「停電の原因はネズミではなく2号機」という見方

「停電の原因はネズミではなく2号機が関係している」そのような見方をされる方もいらっしゃいます。

その主な理由として、
3月18日、停止していた2号機の冷却系電源を入れた20分後に
今回の停電事故が起きているという事が言われています。


原発問題 
<2号機だけ停電しなかった理由>
2号機の爆発を回避するため、2号機への電力増強
より一部抜粋

なぜ、停電したのに、2号機だけは動き続けているのか?
その理由は、今回の停電の理由が、2号機への電力増強だったからです。
実は、2号機に大量の窒素を注入し、注水と冷却をフル回転させないと、爆発寸前の状態なのです。
2号機に電力を増強した結果、他の原子炉、プールへの電力が不足して、
家庭でいうブレーカーが異常と判断して働き、電力が遮断されたのです。



正しい情報を探すブログ 
ロシア報道:福島原発の停電は危機的な状況だった!停電の原因は2号機と関係している?
より

停電の原因はネズミではなく、もしかすると2号機が何か関係しているかもしれません。
東京新聞には「2号機プールの冷却システムは電源工事のため十八日朝から停止していたが、
午後六時半すぎに冷却を再開した」と書かれており、
福島第一原発で停電が発生する直前に2号機で冷却システムが動き出していたことが分かります。
時間にしてわずか30分です。偶然と言うにはあまりにもタイミングがピッタリ。




体長25cmのネズミが原因ではなかったのか!?
2013032022.jpg

確かに東電の会見でも、尾野さんは一度もネズミが原因だとはハッキリと認めていません。

犯人はでっかいネズミ!?東京電力記者会見3/20午後(主にネズミの部分文字起こし)
ー東電尾野さんの発言抜粋ー

尾野:
これを持ってしてこういうことであるとか、これが原因であるとか、
今はわたくしどもとして断定したり判断したりするような事態にまでは至って無いと、いうことです。

尾野:
えーまだ、えー、作業が進んでいる最中でございますので、
ま、現時点においては、あの、ま、あまり、
「これだ」と飛びついて決め打ちをしているという事ではございません。

尾野:
動物が焦げてススが出ているのか?
あるいはその付近にあるものが熱ですすを出したのか?
そういったところもあろうかと思うんですけど、その辺も含めて確認中です。
で、現場の様子などを見ていきますと、ケーブルになにやら熱で溶けたようなものが、
上から落ちてちょっと付着しているというような様子も見えるので、
何らか、上の方で熱が発生した可能性というのもあるんじゃないかなと、いうふうに思ってございます。
いずれにしてもまだ調査中でございますのでよく調べさせていただきたい




私には真実を知る術が無いので、とりあえず、東電のホームページから、
上記の二つのブログに書いてある裏付けになるプレスリリースを抜き出しました。


東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について 
東京電力株式会社

平成25年3月19日


3月18日午前6時35分、電源二重化工事に伴い、
2号機使用済燃料プール代替冷却系を停止(停止時プール水温度:15.0℃)。
同日午後6時38分、作業が終了したことから同システムを起動。

起動時のプール水温度は、16.4℃であり、運転上の制限値65℃に対して、使用済燃料プール水温管理上問題なし。


3月18日午後6時57分頃、福島第一原子力発電所免震重要棟において、電源が瞬時停止する事象が発生。
状況を確認したところ、福島第一原子力発電所内の一部の電源設備が停止しており、以下の設備が停止。
・水処理装置 セシウム吸着装置
・1号機 使用済燃料プール代替冷却設備*(二次系)
・3号機 使用済燃料プール代替冷却設備(一・二次系)
・4号機 使用済燃料プール代替冷却設備(一・二次系)
・3号機原子炉格納容器ガス管理システムA系
・共用プール冷却浄化設備
・窒素ガス分離装置(B)
*1号機使用済燃料プール代替冷却設備の一次系については、同系統のポンプ保護のため3月18日午後9時10分、手動にて停止。
 
なお、福島第一原子力発電所の以下の設備については、異常のないことを確認。
・1~3号機 原子炉注水設備
・モニタリングポスト
・1~3号機 原子炉格納容器ガス管理システム監視中
2号機 使用済燃料プール代替冷却設備
・1~3号機 窒素ガス封入装置
・窒素ガス分離装置(A)

ーーー

2号機は電源二重化工事をしていたんですね。
ということで以下直近の2号機関係のプレスリリースと、
最近の2号機に関する各報道を抜き出しました。

ーーー


平成25年3月18日
  
3月18日午前6時35分、電源二重化工事に伴い、
2号機使用済燃料プール代替冷却系を停止
(停止時プール水温度:約15.0℃)。
なお、冷却停止時のプール水温度上昇率は、約0.19℃/hで、
停止中のプール水温度上昇は、約2.3℃と評価されることから運転上の制限値65℃に対して余裕があり、
使用済燃料プール水温度管理上問題ない。



平成25年3月15日
※2号機の原子炉注水設備において、給水系の信頼性向上工事を実施するため、
3月10日午後2時21分、給水系からの注水量を約1.9m3/hから0m3/h、
炉心スプレイ系からの注水量を約3.5m3/hから約5.5m3/hに調整。
 
