広瀬隆「原発、福島・人権、そして憲法」 6/2福島市(内容書き出し)

私が去年、今年も、もんもんとして言いたかったことは、憲法の問題なんです。
これを話す機会がどこでも一回も無かったので、
「今日は絶対にやらせてくれ」という事で、
今日はむしろそっちを柱にお話したいと思うんです。

というのはいま佐々木さんがおっしゃったように、
「何で今総理を支持するのか分からない」とおっしゃるけれど、
それには理由があるんです、非常にハッキリとした。

それはね、報道しないからなんです。
事実を報道しないからなんです、日本のテレビと新聞が。
もう、この一点につきます。
だから今日は日本のテレビ新聞に全く出てこない事をきちっとお話しますので、
よーく聞いて下さい。

それでそれをみなさん、この場にとどめないで、広めて下さい。
もう、新聞は信用できませんから。
我々が好きな新聞でさえ、何も書いてありませんから、大事なことは。

じゃあ、本題に入ります。

1:49
「時間の止まった街」

多分先月だったと思うんですが、JRの東海労働組合、
労働組合っていろんな種類があって、怪しげなのもあるんですが、
JR東海労と訳しているんです、一般に。
この人達は本当に意気のある人たちで、先月ビデオを送ってくれまして、
そのビデオを見て私もショックを受けて涙をぼろぼろ流したんですが、
そのタイトルが「時間の止まった街」というタイトルでした。

それは東海労の組合員の一人の方が、福島のいま警戒区域の立ち入り禁止区域の方だったんですね。
だからその方が一時帰宅した時の記録です。

20130602広瀬隆福島11

言うまでも無く皆さんご存じだと思うんですが、
このビデオは福島第二がある方の楢葉、富岡庁から始まります。
それで北へ行って双葉、浪江の方まで行く、そういうルートをたどったんですが、
富岡に入りました。
この富岡がどういう形だったかをね、ビデオが非常に長いので
私がそれを大事なところだけ静止画で撮りましたので、
それを早いスピードで送っていきますので見て下さい。


20130602広瀬隆福島12

富岡町
壊れてますね。良く見て下さいね。

北へ向かうと福島第一へ向かう作業員がぞろぞろと歩いているのに出くわすんですが、

20130602広瀬隆福島13

一体いつ頃の記録なんだろう?と思ってですね、
これを私もガーッと見てたんで、で、最後に日付が出るんですが、
なんと、今年の3月20日の記録なんです。(2013年)
2か月前ですよ。
つまり、"今"なんですよ。
"今"あんな状態なんですよ。
信じられます?私は信じられませんでした。
福島県内の人も知らないんではないか?要するに人が入ってないわけですから。
しかも、「入ってない」っていう理由はなんですか?
「入っちゃいけない」からでしょ?
危険だから、あんなままになっているんでしょ?
ぞっとしました。

これから見てい来ます、これから双葉に入りますけれども、

20130602広瀬隆福島14

双葉町
いまの状態ですよ。メインストリートですよ。
呆然としてますね。

20130602広瀬隆福島15

いまですよ、これが。
こんな看板があってね、「原子力明るい未来」
これには私うんとショックを受けたんですが、
これは双葉駅の売店。
日付をみたら2011年3月11日。
あの地震のあった日の朝刊ですよ。
そのまま置いてあるんです。
こんな状態。

20130602広瀬隆福島16

それで線量を測ると東京の数百倍。
だから、人が入ってはいけない。
入れない「警戒区域」という名前できたわけです。
「警戒区域」ってわれわれ新聞では見ているんだけど、ほとんど頭に入らないんです。
実際には新聞に数値が出ています、だけどあれは意味が分からなかったんです。
家の中に入ってももうめちゃくちゃな状態のままですね。
それで、今日が6月1日だから、4日か5日前ですね。
5月28日からその双葉の警戒区域が帰還困難区域に変更される。
分からないんです、言葉で聞いても我々。

