05.25
Sat
また事故が起こりました。
これは、結構大変な事故なんだと思います。
でも、今日は土曜日なので、ほとんどテレビでは報道されません。
危機感というものが欠乏し過ぎていると思う。
放射性核種に関して、甘く見過ぎているというか、
危機管理のこの甘さはもう直すことはできないと思う。
放射能を出しちゃってから、
「そういえばあの時漏れていました」なんて言われても、
住民は困るんです。
だけど、こんな事故って、絶対に「漏れちゃっていました」と過去形でしか報告されない。
それから、金にぶつける実験ってなんだろう?
日本原子力研究開発機構の資料が画像で文字をコピペ出来なかったので書き出したけれど、
書き出しても私には意味がよく分からなかった><;
単位もナノグレイとか言っちゃって、意味不明だし…。
とりあえず、ニュース時系列と、資料の文字起こししました。
ーーー
J-PARC ハドロン実験施設におけるトラブルについて
平成25年5月25日

発生日時: 平成25年5月23日(木)11時55分頃
発生場所: 日本原子力研究開発機構 大強度陽子加速器施設J-PARC
施設名 : J-PARC ハドロン実験施設
状況 :
原子力機構が高エネルギー加速器研究機構と共同で運営している
大強度陽子加速器施設J-PARCのハドロン施設 で、
標的である金に陽子ビームを照射し、素粒子を発生させる実験をしていた。
ビーム取出装置が誤作動したことにより、短時間に想定以上のビームが標的に照射された。
その結果、突発的に標的である金が高温となり、その一部が蒸発した可能性がある。
その直後、ビーム照射によって生成された放射性物質が、
ビームライン装置から施設内に漏えいしたため管理区域内の汚染が生じ、
作業していた研究者が被ばくした。なお、当日管理区域に入域し、
かつ、装置付近に立ち入った人数は55名である。
【施設の状況】 現在施設は停止しており、事象の進展はない。
【汚染の状況】 建屋内の汚染程度は、約30Bq/㎝²。
なお、現在は、建屋内を閉鎖し、立入禁止としている。
【被ばくの状況】作業者4名の被ばく線量を評価したところ、最大で約2mSvであった。
影響 :
建家周辺に設置している管理区域境界のエリアモニタは若干の上昇が確認されたが、
原子力科学研究所周辺に設置されているモニタリング ポストについては、通常の変動範囲内であった、
また、核燃料サイクル工学研究所のモニタリングポスト(2箇所)
及びモニタリングステーション(1箇所)に おいては、
通常時の平均値(70~130nGy/h)に対して約10nGy/hの一時的な上昇が確認された。
環境への放出量は調査中。
本事象の取扱い:
5月24日22時15分、
放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律施行規則第39条第1項第4号
(管理区域外での漏えい)に基づき、法令報告に該当するものと判断した。
(追加資料はこちら)


<問い合わせ先>
東海研究開発センター
管理部 青木 寧
TEL:029-282-5001
FAX:029-282-6111
ーーー
NHKニュース時系列
ーーー
茨城・東海村 実験施設で内部被ばく
NHK 5月25日 3時38分

茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で23日、金属の金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中に装置の誤作動が発生し、放射性物質が管理区域の外に漏れたことが分かりました。
このトラブルで男性研究者4人が内部被ばくしたということです。


国の原子力規制庁によりますと、23日午前11時55分ごろ、
茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の素粒子を発生させる実験施設で、
放射性物質が管理区域の外に漏れたという連絡が、24日午後9時20分ごろにありました。

当時は、金属の金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中で、
装置が誤作動してビームの出力が通常の400倍に上がったため金が高温になって蒸発し、
放射性物質が発生したということです。
日本原子力研究開発機構によりますと、
このトラブルで22歳から34歳の男性研究者4人が放射性物質を体内に取り込んで内部被ばくし、
最大の被ばく量は1.7ミリシーベルトだということです。
また、建屋内の装置のそばにいたおよそ30人が内部被ばくしたおそれがあるということです。
建屋内の汚染は、最大で1平方センチメートル当たりおよそ30ベクレルで、
建屋は封鎖され立ち入り禁止になっているということです。
この施設は現在、停止していて、敷地境界で放射線を測定しているモニタリングポストの値に変化はなく、
外部への放射性物質の漏えいはないということです。
一方、茨城県によりますと実験施設の隣にある施設のモニタリングポストでは、
23日の午後4時ごろから6時ごろにかけて、通常、1時間当たり、
70から130ナノグレイを示している値が、一時、10ナノグレイ程度上がった
ということです原子力規制庁は、誤作動した経緯や、内部被ばくの状況、
それに連絡が遅れたことなどについて、日本原子力研究開発機構に話を聞いて調べています。

茨城県は、25日午前2時から記者会見し、
発生から通報まで1日半もかかっていて遅いとしたうえで、午後に立ち入り調査を行う考えを示しました。
日本原子力研究開発機構は午前2時半前に茨城県庁で記者会見し、
「大変、お騒がせして申し訳ありません」と謝罪しました。

