<講演部分>アレクセイ・ヤブロコフ博士5/18(内容書き出し)

『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』刊行記念
アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会     2013年5月18日

OurPlanet-TV

 
日時: 5月18日(土)午後6時30分~
会場: 星陵会館
主催: チェルノブイリ被害実態レポート翻訳プロジェクト
共催: ピースボート、グリーンピース・ジャパン、FoE Japan、グリーン・アクション、
    原子力市民委員会
協賛: 岩波書店
解説: 崎山比早子
司会: おしどりマコ



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http://youtu.be/lcdA5Xge0cI?t=25m45s


親愛なる友人の皆様こんにちは。
今日このような形で、私の本が日本語で今日出版されたという事を記念する形で皆様にお会いできる、
そして、日本語版の私の本を皆様にご紹介できる事をとても嬉しく思っております。
さて、私どもでありますけれども、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、そしてヨーロッパ、
広くヨーロッパでありますけれども、
チェルノブイリの発電所の事故が起きた後、大変悲しい経験というものをしたわけであります。

よく言われる事でありますけれども
自分の経験に学ぶことができないものはおろか者である」と。
賢い人間というのは他人の教訓から経験を得る事ができる」と言われておりますので、

その私たちの20何年前をはじめとして積んできたかなしい経験という事をお話したいと思います。
恐ろしい経験をお話したいと思いますので、是非その事から教訓を汲んでいただければと思います。

そして今日の私の講演の時間ですけれども、
大変限られたものでありますので、全てお話するというのはとても無理ですので
かなりかいつまんだ形での、
つまりいろいろなポイントを話す事が出来ずに終わる講演会になるかと思いますので、
疑問に思う点、さらにより詳しく私にこの会場で説明してほしいという事があれば、
是非ともご質問という形で寄せていただければと思います。
最後にお詫びですけれども、私はひざが痛いので座ってお話しをさせていただきます。

さて、チェルノブイリの学術的な本という形で、
それなりにまとまった形になっている研究論文、そして本というものは、
全世界で3万から4万は出ているかと思います。3万種類、4万種類出ているかと思います。
わたしたちが研究したチームとしてこの本を書くにあたって、
実際にきちんと読んだのは約5000点であります。

そしてこの本「チェルノブイリ大惨事 人と環境への影響」でありますけれど、
一番最初の形、第1版の形として出たのがロシアのサンクテルグブルク。
2版目でありますけれども、それが2009年にアメリカのニューヨークで出ました。
そして2011年ウクライナの首都のキエフで出て、
そして今回日本の首都の東京で出版された訳です。

さて、チェルノブイリそして福島の事故に共通している点でありますけれども、
これは放射性の降下物が落ちたその形というのがまだら状になっているという事であります。
これは例として私の本の19ページに挙げている図でありますけれども、
ギリシャ全土であります。

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ギリシャを例としてスライドでお見せすることにしたのは、
チェルノブイリからもかなり距離として離れているし、
またロシアからもそれなりに距離として離れているからであります。

そして福島の事故の後の放射性降下物もこういった形で、
まだら状に、斑点状になっている訳であります。
こういった降下物に関して一様ではないという事はとても良くない事であります。
と申しますのは、100m離れただけでですね、
その濃度というものが3倍、4倍、あるいは3分の1、4分のという形で変わってしまうからであります。

そしてこちらの例として挙げたギリシャ、二つの地図をあげた訳ですけれども、
上の方が銀125であります。
そして下がセシウム137という事なので、
放射性の降下物でありますけれども、放射性核種であっても種類が違うと違った濃度で
同じ所でも違った濃度で落ちてくる、沈着するという事が如実にわかるわけです。


