スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

5完―96条/憲法改正の手続きの条文 5/3報道するラジオ 伊藤真弁護士(文字起こし)

報道するラジオ
2013年5月 3日【金】 
憲法記念日~改憲でどうなる?本当のところを知りたい。

弁護士で日弁連憲法委員会副委員長、伊藤塾塾長の伊藤真さん


39:36~Youtube→http://youtu.be/65T-1-PHC-A?t=39m36s
96条/権力側の暴走を許さないための知恵
水野:
まァ、見られるんですけどね。
96条を変えましょうと安倍さんがおっしゃっておりますよね。
それについてはどう捉えてらっしゃいますか?

伊藤:
96条というのは憲法改正の手続きの条文なんですね。
現在は各院の総議員の3分の2以上の賛成で発議をし、それから国民投票になります。
この3分の2ってやっぱり意味があるんですね。

水野:過半数じゃダメなんですね。

伊藤:
それを「過半数にしよう」と安倍さんは言ってる訳なんですけど、
3分の2というのはそう簡単に取れないですよね。
言いかえれば反対野党も納得して初めて3分の2になるわけですよ。
ですから、憲法改正というのはそう簡単にやるものじゃない。
反対野党の人にも説得をし、十分納得をしてもらって、国会議員で発議をしましょう
と。
そうしないと、国民投票だけだと、
国民投票も、実は私たち国民も情報操作に流されたり、ムード雰囲気に流されちゃう事がありますからね。
それは国民投票だけだとやっぱり危険だから、
しかも国民投票っていうのは有効投票の過半数ですから。
国民の数じゃないんですよ。
で、投票に行きました。
ちょっと投票率が低くて20%でした。
その過半数。
すなわち有権者の1割でも国民投票の過半数
だから、そのワーッとムード、雰囲気で流れちゃって変な事にならないように、
あらかじめ国会議員の3分の2というところで冷静に審議討論してもらって、
反対側も納得するような合理的な案になってから発議してもらうという

まぁこれは、国民の知恵と言いますかね。


水野:権力側の暴走を許さないための知恵な訳ですね。

伊藤:
そうです。
それで、それをね、縛られる側の人達が
「もっと自由になりたい、もっと自由に変えたいからハードルを下げてよ」
って言っているのが、
この96条を過半数にしてという話ですよ。

だから、わたしたちからすれば、
檻の中に入れていたライオンを檻の外へ出しちゃう。
自分たちで。
「ちょっとそれどうなの?」っていうところは考えないといけないかなって思うんですよね。



水野:だけど、檻の外に出たライオンが何をするか?という事は全く今、意識されないで。

伊藤:
それが何をするんだ?って言うのが今前文からいくつか挙げてみてきましたよね。
「こういうふうに変えたい!」だからハードルを下げてね、簡単に変えやすいようにしてね、
と、安倍さんは言っているという事です。


水野:
なるほど。
これはこれからの論議の中で、
もっと詳しくいろんな事を知っていかなきゃいけない事がいっぱいあると思いますので、
またどうぞいろいろとお話を聞かせて下さい。
今日はどうもありがとうございました。

伊藤:
こちらこそありがとうございました。

42:07
水野:
報道するラジオ今日の憲法の話いかがでしたか?
リスナーの方は「伊藤さんの話わかりやすかったなぁ」とくださいました。

平野:そうですね。

水野:
それから「自民党の憲法改正の草案って、思ってた以上に恐ろしいですね」というご感想。
あるいは「会見と言えばすぐ戦争に結び付ける考えが私には納得いかない」と
「今の憲法は敗戦の時に外国人が決めたものであって、
それを改正しようとすると反対だなどという事が理解できない。96条の改正に私は賛成です」
という改憲賛成だという方。

でね、平野さん、
今日ものすごく沢山頂いた中で一番多かった象徴的なお声はこういう方かもしれません。
「自民党は憲法改正を声高らかに言っていますけど、
国民ってよく知らない事が多すぎませんか?よほど慎重に考えなきゃ」というお声です。



平野:
新しい草案を今お聞きすると、
今までずっと大事に守ってきた「主権在民」とかですね、「戦争放棄」というものが、
ことごとく台無しにされるような流れです
よね。
で、主権を極端に制限するということで、
かつて井上ひさしさんという作家が、九条の会の発起人の方なんですけど、
憲法は国民が国家に命令をする事」と言ったんですけれども、
これは逆に「国家が国民に命令する」憲法に変えられる
と、
逆になりそうですよね。


水野:
誰を縛るものか?っていうのが、
今まで国家の権力縛ってたのが、
今度は国民を縛るものになる。んではないかということですね。

平野:
そうですね。
それで、やっぱりこの憲法というのは世界的にも高い評価があったんですよね。
たとえば、パリ不戦条約とか国連憲章とか、権利の章典とか、様々な要素が入った、
本当に「世界からの贈り物」と言われた位の素晴らしいものですけれども、
これがいよいよ、手続き論から入って本質の論議をせずにですね、
国会議員だけでね、最初決める道をつくるというのは、
本当は「国民をないがしろにしたやり方だな」というふうに思いますよね。

