「上から情報が流されてしもじもに伝えるというのが これまで100年の日本のニュースの提供のされ方だった」デモクラTV開局記者会見3/26(内容書き出し)

デモクラTV開局記者会見 2013.03.26





2013040417.jpg

山田厚史(ジャーナリスト、元朝日新聞編集委員)
代表なんていう柄ではありませんが、
ぼくたちは何とか市民目線のインターネットテレビを立ち上げなければいけないなという結論になりまして、
今日ここで開局宣言をさせていただきます。

本当にまだ生まれたてほやほやでですね、吹けば飛ぶような放送局なんですけれど、
これからみなさんのご支援の中で育っていければいいと考えております。


このテレビ局は、「知りたい」「考えたい」と思っている視聴者に支えられている有料放送です。
この有料放送で我々がどんな番組を提供するかと言いますと、
皆さんご存じだと思いますが、
朝日ニュースターという放送局がかつて、というか今でもあるのかな?あります。
その時から16年間「愛川欽也のパックインジャーナル」という名前で、
討論型というか座談型のニュース解説を続けてまいりました。

ただそれが去年の3月にテレビ朝日に業務統合されて、
それで、私どもからみると、番組の有り様が換骨奪胎されそうだなという感じがしまして、
そういう事では続けるわけにはいかないということでインターネットの放送として復活しました。

これが「kinkinTV」という、愛川欽也さんが、懐からお金を出してテレビ局を作ったんです。
ただその愛川さんもご高齢になられて、
「もう、自分の芸能生活の集大成を考えていかなければならない」ということで、
「ちょっとこれは続けるのは無理だ」という話になって、
それでこのまま番組が無くなるにはあまりにも忍びない。
そして、視聴者の方からですね、「ともかく続けて欲しい」という強い要請がありまして、

考えれば、これは、
テレビというのは一方的に上から流しているんですけれども、
実際には見て下さる視聴者、
その人たちとの間の中でいろいろと社会問題を考えていく、
言ってみれば共通財産のようじゃないかと、そう思いまして、
これをともかく続けようという事で発足しました。


出演しているコメンテーターがお金を出し合って作った小さなテレビ局です。

今日、こういう形で発足の会見を持ってますが、
4月6日から放送を始めたいと思います。

デモクラTVというのは放送局の名前です。
我々が行うのはインターネットによる動画配信。
これはどういう事をやるか?というと、

1.市民目線のニュース解説を提供します。

これは私も朝日新聞という大きなメディアにいたんですが、
やはり、どういうところからニュースが出てくるか?というと、
結局、政府だとか、政党であるとか、業界であるとか、企業であるとか、
ま、ある意味で当事者、さらにはサービスや物を提供する生産者
そっち側から情報が流されてくる。


もちろん新聞記者も読者の代表ですから、「監視する」という視線を保ってきたんですけど、
そうは言ってもやはり装置として、ま…、権力と言っては何かもしれませんが、
強い大きなシステムを担っている方から問題が設定されて、それが常に配信されている。
どうしてもそれを記者としては受け身にならざるを得ない。

受身の中で、ちょっとうっちゃったりですとか、小技をかけたりすることはできるんですが、
基本的にはそういう、上から情報が流されてしもじもに伝えるというのが
これまで100年の日本のニュースの提供のされ方だった
んではないでしょうか。

それがインターネットで激変しまして、
我々も、今度はそういう大手のメディアが伝えきれないような、市民の、市民感覚のニュース。
そういうものを市民感覚の視線で開始をしていきたい。
そういう事で発足させようと思っています。