そしてこちらの右側の図でありますけれども、
曲線で表されているもの、様々な種類の放射性核種でありますけれども、
チェルノブイリの事故でも、福島の事故でも、
何十種類、何百種類というものが飛び散った訳でありますけれども、
大変短い時間でありますけれども、量が変わってしまう訳で、
一日一日と量が測ってみると減少していますので、
当初はどれだけのものがどれだけの濃度で落ちてきたのか?という事を、
再現、復元するという事が大変難しい訳です。

従いましてその、シーベルト、20ミリシーベルトだどうのこうのと、
線量の数字をあげること自体が無意味だと言うのも、このグラフからも分かって頂けると思います。


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さて、こちらのグラフでありますけれども、
チェルノブイリの事故が起きてから数年後にどのような形で癌の発生
癌の罹病率が推移しているかという事を示しているグラフであります。
上の白い方が、本では140ページの6.2でありますけれども、
この一番上の白い四角になっている所がブランスク州という地域で、
これは相当に汚染度の強かったところであります。
真中はですね、汚染度がより弱かったロシアのある州であって、
一番下がロシア全体ということになります。

そしてこのグラフから分かるのは、
汚染がひどければひどいほどですね、癌の罹病率というものが高くなるという事になります。
ここでグラフに表した癌は固形癌であります。
つまり血液の癌以外の癌というもので表した訳であります。

従いましてここに関しても、
線量の数字がいくらであるかというその数字を挙げるという事自体が無意味であるという事になるわけです。
これはチェルノブイリの事故以降、主にですね、この例としてはロシアで起きた事なんですけれども、
同様の事がみなさんの国でも今後起きるということです。

さて、癌のうちで一番最初に増えるという罹病率を示すのが甲状腺がんということになります。
チェルノブイリの事故では4年後に甲状腺がんの発生率というものが増えました。
日本ではこれから1年後にこう言った状況になっていくと思います。

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そしてこちらのグラフで示したのは、ベラルーシとウクライナという事で、
チェルノブイリの事故の影響な訳です。
つまり、がんの、甲状腺がんの罹病率が増えているということでありまして、
ただ、もちろんこれに対しては反論があって、
癌の発生率というものは
チェルノブイリの事故といったものが無くても、癌の発生率は増えているという意見があるわけですけれども、
ただ、それに関しましては、左下のグラフを見ていただきたいと思います。

これに関してですね、癌が単純に増えるというのであればまっすぐな直線となって増えているんですけれど、
この左下のグラフは、飲んでは139ページの6.1でありますけれども、
明らかにチェルノブイリの影響があるので、
いわゆる自然にがんが増えるものよりも、もっと大きな形で癌が増えている訳であります。
ですからこれは明らかにチェルノブイリの影響であります。


そして甲状腺がんが増えましたのは、チェルノブイリ以降増えたのは、
ベラルーシ、ウクライナ、そしてロシアに限られた事ではありませんで、
こちらで例として見せているのはギリシャとルーマニアという事ですね。
チェルノブイリからはより離れているところの例であります。
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さてこちらは乳がんでありますけれども、
乳がんの罹病率に関しましても、これも確実にチェルノブイリ以降伸びましたし、
この日本でも増えていくという事を私は考えております。
またこちらでお見せしているデータでありますけれども、
これはベラルーシ政府の公式な統計数字であります。
ここからも、汚染がより強い地域から乳がんの罹病率が増えているという事がわかります。
そして事故後8年、9年、10年経つと、乳がんの罹病率が飛躍的に伸びているという事がわかります。

こちらのお見せした図は本の138ページの図1に載っているものでありますけれども、

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これは先天性の異常、先天性の奇形と言う形の新生児が生まれた状況でありまして、
これはチェルノブイリの86年の事故後2年後から出た数字であります。
これはウクライナのジトミールという州のルギヌイ地区ですね。
ここは人口4万人でありますので、
日本で言えば県よりもはるかに小さな、県の中での地区という小さな単位ですけれども、
そこで具体的に出た数字であります。
こういった子どもたちが生まれました。

