江戸川のウナギが基準値超 4匹から放射性セシウム
スポニチ 2013年5月17日 23:51
水産庁は17日、東京都と千葉県の境を流れる江戸川の中流で捕られたウナギ4匹から
国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超す放射性セシウムを検出したと発表した。
検出値は最大で158・9ベクレルだった。
水産庁や東京都、千葉県は3月に把握していたが公表していなかった。
問題のウナギが捕られたのは、江戸川に架かる北総鉄道の高架下と下流500メートルの地点。
近畿大学の研究者が調べたところ基準値を超えたため水産庁に通報した。
水産庁は東京都と千葉県に連絡したが
「ウナギ漁は夏からで、漁期の前までは調査しない」などとして調査も公表もしなかった。
このため水産庁が保存されていた検体をあらためて調べ、今回初めて結果を公表した。
全国流通 福島産ウナギ「産地偽装」の裏側
ゲンダイネット 2013年6月4日 掲載
高級店に「四万十川産」「利根川産」として
<ジャーナリストが告発>
ウナギの「産地偽装」は中国産だけではなかった――。
天然モノは言うに及ばず、養殖用の稚魚も不漁続きで、値段が高騰。
「今年は1キロ200万円前後になっている」(漁業関係者)というから、尋常じゃない。
養殖ウナギの価格が上がり、もともと捕獲量が少なく貴重だった天然ウナギとの差が縮まってきた。
おかげで、天然ウナギの需要が高まるという“逆転現象”も起きている。
そんな中、福島県産のウナギが他県産として偽装され、全国に流通しているというのだ。
事故原発のある浜通り地方を流れる「夏井川産」のウナギだ。
福島県が4~5月に行った検査では、いわき市沖で取れたヒラメ、アイナメ、メバルなど
複数の魚から基準値(100ベクレル/キロ)を超えるセシウムが検出されている。
近くを流れる「夏井川」の魚も汚染されていておかしくない。
福島県在住で食問題に詳しいジャーナリストの吾妻博勝氏が言う。
「汚染されているのは海水魚だけではありません。
夏井川は、原発事故直後に避難指示の出た田村市などを通っています。
阿武隈川水系ではイワナ、ヤマメから基準値超えのセシウムが検出されているため、
同水系の全魚種休漁が打ち出されている。
しかし、夏井川の漁協は全魚種の釣りを承認しています。
そもそもウナギは、放流しないため、漁業権がない。趣味でやっている漁師がいっぱいいます。
彼らも安全性に不安を持っていますから、地元では食べないし、小遣い稼ぎとして卸業者に流しています。
それが天然モノを売り物にしている店や高級料亭に、
千葉県産や利根川産、四万十川産として出回っている。偽装の実態は、漁協も店側も知らないのです」
ほかにも、相馬市沖のズワイガニは日本海の業者に流れている。
「業者が買い取ったあと、全国のどこに流しているかは分からない」(吾妻氏)という。
安心して食べられる魚介類はないのか。
ウナギから基準超す放射性物質
NHK 6月7日 22時47分
千葉県市川市の江戸川で捕獲されたウナギから国の基準を超える放射性物質が検出され、
千葉県のほか連絡を受けた東京都と埼玉県は流域の漁業協同組合に
江戸川などのウナギの出荷を自粛するよう要請しました。
千葉県によりますと、今月3日、
江戸川の中流から下流にあたる市川市で県が捕獲したウナギを検査したところ、
このうち1匹から、国の基準の1キログラム当たり100ベクレルを上回る
140ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。
江戸川では東京の2つの漁業協同組合がウナギ漁をしていて、年間8トンの水揚げがあるということです。
千葉県と連絡を受けた東京都、埼玉県は流域の漁業協同組合に対して
江戸川で獲れたウナギの出荷を自粛するよう要請しました。
東京都は、さらに水路がつながっている荒川、旧江戸川、中川、新中川の
4つの河川で捕獲されたウナギについても出荷を自粛するよう要請しました。
また、千葉県や東京都は釣り客に遊漁券を販売しないことや
釣り客がウナギを捕獲した場合、その場で放して食べないように呼びかけています。
千葉県内では、去年6月、利根川で捕獲されたウナギから基準を上回る放射性物質が検出され、
利根川のウナギについては流域の漁協が出荷を自粛しています。
東京都と埼玉県では、
これまでの検査でウナギから国の基準を超える放射性物質が検出されたことはないということです。
スポニチ 2013年5月17日 23:51
水産庁は17日、東京都と千葉県の境を流れる江戸川の中流で捕られたウナギ4匹から