主な番組が、デモクラテレビTV本会議。
それからもうひとつはみなさんが支える有料放送であるということ。
こういうふうなことについて、細かいことは

デモクラTV

今日はそういうことで皆さんにお知らせした次第です。



2013040418.jpg

田岡俊次(ジャーナリスト、元朝日新聞編集委員):
私は軍事問題が本来専門で、国際問題を担当していましたけれども、
ここにありますように、
普通のテレビでやったらとにかく、まず時間が短くて、ほとんど自分の言っていることは出てこない。
インタビューに来るんでも初めから「かくかくしかじかの言葉」を使って言って欲しくて、そこだけで来て、
そこの部分だけを使って、全然、私が言っている趣旨とは逆の事が時々出る。

たとえば、この前こんなことがありましたね。
中国の軍艦が日本の護衛艦に対してレーダーを照射したというのがあります。
問題になっていますけれども、

それで聞きに来たから、
「あれは全然つまらん話なんだ」という事を説明しまして、
航空自衛隊や陸上自衛隊の対空ミサイル部隊は、もう常に民間機を標的にして訓練していまして、
パッと照らしてずっと追っていく訓練。
ただ、それで何の危険も無いから、誰もなにも問題にしない、それは常識であって。
それから、海上自衛隊のああいうレーダーですと、
普通のレーダーですとスコープでこう見ますから距離がハッキリわからない。
大体の距離しかわからない。
同心円上で「およそ3マイルかな」とか。
ところが正確な距離を図りたい場合は
あれ(レーダー)を使って、パーンとやればデジタルで何mって出ますから、
だからそれも時々、入港の時なんかも使って、当てて埠頭まであと何mなんていう時に使ってやってるんで、
それほど大した話じゃない。

しかも、こういう話もありますね、話が飛びますけれども、
ソ連とアメリカが海上で嫌がらせをし合っておった時に、かつて、
それを規制しようということで、米ソの海軍の危険事故防止協定というのを作りました。
それをソ連と結び、次にイギリスとソ連が結び、日本も結び、
世界10数カ国が結んでいる協定です。
それには危険行使の禁止がいろいろと書いてあるんだけれども、
「レーダーで照らしちゃいけない」とはどこにも書いてない訳で、

そういうことはよくやることなんで、
それを知らないから、大騒ぎをしているんだという事を僕は説明をした
わけです。

ところがね、
「怖くはなかったんでしょうか」と言うから、

「それは怖いと思うのはね、慣れていない人だから、
海上自衛隊があんまり慣れていないから、それでビックリしたんでしょう。
慣れてない人は怖がるかもしれませんね」と言ったら、

「慣れてない人は怖がるかもしれませんね」そこだけしか使わないとかね。w

そういうのがよくありましてね、
それは結局ね、組織的にテレビ局を政府が抑えているとかそういうふうな話じゃなくて、
そもそもそれ以下で、インタビューに来るのが全く無知でね、
記者の場合もそうだけど全くやる気がない。

現場のやる気を上が抑えているなら何とかなるんだけれども、
実際に今の状況では、もう、どうも記者が批判をしようという気力が無くなっちゃって…。

またよけいな、たとえば、
石原慎太郎氏が尖閣諸島を買うという事を発表して、
あれは、一回衝突があってちょっとおかしかったけれども、
結局それは消えて上手くいき出して、日中貿易もどんどん増えていった頃に
あれが起きたんでドーンと下がって、
日本の対中貿易のリスクは2兆円、3兆円位下がりましたから、大変な損害で。
これは、これからも続きますから。
ところがね、あれでもね、僕はアエラに書いたんだけども、どこも書かない。
変なんですよ。


あれは明らかに地方自治法違反で、越権行為で。
地方自治法では国の役割と、地方自治の役割がちゃんと書いてあって、
地方自治体の役割は、住民の福祉の向上を目的として、身近な行政を行うと、
で、外交とか安全保障と言う、そういうことは当然国家の仕事であって、
地方自治体がそういう事をやるのはとんでもない越権行為、違憲外交なんだけども、
それを全然書かないと。

むしろ石原慎太郎が「よくやった」と、こう持ち上げるようなね、
それはうちの朝日のパーティーで、
「ああいうのはちゃんとやるべきだよ」って言ったら、
上のほうは抑えている訳じゃなくて「そうだよね」って言う訳ね。

