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<5年猶予問題>原子力規制を監視する市民の会4/2坂上武氏&デモクラTV4/5

「原子力規制を監視する市民の会」2013年4月2日
アドバイザリーグループ 5人の元原発技術者が「新安全基準骨子案」の問題点を暴く


■出席者 「原子力規制を監視する市民の会」アドバイザリーグループメンバー
 小倉志郎氏(元東芝原発技術者)
 後藤政志氏(元東芝原発設計技術者、元ストレステスト意見聴取会委員)
 滝谷紘一氏(元原子力技術者、元原子力安全委員会事務局技術参与)
 田中三彦氏(元日立原発設計技術者、元国会事故調査委員会委員)
 藤原節男氏(元三菱重工原発設計技術者、元原子力安全基盤機構検査員)



2013040542.jpg


司会:
最後に坂上さんの方から改めて、
今の規制庁が進めている5年猶予の問題についてのコメントをお願いしたいと思います。

坂上武氏
2013040545.jpg

原子力規制を監視する市民の会の事務局をしています坂上といいます。。
今、原子力規制委員会の方はこの新安全基準の検討については、
骨子案のパブコメの検討がだいたい終わって、
規則案というのがおそらく、明後日の木曜日の検討会の方で出てくるというような形になっています。

コメント案に対しての向こう側の考え方というのがですね、ペーパーで出てるんですけども、
ご紹介のあったようにこちらの方から出していただいた根本的な問題提起については
殆ど対応が成されていない状態です。

たとえば「福島事故の原因究明についてしっかりやるように」と、
「それを優先的に」というコメントに対しては、
「解明されていない部分があるのは事実だが、
政府や国会等の事故調査委員会による報告書において明らかになっている事実を踏まえて、
基準を策定することが可能」。というようなコメントになっております。

で、今国会事故調の田中三彦さんがおられますけれども、
地震による影響についてはまだ明快ではない所があって、
これが明らかになれば今の基準は根底からまた検討し直さなければいけない
ような状況というのが、
現に残っている訳ですよね。
そういった所が全く飛ばされているというのが非常に問題ではないかと思っています。

それからこの間、検討チームでの検討で、
電力会社からのヒアリングというのは5回以上地震と合わせてやられていると思うんですけれども、
ところがそれ以外から、
こういう根本的な問題定義をする独立した専門家からのヒアリングが一切行われていないということで、
是非、今日の問題を発信していただいて、
そのなかできちんとヒアリングを行うようにというような圧力にしていただけると
ありがたいなというふうに思っています。

この点については私たちとしても規制庁、
規制委員会については引き続き要求をしていきたいと思っています。
次の正式なパブコメというものがありますので、それまでにという事になると思います。

それから最後に5年猶予問題なんですけれど、
これはぜひ大問題、大きな問題にしていきたいと思っています。

これまでの原子力規制委員会というのは、一応再稼働については政治的には中立の立場ですね、
「再稼働についての政治的な判断はしない」という姿勢を一応保っていた訳ですけれども、
それをもう超えるような行為だと思います。

要するに「5年猶予して下さい」というのを電力会社が言うのならまだわかるんですね。
資源エネルギー庁が言うのなら、それもまだわからないことはない。
なぜね、電力会社もなにも言わないし、それから資源エネルギー庁もなにも言わないのに、
事もあろうに原子力規制委員会が
「5年猶予してもいいですよ」というのを率先して文書を出しているというのは、
これはやっぱり異常な事態だと思います。


これについては
何故原子力規制委員会が規制の立場で「5年猶予してもいいですよ」というような文書をわざわざ出したのか?
それも田中委員長という、上からドーンとですね委員長試案という形で降りてきたわけですけれども、
これについては、理由は言えないはずです。
ま、これは、原子力規制庁の役人どもとこの件については折衝していますけれども、
何故それをわざわざ規制の側の立場でそういう文書を出すのか?理由はなにか?って言ったら、
理由はないんですよね。