日本原子力研究開発機構では、今月17日に福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で
重要な機器の点検漏れなどが相次いだことを受けて、鈴木篤之理事長が辞任したばかりです。
「J-PARC」とは
ホームーページによりますと、今回、放射性物質の漏えいがあったのは
茨城県東海村の日本原子力研究開発機構の原子力科学研究所にある「J-PARC」と呼ばれる施設です。
素粒子物理や生命科学、それに原子力などの幅広い分野で最先端の研究を行うための施設で、
平成20年に第1期施設が完成しています。
このうち素粒子を発生させる実験が行われていたハドロン実験施設は、
平成21年1月に完成した建物で、原子力科学研究所の南端に位置し、
加速器から取り出された陽子ビームを使って素粒子を発生させるなどの実験が行われています。
周辺の住宅地は、最も近いところで、施設から700メートル余り離れたところにあります。
実験中に放射性物質発生 4人被ばく
5月25日 6時58分
ー上記に書いてある事なので略ー
この事故で、分かっている範囲で22歳から34歳の男性研究者4人が
放射性物質を体内に取り込んで内部被ばくし、
外部からの被ばくを合わせた被ばく量は、最大でおよそ2ミリシーベルトでした。
4人は自宅や宿舎に戻っていて、
日本原子力研究開発機構は「健康への影響はないと考えている」と説明しています。
また、施設に出入りしていた合わせて55人について、今後、被ばく量を調べるということです。
施設内の汚染は、最大で1平方センチメートル当たりおよそ30ベクレルで、
23日から立ち入り禁止になっています。
この施設は現在、停止していて、敷地境界で放射線を測定しているモニタリングポストの値に変化はなく、
外部への放射性物質の漏えいはないということです。
一方、実験施設の近くの施設のモニタリングポストでは、23日の午後3時すぎから6時近くにかけて、
通常、1時間当たり70から130ナノグレイを示している値が、一時、
10ナノグレイ程度上がったということです。
国の原子力規制庁は、24日午後9時20分ごろに、
日本原子力研究開発機構から連絡があったということで、
被ばくの状況や連絡が遅れたことなどについて調べています。
茨城県は、午前2時から記者会見し、
発生から通報まで1日半もかかっていて遅いとしたうえで、
25日の午後、立ち入り調査を行う考えを示しました。
日本原子力研究開発機構は、
25日午前2時半から原子力規制庁で記者会見をし、
「おとといのことでありながら公表が遅くなりおわび申し上げます。
トラブルへの対応の意識や連絡体制がきちんと機能していなかった」と謝罪しました。
また事故が発生した23日の時点で報告や公表をしなかったことについて、
「事態を正確につかめていなかった」と釈明しました。
日本原子力研究開発機構では今月17日に、
福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で重要な機器の点検漏れなどが相次いだことを受けて、
鈴木篤之理事長が辞任したばかりです。
「安全への認識が甘かった」
日本原子力研究開発機構によりますと、23日午後1時半ごろ、
実験施設内の複数の放射線の測定装置で数値が上がっているのを確認したということです。
そして、換気用のファンで実験施設内の空気を外に出したあと、
室内の空間放射線量が下がったことから放射性物質が漏えいしたことを確認し、
実験装置を調べた結果、
午前11時55分ごろに発生した誤作動によって漏えいしたことが分かったということです。

実験施設内には当時、およそ20人の外部の研究者が実験を行っていて、
日本原子力研究開発機構は23日に研究者の服や靴の表面を検査したところ、
全員から通常より高いレベルの放射性物質が検出され、
その値は最大でおよそ10倍高いレベルだったということです。

原子力機構は研究者全員をそのまま帰宅させましたが、
その後、4人の男性研究者から内部被ばくの検査の希望があり、検査した結果、
4人から0.6ミリシーベルトからおよそ2ミリシーベルトの被ばく量が検出されたということです。


また、当日、実験施設の外のモニタリングポストの数値が上昇していたことが
24日の午後になって分かったため、
午後9時すぎ、茨城県と東海村に通報したとしています。
茨城県などへの通報が遅れた理由について原子力機構
「J-PARCセンター」の齊藤直人副センター長は記者会見で、
「放射性物質が漏れ出した量は法規上、問題のないほど低いレベルだったため、
通報の必要はないと当初、判断した。
しかし、施設外に放射性物質が漏れ出していることや研究者の内部被ばくも判明し、
重大な事案だと認識して通報した。
すぐに通報しなかったことは安全に対する認識が甘かったと反省している」と述べました。
原子力機構は当時、施設内にいた研究者全員に対し、内部被ばくの検査を行う方向で検討しています。
被ばく事故 県などが立ち入り調査
NHK 5月25日 17時24分

茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で、少なくとも研究者4人が被ばくした事故で、
25日午後、茨城県や東海村など地元の自治体が施設への立ち入り調査を行いました。

立ち入り調査をしたのは茨城県のほか、原子力機構と安全協定を結んでいる東海村を含む7つの市町村で、
事故があった施設がある原子力機構の原子力科学研究所に20人が集まりました。

はじめに、茨城県原子力安全対策課の松本周一技佐が
「今回の事故は、住民に大きな不安を与えるものと認識している。
県や市町村への通報連絡も、もっと迅速に行えたのではないかと考えている」と話しました。