どうも最近、批判をしようという気が無くなって、記者には。
みんな、言われた事をそのまま書くと。
素直ないい子ばっかりになっちゃって、
そういうので無いテレビを作ったら非常に存在価値があると思いますね。
是非見ていただきたいと考えています。




2013040419.jpg

池田香代子(ドイツ文学者):
で、すごいですよね。
朝日ニュースターが、愛川さんの番組を切った時も、
バタバタッと愛川さんがその志でご自分のテレビ局を立ち上げた。
すごくびっくりしたんですが、
「それも1年で終わりか」と思ったら、またコメンテーターたちがバタバタッと立ち上げて。

これはインターネットによるメディアの民主化だと思うんですね。
私たちテレビ局を名乗っていますけれども、
今までテレビ局を作るって言ったら、大きなビルを建てたり、何100億円なければいけなくて、
それで国から電波を割り当ててもらってとか大変なことなのに、
チョッとずつポケットマネーを頑張って出せば、出来ちゃうんですね。
これはメディアの本当の民主化だと思います。

今日もIWJなど来て下さっていますけれども、
そういうネットの中に配信するテレビ局が沢山出てきて、

私は311の後思ったのは、
これは「多重チェックの時代が本格化したな」って思ったんです。

国の言う事、県の言う事を信じられない。
何を信じていいか分からない。
という時に、そういうふうに文句を言っているだけじゃなくて、
じゃあはかり出そうと動き出した専門家、市民の人達がいました。
そのデータを発信しました。
そうすると、国や県もやたらな事が出来ない。
なので緊張する。
そうすると国や県が出しているデータと、市民がやっているデータとが、
こう、大体同じ位。
じゃあ、国や県の言っていることも信じていいのかな?

ということで、いったん地に落ちた社会的な信頼性が、また、もう一回よみがえってくる。
今回そういう事だったんですけれども、常日頃出来事っていうのは、
多重チェックしていかなければいけないと思います


私たちは、
どでかいデパートのような地上波テレビ局とは違う小さなブティックみたいなお店ですけれども、
でも、多重チェックをしていく役割としては、すごく使命感に燃えていますし、
IWJや、ビデオニュースドットコム、あるいはニコニコの政治社会部門と、
あとアワープラネットTV,などなど、いっぱいある、
そういうメディアと一緒に頑張って行こうと思います。



2013040420.jpg

鈴木耕(編集者):
フリーの編集者をやっています。
わたしがデモクラTVとかかわったのは、というよりも、
愛川さんのパックインジャーナルとかかわったのは3.11の後でした。
私はずっと雑誌の編集だとか、単行本の編集を続けてきていまして、
その中でかなり、原発に関する特集とか、原発に関する本なんかを作っていましたので、
多少の原発に関する知識はあるなと自分では思っていたのですが、

あの爆発以降、事故の内容をずっと調べていくと、
ぼくにはほとんど分かっていなかったんだということが逆によく分かりました。

で、その頃にちょうど愛川さんのところから声がかかりまして、
パックインジャーナルで、
「特に原発に関していろいろと話をしてみてくれないか」という事でかかわるようになりました。
だから、私は愛川さんの番組は、ここにいらっしゃるコメンテーターの方達とは違って、
ほんの2年ぐらいのお付き合いしかありません。

ただその中で愛川さんが非常に最後までこだわっていましたのが、
やはり憲法9条とそれから原発の事でした。

私は原発というのはこれからのこの国、
日本だけではなくて世界にものすごく影響を与えるものだというふうに考えてます。
これからもデモクラTVの中で、
特に私は原発にこだわった事を考え、調べ、お話しして行きたいなと言うふうに思っています。
よろしくお願いします。



