<郡山講演>「この影響というものは7世代に及ぶというふうに言われています」ヤブロコフ博士5/20(一部書き出し)

18日の東京講演の書き出し

『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』崎山比早子氏・星川淳氏5/18(内容書き出し)

<講演部分>アレクセイ・ヤブロコフ博士5/18(内容書き出し)

<質疑応答部分>アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会5/18(内容書き出し)




東京でのヤブロコフ博士の講演を書き出していて、
私はどうしてもこの本が欲しくなっちゃって、注文しました。
いつもならすぐに届くのに、この本は“お取り寄せ”だったようで、数日かかりました。

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ものすごく分厚くて重量感たっぷり。
お値段ちょっと高めだけど、この先何十年も家宝になりそう~♡
翻訳チームの細川さんがその苦労話をおっしゃっていましたが、
翻訳チームの温かさが感じられる本です。
ただ訳せばいいというような内容ではなく、
とても丁寧にわかりやすい文章で書かれています。

簡単には全部は読めないボリュームなので、
参考書のような感じで使いながら、大切にしたいと思っています。


ヤブロコフ博士は上記の東京以外にも各地で講演をなさって帰国されました。
今回は、郡山での講演で、東京公演では詳しく話していなかった部分を書き出しました。

2013年5月20日(月)
郡山市総合福祉センター(福島県郡山市)
ふくしま集団疎開裁判の会 郡山連続講演会【第2回 チェルノブイリ被害の全貌~福島への教訓】。
アレクセイ・V・ヤブロコフ博士


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「この本を書こうと思った理由」
ではこの本がそもそも誕生した経緯というのをちょっとお話しをさせていただきます。
2005年、つまりチェルノブイリの事故から20年経とうとしているときですけれども、
IAEA,国際原子力機関、そしてWHO,世界保健機関が
チェルノブイリの事故の報告書という大変厚い本、報告書を出しました。

その報告書に書かれていたという事が、
私たち、私も含めた私の友人たちが
「自分の目で見て自分の耳で聞いてきた事とあまりにもかけ離れていた」という事に驚いたわけであります。
そこで、私たちは自分たちで会得した本を書こうという事を決意いたしました。
私はソビエト時代から国会議員をつとめ、そしてもともと生物学者であります。
またロシアという自分の国の市民であるという自覚を持っています。
そして私が友人と呼んでいる人たちがいますけれども、たとえばワシリー・ネステレンコという人がいます。
この人は物理学者であり、ソビエト時代の移動式の原子炉というものが設計された時の
設計の総責任者を務めた人であります。
そういった人たち。
特にこのワシリー・ネステレンコさんと一緒に、中心になって、
自分たちで聞いてきた事、そういった事実をまとめた本をつくろうと決意したわけであります。

その後、福島の原発で事故が起きた訳であります。
そして、あの事故、それ以降の日本で起きている事、状況という事は
チェルノブイリの事故の後にソ連で起きた事が繰り返してあるという点があまりにも多い訳であります。

そこでチェルノブイリの教訓ということを今一度私たちが思いだし、そして噛みしめるという事は、
とても大きな意味があるのではないかという事を私は思っています。

さて、日本語版が先日出た訳であります。
沢山の方が翻訳に従事して下さいました。
その翻訳に携わって下さった人々に深く心からお礼を申し上げたいと思います。
純粋に翻訳の期間だけで1年半かかったという、大変困難な作業で、
とても忍耐強く翻訳をして下さいました。

そしてまたこの本を日本語で日本で出してくれた日本の出版社にも心からお礼を言いたいと思います。


――講演部分 東京都ほぼ同じ(略)
<講演部分>アレクセイ・ヤブロコフ博士5/18(内容書き出し)――


そしてこの公式の見解というものが被曝線量というものを基準にしているのですけれども、
それも事故当初の、最初の数時間、最初の何日間の被曝線量はいくつであったかということをですね、
過去にさかのぼって測ろうとしているわけであります。

ですからたとえば事故当初、あるいは事故後の数日間、
あなたはどれだけ屋外にいましたか?何時間何分いましたか?という事を問う訳ですけれども、
それを個人個人が覚えているという事自体が不可能だと考えるべきだと思います。

またホットパーティクルと呼ばれる放射性の微粒子がそれがどこに落ちているか?という事は、
たとえば2mの距離が離れていればですね、癌になるような非常に強いものである場合もあるし、
2m離れれば弱くなってしまうのもであるかもしれない。
そして地域全体の汚染度という事に関しましてもスポット的になっているので、
たとえばこの会場ぐらいの面積のところが非常に汚染されているという場合があります。
ただそこからですね、何十mか離れてしまうと、あるいは100m離れると、
人体に与える影響というものが無くなるに等しいという事、影響が弱まるという事が挙げられる訳であります。

そしてそもそもシーベルトというものは、
3種類か4種類の放射性核種だけを念頭において測ったものでありますけれども、
事故が起きますと、そして実際に事故が起きた訳ですけれども、
何十という種類の、もしかすると何百という種類の放射性核種が放出されていて、
そういったもの全体をですね、まとめて考える、
そしてデータを収集するという事がそもそも不可能であります。