これに対して原子力科学研究所の近藤悟所長は
「このたびは、大きな事象を起こしたことを大変申し訳なく思っている。
改めておわび申し上げたい」と陳謝しました。

このあと、自治体の担当者たちは事故が起きた実験施設に向かい、
▽放射性物質が外部に漏えいしたとみられている排気口の位置や、
▽被ばくした研究員4人が当時作業していた位置などについて、説明を受けました。
調査を終えた茨城県原子力安全対策課の松本周一技佐は
「内部の構造や、当時の状況などについてある程度の説明が得られた。
放射性物質が外部に漏れ出す原因として、建物の構造の問題があるのかもしれない」と話していました。
茨城県などは25日の立ち入り調査の結果を持ち帰って事故や通報が遅れた原因を調べることにしています。
被ばく事故 労基署も立ち入り調査
5月25日 18時51分
茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で、少なくとも研究者4人が被ばくした事故で、
水戸労働基準監督署は現場の安全管理などに問題がなかったかを調べるため、
事故が起きた施設への立ち入り調査をしました。
水戸労働基準監督署は25日午前、
3人の職員が茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の事故が起きた実験施設への立ち入り調査をしました。
職員たちはおよそ2時間半にわたって、
被ばくした4人が当時作業していた場所や実験施設のコントロールルームなどを確認するとともに、
関係する資料の提出を受けました。
さらに原子力機構に対し、
内部被ばくが確認されている研究者4人のほかに、
実験施設に出入りした51人についても、内部被ばくの検査結果を報告するよう指示しました。
労働基準監督署は今後、関係者への聞き取りなどを進め、
原子力施設で働く労働者の被ばく管理について定めた規則に違反していなかったかなどを
詳しく調べることにしています。
被ばく事故把握と報告遅れ謝罪
NHK5月25日 19時31分
茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で少なくとも研究者4人が被ばくした事故で、
原子力機構は、事故直後の被ばく検査や周辺の放射線量の調査を怠ったことから事態の把握が遅れ、
国への報告が発生から1日半もかかったことを謝罪するとともに、対応の問題点を検証することにしています。
この事故は、茨城県東海村にある原子力機構の実験施設で23日の正午前、
金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中に装置が誤作動し、想定を超える放射性物質が発生し、
少なくとも22歳から34歳の男性4人が被ばくしたものです。
この事故で原子力機構は、装置の誤作動が起きたあとの23日午後5時ごろには
施設内が放射性物質で汚染されていることを把握していましたが、
研究者の被ばくについては衣服などについた放射性物質を測定する簡易な検査しか行わず、
そのまま自宅などに帰していました。
その後、24日午前になって内部被ばくの詳しい検査の希望者を募り、希望した4人の測定を行った結果、
25日未明に、4人が放射性物質を体内に取り込むなどして、
最大で1.6ミリシーベルトの被ばくをしていたことが分かったということです。
原子力機構は当時、施設に出入りしていた残る51人の被ばく量を測定を急いでいますが、
被ばくした人はさらに増える見込みです。
また、施設の外に放射性物質が漏れ出たのは、実験室内で放射線量が高くなったのを下げるために、
23日午後3時ごろから2回にわたって換気用のファンを回したことが原因とみられていますが、
23日は周辺の放射線量を調査せず、
実験施設の隣の施設のモニタリングポストの値の上昇を把握したのは24日午後5時半すぎでした。
こうしたことから、原子力機構が国の原子力規制委員会や茨城県に事故を報告したのは、
発生から1日半もたった24日午後9時半ごろになってからでした。
国や県への報告が遅れたことについて原子力機構は、
事故直後の対応が不適切だったことを謝罪するとともに、対応のどこに問題があったかを詳しく検証し、
対応策を検討するとしています。
追加資料より
状況
2.概要
5月23日11時55分ごろ、J-PARCハドロン施設で金の標的に陽子ビームを照射し、
素粒子を発生させる実験をしていた。
ビーム取り出し装置が誤作動したことにより、
短時間に想定以上のビームが標的に照射された。
その結果、突発的に標的である金が高温となり、その一部が蒸発した可能性がある。
その直後、ビーム照射によって生成された放射性物質がビームライン装置から施設内に漏えいしたため、
管理区域内の汚染が生じ、周辺で作業していた研究者が内部被曝した。
なお、当日管理区域に入室し、かつ、装置付近に立ち入った人数は55名であった。
2.施設の状況
現在施設は停止しており、事象の進展はない。
3.汚染の状況
建屋内(管理区域ない)の汚染の程度は約30ベクレル/平方㎝
現在、建屋内を閉鎖し、立ち入り禁止としている。
4.作業者の被ばくの状況
作業者4人の被ばく線量を評価したところ、約2ミリシーベルトだった。
5.環境への影響
建屋周辺に設置されている管理区域協会のエリアモニタに若干の上昇が確認されたが、
原子力科学研究所周辺に設置されているモニタリングポスト(2カ所)
及びモニタリングステーション(1か所)においては、
通常の平均値(70~130ナノグレイ/時)に対して30分間で6ナノグレイ/時の一時上昇が確認さた。
この値を積算して線量を評価するとⅢナノグレイ(0.003マイクロシーベルト)となる。
6.原因
ビーム取り出し装置が誤作動した原因については調査中
事象発生の時系列
5月23日(木)
11:55
50GeVシンクロトロンにおいて、陽子ビームの異常警報によりビーム停止。
ー5ミリ秒の間に2×10の13乗個の粒子(正常時の400倍)が取り出される。
ー(この時点で、金の標的に損傷があったと考えられる)
12:08頃
警報リセット。
ビーム連続運転再開。
標的で発生する2次粒子数に低下が認められたので、標的調整を実施。
12:30頃
調整終了。利用運転開始。
K1.8BR実験グループが実験用の放射線検出器(中性子カウンター)の計数上昇を確認。
調査開始。
13:30頃
ハドロンホール内エリアモニタ(ガンマ線)の線量が約10倍
(通常時0.4マイクロシーベルト/時から4マイクロシーベルト/時)に上昇していることが判明。
14:26頃
ビーム運転停止。
エリアモニタ(ガンマ線)の線量低下を確認。
15:15頃
ホール内の排風ファンを回したところ、さらに線量が低下することを確認。
15:32頃
ある程度線量が低下した段階で、ビーム連続運転を開始し、標的位置を再調整した。
同時に排風ファンを停止した。
16:00頃
線量計を用いてホール内の放射線量測定を実施した結果、
全体の線量が4~6マイクロシーベルト/時と高かった。
また、ホール内のエリアモニタ(ガンマ線)の線量に再度上昇傾向が見られた。
16:15
ビーム運転停止←ここでやっと停止
17:00頃
ホール内の汚染を確認。
17:30頃
ホール内の作業者について身体汚染検査の上基準値(4ベクレル/平方cm)以下であることを確認し、
ホールの外への退出を完了。
19:00~20:00
放射線安全グループ主導の下で、ホール内の詳細な線量測定と表面汚染測定を実施。
23:30頃
施設内の全員が管理区域より退去。
ハドロン管理区域は閉鎖(人域禁止)とした。
5月24日(金)
9:00頃
安全ディビジョン長はセンター長、副センター長に昨日の状況について報告した。
10:00より
J-PARC関係者による状況の報告と今後の対策等について議論。
ハドロンのこの事象により、実験を停止することを知らせる報告を行う方向で作業を開始。
その時点では通報連絡に該当する事象とは考えなかった。
17:30頃
核燃料サイクル工学研究所のモニタリングポストのデータの一部で
23日15時過ぎに一時的に線量が上昇している件について、
核燃料サイクル工学研究所から安全ディビジョンに問い合わせを行った。
18:00過ぎ
管理区域協会に設置したエリアモニター(ガンマ線)の記録に関するデータが示され、
そのデータを精査したところ、23日の15時ごろと17時30分ごろに放射線レベルが増加しており、
この時間はハドロンホールの排気ファンを動作した時間とほぼ一致している事が判明。
19:00過ぎから
再度関係者を集め、センター長、副センター長、安全ディビジョン長は状況およびデータを確認し、
放射性核種の一部が管理区域外に漏えいした可能性が考えられるので、異常事象に当たると判断し、
21:10に原子力科学研究所の緊急連絡先に通報した。
21:11
現地対策本部開設し、関係者を収集。現場指揮所を開設。
※5月23時11時55分に陽子ビームの異常警報が鳴ってから、33時間16分後
22:15
法令報告に該当するものと判断
22:40(警報から34時間55分後)
報道機関への連絡
(以上、関係機関に適宜情報発信)
1;00頃
ホールボディカウンターの結果、約2ミリシーベルトの被ばくを確認。
通報連絡が遅れた理由について
=略=
ハドロン実験施設と金標的の設計上の構造
ハドロン実験施設では、50GeVシンクロトロンより取り出された一時陽子ビームを
ハドロン実験ホールの二次粒子生成標的に照射し、
生成したK中間子やπ中間子等の二次ビームを服すの実験エリアに輸送し、
様々な実験を並行して行っている。
ハドロン実験施設は、ハドロン実験ホール、電源棟、電磁石電源棟、機械棟から構成される。