国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超す放射性セシウムを検出したと発表した。
検出値は最大で158・9ベクレルだった。
水産庁や東京都、千葉県は3月に把握していたが公表していなかった。
問題のウナギが捕られたのは、江戸川に架かる北総鉄道の高架下と下流500メートルの地点。
近畿大学の研究者が調べたところ基準値を超えたため水産庁に通報した。
水産庁は東京都と千葉県に連絡したが
「ウナギ漁は夏からで、漁期の前までは調査しない」などとして調査も公表もしなかった。
このため水産庁が保存されていた検体をあらためて調べ、今回初めて結果を公表した。
全国流通 福島産ウナギ「産地偽装」の裏側
ゲンダイネット 2013年6月4日 掲載
高級店に「四万十川産」「利根川産」として
<ジャーナリストが告発>
ウナギの「産地偽装」は中国産だけではなかった――。
天然モノは言うに及ばず、養殖用の稚魚も不漁続きで、値段が高騰。
「今年は1キロ200万円前後になっている」(漁業関係者)というから、尋常じゃない。
養殖ウナギの価格が上がり、もともと捕獲量が少なく貴重だった天然ウナギとの差が縮まってきた。
おかげで、天然ウナギの需要が高まるという“逆転現象”も起きている。
そんな中、福島県産のウナギが他県産として偽装され、全国に流通しているというのだ。
事故原発のある浜通り地方を流れる「夏井川産」のウナギだ。
福島県が4~5月に行った検査では、いわき市沖で取れたヒラメ、アイナメ、メバルなど
複数の魚から基準値(100ベクレル/キロ)を超えるセシウムが検出されている。
近くを流れる「夏井川」の魚も汚染されていておかしくない。
福島県在住で食問題に詳しいジャーナリストの吾妻博勝氏が言う。
「汚染されているのは海水魚だけではありません。
夏井川は、原発事故直後に避難指示の出た田村市などを通っています。
阿武隈川水系ではイワナ、ヤマメから基準値超えのセシウムが検出されているため、
同水系の全魚種休漁が打ち出されている。
しかし、夏井川の漁協は全魚種の釣りを承認しています。
そもそもウナギは、放流しないため、漁業権がない。趣味でやっている漁師がいっぱいいます。
彼らも安全性に不安を持っていますから、地元では食べないし、小遣い稼ぎとして卸業者に流しています。
それが天然モノを売り物にしている店や高級料亭に、
千葉県産や利根川産、四万十川産として出回っている。偽装の実態は、漁協も店側も知らないのです」
ほかにも、相馬市沖のズワイガニは日本海の業者に流れている。
「業者が買い取ったあと、全国のどこに流しているかは分からない」(吾妻氏)という。
安心して食べられる魚介類はないのか。
ウナギから基準超す放射性物質
NHK 6月7日 22時47分
千葉県市川市の江戸川で捕獲されたウナギから国の基準を超える放射性物質が検出され、
千葉県のほか連絡を受けた東京都と埼玉県は流域の漁業協同組合に
江戸川などのウナギの出荷を自粛するよう要請しました。
千葉県によりますと、今月3日、
江戸川の中流から下流にあたる市川市で県が捕獲したウナギを検査したところ、
このうち1匹から、国の基準の1キログラム当たり100ベクレルを上回る
140ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。
江戸川では東京の2つの漁業協同組合がウナギ漁をしていて、年間8トンの水揚げがあるということです。
千葉県と連絡を受けた東京都、埼玉県は流域の漁業協同組合に対して
江戸川で獲れたウナギの出荷を自粛するよう要請しました。
東京都は、さらに水路がつながっている荒川、旧江戸川、中川、新中川の
4つの河川で捕獲されたウナギについても出荷を自粛するよう要請しました。
また、千葉県や東京都は釣り客に遊漁券を販売しないことや
釣り客がウナギを捕獲した場合、その場で放して食べないように呼びかけています。
千葉県内では、去年6月、利根川で捕獲されたウナギから基準を上回る放射性物質が検出され、
利根川のウナギについては流域の漁協が出荷を自粛しています。
東京都と埼玉県では、
これまでの検査でウナギから国の基準を超える放射性物質が検出されたことはないということです。
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コメント
mmkid @MORIMORIKIDS 8月6日 千葉の叔父叔母が来て、放射能対策が大変と。中国産根菜を倉庫で鹿児島の土をかけて保存の後、鹿児島産根菜で出荷。証拠写真も撮ったそう。法律の抜け穴の悪用。加工品では常識とさえいう。こういう産地偽装が放射能汚染地産でも行われているだろうと。
| 2013.08.10 19:35 | 編集