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「それは核技術を輸出するというのとまったく同じ事になる」小出裕章ジャーナル5/25ラジオフォーラム(内容書き出し)

ラジオフォーラム

第20回放送 在特会と差別排外扇動活動(ヘイト活動)の実態
    放送日:5月25日(土)~31日(金)
    ゲスト:安田浩一さん(ジャーナリスト)
    パーソナリティ:石丸次郎(ジャーナリスト)

小出裕章ジャーナル


石丸:ゴールデンウイークは小出さん、いかがお過ごしだったんでしょうか?

小出:
はい、前半は原子力実験所の宿直というのにあたっていましたし、
後半は北海道の東部の3カ所で集会を開いていただいて、そちらを駆け回ってきました。

石丸:じゃあ、ずっとお仕事だったんですね。

小出:そうですね。

石丸:
そのゴールでウイーク中、安倍総理もお仕事されていました。
ロシア中東を外遊されまして、
特に中東では原発をはじめとした新幹線の公共交通システムとか、
医療分野等のトップセールスをされていました。
経団連の米倉さんとかを引き連れてされていました。
やはり注目されるのはこの原発の輸出を、えらく安倍さんは一生懸命やられたという事なんですけれども、

小出:だそうですね。

石丸:
この中で安倍さんは次のようにコメントしています。
「過酷な事故がある中で高い安全基準を持っている日本への期待は大きい」

小出:・・・

石丸:「期待にこたえていくべきだ」

小出:はい。

石丸:これはどう思われますか?

小出:全く事実に基づかないあきれた話です。

石丸:あきれるというのは、具体的におっしゃっていただけますか?

小出:
今現在福島第一原子力発電所の事故は進行中で、
その事故をどうやって収束させていいのかそれすらも分からないまま、
沢山の労働者を被ばくし続けていますし、
放射能が環境に流出することを止める事も出来ないという現実が目の前にあるのです。
日本の原子力技術というものが全く当てにならないという事が目の前に示されているのですから、
そうである時に「高い安全基準を持っている」等という事がどうしたら口をついて出てくるのか、
私にはさっぱりわかりません。

石丸:
安全基準、高い安全基準。
これは、沢山我々も聞きましたね。
日本の原発は
「チェルノブイリ、スリーマイルで事故があったけど、日本の原発は安全なんだ」と。
ところが事故が起こりましたよね。

小出:そうですね。

石丸:
これは法的にはともかくとしても、やっぱり倫理的に非常に大きな問題があると思うんですけれども。
いかがでしょうか?

小出:
もちろんです。
これまで日本では58基の原子力発電所をつくってきました。
その全ての原子力発電所は完全に安全ですと、
安全の確認をしましたとお墨付きを自民党の政権が与えて、
その原子力発電所でも沢山の事故が起こってきまして、
「本当に大きな破局的な事故が起きないで欲しい」と私は願い続けてきましたけれども、
でも、本当に悲惨な事故が2011年3月11日に起きてしまって、
先程聞いていただいたようにその収束の方策すら分からないという状態なのです。
「日本の原子力発電所は安全だ」などという事は、誰が見てもそう思えないはずだと私は思います。


石丸:
当然、お金儲けと。
企業ですから利益追求のために原子力発電を輸出したいということなんですけれども、
これは裏返すと日本で新規の開発、あるいは建設というのが、
もう非常に困難になったことの裏返しだという事でいいですよね。

小出:そうです。
自民党政権はすでにつくって、現在止まっている原子力発電所を再稼働させると言っていますし、
新たな原子力発電所もつくるといまだに言っているのですけれども、
でも本当にそれをやるというのは自民党にとってもかなり難しい事だと思いますし、
国内で原子力発電所をつくれないなら海外にとにかく売りつけるしかない
という所に日本の原子力産業が追い込まれているのです。

石丸:
裏返すと、それでも、「そういう過酷な事故が日本であっても、それでも原発が欲しい国々がある」と。
建てたいという国々があるという現実があるわけですけれども、
これはどういうふうに解釈したらいいんでしょうか?