ーーー
警報が鳴ったのにリセットして、何度も再起動し、
しかも換気扇を回して放射線量を下げるって(。◔‸◔。)??
一体どういう神経なんだ(╬◣д◢)
もんじゅしかり、敦賀活断層問題しかり、体質がまるごと腐ってる!
これは、結構大変な事故なんだと思います。
でも、今日は土曜日なので、ほとんどテレビでは報道されません。
危機感というものが欠乏し過ぎていると思う。
放射性核種に関して、甘く見過ぎているというか、
危機管理のこの甘さはもう直すことはできないと思う。
放射能を出しちゃってから、
「そういえばあの時漏れていました」なんて言われても、
住民は困るんです。
だけど、こんな事故って、絶対に「漏れちゃっていました」と過去形でしか報告されない。
それから、金にぶつける実験ってなんだろう?
日本原子力研究開発機構の資料が画像で文字をコピペ出来なかったので書き出したけれど、
書き出しても私には意味がよく分からなかった><;
単位もナノグレイとか言っちゃって、意味不明だし…。
とりあえず、ニュース時系列と、資料の文字起こししました。
ーーー
J-PARC ハドロン実験施設におけるトラブルについて
平成25年5月25日

発生日時: 平成25年5月23日(木)11時55分頃
発生場所: 日本原子力研究開発機構 大強度陽子加速器施設J-PARC
施設名 : J-PARC ハドロン実験施設
状況 :
原子力機構が高エネルギー加速器研究機構と共同で運営している
大強度陽子加速器施設J-PARCのハドロン施設 で、
標的である金に陽子ビームを照射し、素粒子を発生させる実験をしていた。
ビーム取出装置が誤作動したことにより、短時間に想定以上のビームが標的に照射された。
その結果、突発的に標的である金が高温となり、その一部が蒸発した可能性がある。
その直後、ビーム照射によって生成された放射性物質が、
ビームライン装置から施設内に漏えいしたため管理区域内の汚染が生じ、
作業していた研究者が被ばくした。なお、当日管理区域に入域し、
かつ、装置付近に立ち入った人数は55名である。
【施設の状況】 現在施設は停止しており、事象の進展はない。
【汚染の状況】 建屋内の汚染程度は、約30Bq/㎝²。
なお、現在は、建屋内を閉鎖し、立入禁止としている。
【被ばくの状況】作業者4名の被ばく線量を評価したところ、最大で約2mSvであった。
影響 :
建家周辺に設置している管理区域境界のエリアモニタは若干の上昇が確認されたが、
原子力科学研究所周辺に設置されているモニタリング ポストについては、通常の変動範囲内であった、
また、核燃料サイクル工学研究所のモニタリングポスト(2箇所)
及びモニタリングステーション(1箇所)に おいては、
通常時の平均値(70~130nGy/h)に対して約10nGy/hの一時的な上昇が確認された。
環境への放出量は調査中。
本事象の取扱い:
5月24日22時15分、
放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律施行規則第39条第1項第4号
(管理区域外での漏えい)に基づき、法令報告に該当するものと判断した。
(追加資料はこちら)


<問い合わせ先>
東海研究開発センター
管理部 青木 寧
TEL:029-282-5001
FAX:029-282-6111
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NHKニュース時系列
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茨城・東海村 実験施設で内部被ばく
NHK 5月25日 3時38分

茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で23日、金属の金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中に装置の誤作動が発生し、放射性物質が管理区域の外に漏れたことが分かりました。
このトラブルで男性研究者4人が内部被ばくしたということです。


国の原子力規制庁によりますと、23日午前11時55分ごろ、
茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の素粒子を発生させる実験施設で、
放射性物質が管理区域の外に漏れたという連絡が、24日午後9時20分ごろにありました。

当時は、金属の金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中で、
装置が誤作動してビームの出力が通常の400倍に上がったため金が高温になって蒸発し、
放射性物質が発生したということです。
日本原子力研究開発機構によりますと、
このトラブルで22歳から34歳の男性研究者4人が放射性物質を体内に取り込んで内部被ばくし、
最大の被ばく量は1.7ミリシーベルトだということです。
また、建屋内の装置のそばにいたおよそ30人が内部被ばくしたおそれがあるということです。
建屋内の汚染は、最大で1平方センチメートル当たりおよそ30ベクレルで、
建屋は封鎖され立ち入り禁止になっているということです。
この施設は現在、停止していて、敷地境界で放射線を測定しているモニタリングポストの値に変化はなく、
外部への放射性物質の漏えいはないということです。
一方、茨城県によりますと実験施設の隣にある施設のモニタリングポストでは、
23日の午後4時ごろから6時ごろにかけて、通常、1時間当たり、
70から130ナノグレイを示している値が、一時、10ナノグレイ程度上がった
ということです原子力規制庁は、誤作動した経緯や、内部被ばくの状況、
それに連絡が遅れたことなどについて、日本原子力研究開発機構に話を聞いて調べています。

茨城県は、25日午前2時から記者会見し、
発生から通報まで1日半もかかっていて遅いとしたうえで、午後に立ち入り調査を行う考えを示しました。
日本原子力研究開発機構は午前2時半前に茨城県庁で記者会見し、
「大変、お騒がせして申し訳ありません」と謝罪しました。