水野:
今「手続き」の話だけが表に出てるので、
「そうかいな、手続きやったら」って思いがちかもしれませんけど、
その後が何が変わるのか?っていうところをもっと見ておかないと。


平野:
そうですね、今お話があった全てがこれまでの憲法の性格をがらっと変える内容ですよね。
ま、一言で言うと、「戦争をしやすい国にしてしまう」と。

水野:あ、戦争しやすい国

平野:そういう印象ですよね。

水野:
これ、ホームページで自民党の草案というのはもちろんどなたでもご覧いただく事が出来る。
私は今日これを初めて見ましたけれど、ご覧になった方がいいと思いますね。

平野:ねぇ。

水野:そこから自分の考えを決めていくっていう、そういう時間を持たなきゃというふうに私は思いました。


ー完ー



※自由民主党 日本国憲法改正草案 PDF形式





首相、背番号「96」 「政治利用」の声
東京新聞 2013年5月6日 朝刊

PK2013050602100043_size0.jpg
国民栄誉賞授与式後の始球式で、投球する松井秀喜氏と打席でバットを振る長嶋茂雄氏。
捕手は巨人の原辰徳監督、球審は安倍首相=5日午後、東京ドームで(代表撮影)


安倍晋三首相は5日、
国民栄誉賞授与式後の巨人-広島戦の始球式に背番号「96」の巨人のユニホーム姿で登場した。
第96代首相にちなんだとしているが、改憲問題では発議要件を定めた96条の緩和先行を掲げており
「改憲を意識したのでは」(自民党中堅)との臆測も呼んだ。

ユニホームは、国民栄誉賞授与式で受賞者の
プロ野球元巨人軍監督の長嶋茂雄、米大リーグ元選手の松井秀喜両氏から手渡された。
始球式では、ユニホームを着た首相が、投手の松井氏とバッターの長嶋氏の対決を判定する球審を務めた。

首相は始球式後、背番号と96条の関係を記者団に問われ
「ふふふ」と笑みを浮かべた上で「ユニホームは私が96代(首相)だから『96』なんです」と答えた。







「改憲でどうなる?本当のところを知りたい」文字起こし↓

1ー憲法と法律の違いはなに? 5/3報道するラジオ 伊藤真弁護士(文字起こし)

2ー前文/憲法制定の目的~1条/天皇 5/3報道するラジオ 伊藤真弁護士(文字起こし)

3ー九条/集団的自衛権/徴兵制 5/3報道するラジオ 伊藤真弁護士(文字起こし)

4ー13条/個人の尊重・公益及び公の秩序98条/緊急事態 
  5/3報道するラジオ 伊藤真弁護士(文字起こし)


5完―96条/憲法改正の手続きの条文 5/3報道するラジオ 伊藤真弁護士(文字起こし)






関連記事

コメント

非公開コメント

まずは真実を知らせること!

Kiikoさん、これは国民一人一人に緊急に知らせなくてはならない情報です。本来ならマスコミや政府が誰にも行き渡る形で知らせるべき内容す。書き出してくださって本当にありがとうございます。

九条を改悪して集団的自衛権を持ち、紛争や戦争でアメリカの片棒を担ぐようになれば、 日本もアメリカのように他国民の恨みを買う結果となり、9.11やボストンマラソンでのようなテロが日本で起こらないという保障は全くありません。 また、過去に大日本帝国の被害者であった北朝鮮が、 アメリカではなく日本を攻撃の的にしても不思議はありません。その時、 54基もの原発を持っている日本は自国の安全をどう確保するのでしょうか。 相手国は核兵器をも必要としないのです。原発を54基も持ってしまったら、どんな戦争も、紛争も、放棄しなければ、国が滅びます。 国だけでなく、世界が滅びます。日本が全力を尽くしてやらなくてはいけないのは、どんなことがあっても紛争や戦争に巻き込まれないことです。それには今のままの九条が最適です。今まで九条があったからこそ、 国が守られていたことを今こそ認識し直さなければいけないと思います。
日本が世界にできる貢献は 平和憲法を守ることだと確信しています。
九条改悪も恐ろしいけれど、それよりもずっと恐ろしいのが、基本的人権の制約です。 「公益に反しない限り」というような制約がついたら、 今コソコソやっている言論の自由弾圧を大手を振ってやりだすことは、火を見るより明らかです。 そしたら、緑の党があっても、何千万人が九条改悪反対デモをしようとしても、署名をいくら集めても、時すでに遅しです。
そうならないように、7月の参院選でなんとか改憲勢力の圧勝を食い止めたい。しかし一方に大手マスコミの改憲勢力応援の報道姿勢あり、他方に学校教育を通しての基本的人権を自覚させない教育(例えば、君が代を歌わない教師を処分)あり。国民は必要で重要な情報を知らされてきていないし、ほとんどの人があなたまかせで、自分で情報を得ようという努力もしていません。別の言葉で言えばすっかり飼いならされてしまっています。自国が大変な危機に陥っていることに気づこうともしていません。
ひとりでも多くの人に、このkiikochanblogを見て自民党改憲案のはらむ大きな危険性に気づいてほしいので、私も自分なりにできるだけのことを今からやります。まずは真実を知らせること!
Kiikoさんこれからもよろしくお願いします。






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。