普通に漏れて当たり前のタンクに見えるけど・・・、


福島第一原発 汚染水タンクで水漏れ
NHK 6月5日 19時27分

福島第一原子力発電所で、汚染水をためた地上の鋼鉄製のタンクで水漏れが見つかり、
東京電力は、漏れたのはおよそ1リットルだと説明しています。
汚染水は、水漏れが相次いだ地下の貯水槽から移送していたもので、
東京電力は移送を停止するとともに漏れた原因を調べています。

福島第一原発では5日午後0時15分ごろ、地上に設置された鋼鉄製のタンクの壁面の継ぎ目部分から、
3秒から4秒に1滴程度の汚染水が漏れているのを、パトロール中の作業員が見つけました。
このため東京電力は、タンクの継ぎ目のボルトを締めたうえ、汚染水の一部を別のタンクに移した結果、
漏えいは、およそ4時間半後に止まりました。
漏れたのはおよそ1リットルだということです。

タンクの汚染水は、原子炉建屋の地下にたまった水から、放射性セシウムなどを取り除いたもので、
一度は地下の貯水槽にためられていました。

しかし、ことし4月に、地下貯水槽で水漏れが相次いだことから、
東京電力は、地下の貯水槽の汚染水を地上のタンクに移送していましたが、
タンクが不足したため、先月、新たなタンクを増設していました。

水漏れが見つかったのは、このうちの1基で、
先月21日から6号地下貯水槽から移送していたということです。

タンクでは、500トンの容量のうち、420トンの汚染水が入っていたということで、
東京電力は午後0時45分に移送を停止するとともに漏れた原因を調べています。

水漏れが見つかったタンクは、海からおよそ400メートルほど離れているということで、
東京電力は、
「水漏れはタンクの下のコンクリートが湿った程度なので、汚染水が海に漏れる心配はない」
と話しています。


タンクと弱点

東京電力福島第一原子力発電所では、
5日に水漏れが見つかったのと同じ鋼鉄製のタンクが、およそ300基設置されていて、
これまでも水漏れが相次いでいます。

5日に水漏れが見つかったタンクは、直径と高さがおよそ9メートルの円柱形で、
1基で500トンの汚染水をためることができます。

鋼鉄製の板を継ぎ合わせて継ぎ目をボルトで締める構造によって水をためる部分を作っていて、
継ぎ目では、ゴム製などの部品を使って隙間を埋めています。

水漏れは、5段の構造のタンクの2段目と3段目の間で起きたということです。

こうした鋼鉄製のタンクは、福島第一原発に敷地に現在、およそ300基設置されていて、
これまでも水漏れが相次いでいます。

去年2月には、高濃度の放射性ストロンチウムを含む汚染水が、
タンクの継ぎ目から漏れているのが見つかるなど、
継ぎ目からの水漏れは、去年3件発生していました。


東京電力は、パトロールを強化したり、定期的にボルトを締め直すといった対策をとっていますが、
結果として抜本的な対策をとることはできていません。

東京電力の事故後の対応を巡って国の委員を務めた大阪大学の片岡勲教授は、タンクの構造について、
「汚染水をためるようなタンクは本来、継ぎ目を溶接して作るべきだが、
地下貯水槽からの漏えいを抑えるために急いで作らざるをえなかった」と話しています。

そのうえで片岡教授は、
こうした構造のタンクは、去年も水漏れが相次いで起きたように、継ぎ目からの漏えいが起きやすく、
継ぎ目を覆う『パッキン』と、呼ばれるつなぎ目の隙間を埋める部品も、5年程度しか持たない

と指摘しました。
そして、「今後、東京電力は漏れがないよう、しっかり点検を行うと同時に、
パッキンの部分を定期的に交換するなど早めの対応が求められる」と話しています。

地下貯水槽の水漏れの経緯

ことし4月には、汚染水を保管していた7つの地下の貯水槽のうち3つで相次いで水漏れが見つかり、
東京電力は、急きょ、貯水槽に保管していた2万3000トンの汚染水を
すべて地上のタンクに移すことを決めました。

しかし、もともと設置していたタンクだけでは足りないことから、
先月から東京電力は順次、タンクを新設したうえで汚染水の移送をしていて、
5日に水漏れが見つかったタンクも新たに設置したものでした。



ー動画書き出しー



またも汚染水漏れです。

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東京電力福島第一原子力発電所で今日昼過ぎ鋼鉄製の汚染水タンクの一つで水漏れが見つかりました。
トラブルが相次いだ地下貯水槽の水を移すためのタンクで、
東京電力は汚染水の移送を止めて漏れの原因を調べています。

汚染水を溜めるタンクが建ち並ぶ福島第一原子力発電所の敷地の一角に
赤く囲んだ場所に問題のタンクがあります。

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そのタンクの写真です。

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東京電力などによりますと、午後0時15分ごろ丸い印の部分から汚染水が漏れているのが見つかりました。
3秒から4秒に1滴ほど滴り落ちていたという事です。
タンクは高さ9mで、鋼鉄製の円筒を5段重ねて作られています。

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汚染水が漏れていたのは下から2段目と3段目の継ぎ目です。

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この次目はタンクの設置を急いだため溶接されず、
ゴムなどで隙間を埋めてボルトで締める方法で接合されています。

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東京電力がボルトを締め直し、汚染水の一部を別のタンクへ移した結果、
水漏れは止まったという事です。

東京電力は、漏れた汚染水の量はおよそ1リットルで、海に漏れる心配はなく、
敷地周辺で放射線を測定しているモニタリングポストの値に変化は無いという事です。

水が漏れたタンクは汚染水の保管方法の抜本的な見直しを迫られる中で設置されました。

今年4月、地下の貯水槽で水漏れが相次いで見つかったからです。
東京電力は地下貯水槽から水を移すため先月タンクを増設しました。

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その新しいタンクで水漏れが起きたのです。
汚染水の移送は今日のトラブルでストップしました。

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東京電力によりますと、タンクの継ぎ目から汚染水が漏れたトラブルはこれまでにも3件あり、
専門家からは構造上の問題が指摘されています。

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同じような構造のタンクはおよそ300基あります。
今後も水漏れが続く恐れは無いのでしょうか?

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東京電力:
運用や取扱の信頼性をあげていくための点検を行ったり、
あるいは漏えいが起こった場合の対処等々については、検討・検証などをしようという事で動いてございます。




ーーー

正直、「またか」と思ったし「やっぱり」とも思った。
だから水漏れはブログではスル―しちゃおうかと思ったけれど、記録に残しておく事にしました。

それにしても最近しみじみ思う事は、
私たちの技術はもっと進化していて、どんな事でもできるようになったと思っていたけれど、
それは全くの錯覚で、まだまだ何もできないんじゃないかと…。

素人が考えても漏れて当然と思えるようなこんなタンクに水を入れる。
このような技術しか無くて、この先どうなるのかと、改めて不安になった。

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