日本原子力研究開発機構では、今月17日に福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で
重要な機器の点検漏れなどが相次いだことを受けて、鈴木篤之理事長が辞任したばかりです。
「J-PARC」とは
ホームーページによりますと、今回、放射性物質の漏えいがあったのは
茨城県東海村の日本原子力研究開発機構の原子力科学研究所にある「J-PARC」と呼ばれる施設です。
素粒子物理や生命科学、それに原子力などの幅広い分野で最先端の研究を行うための施設で、
平成20年に第1期施設が完成しています。
このうち素粒子を発生させる実験が行われていたハドロン実験施設は、
平成21年1月に完成した建物で、原子力科学研究所の南端に位置し、
加速器から取り出された陽子ビームを使って素粒子を発生させるなどの実験が行われています。
周辺の住宅地は、最も近いところで、施設から700メートル余り離れたところにあります。
実験中に放射性物質発生 4人被ばく
5月25日 6時58分
ー上記に書いてある事なので略ー
この事故で、分かっている範囲で22歳から34歳の男性研究者4人が
放射性物質を体内に取り込んで内部被ばくし、
外部からの被ばくを合わせた被ばく量は、最大でおよそ2ミリシーベルトでした。
4人は自宅や宿舎に戻っていて、
日本原子力研究開発機構は「健康への影響はないと考えている」と説明しています。
また、施設に出入りしていた合わせて55人について、今後、被ばく量を調べるということです。
施設内の汚染は、最大で1平方センチメートル当たりおよそ30ベクレルで、
23日から立ち入り禁止になっています。
この施設は現在、停止していて、敷地境界で放射線を測定しているモニタリングポストの値に変化はなく、
外部への放射性物質の漏えいはないということです。
一方、実験施設の近くの施設のモニタリングポストでは、23日の午後3時すぎから6時近くにかけて、
通常、1時間当たり70から130ナノグレイを示している値が、一時、
10ナノグレイ程度上がったということです。
国の原子力規制庁は、24日午後9時20分ごろに、
日本原子力研究開発機構から連絡があったということで、
被ばくの状況や連絡が遅れたことなどについて調べています。
茨城県は、午前2時から記者会見し、
発生から通報まで1日半もかかっていて遅いとしたうえで、
25日の午後、立ち入り調査を行う考えを示しました。
日本原子力研究開発機構は、
25日午前2時半から原子力規制庁で記者会見をし、
「おとといのことでありながら公表が遅くなりおわび申し上げます。
トラブルへの対応の意識や連絡体制がきちんと機能していなかった」と謝罪しました。
また事故が発生した23日の時点で報告や公表をしなかったことについて、
「事態を正確につかめていなかった」と釈明しました。
日本原子力研究開発機構では今月17日に、
福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で重要な機器の点検漏れなどが相次いだことを受けて、
鈴木篤之理事長が辞任したばかりです。
「安全への認識が甘かった」
日本原子力研究開発機構によりますと、23日午後1時半ごろ、
実験施設内の複数の放射線の測定装置で数値が上がっているのを確認したということです。
そして、換気用のファンで実験施設内の空気を外に出したあと、
室内の空間放射線量が下がったことから放射性物質が漏えいしたことを確認し、
実験装置を調べた結果、
午前11時55分ごろに発生した誤作動によって漏えいしたことが分かったということです。

実験施設内には当時、およそ20人の外部の研究者が実験を行っていて、
日本原子力研究開発機構は23日に研究者の服や靴の表面を検査したところ、
全員から通常より高いレベルの放射性物質が検出され、
その値は最大でおよそ10倍高いレベルだったということです。

原子力機構は研究者全員をそのまま帰宅させましたが、
その後、4人の男性研究者から内部被ばくの検査の希望があり、検査した結果、
4人から0.6ミリシーベルトからおよそ2ミリシーベルトの被ばく量が検出されたということです。


また、当日、実験施設の外のモニタリングポストの数値が上昇していたことが
24日の午後になって分かったため、
午後9時すぎ、茨城県と東海村に通報したとしています。
茨城県などへの通報が遅れた理由について原子力機構
「J-PARCセンター」の齊藤直人副センター長は記者会見で、
「放射性物質が漏れ出した量は法規上、問題のないほど低いレベルだったため、
通報の必要はないと当初、判断した。
しかし、施設外に放射性物質が漏れ出していることや研究者の内部被ばくも判明し、
重大な事案だと認識して通報した。
すぐに通報しなかったことは安全に対する認識が甘かったと反省している」と述べました。
原子力機構は当時、施設内にいた研究者全員に対し、内部被ばくの検査を行う方向で検討しています。
被ばく事故 県などが立ち入り調査
NHK 5月25日 17時24分

茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で、少なくとも研究者4人が被ばくした事故で、
25日午後、茨城県や東海村など地元の自治体が施設への立ち入り調査を行いました。

立ち入り調査をしたのは茨城県のほか、原子力機構と安全協定を結んでいる東海村を含む7つの市町村で、
事故があった施設がある原子力機構の原子力科学研究所に20人が集まりました。

はじめに、茨城県原子力安全対策課の松本周一技佐が
「今回の事故は、住民に大きな不安を与えるものと認識している。
県や市町村への通報連絡も、もっと迅速に行えたのではないかと考えている」と話しました。