2013040421.jpg

横尾和博(文芸評論家、放送作家):
私はコメンテーターという表の部分と、放送作家として番組を企画したりネタを選んだりとか、
裏方の仕事と一緒に作ってきました。
私はもちろんパックインジャーナル以外にもそういう仕事ですから
他に地上波でも仕事をした事はありますし、
朝日ニュースターの、朝日新聞になる前のニュースター時代にも
他の番組の企画者、構成者としても仕事をしてまいりました。
しかし、このパックインジャーナルが他の番組とまったく違うと言う事は、
すでに今日みなさんがおっしゃっている通り、

いわゆるニュースというのは現象しか伝えない
特にNHKのニュースでも、
「いつ、どこで、誰が、どうした」という現象は伝えるんだけれども、
その本質、解説についてはあまり触れない。
もし触れたとしても、田岡さんがおっしゃっていたように
ちょっと角度が違っていたり見方が違っていたりというような、
そういうふうな放送が多いと言うふうに思います。

新聞というメディアはきちんと解説をして、小さないろんな意見があったりとかしますけれども、
放送、特にテレビ放送というメディアは、もちろん時間の関係もあるんですが、
唯一縛られているのは視聴率という事になりますから、
ながなが解説をしている番組は視聴率が悪くなるという形で、
ずっとこの国のテレビ界では、
そういう番組はだんだんだんだん少なくなってきたというのが実情であります。
しかし、このパックインジャーナルが16年間頑張ってきて、視聴者のみなさんに熱いご支持を頂いたのは、
やっぱり物事の現象ではなく本質を伝えよう。
それから、どんな隠された真実があるんだろうか?と、
それからなるべく視聴者のみなさんから共感を得るような、
そういうような番組作りを目指してきたからだというふうに思います。
もちろん愛川欽也さんの独特なキャラクター話術、
そして、我々コメンテーターを引っ張って行ってくれるような、あのパワーがあったからこそ
出来たというふうに思っております。



2013040422.jpg

マエキタミヤコ(メディア・クリエイティブ・ディレクター)
毎年毎年脱皮をしている番組だなと思っています。
私も鈴木耕さんと同じく原発事故があった後のコメンテーターとしての参加なんですけれども、

時々、「日本の民主主義はなんて大変なんだ」っていってくじけそうになる時も、
この番組の視聴者の皆様に励まされているような気がします。

ウォルター・クロンカイト(Walter Cronkite)
私たちは報道の自由のために報道しているのではない
国民の知る権利のために報道しているんだ
」って言ったっていう噂を聞いた事がありますが、
本当に民主主義と言うのは大変で、
そこで報道をし、国民の知る権利を守るという使命を帯びている人たちがいないと、
それは本物のマスコミではなく、権力の暴走を止められないんだなとつくづく思います。


この番組が被っている様々な脱皮というのも、
日本の民主主義のバロメーターのひとつなのかなと思います。
いろんなものを脱ぎ捨てて、4月6日から新しい形になります。




ーーー



質問
2013040423.jpg

ザプレスジャパン:
ザプレスジャパンという、一人で勝手にマスコミを立ち上げた桜井まゆみと申します。
市民目線だという事なんですけれども、
すごく失礼な言い方なんですが、
そちらにずらっとひな壇に並んでいらっしゃる方々は、
全て学識もあり、キャリアもあり、と思うんですが、
そういう方が本当に市民目線になれるのかどうか?
すみません、すごく失礼な言い方で…。
その事が番組の成否を分けると思いますので、
すみません。


山田:
勇気あるというか、言っていただいてありがとうございます。
それ、僕たちね、ジャーナリストをやっているといつも本当にそこを考えているんです。

はじめ新聞記者になってサツ周りをしますよね。
そうすると、交通事故とか道路法とか、喧嘩とかいろいろなのがあって、
それで僕たちがそれを書いている時にね、
中じゃベタ現行とか、場合によっちゃゴミとかという言い方をするわけですよ。
でも考えてみたら僕たちが、毎日警察発表が沢山出ている中で、
その中でちょっと問題になりそうなのを選んで作るわけですけど、
でもそういう一人ひとりの方からみるとですね、人生の大変な事件じゃないですか。

