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05.04
Sat


いま、改憲について私は危機感を抱いています。
でも、まだ憲法についてはあまりよく分かっていないのが事実です。
日比谷公会堂で「5・3憲法集会2013」が開かれました。
ここでの話を聞いていると、憲法についてとても分かりやすく話して下さっているので、
憲法についてもっと身近に考える事が出来るために、その内容を知るために
順次書き出していきたいと思います。

まずはおしどりマコ・ケンさん。
途中からですが書き出しました。

5・3憲法集会2013・手話通訳つき

2013年5月3日 日比谷公会堂
【生かそう憲法輝け9条 あらゆる憲法改悪を許さず、今こそ平和といのちを尊重する社会へ
5・3憲法集会2013アピール】

http://youtu.be/NigjAMONEGA?t=57m38s
2013050411.jpg

5738~

だから私たちがいろいろ調べたり、記事を書いたり何かを伝えたいと思い出したのは、
自分たちがちゃんと舞台をしたかったからなのと、
あとやっぱりね、こいし先生(漫才のいとし・こいしの喜味こいし師匠)の
「芸人は国のためにしゃべったらあかん」っていうのがすごくあったからだと思いますね。

でもね、3月11日の後が舞台で
「爆発という言葉を使うな」とか
「原発と言うな」とか「東京電力と言うな」とか、
やっぱりいろいろと言ってはいけない言葉が多かったんですね。
だから爆発コントとかそういう人は困ってましたよね。
でもそれが、事実をネタにするというのが私たちの仕事なのに、
以外と気付かないうちに言論統制をされていたんだなという事をたびたび思いだしましたね。
私たちは本当に芸人になった時には物知らずでふつーに北朝鮮の脱北問題とかをやってたんですよね。

でもまぁ、そうやっていろいろと取材をしていくうちに
そのなんていうか、
「国が何とかしてくれる」とか、
「国が守ってくれるから大丈夫」みたいに考えている人が意外と多いなと言う事に気が付いた
んですよ。
で、「あれ?国ってそういうもんだっけ?」って思いながら。

それでいろいろ取材を続けていく中でいろんな、なんか海外の人ともいろいろしゃべったんだよね。
ドイツ人のクララさんっていうかたが、
「“国のため”っていう枕詞が付いたら、それは国が国民を踏みにじる前提なんだ」って言われて、
「国民を国から守るのが憲法なんでしょ?」って言われて、
「そりゃそうだ」って思ったんですね。


そう考えると、今憲法がどんどん変わっていこうとしているのは、
すごい恐ろしい事だなって思って、


ちゃんと私も自民党が出している草案とかを読んだんですよ。
そしたら「家族が仲良くしなければならない」とか…・
余計な御世話ですよ!言われんでもするわ!

で、以外とね、
国を愛さなければならない」とか、
何かものすごく「憲法が国民を縛ってくるな」みたいな、
そういう草案だったよね。


ケン:もっとなんか自分の心の中から出てくる言葉を大事にしたいよね


でも本当に、今までだったらね、私は政治の事とか憲法の事とかは、
すごくいろんな事を考えるには、なんか「特別な人たちがやっている事かな」なんて、
うっかり思ってたんですよね。


でもそうじゃなくて、本当に私たちの生活の中にすごい重要な事で、
本当は夕飯で「なに食べようかな」って、
スーパーで「なに買おうかな」っていう位に社会の事を考えておかなきゃいけなかったなって痛感しています。



ケン:
僕がおうちでご飯作るんですけど、買い物行く時ってやっぱり選ぶもん。
マコちゃんに何を食べてもらったら一番身体に良いかなって、
しゃべり上手になるかなって。
だから、それをね、

マコ:
大阪にいる時から、ケンちゃんが料理が好きで
有機農業をやっている滋賀の農家さんに電話して、
「ちょっと今日野菜何がある?なんか送ってもらえる?」っていう形で
直接農家さんから野菜を買っていたりしたので、
かなりもうね、食べ物の事には敏感なんですよね。

ケン:敏感敏感。だってそれ食べて身体が出来るんだからね。

マコ:
だから本当に、私は
将来のために貯金をしたり、家を買うためにローンを組んだり、
老後の事を考えたり将来の事を考えるなら、
今現在の社会の事を考える方がもっと大切なんだなって。


もうね、老後の貯蓄をしてても、日本が変わったら全部パーですよね。

だから本当に「これから憲法がどうなるか」とか、「世の中がどう変わっていくか」っていうのは
ものすごい正念場なんだなと思って。もう今までもね、正念場だったんだろうけれども、
こんなになるまで放っておいたのがすごい自分で最近恥ずかしくて、
もう「いやだな」と思っています。