3月15日午前0時10分、2号機原子炉への注水量の低下が確認されたため、
炉心スプレイ系からの注水量を約5.1 m3/hから約5.5 m3/hに調整。

平成25年3月11日
3月11日午前9時22分、2号機原子炉建屋ブローアウトパネル開口部を閉止

平成25年3月10日
※2号機の原子炉注水設備において、3月に給水系の信頼性向上工事を予定しており、
同工事に伴い、給水系からの注水を停止する予定。
工事開始前に給水系からの注水を停止、炉心スプレイ系からの全量注水を実施し、
原子炉等の冷却状態に有意な影響がないことを確認することとしており、
2月20日午後1時16分、給水系からの注水量を約1.9m3/hから0m3/h、
炉心スプレイ系からの注水量を約3.4 m3/hから約5.5m3/hに調整。
その後、原子炉等の冷却状態に有意な変動の無いことを確認できたことから、
2月22日午後7時30分、給水系からの注水量を0m3/hから約2.0m3/h、
炉心スプレイ系からの注水量を約5.5 m3/hから約3.5m3/hに調整。
2号機の当該工事を実施するため、
3月10日午後2時21分、給水系からの注水量を約1.9m3/hから0m3/h、
炉心スプレイ系からの注水量を約3.5m3/hから約5.5m3/hに調整。




福島第1原発:2号機の小窓ふさぐ
毎日新聞 2013年03月11日 20時03分(最終更新 03月11日 22時57分)
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クレーンでつり下げられたブローアウトパネル閉止用のふた。
右下の小窓が、開けっ放しになっていたパネル部分=東電提供


東京電力は11日、福島第1原発2号機の原子炉建屋上部で、
開けっ放しになっていた小窓「ブローアウトパネル」(横6メートル、縦4.3メートル)を
金属のふたでふさぐ作業を終えたと発表した。
閉止によって放射性物質の外部放出がどの程度抑制できるのかを今後調べる。

小窓は建屋内の圧力を逃がす目的で設置されている。
2号機では、隣接する1号機の水素爆発の衝撃で偶然開放。
内部の水素ガスが排気され、建屋の水素爆発を回避できたとされている。

2号機からは現在、最大で毎時200万ベクレルの放射性物質が外部に放出されている。
東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は記者会見で
「できるだけ早く閉めたかったが、周辺線量が高く作業が難航した」と述べた。【中西拓司】






福島第一2号機、汚染水の漏えい箇所わからず
読売新聞 2013年3月15日20時54分

東京電力は、福島第一原子力発電所2号機にロボットを投入し、
汚染水が漏れ出している可能性の高い配管8本を調べたが、
漏えい箇所を突き止められないまま、15日に調査を終了したと発表した。

漏えいが疑われているもう一つの場所「圧力抑制室」を調べるには、
水中で動ける新ロボットを開発する必要があり、調査は長期化が避けられなくなった。

事故で溶け落ちた核燃料を取り出すには、水漏れ箇所を修復し、原子炉の格納容器を水で満たす必要がある。
東電は、格納容器の下部の、圧力抑制室につながる配管(直径2メートル)の破損を推定。
その周辺は放射線量が高いため、
東芝製の4本脚ロボット(幅約60センチ、高さ約110センチ、重さ約65キロ)を
昨年12月から投入して撮影していた。



2号機で1000ミリシーベルト=格納容器内を調査-福島第1
時事通信 (2013/03/19-23:03)
 東京電力は19日、福島第1原発2号機格納容器内で、毎時約1000ミリシーベルトを計測したと発表した。7時間浴び続けると人間が死亡する放射線量で、格納容器内での人の作業は依然として難しい状況だ。
 2号機格納容器の貫通口からカメラや線量計などを挿入し、内部状況の調査を試みた。装置を圧力容器近くまで進め、障害物の有無などを調べる予定だったが、うまくいかなかった。
 この際、格納容器1階部分で毎時約1000ミリシーベルトを計測。温度は約34度だったという。東電は今後、再調査も検討するとしている。




ーーー


6.9Kvの電圧に感電したネズミのような小動物。
6.9キロボルトという、電圧の高さは想像が出来ない。
真実はどこにあるのか?
まだわかりません。



↓小出先生はこの件に関してこう述べていらっしゃいます。
「2号機が危険だから停電?」について3/23小出裕章先生(文字起こし)
【ペイフォワード環境情報教室】








――関連ブログーー



<速報>
福島第一原発停電・1,3,4号機と共用プール冷却装置停電中&
停電発表に3時間もかかったワケ3/19東京電力臨時会見午前(資料・一部文字起こし)


<続報>福島第一原発停電による重要機器の停止・全て復旧

「マスコミは『停電している』と言っているが、 東電の発表では停電は“瞬間”である」
武田邦彦氏3/19大竹まことゴールデンラジオ(文字起こし)


「ほんとは言いたくないんだよね」近藤勝重氏3/20ディキャッチ(音声・文字起こし)

犯人はでっかいネズミ!?東京電力記者会見3/20午後(主にネズミの部分文字起こし)

<禁句ポロリ>「電気事故」って言っちゃった3/20東電尾野(東電会見文字起こし)&東京新聞記事

「福島第一原発停電事故」小出裕章氏3/22報道するラジオ(文字起こし)



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コメント

非公開コメント

たぶん違うと思います。

家庭でいうブレーカーが異常と判断して働き、電力が遮断されたのです。

これは異常と判断して遮断されたかもしれませんが、ブレーカーの設定値を変更すればそんなに復旧に時間はかかりません。電気屋はこういうことはよくやります。あれだけ長い時間の停電は間違いなく短絡事故です。
ねずみかどうかわかりませんが、その次に考えられるのが操作ミスです。
操作ミスで短絡事故はよくある事故です。生切りというやつです。操作ミスは隠さないといけないので東電としてはなかなか大変だとは想像できますが、あくまで想定です。6KVの短絡なので操作ミスだと命を失ってもおかしくありません。電気事業法の報告対象にもなりうるのでそちらも調査するといいかもしれません。