これに対して原子力科学研究所の近藤悟所長は
「このたびは、大きな事象を起こしたことを大変申し訳なく思っている。
改めておわび申し上げたい」と陳謝しました。

このあと、自治体の担当者たちは事故が起きた実験施設に向かい、
▽放射性物質が外部に漏えいしたとみられている排気口の位置や、
▽被ばくした研究員4人が当時作業していた位置などについて、説明を受けました。
調査を終えた茨城県原子力安全対策課の松本周一技佐は
「内部の構造や、当時の状況などについてある程度の説明が得られた。
放射性物質が外部に漏れ出す原因として、建物の構造の問題があるのかもしれない」と話していました。
茨城県などは25日の立ち入り調査の結果を持ち帰って事故や通報が遅れた原因を調べることにしています。
被ばく事故 労基署も立ち入り調査
5月25日 18時51分
茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で、少なくとも研究者4人が被ばくした事故で、
水戸労働基準監督署は現場の安全管理などに問題がなかったかを調べるため、
事故が起きた施設への立ち入り調査をしました。
水戸労働基準監督署は25日午前、
3人の職員が茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の事故が起きた実験施設への立ち入り調査をしました。
職員たちはおよそ2時間半にわたって、
被ばくした4人が当時作業していた場所や実験施設のコントロールルームなどを確認するとともに、
関係する資料の提出を受けました。
さらに原子力機構に対し、
内部被ばくが確認されている研究者4人のほかに、
実験施設に出入りした51人についても、内部被ばくの検査結果を報告するよう指示しました。
労働基準監督署は今後、関係者への聞き取りなどを進め、
原子力施設で働く労働者の被ばく管理について定めた規則に違反していなかったかなどを
詳しく調べることにしています。
被ばく事故把握と報告遅れ謝罪
NHK5月25日 19時31分
茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で少なくとも研究者4人が被ばくした事故で、
原子力機構は、事故直後の被ばく検査や周辺の放射線量の調査を怠ったことから事態の把握が遅れ、
国への報告が発生から1日半もかかったことを謝罪するとともに、対応の問題点を検証することにしています。
この事故は、茨城県東海村にある原子力機構の実験施設で23日の正午前、
金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中に装置が誤作動し、想定を超える放射性物質が発生し、
少なくとも22歳から34歳の男性4人が被ばくしたものです。
この事故で原子力機構は、装置の誤作動が起きたあとの23日午後5時ごろには
施設内が放射性物質で汚染されていることを把握していましたが、
研究者の被ばくについては衣服などについた放射性物質を測定する簡易な検査しか行わず、
そのまま自宅などに帰していました。
その後、24日午前になって内部被ばくの詳しい検査の希望者を募り、希望した4人の測定を行った結果、
25日未明に、4人が放射性物質を体内に取り込むなどして、
最大で1.6ミリシーベルトの被ばくをしていたことが分かったということです。
原子力機構は当時、施設に出入りしていた残る51人の被ばく量を測定を急いでいますが、
被ばくした人はさらに増える見込みです。
また、施設の外に放射性物質が漏れ出たのは、実験室内で放射線量が高くなったのを下げるために、
23日午後3時ごろから2回にわたって換気用のファンを回したことが原因とみられていますが、
23日は周辺の放射線量を調査せず、
実験施設の隣の施設のモニタリングポストの値の上昇を把握したのは24日午後5時半すぎでした。
こうしたことから、原子力機構が国の原子力規制委員会や茨城県に事故を報告したのは、
発生から1日半もたった24日午後9時半ごろになってからでした。
国や県への報告が遅れたことについて原子力機構は、
事故直後の対応が不適切だったことを謝罪するとともに、対応のどこに問題があったかを詳しく検証し、
対応策を検討するとしています。
追加資料より
状況
2.概要
5月23日11時55分ごろ、J-PARCハドロン施設で金の標的に陽子ビームを照射し、
素粒子を発生させる実験をしていた。
ビーム取り出し装置が誤作動したことにより、
短時間に想定以上のビームが標的に照射された。
その結果、突発的に標的である金が高温となり、その一部が蒸発した可能性がある。
その直後、ビーム照射によって生成された放射性物質がビームライン装置から施設内に漏えいしたため、
管理区域内の汚染が生じ、周辺で作業していた研究者が内部被曝した。
