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06.16
Sun
2013年6月14日
「子ども・被災者支援議員連盟」緊急会合
出席:子ども・被災者支援議員連盟、幹事長 谷岡郁子(みどりの風)
復興庁 伊藤仁統括官

50:43~
Youtube→http://youtu.be/sGVGhPtxQEY?t=50m43s

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福島大学の行政政策学類の村上と申します。
わたくし自身新潟県内に入りまして、
新潟県にいる5000人を超える避難者の方々の支援活動というものを
新潟県とか新潟市と一緒にやらせていただいている立場なんですが、
今日はその中で特に、新潟の本当に5000人を超える被害者の方々の声を背負って
この場に参加させていただいています。

今日は、お伝えしたい事が一点と、質問が二点あります。

ひとつは、まず最初にお伝えしたい事として、
今まで震災から2年半、私は避難支援の現場、最前線で、
多くの避難者の方々の悲しみですとか苦ですとか絶望ともに触れてきましたが、
今回のこの水野参事官の件ほど、怒りというものに触れたことはなかったのです。
ですから、今回のこの表現の問題というのはそれだけ避難者の心を傷つけているという
大きな問題であるということを改めてご認識いただければと思います。

そして、今ですね、今日のお話の冒頭で
じゃあ、今後どのように参事官を処分していくとか、今後体制をどうしていくというお話は出てきましたが、
まず、このように問題を起こした方が担当されていたという事をかんがえますと、
この1年間、水野さんがいた事によって、まさに何が進まなかったのか?
何が成されなかったのかという検証をしっかりとしていただきたい
という事が一点あります。

そしてもう一点として、
この震災で避難されている方、被災されている方というのは、
一日一日常にその辛い状況の中にいるという事で、
「考えます」「検討します」というような事を悠長にやっているという事が許される訳ではないんです。

2年3か月という月日の中で、
被災当時乳児だった子どもが今はもう元気に幼稚園に行くとか、そういう時間なんです、

この2年半というのは。

この中でこれからまた「今年の末までに検討します」「専門家に聞きます」ということではなくて、
やはりまず、どんな形であれ、この事態というのは頻発に手を打つ、手を打っていく、打って行く、
そして最終的に、改めて暫定的な措置をやりながら、しっかりとした体制をつくって行く。

現状を、当事者たちの避難を放置しておくという現状は一刻も早く改善していただきたいと思います。
この事に関していかがでしょうか?




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復興庁伊藤:
改めてでございますけれども、
その、できるだけ早急にですね、基本方針を定めるとともに、
施策についてはその基本方針がある無いに関わらず、我々は進めていくことはできると思っておりまして、
充分その対応も踏まえ、また来年度に向けた予算の要求のシーズンも控えておりますので、
そういったようなものもタイミングを合わせてですね、強化していくという事は
当然のことであると思っております。
で、あの、具体的な課題を把握して、
それに対して、あの~、政策を打っていくという事は当然のことであると思っております。

それから何が行われなかったか、なにが進まなかったかという検証については、
これはなかなか、その、
ツイッターの事だけからでは我々も読みとれない部分が結構あると思いますけれども、
今回、あのー、
どういう、本人に対する対応を取るか?といったようなことのなかで検討する問題であると思っております。



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谷岡:
いまのお答えなんですが、
水野さんがあの要のポジションにおられたことによって、
そしてあのツイッターから伺われる本音や姿勢という事によって、
明らかに被災者たちの苦しみと現状というものをが長引いているという事においてですね、
それはツイッターの案件の言動がどうであったかという問題ではなくて、
それがどういう影響を及ぼしたのか?
そしてその反省に立っていったいどういう回復処置を行うのか?
そしてどういうスピードアップした形で、一刻も早く多くの人々を救済するのか?

これはですね、当然のそちらの責任だと思いますよ。
これは「検討の」じゃなくて「責任」」としてやらなきゃいけない。

みなさんは、あの人を、そういう不適任者を任命したという事だけで、
すでに責任を負ってらっしゃるんですから、
それに対しての回復というのは当然やって頂かなければいけないわけだし、
だから何がここで問題になっているのか?
どういう形で被災者の思いが無視されてきたのかは、
即刻お聞きになるという事を、やっぱりちゃんとやって頂きたいとおもいますし、
私ももし必要でしたら、何枚ものページをつくって
私がこれまで提言して無視されてきてネグられてきた事というのを全部検証の材料のために差し上げますので
よろしくお願いしたいと思います。





56:08

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こんにちは。
千葉県佐倉市からやってきました市議会議員をやっております大野博美と申します。
私は全国140人ほどの自治体の議員で構成しています
「福島原発震災情報連絡センター」、ちょっと長い名前なので「震災センター」と略しているんですが、
その事務局長をやっております。
このセンターは、実は共同代表のいわき市議の佐藤和良さんが水野参事官と会って、
2年前だったと思います。
そこでいろんな話をしているうちに「絶対法律が必要だよね」という所から進みだしたと聞いているので、
生みの親のひとりが、うちの共同代表の佐藤であったと認識しております。