小出:
日本の場合もそうですけれども、一方では金儲けをしたいという大きな企業があったわけですし、
もうひとつの原子力を求めた基本的な理由というのは、核兵器を持ちたいというその動機からきているのです。
それはもう、日本が原子力に手を染めた当時と今で、全く変わっていませんし、
世界中の国々が「何とか核兵器を持てるような力をつけておきたい」とずっと思ってきている訳ですし、
日本がそうであったように他の国も、とくに中東諸国などはそうだと思います。

石丸:
電力という事以外に、ま、公言はしないとしても
核兵器をつくる能力を確保しておきたいという動機が各国にあると。

小出:
もう日本ではちゃんと公言をしていますというか、外務省の文書にもきちっとその事は載っていますし、
政府の要人たちがたびたびその事を発言してきましたので、
もう、いわば公言されていると思っていただいて構わないと思います。

石丸:
なるほど。
で、一方で国際的な原発関連メーカー開発会社にとっては
原発をつくるという事が、コストが非常にこれはかかるので、これは商売にならないという動きもあります。
昨年10月にはイギリスの原子力関連会社セントリカ社が、
福島事故後の新しい安全対策などでコストがかかり、もはや投資は適切ではないと言って撤退をしております。
ところが今回日立が買収をするという事に動いた訳ですけれども、
日本の原発関連会社にとってコストの事を考えると、まだ、
ビジネス的にはまだまだ美味しい面があるんでしょうか?

小出:
そうです。
日本というのは電力会社は独占企業ですので
「どんなに高い投資も必ず電気料金として回収できる」という法的なしくみがすでにあるのですね。
ですから原子力発電所がどんなに高かろうと、
むしろ逆に言うなら「高ければ高いほど電力会社が儲かる」という
そういう仕組みのもとでここまできてしまっています。
そういう法律を一切、まずは撤去しない限りは、
「電力会社が原子力をやりたい」という動機が残ってしまいますし、
原子力産業もその中で利益を得たいと思い続けているとおもいます。

石丸:
ですから日本の仕組みの中でも、原発開発を現在の仕組みの中で続けるかぎり、
これは消費者にコストが転嫁できるというそういう仕組み

小出:そうです。電気料金を高くすればいいだけなんですね。

石丸:
先程ちょっとお話に出ました、各国が電気だけではなくて核兵器を保有するという事を、
将来の希望と言いますか念頭において原発輸入をもくろんでいるのではないかという事ですけれども、
今、ベトナム、あるいはヨルダンなんかもですね、あるいはトルコ。
これ、中東の国で言うと当然紛争の火種をずっと抱えている地域ですよね。
こういうところに原発をつくるという事はなおさら危険度が増すという事に繋がると思うんですけれども、
たとえばトルコなんかはですね、
トルコに原発をつくって、トルコが核兵器を持つという事は念頭においてやっているという事は、
政治的な意味はともかくとしてですね、
それは見方としてトルコの核開発に日本の企業が参画するというような見方をしてもかまわないんでしょうか?


小出:
もちろんです。
どの国でもそうですけれども、
原子力開発をするという事は、技術的に言うなら核開発をするという事とまったく同じことですので、
なにか日本では原子力発電と言うと平和利用とイメージされる方が多いんですけれども、
そんなことは全くなくて、
原子力開発をやってしまうとそれはそのまま核開発に繋がってしまうというものが技術の宿命なのです。
ですから日本があたかも平和利用だとか言いながら、原子力技術を輸出するのであれば、
それは核技術を輸出するというのとまったく同じ事になります。

石丸:
はい、もうちょっとお聞きしたいところですがお時間がきました。
どうも小出さんありがとうございました。

小出:ありがとうございました。




ーーー

そんな安倍くんはサウジへ原発を売り込み行商中<日本人として恥ずかしい>
まず、サウジアラビアで原発売り込み
「日本は再生可能エネルギーや世界一安全な原子力発電の技術を提供できる」と強調

「あなた方はこれからも原子力発電所を日本国内に建設するんですか?」
トルコシノップ市長[トルコへ原発輸出]5/3報道ステーション(内容書き出し)

そして福島事故後では初めてトルコへ「原発輸出」首脳会談で合意



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