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<ベラルーシ報告 後半>「その時手術台に乗ったのは、原発事故6年後に生まれた21歳のブレスト州の方でした」川根眞也先生3/26【ペイフォワード環境情報教室】

【ペイフォワード環境情報教室】130326川根眞也先生Vol.022



川根眞也先生  2013年3月26日

<ベラルーシ報告 前半>
「0.23マイクロシーベルト毎時っていうのは、廃村のレベルです」
川根眞也先生3/26【ペイフォワード環境情報教室】
のつづき

10:23~

Sawada:日本と比較された中でも、健康状態っていうのはどうなっているんでしょうかね?

川根:
実はですね、今回も、非常になんていうんですか、
あの、素晴らしい出会いが沢山あったんですけれども、
ひとつ、菅谷昭さん、現在松本の市長さんですけれども、
彼がですね、ベラルーシに行って沢山の小児甲状腺がんを治療しました。
その時に彼ものとに集まったベラルーシの医師がいるんですよね、沢山ね。
その中のドクターの一人に会う事が出来ました。

ビクトル先生の案内で、甲状腺がんの手術の現場の準備室にまで入ったんですけれども、
その時に、手術台の上に乗った方は21歳のブレスト州の方でした。
事故後6年後に生まれた方です。


甲状腺がんというのは、小児甲状腺がんが非常に稀で、10万人に0.2人ぐらいと言われています。
その後甲状腺がんが発症率というのが増えて行くんですね。
ま、あの~、多分ですね、山下俊一さんの資料だと、
日本ですよ、日本だと20代から24歳までで、10万人に2人ですね。
で、今現在のブレスト州では、もう、こんなレベルを超えています。
遥かに超えています。

ここでちょっと、山下先生がですね、なんと今年の3月11日の東日本大震災の2周年の日に、
アメリカのNCRP( National Council on Radiation Protection and Measurements)という
アメリカ放射線防護測定審議会って訳されるんでしょうね、
その講演会で話した内容を話したいんですが、
まずはですね、彼は今、
今回福島で10人中3人の小児甲状腺がんの患者が出たという事について、
「放射線の影響ではない」って言っていますよね。
ところがですね、今年の3月11日の講演会の中で、彼は、
まず「これは放射線の影響ではない」と言いつつも、
10人全員が甲状腺がんだ」と講演で言っちゃっているんですよね。
これは、僕の知る限りでは日本のマスコミでは報道されていません。


Sawada:今までの中では「3人プラス7人が疑いがあり」というところだけですよね。

川根:
そうですね、実際彼も、自分の講演のスライドの中で二枚舌みたいな事を言っているんですね。
61ページからちょっとその説明が入るんですけど、
最初のスライドでは彼は
「10人甲状腺手術を行って、そのうち3人が甲状腺がんと確定した」と言っているんですね。

(表:内部被ばくを考える市民研究会より)
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ところが次のスライドでは、彼はグラフを出してですね、
現在の福島の甲状腺がんの発症数の中に「3万8000人中10人」って書いてあるんですよ、
何の説明もなく。

(表:内部被ばくを考える市民研究会より)
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それを見たアメリカの医学者が、
「今まで聞いた事が無い、10人という数字は」ということで、崎山比佐子さんにメールを送られたそうで、
崎山比佐子さんに「こんなメールがきた」ということで私は初めてこの講演があった事を知りました。


Sawada:
二つの事故を知る人物がまさに山下先生であるわけですけど、
山下先生が当時、1998年からですね、
チャルノブイリの事故で入られた時にやられた研究というのもあるんですよね。


川根:
ありますね。
今回ベラルーシへ行きまして、
実は本当にですね、山下俊一先生というのは、
小児甲状腺がんの治療については尽力された方だと本当にわかりました。
ベラルーシの方々は、本当に山下先生の事を尊敬し、
「山下先生が教えてくれた事だ」「日本の医師が教えてくれた事だ」っていう事を本当に言っていました。

で、実はですね、菅谷昭さんと山下俊一さんはほぼ同じような時期に現地に入られて、
小児甲状腺がんの治療もやられているんですけれども、
菅谷昭さんは子どもを守る側に立ち、
ぼくは、山下俊一氏は原子力ムラを守る立場に立ってしまったのかなというふうに今では思っています。

内部被ばくを考える市民研究会のホームページの方に、資料としてUPさせていただいたんですが、
実は今年の3月11日に山下俊一氏がアメリカで講演をした際のスライド、
この一部で本当にですね、今回のベラルーシの中でぼくが知りたかった事の一つ、
今後の福島の子どもたち、そして宮城だとか、茨城だとか、
その「高汚染地帯の子どもたちが今後どうなるのか?」という事の、本当に証拠が出ているんですね。

