fc2ブログ
05.29
Wed
2013年5月25日 
原子力機構J-PARCハドロン実験施設におけるトラブルについて


P10に測定解析結果がでている。
2013052821.jpg

ハドロン実験施設・γ(ガンマ)線核種分布測定解析結果
場所:実験ホール(実験フロア)
測定日時:平成25年5月23日21:41(ビーム停止中)
測定方法:HP/Ge検出器

表示の核種が内部被曝に影響を及ぼしている



2013052822.jpg

主な核種は197Hg、43K、198Au、195Hg、24Naと大きな文字で書いてある。
表を拡大してみた。
( ↓クリックするともっと大きく見る事が出来ます)
2013052825.jpg
まず、197Hgの矢印で示している部分がずれているのではないか?と思った。
そして、画像のファイルなので、ズームすればぼやけてしまい、とても文字が見にくいのだけど、
私がよく知っている121I(ヨウ素) 121Te(テルル) とかも、出ているんじゃないな?
198Au よりも高いところに、様々な核種があるように思えますが、
全くの素人なのでなんにもわかりません。
ネットで調べてみても、やっぱり難し過ぎる><;。

WikiにJ-PARC放射性同位体漏洩事故がすでにまとめてあり、
そこに検出された放射性同位体の表がありました。

2013052824.jpg

この表を見ると、β(ベータ)線を放出する半減期が短い核種のようです。
周辺への影響は短期間で無くなると思いますが、吸い込んでしまっていたら心配です。
半減期が短い核種は内部被ばくをすると大変危険だという事だからです。


半減期が短い核種は非常に危険
児玉龍彦:
それでこの希ガス、キセノンはたとえば、半減期が5日です。
放射性ヨウ素は半減期が8日です。
それに対して放射性セシウムが、セシウム134が2年。
それで最大今問題になっているセシウム137というのは半減期が30年かかります。

この半減期はどういうことか?と言うと、
たとえばここに16この放射性物質があったとすると、
放射性物質は放射線を出して安定な状態に移っていってしまうという格好で、
半減期8日という事は、ま、たとえば16個あったものが、8日経つと8個に、
それで次の8日では4個に次の8日では2個にという事になりますから、
8日で半分、16日で4分の1、そして24日では8分の1
だから大体、ひと月で10分の1になる

そうするとヨウ素なんかは3か月経ったら、だいたい1000分の1で測れなくなります
6カ月経ったら100万分の1で、ほとんど検出は無理であります。

逆に言うと、この半減期が早いという事は、その時期には非常に危険であります。
崩壊数が多いから、どんどん、どんどん放射線が出ていくという事になります。
それですから、一番最初のヨウ素が大量に飛散した時は、これはかなり逃げるしかない。



一度内部被曝してしまったら、吐き出すことはできず、何も起こらないことを祈るしかない。
放射性物質というものの恐ろしさはそこにあると私は思います。
今回被曝された作業員の方々の今後の安全を願います。

近隣住民の方々は、内部被ばくは大丈夫だったのでしょうか?
とても心配です。
でももう、測っても分からなくなっちゃっていますね。
何年か後に病気になったとしても、「23日の事故のせいだ」と立証することは多分出来ない。









J-PARC日本原子力研究開発機構の放射能漏れ事件に関する記事

「茨城東海村大学院生等4名2ミリシーベルトの内部被ばく。
連絡は警報から36時間後。モニタリングポストの異常あり」
日本原子力研究開発機構公表資料&NHKニュース時系列


「安全装置は1日10回ぐらい毎日止まるんです、だから経験から再起動」
5/27モーニングバード書き出し・J-PARC55名の被ばく検査結果資料・東京新聞社説


<保存してるよ!>放射放出事件・東海村J-PARCがネットから消した資料

どんな放射性同位体が飛び出したの? 東海村J-PARC(日本原子力研究開発機構)事故

茨城県の東海村の実験施設の事故について 5/28武田邦彦氏(音声文字起こし)

放射性物質の拡散した方向と種類 J-PARC東海村放射能漏れ事故5/29公表資料より

J-PARC換気扇回しっぱなしで3日間の言い訳





関連記事
comment 1
コメント
このコメントは管理人のみ閲覧できます
| 2013.05.30 05:31 | 編集
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top