それを僕たちは何となく飯のタネみたいな形にして、ベタだとか、ゴミだとかと言っていることについて、
ものすごく、こう、感じる事があります。

それでおっしゃるように、ここに偉そうに並んでいるとおっしゃるかもわからないけれども、
ぼくたちももともとこういう立場だった訳じゃなくて、
それこそサラリーマンで入って、氏が無い家で生まれて、そういう、
でもだんだんなんとなく、こう、言ってみれば
権力取材をやっていると権力に近付いていっちゃうんじゃないですか。
頭も何となくそういうふうに染められてきますよね。
でも、そういう事と、どう自分が距離を置くのかっていう事が、
その新聞記者やジャーナリストにとって非常に大きな問題なんです。

さっきも申し上げたように、
ともすると力の強いものが彼らの意図でもって材料を出してくる。
それを僕たちが自分たちの観点で何とか、
生活者であるとか、納税者であるとか、有権者であるとかというサイドに引き戻そうとするんだけども、
忙しい中で、やっぱり情報を出す側の方が強いんですよね。

だからそういう事を本当にしみじみ感じて、今日ある訳です。

ですから、こういう仕事をみんなんそれぞれのところでやるのもですね、
ある意味で自分としては本当は何をやらなければいけないのか、それが出来ているんだろうか、
というところからスタートするんじゃないかと思います。
特にジャーナリストのものとしてはね。

だから人によっては全く私と違う感じ方をしている人もいるかと思いますけれども、
ですから、まぁ、市民目線を名乗るのはおこがましいと言われるのはそうかもわからないけれども、
それが出来ないと言ってしまったらですね、
もうこれは成り立たない事だと思うんです。
そういうふうになろうとする努力と言うのが我々に必要なんじゃないかと思っています。



田岡:
私は市民目線と言うのが、
必ずしも学識が無い方が市民目線であるとか、
それから経歴が無い方が市民目線であるというのは、全く私はそれは思いません

市民目線と言うのは役所とか大企業があって、
それと市民との関係、
それに対抗して彼らと議論が出来、彼らから情報を出し、それからまた批判が出来るというためには、
やはり相応の学識が必要な訳で、知識がなければとてもそれは対抗できない。
むしろ、たとえば、私は防衛庁担当をしていましたけれども、
彼らよりも、たとえば条約についても今までのケースについてもよく知っているということだから、
本音がそれぞれ出る訳で、叩きもできる訳で、
だから市民目線を持つためにはよほどのジャーナリストで勉強が必要なので、
それが無くて、ただ市民目線と言って下から見上げているだけでは、
何らジャーナリストとしての使命は果たせないというふうに私は考えています。




ーー:
ただ今の市民目線と言うことで一言、私の思いをお話ししたいんですけれども、
今、市民目線でという事をおっしゃって、
それに対して田岡さんからの的確なお話しがあったと思うんですけれども、
その市民目線が私は今問題だと思うんですね。
その市民というのがどこで、知識や教養を得ているか?と言うのが
お茶の間のテレビが大部分ではないかと言う、
今の地上波の問題点ということから、
このようなデモクラTVと言うのを立ち上げたんではないかと言うふうに思うんですね。


2013040424.jpg


朝日新聞:
朝日新聞の菅沼です。
今の山田さんがおっしゃった、「こちらが本流になるぞ」というのはとても面白いお話だと思って、
もう少しそのお話を聞かせていただきたいんですが、
たとえば10年後にはどのような展開になるんでしょうか?
わさわさあっちこっちで盛り上がってきて、
そのうちに朝日新聞だとか、NHKがだんだん地盤沈下して小さくなっていっちゃって同レベルになって、
いつかは10年後にはそちらが本流になると。
どういう展開になるんですかね?