チェルノブイリ原発事故が起きたのが1986年の4月26日ですが、
その当時に生まれた子どもたち、そして、その当時に4歳以下だった子どもたち。
実は山下俊一氏が実際に超音波検査で、
ベラルーシのゴメリ州の子どもたち9720人の子どもたちを検査しているんですね。
その中で彼が、1998年に検査していますから、事故当時生まれた子ども達は12歳になっていますね。
当時4歳ぐらいだった子どもたちは16歳になっています。
だから、事故から12年から16年後経った、
ただし、原発事故がお起きた時は0歳から4歳以下だった子どもたち
9720人中31人の甲状腺がんの子どもを彼は見付けているんですね。

もっと衝撃的なのは、
彼は今回の3月11日の講演会の中で話しをしてますけれども、
事故直後に生まれた子ども達から、1986年に生まれた子ども達、
つまり、チェルノブイリ原発事故後に生まれた子どもたち。
事故後ですよ。


Sawada:はい

川根:
その中で、2409人中一人の甲状腺がんを彼は見付けているんですね。
これは、2409人ですから、単純に4倍すると1万人ぐらいになります。
1万人中4人です。
ゴメリ州の中だけです。
彼がスクリーニング検査、超音波検査をやった人間の中だけです。
それを彼は報告をしているんです、アメリカで。

でも日本の新聞には一切語っていません。

先月の2月のね、第10回福島県健康管理調査検討委員会でも、
こんな話は一切していませんよ。
しないんだったらしないで、
「チェルノブイリではこんな事例があるけれども、福島の線量は低いからこういうことはないだろう」
っていう説明ならわかります。

彼は、こんなことを言っているんですよ。
当時のね、「ベラルーシの診断はものすごく劣悪で、今から20年前、15年前の診断だから役に立たない」
って言っているんです。

でも彼がゴメリに行ってこの検査をやったのはちょうど15年ぐらい前なんです。
その時にやったのは彼自身で、こんな検査結果を出していながら、
福島の健康管理調査検討委員会では全く別な事を言っている
というですね、
もう、これはですね、僕は
この問題を日本の新聞記者、テレビ、マスコミがきちんと追及しなければ、
日本のマスコミ新聞はですね、死んだものと思っています。


こういった、Sawadaさんとかがやっておられる、小さな小さなミニコミと言いますか、
それだけが本当の事を報道するんじゃないかなという事を思っています。

Sawada:
そうですね、そういった事でも今回、
川根先生も公立中学の先生と、「特別な立場であるわけではない」というところではありますけれども、
その中でもやっぱり、思いは熱く、
特に今回ベラルーシまで訪問されていろいろ体験されてというところで、
この話もう少し是非お伺いしたいなと思うんですけれども、
先生、また、この報告会があるそうですね。


川根:
そうですね、はいはい。
今週の土曜日の夜に例会がありますけれども、それはほんのちょっとだけ、さわりだけなんですが、
4月14日の日曜日の午前中に浦和の方であります。
また4月20日土曜日の午後に横浜市の方であります。

Sawada:
先生の報告会については、
先生が活動されています内部被ばくを考える市民研究会というホームページの方に掲載されていますね。

川根:はい

Sawada:で、今後の申し込みの方につきましてもこちらの方に詳細等がありますので。

川根:そうですね、はい。
あの、ちょっとですね、会場が狭いので、後ほど申し込み方法なんかはUPしたいと思いますが、
ちょっと予約をしないとダメかもしれないですね。
ちょっといろんな方が…、
あとは是非ですね、お願いをしたいのがお医者さんなんです。

今回私もベラルーシのお医者さんに、何人だろう…、10人を超える方に会ったんですね、
もう、それぞれの方が子どもたちの健康被害について心を砕いていて、
あとは小児がんも増えていますので、会いましたが、
日本のお医者さん達が本当に気付いて、自分たちで行動を始める事が大事だと思っています。
是非、つたない報告ですが、日本のお医者さんにも来て話を聞いていただきたいなと思っています。

Sawada:
ありがとうございました。
また先生今後もお話を伺えればと思いますので、よろしくお願いします。


ーーー



第10回「県民健康管理調査」検討委員会2013.2.13
質疑応答山下俊一氏の答弁部分

山下俊一:
基本的にはチェルノブイリでも甲状腺の超音波を行いました。
20年から15年前ですから、機械の制度に関しては今よりもかなり劣るというなかで、
大体1万人に1人、多いところで5000人に一人ぐらいの甲状腺がんが見つかりました。
見つかった小児の甲状腺がんは、
大人と比べて小さくても転移をしているというのが特徴であります。
ですから子どもだから、あるいは放射線に被曝したからどうこうという事はありません。

二つ目の今回の頻度が、全体的に見て多いのか少ないのか?言うようなご質問だと思います。
単純に考えるとこれは非常に多いというふうに捉えやすいと思います。
理由はこういう超過検査をした事がありませんでしたから。……





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