それでこのセンターの活動の大きな柱の一つが、
この支援法を一日も早く基本方針をたて、また予算化をさせ、
実行的な取り組みを国にさせるためだという事で動いてきました。

で、地方議員はみんなそれぞれ自分の自治体が「子どもたちを受け入れる保養をやるように」と
首長に訴えたり議会に訴えたり、もうかなりの活動をしてきました。
「国がきちんとやってくれたら私たちがこんなに忙しくなることは無かったのに」
と思いながらやってまいりました。

で、一つお聞きしたいんですが、
その大きな私たちの活動の一つが、それぞれの議会で意見書をあげてくる事でした。
「この被災者支援法を一日も早く実行的な取り組みを国がやるように」と
「予算化するように」
それから私は千葉ですから、千葉など関東一円ですね、
「1ミリシーベルト以上の地域として対象地域に加えて欲しい」
という事も入れて意見書を、
ほとんどの、全国数十です、ちょっと数は忘れましたけれども全会一致でどこも挙げています。

その意見書がみなさんのところにちゃんと届いているのでしょうか?
そしてどういう扱いをされているのでしょうか?
届いていないとしたらどうすれば届くんでしょうか?
お聞かせ下さい。

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復興庁の法制班のカゲヤマと申します
各自治体からなどの意見書については、様々なところからいただいていますので、
ここの場で、具体的に「どこ」とまで全て具体的に申し上げられないんですけれども、
中にはその、今おっしゃられた
「1ミリシーベルト以上の地域であるから対象地域に含めていただきたい」
という内容の趣旨の要望書も多数いただいておりますので、
要望書については復興庁の方まできちんと届いているという形なっていると思っております。



谷岡:
届いた時に、それをどういうふうにその後処理して、どういうふうに検討したりしているのか?
そこのところを、その姿がどうなってどこへ行っちゃっているのか?
そういう事をお聞きになっているんですがどうですか?

復興庁カゲヤマ:
個別に、ここの要望書に対してお答えしているという事はなかなかしていないんですけれども、
いただいた内容というのは中でしっかりと共有しておりまして、
どの団体から何時頂いているという事を踏まえて検討作業を行っている状態でございます。

谷岡:
じゃあ、その検討の内容とかは要望された方に
どういう形でお知らせしたりお返ししたりとかという形になっているんでしょうか?


復興庁カゲヤマ:現時点では個々にお答えなどはしていない状態になっています。

谷岡:
つまり放置されていても、誰もなにも処罰もされないし、この庁内の中で問題にならないという事ですね?

復興庁カゲヤマ:放置しているという形・・・

大野:意見書としてあげているんですよ

復興省カゲヤマ:
放置しているという訳ではありませんで、
いただいた意見書については、中で検討の材料と言いますか、検討していると。

谷岡:
どのくらいの期間でね、
たとえば私たちが質問書を出したら、
何週間以内に内閣としてどういう形で、どこが責任書簡で返答するというのが決まっていますね。
復興庁については、そういう要望書がきた場合に
どういう手続きをやって、相手に返答をお返ししたり、
その検討結果というものが公になるというようなかたちの、
それの透明度を確保することを含めて、
どういう手順になっていて、どういう内部の手続きとかそういうルールになっているんですか?

復興庁カゲヤマ:
えー、要望書を頂いた際にどれ位の期間で返答とか、
明確になっているものは無いと承知しておりますけれど。

谷岡:はい、それでよろしいですよ。
目安でよろしいですよ、一般的にどのような形、期間で検討して、
どのように次の部署に回すとか、どういう手順のルールがるんですか?
これ、文書でお出し下さい。
文書でお出しいただくという事でよろしいですね?
はい、今日二つ目の文書です。

1:01:21




1:04:52

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私は平成23年8月に郡山から静岡県に自主避難をした長谷川と申します。
先ほど時間が経つという事を聞いていて思いましたが、
私も当時身ごもった妻の子どもに対する放射線の危険を考えて静岡に避難しましたが、
その子どもがもう1歳4カ月になって家の中を歩いているような状況です。
私は今までこの問題にかかわらせていただいてきて、
昨年の11月28日に復興庁に直接行って、水野参事官に請願書をお渡ししました。
福島の仲間と出しました。

その後当時の復興大臣にお会いしまして、その時に、
細かいことは全部水野に任せてあるから、頑張っているからよろしく」
という言葉を頂きました。

私どもは本当にこの方がこの問題のとても大事な場所にいて、
この方にしっかりと伝えていくのが私たちの役目だと思って、
被災者の仲間のためにと思ってやってきました。
そしてこういうニュースを目にしました。

先ほど、朝、根本復興大臣が朝礼で
「被害者に寄り添うように」という言葉をかけたという事を伺いましたが、
今更そんなことを言われても私たちには全く信じられない言葉あります。
その言葉をもう信じるわけにはいきません。

私がお願いしたいのは先程河崎弁護士の話の中にもありましたけれども、
私たち当事者をしっかりとこの問題の中に混ぜて、
そして公開の場所でしっかりと手順を踏んでこの法案をつくって頂きたい
ということを再度申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします。