山田:
おっしゃったようになるんじゃないかと思いますよ。
ぼくは朝日新聞にいて、やはりいよいよ難しくなったなぁというのは日々実感する事が沢山あります。
ここでそれを言うと話が長くなりますから、
それはやっている人たちはみんな良い思いでやっているんだけど、
なかなかそうは動かないというのが大きな会社はあるじゃないですか。
で、私は定年退職して、勝手にこういうフリーランスでやっているわけですけど、
遥かに自由ですよね。
別に給料なんていらないですからね。
他でチャリンチャリンと稼いできて、
本当に自分の思いを凝縮させていこうという人たちがみんな集まっている訳だから、
それはこっちのほうがずっと魂が入っているしね、アクティブだし、
ジャーナリズムもそうなんですけどサービス業というのは
「本当に自分がやりたい」という爪の先までやる気が入らなければ、できないんですよ。
なんか言われたからやるとか、やれと言ったからやるとか、
負けるなと言われたからやるんだといったよではいいものは絶対に出来ないんですよね。

そういう意味では、こっちはまだ弱小かもしれないけれども、
明らかに地の利はある。
歴史的に見たって、大きな流れというのはもうこっちに来ている訳ですから、

だからそれはさっき言ったように、僕たちが次のチャンピオンになるかどうかはわかりません。
多分沢山出てきて、いろんな人が潰れていったり、くっついたり、いろいろしながら、
大きな渦が起きるんだと思います。

だからそれは、大きなマクロはわかるけれども、
ミクロでいつどこでどうなるのか?という事は言えないのと、僕は同じだと思うんですよね。


今ね、IWJの方に来ていただいています。
やっぱり岩上さんの力ってすごいと思いますよ。
ぼくたちもこういうところで流して下さっている訳でしょ。
岩上さんにもこの間ご挨拶を電話でちょっとしたんですけれども、
彼らの強みというのは常に記者会見の前線に出て行く。
そして今日は桜を追っていろんな事をやっている。
ともかく現場に出て現場を撮っているんです。
それが岩上さんの真骨頂だと思うんで、
ぼくたちは一歩引いて、それをどう分析するのか?ということを。
ま、地球の読み方みたいな、
この社会の読み方みたいなものを僕たちが読み説く。
だから一緒の同じようなネットメディアだけども持ち味が違う。
多分いろんな持ち味の人達がいろんな組み合わせになって、
大きな束が出来てくるんですよ。

だからこれは決してつぶし合うんじゃなくて、お互いに協力し合って、
逆に言えば、全くさっきおっしゃったように、
我々はデモクラですから、リベラルの側のプラットホームになりたいと思ってるんですけれども、
そうでない人たちもいるかもわからない。
でも、そういうところでやって、お互いメディアということで言論でもって、
地位を決していけばいいんじゃないかと思っているわけです。

そういう意味で、従来のメディアが不偏不党とかですね、中立とかいうことで、
実際にそういうことで自分たちの身を縛ってしまうよりも、
ぼくたちみたいにエッジが立ってて、小回りが利く方が、読者に届くものを出せるんじゃないだろうか。

そういうものが沢山出てくれると厚みが付いてきてくれると思います。

だからいまね、
沖縄とか福島をどうしようか?という事をいま考えているんですけれど、
ただそれにはですね、財政的基盤というか、やっぱりお金がいる訳ですよ。
だからともかく今は立ち上げて動かす。
本会議と二つのニュース番組を動かすということで始めて、
それで視聴者がどれ位付いてくるのか?という事を見ながら、
次の設備投資とかプログラムとかを考えていきたいと思っています。

ですから、本当にどうなるか分からないと言ったらどうなるか分からないんだけれども、
初めから机上でもって何とかできるなんていう事では
新しいジャーナリズムは生まれないと思っていますので、とにかく一歩前に出ようと、そういう事です。