更田委員もその「猶予期間を設けるのは国際的には当たり前だ」とか、
「日本がガラパゴスにまたがってしまう」とか、非常に意味不明な反応をしていますけれども、
結局理由がないというところで、そこをぜひみなさんもメディアの方、それから国会でも、
是非そこを含めてしっかりと追及していただければというふうに思います。




ーーーデモクラTVデモクラTV本会議 (4月6日)
http://dmcr.tv/tv_archive.html?date=2013/03/23&file=arc_dmcrtv20130406
より関連部分文字起こし

2013040732.jpg

31:00

内田 誠(ジャーナリスト):
特にこのところいろんな、不思議な事がいろいろと起こってですね、ビックリしているんですけれども、
原子力ムラ復活ということで、ここだけは外せないなとちょっと思っている事があって、
田中さんという規制委員会の委員長の存在というのが、やっぱり悩ましいですw
「どう考えていいのかが分からない」という…。
当初は、「自分たちは科学的に結論を出すんだ」
だから「需給電力が足りなくなるとか、政治経済がどうこうだとか、そういうことは一切関係ない」
「私たちは純粋に安全なものをやるために規制するんだ」と言っていたのが、
最近はちょっと話が変わってきて、
もう、たとえば20個ぐらいバタバタっと止めたら
「電力はどうなっちゃうのかな」みたいな事をおっしゃるようになって、
もう、これは完全に後退で、やっぱり政権が、

下村満子(ジャーナリスト):取り込まれた。

内田:取り込まれているんですかね、良く分からないけれども。

後藤政志(工学博士、元東芝・原子炉格納容器設計者):
それはですね、私がみるところ、
規制委員会が出来ましてね、今おっしゃったように経済性とか、いろんな要因を考えない。
これが安全であるかどうかっていう事だけと言っていたと。
それはね、ある程度一定の役割は果たしているんです。
活断層の問題と、いまの骨子安全基準でも一部今までにない視点があります。

ただですね、田中委員長、あるいは更田委員ってプラントをやっている人ですけどね、
彼なんかの言動を見ていると、最初言っていた事とブレてきている。

なぜかというとですね、
推測も含めて言いますと、
やはり原子力ムラがですね、まわりからですね、
「そんな事を言ったらこうだ」という事を、入っているんじゃないかと、
言葉の端々に感じます。

そうすると、安全のためにはこれは必要なんだけれども、
「でも全部装置をつけなくても、一部はちょっと後からでもいいんじゃないか」とかね、
そんな理論はあり得ないでしょ。

5年猶予とかね。
だって、なにか?って言うとね、それが無い事故が小さな事故だからいいんだだったら、これはいいです。本体が大丈夫だったら守れるんでこっちは事故の規模の問題だというならいいけどそうじゃないんですよ。
あれは全部多重防護で突破されたらこれとこれをやるでしょ。
そうすると、ダメなときに最後の砦でやろうとしているものも外しちゃうわけでしょ。

その事故の規模というのは最悪な事故を意味するんですね。


内田:
中央制御室みたいなものを、最後につくる特定安全施設とか言う、
まさにシビアアクシデント対策
ですよね。

後藤:
そのシビアアクシデントっていうのは起こらないと思ってきて、
実は福島は起こしたんでしょ。
だから、
今我々が考えるべきことは最悪の状態というものを考えなきゃいけないのに、
最悪の状態の可能性はまァないだろうと。
全く同じ構造でいま行っているんですね。文脈で。

そうすると、そんな事を国民、我々自身がね、なに一つ信じられなくなっちゃうんですよ。
ですからそれではね、規制の、
つまり規制委員会というのは今せっかく立ち上がって、国民の信頼は保安院じゃ駄目だと、
規制委員会、規制庁がやるという事になったんですから、
その質をずーーっと貫いてね、
周りの外野に乱されちゃいけないですね。