20130602広瀬隆福島17

ここは日中の立ち入りができるようになって、
つい数日前ですよ。
私ね、意味が分からないです。
ね、福島の人達も分からないでしょ?意味。
「なぜこんな所に入って良いのか?」とかね。

<双葉町>
「 4%だけが警戒区域解除されても何の意味もないのではないか」5/28報道ステーション


双葉町一時帰宅者のメール・避難指示区域の損害賠償金6/6東電・政府交渉(内容書き出し)




さらに北に向かうと津波の被災地なんですが、流されたままですね。
津波の被災地ですから、ここにもどなたかが住んでいらっしゃったはずです。

20130602広瀬隆福島18


自動車がね、ぺしゃんこになっていますが、この自動車の中にいたんですよね。

20130602広瀬隆福島19

私も岩手県やなんかをまわった時に、
日本中の人ががれき焼却の反対の運動をやっていますけれど、
そういう問題じゃないっていう事を感じているんです。
そこにザーーっと「がれき」と呼ばれて自動車が全部廃車になって、
同じようにぺしゃんこになって山積みになっているんですが、
その中にみんな人がいたんですよ。
ね。
その人たちがどうなったのかという事もなにも議論しないまま
「焼却」だとか、そういう事を言っているんですよ、日本はね。

20130602広瀬隆福島20

これは津波で田んぼに運ばれたままです。


浪江町請戸漁港
20130602広瀬隆福島23

その凄まじい請戸漁港ですが、
船がこれ、突っかかったままですよ。

20130602広瀬隆福島22

ここに、漁港から見えるんですね、福島第一が。

20130602広瀬隆福島23

これも見た時もぞっとしましたけれども、田んぼの中に自動車が山のようにあるんです。

で、浪江。
さらに北へまいります。

20130602広瀬隆福島24

これが今の状態だという事が、どうしても信じられませんでした。

それでこの長いビデオが最後に終わるんですが、
この東海労の方はもちろん福島の方ですから昔の写真を沢山持ってらっしゃるんですね。
♪うさぎ追いしかの山♪というメロディーが流れる中ですね、以前と今とを比べた写真がでてくるんです。
この時本当に涙が止まらなくなりました。

20130602広瀬隆福島25

昔の富岡駅、これがいまの富岡駅、無いんです。
駅が無いんですね。


20130602広瀬隆福島26

これ、中華料理屋がありますが、これがいまの同じ店。

20130602広瀬隆福島27

これが夜ノ森のみんなが踊っていた桜並木です。これがいまの何にも無い桜並木。

浪江町、おなじ店ですよ、これ。

私はこれを見ていて、日本というのは一体何なんだろうと。
だから、本当の事がなにも伝わっていない事が大事だと私は思いますが、

もうひとつみなさんに知っていただきたいのは、「チェルノブイリ被害の全貌」という本がですね、
今年の4月26日にチェルノブイリの事故の記念日に岩波書店から発刊されました。
実はこの本はですね、私がおととしから原文で読んでいて、毎日少しずつ読み進めていた本なんですが、

20130602広瀬隆福島28

これが日本語で出ましたので、この中の大事な事だけその表を使ってお話します。


20130602広瀬隆福島29

いまどんな事が起こっているかというと、
チェルノブイリの被害なんですが、ウクライナの放射能汚染された地域で、
健康な子どもが27%から7.2%へ減ってきている。
それから慢性的に病気の子どもが8.4%から77.8%、なんと8割ぐらいになっている。
これは事故から17年後なんです。
今私たちがいるのはこの辺にいるんです。
福島2年後ですからね。

20130602広瀬隆福島30

それから、認定障害を持つ子どもの数です。
事故翌年からもう増え始めているんですが、
この、翌年でも凄まじいんですが、さらに増えてですね、
これを福島県の児童数に、36万人としてカウントして単純計算すると、
この比率でいくと1645人ぐらい発生する可能性がありますが、
これは、皆さんも新聞をお読みになっている方は数日前
国連の科学委員会なるものが、福島原発の量が非常に低いかのような発表をして、
まさか皆さんは信じているとは思いませんが、
あれはデタラメです、何も根拠はありません。
放射能の放出量でさえデタラメですから。
何の根拠もない事を、ああいってIAEAとタグを組んで活動を始めている訳です。
本当に気を付けてほしいと思います。