なお、当日管理区域に入室し、かつ、装置付近に立ち入った人数は55名であった。
2.施設の状況
現在施設は停止しており、事象の進展はない。
3.汚染の状況
建屋内(管理区域ない)の汚染の程度は約30ベクレル/平方㎝
現在、建屋内を閉鎖し、立ち入り禁止としている。
4.作業者の被ばくの状況
作業者4人の被ばく線量を評価したところ、約2ミリシーベルトだった。
5.環境への影響
建屋周辺に設置されている管理区域協会のエリアモニタに若干の上昇が確認されたが、
原子力科学研究所周辺に設置されているモニタリングポスト(2カ所)
及びモニタリングステーション(1か所)においては、
通常の平均値(70~130ナノグレイ/時)に対して30分間で6ナノグレイ/時の一時上昇が確認さた。
この値を積算して線量を評価するとⅢナノグレイ(0.003マイクロシーベルト)となる。
6.原因
ビーム取り出し装置が誤作動した原因については調査中
事象発生の時系列
5月23日(木)
11:55
50GeVシンクロトロンにおいて、陽子ビームの異常警報によりビーム停止。
ー5ミリ秒の間に2×10の13乗個の粒子(正常時の400倍)が取り出される。
ー(この時点で、金の標的に損傷があったと考えられる)
12:08頃
警報リセット。
ビーム連続運転再開。
標的で発生する2次粒子数に低下が認められたので、標的調整を実施。
12:30頃
調整終了。利用運転開始。
K1.8BR実験グループが実験用の放射線検出器(中性子カウンター)の計数上昇を確認。
調査開始。
13:30頃
ハドロンホール内エリアモニタ(ガンマ線)の線量が約10倍
(通常時0.4マイクロシーベルト/時から4マイクロシーベルト/時)に上昇していることが判明。
14:26頃
ビーム運転停止。
エリアモニタ(ガンマ線)の線量低下を確認。
15:15頃
ホール内の排風ファンを回したところ、さらに線量が低下することを確認。
15:32頃
ある程度線量が低下した段階で、ビーム連続運転を開始し、標的位置を再調整した。
同時に排風ファンを停止した。
16:00頃
線量計を用いてホール内の放射線量測定を実施した結果、
全体の線量が4~6マイクロシーベルト/時と高かった。
また、ホール内のエリアモニタ(ガンマ線)の線量に再度上昇傾向が見られた。
16:15
ビーム運転停止←ここでやっと停止
17:00頃
ホール内の汚染を確認。
17:30頃
ホール内の作業者について身体汚染検査の上基準値(4ベクレル/平方cm)以下であることを確認し、
ホールの外への退出を完了。
19:00~20:00
放射線安全グループ主導の下で、ホール内の詳細な線量測定と表面汚染測定を実施。
23:30頃
施設内の全員が管理区域より退去。
ハドロン管理区域は閉鎖(人域禁止)とした。
5月24日(金)
9:00頃
安全ディビジョン長はセンター長、副センター長に昨日の状況について報告した。
10:00より
J-PARC関係者による状況の報告と今後の対策等について議論。
ハドロンのこの事象により、実験を停止することを知らせる報告を行う方向で作業を開始。
その時点では通報連絡に該当する事象とは考えなかった。
17:30頃
核燃料サイクル工学研究所のモニタリングポストのデータの一部で
23日15時過ぎに一時的に線量が上昇している件について、
核燃料サイクル工学研究所から安全ディビジョンに問い合わせを行った。
18:00過ぎ
管理区域協会に設置したエリアモニター(ガンマ線)の記録に関するデータが示され、
そのデータを精査したところ、23日の15時ごろと17時30分ごろに放射線レベルが増加しており、
この時間はハドロンホールの排気ファンを動作した時間とほぼ一致している事が判明。
19:00過ぎから
再度関係者を集め、センター長、副センター長、安全ディビジョン長は状況およびデータを確認し、
放射性核種の一部が管理区域外に漏えいした可能性が考えられるので、異常事象に当たると判断し、
21:10に原子力科学研究所の緊急連絡先に通報した。
21:11
現地対策本部開設し、関係者を収集。現場指揮所を開設。
※5月23時11時55分に陽子ビームの異常警報が鳴ってから、33時間16分後
22:15
法令報告に該当するものと判断
22:40(警報から34時間55分後)
報道機関への連絡
(以上、関係機関に適宜情報発信)
1;00頃
ホールボディカウンターの結果、約2ミリシーベルトの被ばくを確認。
通報連絡が遅れた理由について
=略=
ハドロン実験施設と金標的の設計上の構造
ハドロン実験施設では、50GeVシンクロトロンより取り出された一時陽子ビームを
ハドロン実験ホールの二次粒子生成標的に照射し、
生成したK中間子やπ中間子等の二次ビームを服すの実験エリアに輸送し、
様々な実験を並行して行っている。
ハドロン実験施設は、ハドロン実験ホール、電源棟、電磁石電源棟、機械棟から構成される。