1:06:54

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福島からまいりましたヨシノと申します。
私も長谷川さんと同じように家族を避難させているという事と同時に、
自分が出来る事と思って支援活動を続けています。
幾つかあるんですが、まず今回の水野さんの問題ですごくショックだったのは、
皆さんがおっしゃるように人を傷つけるような発言が沢山あったという事もそうなんですが、
「私たちは一緒に動いてきた仲間だ」と実は思っていました。

同じ時間を共有して、同じ問題について立場は違うものもありますが、
きちんと役割を分担しながら一緒に解決のために闘ってきた仲間だと実は思ってきました。

それがやはり「そうではなかったんだ」というふうに確認させられてしまうという事は、
非常に厳しいですね。
信頼関係という事もありますが、
この水野さんが培ってきた経験と時間というものは、とっても本当は貴重なものなんです。
最前線で担ってきた水野さんをねぎらいたい気持ちも実はあるんですが、
それを教訓として生かすには復興庁の方々や、もちろん国会議員のみなさんとも一緒なんですが、
その水野さんの記憶を消さずに共有するところから始めないといけないと思います。
それを私たちも肝に銘じますし、
これから一緒に一つの問題に対して対応していく仲間としてやりなおしていきたいというふうに思います。

その時に必要になってくるのが先日発表されましたパッケージ。
あとは24年度の補正を含めた25年度の予算の中で、
基本方針に盛り込まずともできる施策というのが沢山あるわけですね。

これは実は復興庁の方々にはお骨折りいただいて、各省庁からヒアリングしていただいたりする。
それが復興庁のホームページにNPO等が活動可能な予算という事で挙げていただいています。

その中でもなかなか使えるものというのは少ないです。
私たちは特に子どもたちなどの保養プログラムなどに使えるような物の洗い出しをお願いしていますが、
農水省、水産省、といったところは
非常に好意的に予算の使い方ができるという応用編を教えて下さいました。

これから課題になって行くのは、基本方針が12月の線量の問題まで長引くとすると、
来年度の予算にこれまでの反省をどう生かして施策と中身を動かしていけるかなんですよね。

そこにみなさんからも発言がありましたように、
意見書を出された自治体の方も含めて、国会議員の皆様のご指導を頂きながら、
来年度の予算にどう具体的に反映させていけるか」なんです。
その協議テーブルに私たち被災者もぜひ加えて欲しいというふうに思います。

それを心からお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。


谷岡議員:
はい、何時までもあの法律の精神自身がそうなんですけれども、
被災者自身主体者として主権者として扱おうではないか。
いわゆる客体にしておいてしまうという事の中からだと、
勝手にどこかで決まるんではなくて
被災者の自己決定、被災者の要望に国が責任を持つという構造にしていくということのために、
あの法律は私たちはああいう構造にいたしました。
それがやはり被災者という事をそっちのけにした形で、
なんか「これで良いだろう」なんていうようなパッケージが作られるという事。
その事自身が法律の精神に明らかに違反しているという事を、
今日はみな様いろんな形で言っていただいたと思います。

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谷岡議員:
いま、いろいろありましたけれども、被弾なさったというふうに思わないでくださいね。
「被弾なう」じゃなくてみなさん(復興庁)が被害者じゃなくて、
皆さんはある意味加害者の側にいるという事を
本当に明確にやはりお感じになった上で今後の事をやって頂きたいというふうに思います。

1:10:35






2013年6月14日「子ども・被災者支援議員連盟」緊急会合書き出し記事

<復興庁ツイッター事件>
「子ども・被災者支援議員連盟」緊急会合谷岡郁子議員他・復興庁伊藤仁統括官(書き出し)

↑ノーカット動画あり

井戸川前双葉町町長
「まさしく水野さんのつぶやきの中に答えはあった“やらないこと”だったんです」
6/14「子ども・被災者支援議員連盟」緊急会合(書き出し)


河崎健一郎弁護士
「復興庁は支援法をサボタージュしている直接証拠を私たちに示された」
6/14「子ども・被災者支援議員連盟」緊急会合(書き出し)


「意見書はちゃんと復興庁に届いてますか?」「被災者を協議の場に入れて欲しい」他
6/14「子ども・被災者支援議員連盟」緊急会合(書き出し))


川田龍平議員「官僚の皆さんが『本当に国民なのか』という事なんです」
6/14「子ども・被災者支援議員連盟」緊急会合(書き出し)
血液検査について日本政府のジュネーブ報告(井戸川前町長)





"クソ"は復興庁水野の方だ!
良識を疑う以前に人間としてサイテーすぎる!復興庁参事官・水野靖久

6月13日毎日新聞記事
OurPlanetTVの白石草さんの水野参事官直撃インタビュー
水野靖久参事官のツイート一部



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comment 1
コメント
お疲れ様です!いつも素晴らしいエントリどうもありがとうございます!

結局、為政者との集会時には、具体的な答えを出さなかったら返さない、しないと何も進まない、ということなんでしょうね。

unimaro | 2013.06.16 18:56 | 編集
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