらいだ。

マコ:
今の近所ぐらい。今の近所って、東京のうちの周り位。
それでも、使用済燃料プールの周りなんで、B区域とかC区域とかいろいろと決められていて、
装備もね、タイベックすとかマスクとか手袋とかいろいろあるわけですよ。

じゃあ、そうなると、今でもね、
伊達市の南の方だとか、特定避難勧奨地点が解除されたところっていうのは、
お家の中が、毎時3.2マイクロシーベルト以上だったら避難できるみたいな運用だったので、
結構お家の中でも2とか3とか出てるんですよね。

じゃあ、そこらへんのお家は家の中でもうD区域とかですね」って言うと、
東京電力のその施設管理課長、ちょっとね、わりと真面目な方なんですけど、
「まァ、ん…、それは何と言いますか…」口ごもっておられましたけれど、
結局、それはそういう作業されている方々も、今どれ位のレベルになっているかっていうのは、
もともと働かれていた人ほどご存じな訳ですよね。



東京電力看護師インタビュー

先月に、私、
2012年度に福島第一原発の免震重要棟で、
1年間そこの医療班の看護師として働かれていた方のインタビューを書いたんですよ。
もう、名前と顔写真を出して。
もともと連絡は取り合っていたんですけどね、
2012年の1月から12月までJビレッジの免震重要棟の看護師をやってた方。
で、その方はもちろん看護師の資格はあるし、
放射線取扱責任者第一種の資格も持っているんですよね。
で、看護士の守秘義務があるので、いろんな患者さんの事はしゃべれないと言いながら、
結構突っ込んだ事をいろいろとお話をして下さって、
まぁ、面白い考え方の方で全て共感できるとかではないんですけど、
まぁ面白い人なんで、一遍それもググって読んでみて下さい。

※福島第一原発医療班の元看護師、染森信也氏へのインタビュー(おしどりマコ)
 2013年2月14日


で、その方に今の福島県の状況、
子どもたちの状況とかを「どうなんでしょうね?」って聞くと、
福島に限らず岩手でも茨城でも栃木でも群馬でも、
汚染地域の子どもはすぐに全員避難させるべきだとおっしゃっていました。

で、面白い事をおっしゃっていて、
事故直後国が避難させてくれないんだったら、
子どもたちを持っているお母さん達は大使館に駆け込めば良かったんだと。
難民認定をしてくれと言って大使館に駆け込んで、
もう海外に行った方が良かったんじゃないかと思いますねみたいな事をおっしゃっていて、
その方が元東京電力の社員で看護師の方なんで、
「すんごい東京電力が怒ってるよ」って言って最近よく電話がかかってきて、
「ああ怒ってるのか」と思いながらね。
お手柔らかにって思いますね。


信州でできること

マコ:でも信州で、こういうネットワークが発足して、すごいありがたいですよね。

ケン:ありがたい。

マコ:
で、いろいろお伺いをしていたら、こちらの県庁に素晴らしい方がいらっしゃると聞いて。
すごくありがたいですね。
あちこちに避難された方に聞くと、
そこの自治体に、県庁とか道庁とか、府庁とかに、
どれだけ動いて下さって、考えて下さる方がいるか?っていうので、
すごく引っ越しやすいとか引っ越しにくいとかいろいろあるんですよね。
だからそうやって力を貸して下さる方には、めちゃめちゃ応援をして、
出来る事は何でもしたいですね。

ケン:したいです。

マコ:
今日は皆さんこんなに来て下さってありがたいですよね。
今日もこちらに来ている事はね、吉本興業には黙っていますからね、ほんとにね。
一応松本に行ってきまーすみたいな事はマネージャーに入ってますけどね。



吉本は辞めない

マコ:
いっぺんでも、吉本興業と、
2011年度にいろんな圧力があって、で、もう辞めざるを得ない状況になったんですけど、
山本太郎さんとね、仲が良くて。
彼は事務所を止めたので、いろんな、こうものを考えたりしゃべったりすると、
会社を辞めざるを得ないという前例を作るのが嫌だったので、
仕事がゼロになって、「もう辞めさせてやる」って言われても、
絶対に吉本にしがみついてやろうって、してたんですよね。

ケン:そうそうそう。

マコ:
それが一番いやな・・、
でもね、すごくマネージャーにいろいろ言われて、
それでもう、もう「辞めさせて下さい」って去年の2月に一度行ったんですよ、会社に。
それで私たちのちょっとこうね、したたかなところは、
すごく私たちを応援して下さっている社長秘書がいて、その人に投げたんですよね。
「もう辛いので辞めたい」って。
そんな事があって、それでちょっとマネジメントで偉い人と面談をして、


ケン:事情を全部お話ししたんですよね。

マコ:
お話しして、
「いま、おしどりがそういう理由で会社を辞めると全面的に会社が悪いので、保留にして下さい」


ケン:でね、今はね、良いマネージャーに変えていただいて、

マコ:
そう、今は良い。
今はすごく楽しい毎日ですよね。
だから会社にも良い人と悪い人がいるなっていうね。

ケン:いろいろと応援してくれる人が姿を現してきたですよね。

マコ:そうそうそう。
でもね、一つの仕事をして、
私たちはこんなに色々しなくても良いんじゃないかと思う時もあるんですけれど、
その有機農業の生産者さん達と話した時も、
なんか仕事を頑張ろうと思ったらその他の周りの状況もいろいろと考えないといけないな、っていうことと、
後、いままでね、社会の事をあまりにも考え無さ過ぎたという私たちの反省もありますよね。

ケン:なんか、ご飯のおかずのようにね、まんべんなくバランスよく食べないと、ね。

マコ:
突然なんか、ビックリするような事をいうね、
まあでもよく分かります。
バランスのいい食事とか運動とかをするのが自分の身体のためのように、
楽しい事をしたり、いろいろ美味しいものを食べたりしながらいろいろ社会の事を考えるというように、
繋がるようにしたいものですね。

ーーおわりーー



<1>「昼夜問わず放出してございます」おしどりマコ&ケン
3/9子ども信州ネットキックオフイベント(内容書き出し)



<2>「ちょっと人数が多くないですか?」おしどりマコ&ケン
3/9子ども信州ネットキックオフイベント(内容書き出し)




<前半>
「市民が、自分たちの権利・人権というものを獲得するために運動しようと思うと…同じ手が使われます」
鎌仲ひとみ3/9子ども信州ネットキックオフイベント(内容書き出し)



<後半>
「どんな病気になっても『それは放射線のせいではありませんよ』って言われる可能性は非常に高い」
鎌仲ひとみ3/9子ども信州ネットキックオフイベント(内容書き出し)


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