ーーー
警報が鳴ったのにリセットして、何度も再起動し、
しかも換気扇を回して放射線量を下げるって(。◔‸◔。)??
一体どういう神経なんだ(╬◣д◢)
もんじゅしかり、敦賀活断層問題しかり、体質がまるごと腐ってる!
J-PARC日本原子力研究開発機構の放射能漏れ事件に関する記事
「茨城東海村大学院生等4名2ミリシーベルトの内部被ばく。
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<保存してるよ!>放射放出事件・東海村J-PARCがネットから消した資料
どんな放射性同位体が飛び出したの? 東海村J-PARC(日本原子力研究開発機構)事故
茨城県の東海村の実験施設の事故について 5/28武田邦彦氏(音声文字起こし)
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J-PARC換気扇回しっぱなしで3日間の言い訳
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コメント
このコメントは管理人のみ閲覧できます
| 2013.05.27 02:30 | 編集
これ以上、腐りようが無いと思ってましたが、まだ腐り代が残っていたのですね・・・(>_<)
はいろーず | 2013.05.27 21:48 | 編集
事故は事故で、管理体制も問題ありだと思いますが、レントゲン検査数回分程度の被爆で過剰反応しすぎではないでしょうか?
| 2013.05.29 18:29 | 編集
>レントゲン検査数回分程度の被爆で過剰反応しすぎではないでしょうか?
この危機意識の薄さが恐らく現場にも蔓延していて、これまでの軽度から重篤までの数えきれない原発でのミスや事故を招いているのですね。
過剰に神経をとがらせ過ぎるくらいにしていても、それでも人間はミスをするもの。
東電福一でも結局誰も責任を取らないからこの緩みは締まることがなく、また深刻事故は必ず起きるでしょうね。
この危機意識の薄さが恐らく現場にも蔓延していて、これまでの軽度から重篤までの数えきれない原発でのミスや事故を招いているのですね。
過剰に神経をとがらせ過ぎるくらいにしていても、それでも人間はミスをするもの。
東電福一でも結局誰も責任を取らないからこの緩みは締まることがなく、また深刻事故は必ず起きるでしょうね。
予言できちゃうよ | 2013.05.29 22:08 | 編集