現在アメリカですけれども、
チェルノブイリの事故に由来するところの東ヨーロッパ全体における先天性の異常児についての本、
専門書、モノグラフというものが現在出版準備が行われています。

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さてこちらでありますけれども、
これは岩波から出た本では120ページにあります、その5.11でありますけれども、
これは被ばくの量が小さいものであっても、目の水晶体の混濁が起きるという事を示したグラフであります。
この水晶体の混濁は白内障にと繋がるものでありますけれども、
このセシウム137の量というもので表されていますけれども、
これは大体25ベクレル/kgというものを超しますとね、水晶体、
それも目の水晶体の混濁というものが著しく伸びるわけであります。

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さてこちらは岩波の本では65ページの図の5.2と5.3に書かれたものでありますけれども、
21トリソミ、いわゆるダウン症候群でありますけれども、
その発生率という事でグラフ、
上のグラフがベラルーシ、下が西ベルリンであります。
ちょうどチェルノブイリの事故から9カ月後ですね、
に、そのダウン症候群の子どもの出生率が増えた
という事が示されているものであります。

そして実際にチェルノブイリ事故の9カ月後にこのような現象があったという事を語っているデータは、
実は数多くあります。
日本に関しましてもこれはすでに福島以降過去のことになっている、
すでに過去の事となっていますので、

こういったデータは必ずある筈です。


さて、こちらでありますけれども、チェルノブイリの事故の後ですね、
その放射線の照射に由来するところの健康障害というところで挙げてあります。
こちらは英語でありますけれども、本の中では詳しく述べてあります。

まず一番最初の3つだけを読み上げますと、

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血液、心血管系ですね。
そして内分泌系、糖尿病も含めてでありますけれども、
また免疫系統もといった事で健康障害というものが起きています。

そして本の中にはそれぞれの各系統の病気に関しまして、何重もの具体的な例というものを書いてあります。

そして被ばくの健康への影響という事で着目すべきもうひとつの点でありますけれども、
老化が早まるという事であります。
子どもたちが老人のような形になってしまう。
また、高齢者に関しましては高齢の度合い、老化というものがより早く進むという事であります。

また生まれる子どもの性別の比率というものがわかりまして、
男の子が生まれる数、率というものが減少します。
つまり、男の子として受胎したものが出生、
生きて生まれるというところまで行きつかないという割合が増えてしまうという事であります。

また、一人の人間であっても複数の病気を抱えるという状況が生まれます。

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さてこちらは本では97ページに書いてあります。図としては5.9でありますけれども、
これはチェルノブイリの事故処理に当たった人たちの家族とそうではない、
同じ地区の平均的な家庭の流産率
というものを比べたものであります。

この、チェルノブイリ原子力発電所の事故処理に当たった人たちの事を
ロシア語でリクビダートルと言っているわけですけれども、
もちろん福島原子力発電所での事故処理に当たった人たちもいた訳ですけれども、
チェルノブイリの事故処理に関しましては、80万人という非常に沢山の人が事故処理に従事しました。
そして彼らに関しては医学的な追跡調査というものが、かなり良く行われていましたので、
データもかなり残っています。
そこでここに示された事故処理以降に2年間は
流産率が非常に高かった
という事が分かるグラフであると思います。

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さて、こちらが幼児死亡率でありまして、本の141ページに挙げているグラフであります。
左がドイツで右がポーランドでありますけれども、
チェルノブイリの事故にまさに由来するところの幼児死亡率が
急激に上がった時期があったという事が、統計上も確実に有意である、
意味があるという大きな数字となって跳ね返っております。


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さてこちら、幼児死亡率でありますけれども4つの国、
ノルウエー、これは本文では171と172ページにあるグラフで、
左上がノルウエー、右上がスイス、
左下がスウエーデンで、右下がフィンランドという、4つのヨーロッパの国でありますけれども、
幼児死亡率を示したものであって、これは学術書から取った数字ではなくて、
それぞれの国がですね、通常通り国が統計として発表している数字を
ただ単にグラフに載せてみたという事であります。