田岡:
確かに現場に行った方がいいんでしょうが、それは簡単じゃないんで、
むしろね、情報というのは収集もさることながら分析の方も大事で、実は。

日本の新聞というのは今は全部一斉に読売産経路線でずーーっと走っていますけれど、
そういう感じ、だから片方で出てない話が

(マイクが入ってない)

何かの行動、なにかの生命を頼まれましたかという質問で、
我々はああしてほしいこうしてほしい、
ああ言って欲しいこう言って欲しいという事は言いませんと、
我々は、日本の領土は日本自身の手で守るんですという悲壮な決意を述べたんです。

それはほとんどのらない、新聞には。
だけど現実には同盟をやめたも同然で、アメリカは「やるなら勝手にやれよ」と
彼らは中国が大事ですから、中国にべったりなんで、実はアメリカは。

「やるなら勝手にやれ」と言われたから、
だから「アメリカはもう頼りにいたしません」という事をね、あそこで宣言したわけで、
それは非常に大きな話だけども、変な事に日本の新聞には載らないから、

あれなんか、僕だったら本当は1面トップでね、
「アメリカを頼りにせず」ということで日本の首相が述べたと、
大ニュースだと思うんだけども、
それが載っても小さくて、これ位載ってるというような話で、

だからいくらでもね、いまの新聞状況からみれば、
ニュースの半分ぐらいは大事な話を全然カバーしてないわけで、

たとえばアメリカが、北京大使にね、中国人をね、
中国系アメリカ人をラックカキン氏をね中国大使にしたというだけでもアメリカの姿勢が分かる訳でしょ。
そんなのもバーンとやってもいいのに、
とにかく固定観念があって、
「アメリカと中国が喧嘩をしている。アメリカは日本の見方」という固定観念があって、
それに乗らないものを全部排除しちゃうから、世の中がどんどんどんどん、
日本のメディアがずれて行っている
訳で、

アメリカはどう見たって、客観的に見たら中国側にべったりで、
米中が同盟関係で、日本はもう邪魔者という感じになっている
んだけども、
それなんかも情報分析でね、そうやっていけばいくらでも、
今は他がとろいからいくらでもやるチャンスはあるぞというのが私の見込みなんです。











ーーー

2013年4月6日から

開局特番/小出裕章さんに聞く「原発のいま」
デモクラ TV の船出に際し、小出裕章さんがご出演くださいます。
横尾和博さん、今井一さんがホストとなって、
ネズミにかじられた程度で危機を迎える「あやうい施設」の今とこれからについて、
じっくりお話を伺う予定です。





関連記事

コメント

非公開コメント

プロパガンダ・システム

7月の選挙、日本も類似? こんな感じになるのでしょうか?投票箱は?今後、電子システムで投票?すれば確認は不可能では
http://www.youtube.com/watch?v=QDAikJdHXVE

日本の顔認証技術 既にプライバシーは奪われました、ターミネーターの世界が現実

もう逃げられない!? あなたを狙う 顔認証技術
見知らぬ人にカメラの照準を合わせると、その人の名前や生年月日、趣味などあらゆる個人情報が丸わかり! そんな、ちょっと怖くなるような世界が現実になっています。
http://www.dailymotion.com/video/xys4cx_yyyyyyyy-yyyyyy-yyyyy_tech

最近話題のマイクロ・ウェーブを脳波や臓器に・・も現実の世界です。こわいですね。

日本がいまだ主権を回復できず米国の占領下にある。

日本はいまだ戦後70年近くたっても主権を回復できていない事。
そしてその原因がサンフランシスコ講和条約と同じ日に結ばれた日米安保条約とその根幹をなす日米地位協定(旧日米行政協定)という密約にある
http://enzai.9-11.jp/?p=14333

憲法違反者が最高裁の(20分後)・・・
http://www.youtube.com/watch?v=krV62aIe1_M&feature=youtu.be