でもいろいろ頑張っている若い人たちや周りの人達が
「でも選挙に行っても、一票入れても何にも変わんない」ってよく言われるんですよ。
選挙に行っても、この間はね、衆議院議員選挙でなんだかんだ言って
原発やりたい自民党が勝つし、「なんやろな」みたいになるじゃない、言われるんですけど。

でも、私は思うんですけど、
選挙の時だけ、と言うかその前も多少とかしますけどね。
選挙の一票で、私は正直変わる訳はないと思っているんです。
こういうとなんか、あれですけど。

私は普段の生活の、何を買うかとかどう動くかとか、どう時間を使うかも
日々、一票一票投じていると思っていて、
本当に最近思うのはお金は社会の議決権だと思うんですよ。


たとえばね、ケンちゃんはすごい食べ物の事とか洗剤の事とかに敏感で、
粉せっけん使って重層使ってクエン酸使っている方なんですけど、
でもなんか、「一人頑張ってても」みたいになる時もあるんですけど、
でもね、ある日突然、明日から突然世の中のお母さんや掃除をする人たちが
「よし!もう界面活性剤を使うのを止めよう!」と思ったら、
別に法律はつくらなくても、法律に入れなくても、
もう粉せっけんとか環境に優しい洗剤しか存在しなくなるわけで、

本当に私たちが何を買うか、どう動くかで
別にあんまり法律関係なく社会を動かしていけるんじゃないかと思っています。

でも難しいよね。


ケン:でも可能性はあるよね。

マコ:
可能性はあるよね。

だから本当に、選挙の1票じゃなく、
普段の生活でどう動いて、何にお金を使うかっていうのを、
本当に全力を尽くして、選挙のその日まで全力を尽くして、
それでも社会が変わらなければ、
「ああ、みんな分かってないな」って言ってもいいかもしれないんですけど。
でも、普段何にも考えずに過ごしていて、たまに選挙に行って、
「変わらんわ社会は」。
それは無理だと思うんですよね。

だから本当に、どう動くか、どうお金を使うかというのは大切な事で。


ケン:大切ですね。

マコ:
私がこうやって、ま、いろいろね、
芸人でありながらいろいろやると、いろんな政治的圧力やらw政治的圧力かしら、
いろんなあちこちからね、ストレスがかかってくるんですけど、
もう、富山に営業に行ったら、北陸電力から身分照会がきたり、
何か具体的に「あ、めんどくさい事になってきてるな」って思うんですけど、
でもなんか私が、

ケン:直接聞いてくるじゃない、なんでもね、

マコ:
もう年収からなにから公開します。
でも私たちは、
いったん芸人を辞めた方がいいのかな、辞めざるを得ないかなと思った時期もあったんですけど、
でも私たちが会社を辞めてしまったら、
私たちの他に芸人が社会の事とか原発の事を考え出した時に「辞めないといけないという」前例になるので、
もうこれは仕事するしかないという事で、

劇場に私たちが行くと、楽屋で先輩の方々が
「最近原発どうなん?」とか、
「実は僕、10年前から農薬の事を考えてて」と言うようなカミングアウトをしてくる先輩とか、
以外とみんな考えてるんだなとか。
そう、私たちがいる事で、楽屋に社会の事を考える空気が出来る

だから、本当に
24時間社会の事を考えるっていうんじゃなくて、
もう、人生の事を楽しみながら、美味しいものを食べて、楽しい音楽を聞いて、良い舞台を見たり、
自分の楽しい事をめちゃめちゃやりながら社会の事を全力で考えるっていうのが、
もうそれが両方人生にとって大切な事なので、スタンダードになればいいなと思います。


でも私たちがいろいろとね、あちこちに原発の取材とか水俣病の取材とかはじめたときに、
すごく仲が良かった、今も仲良しですけど話し家さんの師匠に言われたんですよね。
君ら一人が頑張ってても、社会が変わるのにはもう100年はかかる」と。
「庶民は庶民の楽しみを追っていけばいいんや」と言われまして、
で、「ああ、やっぱりそういうもんかな」って思ったんですけど、
でも「じゃあ、私たちみたいのが100人いたら1年ですみますね!」って。

だから私たち最近マイブームで、
いかに自分の生活圏の中で、生活圏を変えていけるかというゲリラ活動をするのにはまっていて、
個人ゲリラね。
すごいいっぱいあるんですよ。

たとえば、本屋さんに行って、
わたしはDAYS JAPANって、本屋さんに行く事をジャーナリズムで提唱しているんですけど、
本屋さんとか行くたびに「すみません、DAYS JAPAN置いてます?」っていう感じで
チョトね、少しずつ自分の生活圏の「本屋さんと図書館を変えていく」ということをやってるんですよ。
「図書館に置いて欲しいな」と思う本をひたすらリクエストして、
それで図書館の本のラインナップを私好みにするとか。

あと、最近やっているのが、
文房具屋さんに行ったら、ペンの試し書きをする所があるじゃないですか
そこに、もう勝手に「TPP反対」とか。
誰にもとがめられませんから。


何かそうやって自分の生活圏で、如何にいろんな事をやって行くかっていう、

ケン:確かにそうやっていたら生活も楽しくなるわ

マコ:
楽しくなりますよ、本当。
「次なにやってやろうか」
なので、本当に憲法が変わりそうで心配ですけれど、
まァ、選挙の時と言わず、それまでにいかに全力で、
自分の生活圏で、楽しみながら周りを変えられるかということに
私たちはチャレンジしていこうとおもいます。

ケン:そうですね!