この直線がですね、幼児死亡率が下がっているという事なんですけれども、
ただ、チェルノブイリの事故の1896年から2年間というものがですね、
その普通に下がるべき乳児死亡率の線を遥かに超えて乳児死亡率が上がっているという事がよく分かります。
そしてそれぞれ国が違う訳ですので、
その説明できる原因はただ一つ、チェルノブイリの事故という事であります。


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さてこちらでありますけれども、これは死亡率に関してでありまして、
岩波の本では、日本語版では179ページの図の7.22であります。
これは事故後20年の時でありますけれども、
ロシアの6つの州でありますから、日本のちょうど県にあたるものと、
汚染土の高い6つの州と、汚染度が相対的に低い6つの州の死亡率を比較したものであります。

その結果でありますけれども、
汚染土の高かった所に関しては死亡率が上がったという事が
統計的に有意な数字として表れている
ものであります。
1㎡当たり1キュリーというものであったわけですけれども、
そして、この数字というものを数式として全世界人口に当てはめて計算をしてみますと、
チェルノブイリによって追加的に随分、
チェルノブイリに由来する追加的な死者というものが、
全世界で80万人から90万人という数字を出す事が出来ます。



原子力発電の推進派の人達はですね、
そういった被ばくによる後遺症、影響というものはそもそも意味がないと。
いわゆる「放射線恐怖症」というものに取り付かれた人間が
心理的に自分を病に追い込むのだと言う反論というものが、皆さんご存じのものがあるのですけれど、
ただ人間と同じような現象が
ハタネズミ、燕、カエル、また一般のネズミというものに多く起きている
訳ですね。
そういった動物が「放射線恐怖症」にとらわれるということはありませんので、
原子力発電推進派の意見というものには根拠がないと私は考えます。



では、チェルノブイリの教訓に移りたいと思います。
教訓はいくつもあるわけですけれども、
そのうちのいくつかだけを取り上げますと、

まず教訓その1
「放射能の状況は安全です」という当局の情報を信用してはいけません。

そして教訓その2でありますけれども、
空気、大気、食品、水に関しましては、独立した放射能モニタリングを確立しなければいけません。

そして教訓その3でありますけれども、
放射性核種の中で
体内に取り込まれてしまった放射性核種のモニタリングを、
これもまた独立した形でのモニタリングを確立しなければいけません。


さてそれでは私のような人間、研究者を含めた私のような人間と、
公式な、たとえばWHO,世界保健機構との見解の間に違いがあるのは何故か?という事でありますけれども、
これはWHO,世界保健機構と、IAEA,国際原子力機関の間に協定が結ばれているからであります。

その事によりましてWHOは医師の誓いですね、ヒポクラテスの誓いというものにそむく形で、
原子力発電のロビーと相談することなく、
ある種の事実というものは公表してはいけないという事になっているからであります。

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そして私はジュネーブを訪れるたびにWHOの本部前の、
こういった毎日8時から18時まで行われておりますピケに参加しております。
これは、数人しか参加をしない事が常な訳ですけれども、
しかし、6年以上毎日必ず誰かがこの抗議の形で立っています。

これは、WHOにとって恥ずべきIAEAとの協定を破棄しなさいという事を訴えるものであります。

そしてこの写真の右側に写っている人がネステレンコ博士であります。
ネステレンコサンでありますけれども、つい最近亡くなってしまった方であります。
彼は移動式の原子力発電所の設計の総責任者でありました。
つまり輝かしい研究者であったわけですけども、
チェルノブイリの事故が起きた後にですね、
その原子力のために自分を捧げるという事を一切放棄いたしまして、
チェルノブイリの子どもたちに自分は全ての活動を捧げると決めた人であります。

かつてはアンドレア・サフロフ博士も、ソ連の水爆の父と言われた人でありますけれども、
その水爆実験が成功した後、「これではいけない」という事で、
水爆の禁止活動に身をささげたのと同じような形であります。