今どうもですね、原子力ムラと言いますか、
今までずっと推進をやってきた人学者とか、
その周辺で発言している人の言動が非常にひどいです。

本当に、原発の福島はどこに行ったのか?と、
いまの汚染の状態しか考えていないんじゃないかと思います。
私はですね、福島の事故をね、
福島のデータを取るべきだ。
今の状態をリアルに、どれだけ汚染してどれだけ外界に出ているかを全部出せと。
そのデータを徹底的に出す事をやらないと、空気中はたいして分からないですけどね、
水の底とかいろんなところに出てくる訳です。
それをリアルタイムにちゃんとウオッチするシステムをね、
ちゃんと、東京電力というよりも規制としてやるべきなんですね。

山田厚史(ジャーナリスト、元朝日新聞編集委員):
規制委員会がやる。

後藤:
それをやらなければいけないんですよ。
それをやらないで置いてね、データを全部東電に任せているという事自身がダメなんです。

山田:
それは何でもね、たとえばテレビ会議もそうでしょ。
出すのは「東京電力が出します」
それこそ今度の福島第二だって、「東京電力がどうするかを検討します。
主語は全部東京電力なんですよ。
でも、我々にも「東京電力ってもう終わってんだろ」って、
その人たちに判断させちゃダメなんでしょ」っていうところが、
一番そこのところの根幹が出来ていない。

それは僕一つはね、やっぱり安倍政権に交代した時に、
主要閣僚の中で、経済財政問題をやっている、甘利さん。甘利明さんというのがやっている。
その人は昔から、ずっと電力会社なんかと一緒にやった商工族で
自民党の中のこの分野のボスだったんですよ。
常にその人の差し金でもって電事連とか電力がやって、
まさかそういう人をやらないだろうなと思った人が今度の経済財政の一番のポイントに据える。
そうするとここの下に規制庁とか経産省とか、要するにみんなすべて組み込まれていますから、
そういうのを見ていると「あ、俺たちの時代がまた来たな」と言って、
原子力ムラの人達が元気になる。


下村:
だけど、それはやっぱり安倍さんの方針だからそういう人事をしたわけですから、
やっぱりこの政権が明らかにそうなんですよ。

だからどういう表現を使おうと、基本的には答えはあるのね彼らには。
「進めるんだ」と。


内田:アベノミクスのもとにはちゃんと原発が入っているという事ですよね。

後藤:
一番怖いのは、その構造の中でね、事故原因の方にこだわるんですけれども、
普通、航空機事故とか墜落するでしょ。
そしたらそれは事故調和委員会が押さえて他は触らせないんですよ。
たとえばものが壊れた、金属が壊れた。
ここを触って動かしちゃうと、証拠が隠滅されるんですよ。
何故壊れたかの原因が分からなくなるんですよ
だから東京電力の福島の第一原発は、
事故原因調査としては差し押さえて、東電は勝手に触っちゃいけないんです。
ところが、冷却しなくちゃいけないから東電は入っているんです。
ですけど、その間に何かものを、本来やっちゃいけないんです。
それを監視下に置かなきゃいけないのに、規制はちゃんとやっていない。
つまり東京電力は自分たちのプラントとして扱っている。
いまだにそうなっている。この構造がダメなんです。




「安全系設備に猶予期間を設けて運転するのは 故障した航空機をそのまま飛ばしているのと全く同じ」
後藤政志氏4/2原子力規制を監視する市民の会「新安全基準骨子案」の問題点を暴く(文字起こし)




「重大事故の敷地境界線量評価をせよ」
滝谷紘一氏4/2原子力規制を監視する市民の会「新安全基準骨子案」の問題点を暴く(文字起こし)


「『シビアアクシデントは許さない』という記述を入れるべき」
小倉志郎氏4/2原子力規制を監視する市民の会「新安全基準骨子案」の問題点を暴く(文字起こし)


「新“告示501号”を使っていない原発は古くて駄目だというのをまず認識すべき」
田中三彦氏4/2原子力規制を監視する市民の会「新安全基準骨子案」の問題点を暴く(文字起こし)


「3号機燃料プールの核爆発が新安全基準には全然反映されていない」
藤原節男氏4/2原子力規制を監視する市民の会「新安全基準骨子案」の問題点を暴く(文字起こし)



福島第一原発汚染水漏れを読み解く4/6デモクラTV(文字起こし)




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