<汚染水漏れ>東電の「1枚増やせばいいんじゃね?」的思考回路

東電 漏水事例知っていた
貯水槽建設当初から 国に報告せず
本紙取材で判明

しんぶん赤旗 2013年4月16日(火)

高濃度の放射能汚染水が東京電力福島第1原発の地下貯水槽三つから相次いで漏れた問題で、
東電は貯水槽の建設当初から、水漏れ防止に使ったシートの漏水事例を把握していたことが
本紙の取材で分かりました。

建設中に行った国への説明では、
シートを使った工法の実績を強調しながら、漏水事例は報告していませんでした。

東電は2012年4月から13年1月にかけて、地下貯水槽7基を建設。
この際、産業廃棄物処分場の構造を参考に、合成樹脂のシートで水漏れを防止する工法を採用しました。

この工法について東電は12年8月15日に原子力安全・保安院(当時)に行った説明で、
シートを使った処分場などが「全国で400カ所以上ある」とし、
すでに安全性が確認された技術であるかのように強調していました。
実績のなかでシート破損などによる複数の漏水事故が起きていることは示していませんでした。

東電は本紙の取材に、
「ほかの事例で漏水していたことは建設前から知っていた。
把握した漏水事例はシートが1枚だったので、2枚にすれば漏れないと考えた。結果としては漏れた」
(広報部)と説明しています。



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貯水槽水漏れ想定しつつ“シート3重構造”なら安全
2013年4月17日 報道ステーション


福島第一原発の地下貯水槽で汚染水漏れが相次いでいる問題で
東京電力が産業廃棄物処理場などに設置された同じ構造の貯水槽で
水漏れの前例があるのを知りながら建設を進めていた事が分かった。

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東京電力の会見 午前10時すぎ
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Q:水漏れがあったということを承知でこの工法を使った?

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東電:
当社としてはそういう事例についても承知しておりましたけれども、
高性能のシートを使って施工するということで漏えいは起きないものと考えていました。

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東電の説明では
水漏れがあった産業廃棄物処理場にあった貯水槽は二層構造であったために不十分だった可能性を指摘。
東電ではこれにシートを1層増やし3層構造にする事で安全を確保したつもりだったという。



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赤旗と報道ステーションの説明に
2層と3層の違いはあるけれど、そんなことはどっちでもいい。
同じ構造で過去水漏れがあった事を把握しながら、シートを一枚増やせば大丈夫だと思う。
この思考回路が真実ならば、東京電力の人は本当にプロなのか?と疑いたくなる。
しかも中に入れるのは1cm四方、1ccあたり29万ベクレルという、
恐ろしく高濃度に汚染されている放射能の塊みたいな液体だ。

「知っていたのに」というところに、
人類史上初めての大事故を起こしても、その場しのぎのごまかしで動いている東京電力の体質は
全く変わっていないという事をハッキリと見せてくれた事件だと思う。


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報道するラジオ 「小出裕章さんに聞く汚染水漏れ」 4/12(文字起こし)

漏れないプールはあるのか?入れれば漏れる汚染水&読売新聞エライ!7100億ベクレル→35兆ベクレル

新たに別の池も!収束後最悪の漏れ「漏れて当たり前の構造に見える汚染水の池」

福島第一原発汚染水漏れを読み解く4/6デモクラTV(文字起こし)



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