さて3か月前、今年2013年の2月でありますけれども、
WHO世界保健機構が、福島の被レポートというものを発表いたしました。
その趣旨というものでありますけれども、
「恐ろしい事というのは今後何も起こらない」と。
「確かに若干の癌にかかる人は増えるだろうけれども、
統計的に反映されるような数字でもないし、
そもそもがんの患者が増えるという事も特に起きないのだ」と言っている訳ですけれども、
これを信じてはいけません。


日本で起こっている事
では、日本ですでに何が起きているか?という事を表している数字であります。
幼児の死亡率であります。

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左側が日本であります。2002年から2012年の日本。

右側の、これはドイツ1980年から1994年という事で、
ドイツに関してはチェルノブイリの事故のところに線が引いてある訳ですけれども、
幼児死亡率が、チェルノブイリの事故以降、統計的に表れる形で増えました。

で、両方の数字、日本に関してもドイツに関しても、
これはそれぞれの国の公式の統計数字であります。
日本に関してはこれは日本全土、全国での数字でありますけれども、
これも福島の後でありますけれども、
点線で福島の事故の事を書いてありますけれども、
それ以後幼児の死亡率が増えたという事がよく分かります。

ということでWHOは嘘をついても仕方がないと私は思います。

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さて、こちらでありますけれども、これは生きて生まれた子どもの数
これは減っているという事を示すものであります。
これはウクライナに関してはチェルノブイリの9カ月後。
日本に関しましては福島県でありますけれども、福島の事故の9カ月後でありますけれども、
これらのそれぞれの数字も、それぞれの国がですね、
通常通り統計をとっていて、それに現れた数字であります。

研究者がどこからか集めてきてですね、
わざわざ集めてわざわざ載せた数字というものではありません。

この両方を見ても、チェルノブイリの事故の9カ月後に起きた現象と同じような現象が、
福島の事故の9カ月後に実際に福島県で起きたという事が、分かるわけです。

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では、チェルノブイリを手引きとしてそれを活用して考えますと、
日本に待っているものはなにか?という事になります。
まず、染色体の特別変異という事はもうすでに増えている訳です。
また先天性の異常がある子どもが生まれるという事も2011年からすでに日本では起きております。
また、幼児および出産期の死亡というものもすでに起きておりますし、現在もこれは起きています。
白血病に関してもすでに増えているし、今後も増えていきます。
他の癌、固形がんに関しましては、後数年後に罹病率というものが増えていきます。

チェルノブイリの事故の後起きた状況というものは、
福島の事故以降の日本でもすでに起きているし、今後も起きていきます。


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それでは、もうひとつの良くない事実であって、
何年か後に、みなさんの国で出てくる、皆様が直面する事実に関してであります。

汚染というものは公式の見解などに関しましても、半減期というものがあるのだし、
土壌深くに放射性の核種というものが埋まってしまうし、
汚染というものは年々小さくなるのだという事が言われて、
現在日本で言われていると思います。

チェルノブイリの事故後もそう言われていましたし、
その時点では私のような研究者もそう思っていた訳です。

しかし、チェルノブイリの事故から6~10年経ちますと、
かつては「汚染に関しては心配いらない」、
あるいは「それほど心配いらない」といわれた地域で、汚染度が増したわけです。


それは植物の根というものが沈殿していった放射性物質に到達をし、
それを吸い上げる形で地表に出してしまったからであります。
日本でもそれと同じ現象が必ず起きると思います。

さて、時間もありませんので用意してきたスライドを随分省きますけれども、
最後に何をなすべきか、そして何をする事ができるかという事で、私の話を締めくくりたいと思います。

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出来ることはいくつもあります。
何よりもまず体内に取り込まれてしまった放射性核種を測定するという事は出来る訳であります。
ただそれを政府などの公のプログラムというものは実行はしていない訳ですけれども、
測定をする事は出来ます。

