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2013年3月21日 ロシアTV



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日本の原発事故から2年経って、学者らは環境の変化をモニタリングしています。海もです。
海岸のすぐ近くでは、まだ放射能を含んだ魚がとれます。
でもそんな魚は市場や店舗には並びません。
アレクセイ・クルチニンがレポートします。

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この2匹の魚の放射性セシウム濃度は基準値の7000倍でした。
これらの魚は福島第一原発から1kmのところでとられました。
もちろんここで魚をとるのは、食べるためではなく
ここは漁業は禁止ですから、研究のために獲りました。

事故地域の動植物のモニタリングは事故から2年の今も続いています。
極東地方の海洋学者は言います。
ロシアの食卓には、放射能入りの海産物は上がらないと。

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すぐ近くの海の魚は汚染の可能性があります。
でもその魚はオホーツク海などの遠くにはいきません。
また、ロシアの漁船は法的に日本近海では操業しません。


法律で、全ての海産物はロシアで流通する前に衛生的検査を課します。

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アレクセイ・クルチニン記者:
港に漁船が帰ったら、
獲れた魚の一部を獣医学研究室に提出します。
詳細な分析を行います。
まず、魚をミンチにかけます。
それから、真っ黒になるまで焼きます。
さらに高温にさらして、灰にします。

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こうして有機物を取り除いて調べます。
その中の放射性ストロンチウムなどの量です。

もし、ストロンチウムやセシウムが基準を超えていたら、
規定に従って、全部を流通停止にします。
アナスタシア・カルボフスカヤさんは、毎日検査します。
最低でも5回、海の魚の検査をします。

オホーツク海で獲れた鮭の測定です。
危険な元素濃度は無視できるほど小さいです。

検査結果

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放射線測定
この29.2から35.3ベクレル/kgがセシウムだとすると、
事故前の400倍の汚染です(オホーツク海の鮭)記者コメント

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アナスタシア・カルボフスカヤ ロ国立極東大学 獣医衛生学研修室 獣医師:
ほとんどの魚は放射能はゼロです。
ゼロより少し上の値の魚も少数あります。
でも全て基準値内です。

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日本人自身は、放射能災害にもかかわらず、海の幸を拒否していません。
検査を強化しています。
松島町では、海でカキを養殖しています。
貝類はセシウムやストロンチウムなどの危険物質を、
魚よりもずっと急速に大量に蓄積します


でも年配の漁師サクライタダシさんは、下記の品質を信じています。
他の日本の海産物も心配ないと思っています。


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福島近くで放射能を含んだ魚が獲れたと聞きました。
私たちは出荷する時に放射能を測ります。
流通に乗る時にもう一回調べます。
それ以外に保健所が抜き打ち調査に来ます。
汚染された魚も貝も、市場には出回りません。

しかし東日本沿岸の漁業は、学者によると、将来にわたって危険性があるでしょう。

政府と漁師らの要請で、事故を起こした福島原発を所有する東電は、
環境への悪影響を最小限にするための再策を講じています。
原発の近くの海域に、特別なバリアーをつくりました。
放射能を含んだ魚が沖に出るのを防ぐはずです。

アレクセイ・クルチニン ロシア第一放送


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いろんな事が見えてくるような、お隣ロシアの報道だと思いました。





“風評被害”と言うならちゃんと検査しろ!
「石巻市・桃浦漁港の養殖カキ」
初出荷約7トンの販売先は大手スーパーの県内店舗。仙台水産の販売網がいきた。
他のカキより高い150グラム398円と強気の価格だったが飛ぶように売れた。


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comment 1
コメント
ロシアの記者さんが話してる「特別なバリアー」ってシルトフェンスのことですかね?
この前、切れてたって報道してましたが。。。

「貝類はセシウムやストロンチウムなどの危険物質を、
魚よりもずっと急速に大量に蓄積します」

石巻市・桃浦漁港の養殖カキバカ売れ。

って、なんで?!おかしすぎるやろ。
不思議 | 2013.05.17 14:07 | 編集
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