<FFTV速報 前半>
委員会新メンバーと甲状腺検査6/5 第11回福島県「県民健康管理調査」検討委員会を傍聴して


満田:
アンスケア(UNSCEAR)のその報告書に関しては、朝日があんな感じで1面でトップで報じて、
その後、「報告書は何処にあるんだろう?」と思って探したんです、一応。
でも見つからずに、
だから、アンスケア(UNSCEAR)の人にFoE としてメールを書いて、「報告書を下さい」って言ったんですよ。
そしたら、「公開されるまで公開しません」って。
あたりまえなんですが(笑)

堀田:公開されていなかったんですか?

満田:
公開されていないんですよ。
だから朝日の記者がね、何を見て書いたのかもよく分からないし、
私たちが「それ怪しい」と思っても検証が出来ないんですよね。




ま、放射能の量がどこにどれだけ流れたかは私も正確には知りませんけれども、
チェルノブイリの事故とほとんど比肩する位の量をですね、場所によっては浴びております。
我々のからだが吸いこんでいます。
で、これは時限爆弾ですから、
まさに、時間とともにどんどんどんどん身体の中で起こってくるべき出来事で、
いま2年後ぐらいだからと安心して暮らしていらっしゃるかもしれませんが、そんな事じゃないんです。

我々の怒りも、だんだん時限爆弾、限界に達していますから、
本当にですね、体の中で起こっている事が今一番心配です。


20130602広瀬隆福島31

それから、特に心配なのは染色体異常ですね。
我々の世代は、私は70ですが、娘のさらに下の世代に伝わって行く
遺伝子を伝える染色体というその本体がですね、
事故から13年後にかけて、異常な状態で上がっています。

で、これは1986年以前の、事故が起こる前のウクライナと、
事故が起こった後のウクライナの首都ですからね。
キエフという事でこれ位に上がっています。

それからチェルノブイリ30kmゾーンというのは、日本で言いますと、
福島で言いますと飯舘村のようなそういうゾーンですね。
軒並み上がっています。


20130602広瀬隆福島32

それから、白内障
これも非常に心配なんですが、
子どもたちの目が混濁してきて見えなくなってくると。
本当に一番大変な時は失明をしますし、大変な障害を持って過ごさなければならないんですが、

ベラルーシ全体そのものが非常に危険な状態なんですが、
この汚染地域、番号をちょっと覚えて下さい。
③④というのは、1平方km、1km四方の中にどれぐらい放射性物質があるか?というのを
キュリー数で示した濃度です。
それからこの③は特に高い方ですね。
それから30kmゾーンは①②と、遥かに高いところです。
これは地図示しますとこういう状態ですね。

20130602広瀬隆福島33

ピンクが1~5キュリー④
それからオレンジ色が③5~15キュリー
この③④がさっき言ったものです。
それから①②というのは赤いところですね、
強制避難下、そういうところの数値だという事です。

明らかにですね、放射能濃度が高くなると、これだけ白内障が増えるという事がハッキリしてきています。


20130602広瀬隆福島34

その原因となるのが両眼性水晶体混濁なんですが、
こういう形でセシウムの摂取量と綺麗な比例関係になっています。
これは子どもの場合ですから、
こういう事がバンダジェフスキーさんというベラルーシの病理学者の方が、
セシウム心筋症と言って、心臓の疾患が非常に増えるという事を証明しましたが、
その証明とほとんど比例してこの水晶体の混濁が起こっているということを
バンダジェフスキーさんがおっしゃっていますが、
まさにその通りの事が起こっています。

15:48

http://youtu.be/Re0Jf42F5Go?t=15m48s



















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