ですからそれを「どう排泄させていくか」という事も、出来るわけです。

という事で原子力発電の事故の教訓という事、
最後にもうひとつ言いたい事がありますけれども、
「原子力の平和利用が原子力発電である」とよく言われますけれども、
実は人類として環境に対する脅威。
そして実際に起こしてしまって恐ろしい事というのは核兵器に劣る事が無いというのが私の意見です。

ではご清聴ありがとうございました。
報告の時間はあえて短くいたしまして皆さんの質問に答えたいと思います。




ーーそして、質疑応答はこちら↓
アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会5/18質疑応答(内容書き出し)


『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』崎山比早子氏・星川淳氏5/18(内容書き出し)






【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ロシア・ウクライナ・ベラルーシ現地の膨大な記録を総覧し、
「死者数98万5000人」という衝撃的な数字を報告した決定版データ集、待望の翻訳。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 チェルノブイリの汚染ー概観
(間軸と空間軸を通して見たチェルノブイリの汚染)
第2部 チェルノブイリ大惨事による人びとの健康への影響
 (チェルノブイリ事故による住民の健康への影響ー方法上の問題点
 チェルノブイリ大惨事後の総罹病率と認定障害 ほか)
第3部 チェルノブイリ大惨事が環境に及ぼした影響
 (チェルノブイリ事故後の大気、水、土壌の汚染/
 チェルノブイリ由来の放射能による植物相への悪影響 ほか)
第4部 チェルノブイリ大惨事後の放射線防護
(チェルノブイリ原発事故による食物と人体の放射能汚染/
チェルノブイリ事故に由来する放射性核種の体外排出 ほか)/
チェルノブイリ大惨事の25年後における住民の健康と環境への影響

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
ヤブロコフ,アレクセイ・V.(Yablokov,Alexey V.)(ヤブロコフ,アレクセイV.)
ロシア科学アカデミー

ネステレンコ,ヴァシリー・B.(Nesterenko,Vassily B.)(ネステレンコ,ヴァシリーB.)
ベラルーシ放射線安全研究所(ベルラド研究所)、ベラルーシ

星川淳(ホシカワジュン)
作家・翻訳家、一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト理事長
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



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「チェルノブイリ事故以外の説明はあり得ない」
ダウン症・奇形・がん死亡率~隠されていた真実のデータ~アレクセイ・ヤブロコフ博士
(動画・内容書き出し)



5月18日 東京講演
『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』崎山比早子氏・星川淳氏5/18(内容書き出し)

<講演部分>アレクセイ・ヤブロコフ博士5/18(内容書き出し)

<質疑応答部分>アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会5/18(内容書き出し)



5月20日 郡山講演
<郡山講演>
「この影響というものは7世代に及ぶというふうに言われています」ヤブロコフ博士
5/20(一部書き出し)


<郡山講演質疑応答>肝に銘じることは
「ここで暮らし続けていくという事は福島の事故以前と同じ暮らし方をしてはいけない」
ヤブロコフ博士5/20(書き出し)



5月22日 京都講演
<京都講演質疑1>
「彼らは多くの事実、多くの調査結果というものを黙殺している」ヤブロコフ博士5/22(書き出し)


<京都講演質疑2>
「より大きな声で叫ぶという事です」 ヤブロコフ博士5/22(書き出し)









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コメント

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日本でも、幼児の死亡率の上昇とか起きているのですね。

先日静岡県に行って、気が付きました。
秋の虫の鳴き声が、静岡ではするのに神奈川でも上野でもしていない。
清瀬の友人に聞いたら、清瀬では秋の虫が鳴いているそうです。神奈川県でも沿岸部以外では、虫が鳴いているのでしょうか?
福島ではどうなのでしょうか?茨城は?群馬は?栃木は?千葉は?

人間に影響が出てきているという報告を聞いて、異様に静かな秋の夜に、ふと不安を感じました。

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