そうやって、その平均的な線量というもの、
それは大きな病院の
「平均気温はいくらだから、だからその各病人に影響は無い、ある」と言うのと全く同じで
意味が無いと私は考えます。


一人一人の放射線の負荷を測る方法
さて、個人一人ひとりでありますけれども、
放射線の負荷というものがどれ位あるかという事を正確に測ることは可能であります。

まず歯のエナメル質というものを少しの量で測る事ができます。
これはレンガにしろタイルにしろ
「結晶構造を持っているものは放射線が通過すると変化をする」という事がありますので、
このテストによって、誤差が10~15%でどういう放射性の物質が体を通過していったかという事が、
自分の歴史と、ヒストリーというものが分かります。

また、染色体でありますけれども、
染色体、これは被ばくをすると数時間で染色体というものが変化をします。
そして安定した異常と不安定な異常というものがおきて、
不安定な異常というものは数年間で消えますけれども、
染色体の安定的な異常というものはずっと残ります。
ですからこれも検査する事によって、どれだけ個人に放射線で負担がかかっているかということができます。

また眼の水晶体の混濁ということも、
これもどれだけ放射線で体に負担がかかっているか?という事を正確に測ることを可能にします。

また、ホールボディカウンターというものがあるわけですけれども、
これもとても有効であります。
たしかにホールボディカウンターというものはγ(ガンマ)線のみしかチェックできないんですけど、
それでもγ線というのを基準にして、個人の全般的な状況というものを理解することは出来ます。

そして子どもに関しては、体重1kgあたり20ベクレル
そして大人であれば、成人であれば体重1kgあたり50ベクレルであれば、
何らかの措置を取らなければいけないという基準であると私は思います。

どういう措置を取るべきか?というのは様々な本、手引書というものが出ています。


影響は7世代に渡る
さて、チェルノブイリの事故でありますけれども、
この影響というものは7世代に及ぶというふうに言われています。

福島に関しましても複数の世代に関してですね、
この事故の影響というものが実感として感じられる、
そういった影響があるだろうという事を考えています。


なんの危険も無いという人に踊らされてはいけない
さて、知識というものは力を与えてくれると言います。
確かに恐ろしい事態が起きた訳ですけれども、いたずらに怖がる必要はないと私は考えます。
正しく行動するという事が必要な訳です。

つまり、「なんの危険も無い」と言っている人たちに踊らされては決していけない訳です。

恐ろしい事態が起きてしまったと。
そして危険というものが現実にあり、
なおかつ危険に対処する方法は具体的にあるんだ。
という知識を身につけて行動していくという事が大切だと思います。




日本の再稼働は狂気だ
さて、チェルノブイリの事故、そして福島の原子力発電所の事故、
この二つの事故の教訓でありますけれども、
私はこれを言わない訳にはいきません。
これは平和利用、原子力の平和利用と言われている原子力発電でありますけれども、
これは核兵器が人類にもたらす危険と同等の危険を実際にすでに人類にもたらしてしまっている
その事を福島が完全に証明して見せたという事であります。

昨日、そして今日の日本で出ている新聞などで、
日本の政府が複数の原子力発電の再稼働というものを計画しているという事を読んでいます。
これは正気の沙汰ではありません。
狂気であると、狂っていると私は思います。

と言いますのは、
正常に運転されていると言われている原子力発電所に関しても、
周囲の人々や自然に対して
異常な脅威を実際に生みだしているということを証明している事実というのは実に沢山あるわけです。
このテーマに関しては私は独自の、また別個の講演をレクチャーを読める、
それほどの十分な資料が集まっている訳です。
さてしれではこれからはみなさんの質問に答えていきたいと思います。


ーー質疑応答に続くーー







「チェルノブイリ事故以外の説明はあり得ない」
ダウン症・奇形・がん死亡率~隠されていた真実のデータ~アレクセイ・ヤブロコフ博士
(動画・内容書き出し)










5月18日 東京講演
『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』崎山比早子氏・星川淳氏5/18(内容書き出し)

<講演部分>アレクセイ・ヤブロコフ博士5/18(内容書き出し)

<質疑応答部分>アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会5/18(内容書き出し)



5月20日 郡山講演
<郡山講演>
「この影響というものは7世代に及ぶというふうに言われています」ヤブロコフ博士
5/20(一部書き出し)


<郡山講演質疑応答>肝に銘じることは
「ここで暮らし続けていくという事は福島の事故以前と同じ暮らし方をしてはいけない」
ヤブロコフ博士5/20(書き出し)



5月22日 京都講演
<京都講演質疑1>
「彼らは多くの事実、多くの調査結果というものを黙殺している」ヤブロコフ博士5/22(書き出し)


<京都講演質疑2>
「より大きな声で叫ぶという事です」 ヤブロコフ博士5/22(書き出し)









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