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続きを読むに日比谷公会堂での「5・3憲法集会2013」についての記事

改憲派の矛盾突き 暴走止めよう
東京 志位委員長がスピーチ

しんぶん赤旗 2013年5月4日(土)

憲法記念日の3日、全国各地で憲法を守り生かそうと集会が取り組まれました。
東京では、「5・3憲法集会2013」が日比谷公会堂で開かれました。
「生かそう憲法 輝け9条 あらゆる憲法改悪を許さず、今こそ平和といのちを尊重する社会へ」
と題する集会アピールを採択。
3500人が参加し、「96条改定ゆるすな 安倍首相は憲法を守れ」と書いたプラカードなどを掲げて
銀座パレードしました。
(関連記事)

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5・3憲法集会に集まった人びと。演壇は志位和夫委員長=3日、東京・日比谷公会堂


5・3集会

環境ジャーナリストのアイリーン・美緒子・スミスさんが、
「平和と民主主義を守るため、声を上げることが大切だ」とスピーチしました。
前沖縄弁護士会会長の加藤裕さんは、
「沖縄と全国が一丸となって、オスプレイ配備撤回や辺野古新基地建設反対のたたかいを続けよう」。

漫才の「おしどりマコ・ケン」が
「夕飯のおかずは何にしようと考えるのと同じくらい、憲法や政治のことを考えよう」とコントで呼びかけ、
会場の笑いを誘いました。

日本共産党委員長の志位和夫氏は、
自民党や日本維新の会など改憲派が衆院で多数を占めた危険は重大だと指摘。
同時に、改憲派が自らつくりだしている三つの矛盾を解明し、
「その弱点を攻めに攻めるたたかいが大切だ」とよびかけました。

第一の矛盾は、改憲派が改憲手続きを緩和する96条改定を9条改定の突破口に押し出したことです。
志位氏は、このことが逆に9条改定の是非をこえて、
96条改定に多くの人たちの批判を広げる結果となっていると、
日本弁護士連合会の反対声明や9条改憲派の憲法学者の反対の声を紹介しながら、強調しました。

第二の矛盾は、自民党が昨年発表した改憲案そのものです。
「国防軍」を創設し、基本的人権を根本から否定する時代逆行の内容であるため、
多くの人たちの不安と批判を広げていると指摘しました。

第三の矛盾は、安倍首相自ら真榊(まさかき)を靖国神社に奉納し、麻生副総理ら4閣僚が参拝するなど、
安倍政権が過去の侵略戦争と植民地支配を肯定・美化する歴史逆行の本性をむきだしにしていることだと力説。

志位氏が、
「安倍内閣の改憲の暴走は、みずから矛盾と破たんをつくりだしている。
その弱点を徹底的に突いて、この暴走を、世論と運動で孤立させるために力をつくそう」と訴えると、
会場から「そうだ」の声と、大きな拍手がわきました。

社会民主党党首の福島瑞穂氏は自民党改憲案を批判し、「断固反対しましょう」とのべました。

主催は、憲法改悪阻止各界連絡会議や、許すな!憲法改悪・市民連絡会など
8団体で事務局を構成する同実行委員会です。


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comment 2
コメント
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| 2013.05.04 17:57 | 編集
おしどりのマコケンさんですが、特にマコさんがこのように活動されるようになったのは、
運命だったのでしょうね。

鳥取大学医学部中退、卒業論文の課題と中国地方の勘違い、よしもと興業で芸人をやる、
師匠の教え、震災直前に東京に移り住む、連添いがケンさん。
このような全ての流れを見ると、おしどりに運命を感じます。

私も、2007年に会社を辞める事になりましたが、その後に同業他社(日本を代表する企業)らの
凶悪な犯罪行為を知り、正しく対応するように、監督官庁も含め訴え続けましたが、
その中で自分の運命を感じました。

おしどりがいなければ、福島県の方々で救われない人もいたのではないでしょうか。
(お笑いという明るい仕事が良い作用をしてそうです。)

これからも情報発信と、被災地の支援(被災者の励まし)をお願いします。
(活動資金が気になりますが。)
タック | 2013.05.04 20:02 | 編集
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