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「乳頭がんが放射性物質誘発癌だ」ベラルーシと福島の甲状腺がん・小学校に降ったヨウ素の量6/16川根眞也氏(内容書き出し)

【市民と科学者の内部被曝問題研究会】2013年6月16日
川根眞也 先生内部被ばくを考える市民研究会
ベラルーシ報告――日本が学ぶべきこと


今現在、福島第一原発各号機放出量と関東に降っている放射性下降物の量
6/16川根眞也氏(内容書き出し)
のつづき

1:19:18~
Youtube→http://youtu.be/ZfwJb5fYzEY?t=1h19m18s

2013061711.jpg

そして子どもの甲状腺がん12人という事が報告されました。
昨日から何人かの方が報告されているので概略の方は省略します。


チェルノブイリ事故6年後のピーク(日本の甲状腺がん年次推移)

これは日本の甲状腺がんの年次推移です。

2013061733.jpg

これは日本全国ですからね。
ゼロ歳から4歳まで(緑)は、20人超えた事は無いんです。
いいですか、ゼロ歳から7歳は20人超えた事が無い。
5歳から9歳(赤)はもう、ほとんどゼロ人です。
10歳から14歳(黄緑)までも20人超えた事がありません。
そして、15歳から19歳(黄色)だけが、こういうふうに超えたりしているんですけれども、
ピークがありますよね。
実はこれ、チェルノブイリ事故から6年後なんです

という事は、チェルノブイリ事故の影響によって、
日本での甲状腺がん、子どもの甲状腺がんが増えた影響があるじゃないですか。
ピークはここにきているんです。


そしてこれがですね、今回私がベラルーシに行ってまいりました。
首都ミンスク市、そして高濃度汚染地帯ゴメリ州、
そして今大人の甲状腺がんが多発しているブレスト州、ということで、
これが10万人当たりの甲状腺がんの発症数です。

2013061734.jpg

これが高汚染地帯ゴメリですね(黄緑)
1986年にチェルノブイリ原発事故が起こった年です。2年目、3年目、
4年目から10万人当たり3人を超えています。
で、5年目には10万人当たり11人を超えています。
原発事故前はバラルーシは0.1人です、10万人当たり。
0.1人っていうのはここです。
そしてブレスト州(青)が遅れてこのあたりからピークを迎えます。


第11回県民健康管理調査のデータ

これは6月5日に発表された第11回福島県県民健康調査検討委員会のデータを整理したものです。

2013061735.jpg

で、ですね、こんな感じなんですよ。
この後、穿刺細胞診についてもお話しますが、

2013061736.jpg

二次検査は川俣町で8人やっているんです。
これ全員です、一応。二次検査対象者。

穿刺細胞診、簡単に言いますと、
甲状腺に悪性の腫瘍があると考えられた場合に、
ここに注射針でチュって刺すんですね。
甲状腺エコーを見ながら結節の場所を確認してチュって刺します。
そして注射針でその細胞を吸って、スライドガラスの上にチョコチョコってつけて顕微鏡で観察する。
そうするとがん細胞かどうかが分かる。
6人やって2人です。甲状腺がん、もしくは甲状腺がんの疑い。

浪江はですね、二次検査を20人実施していて10人穿刺をやっていて、
甲状腺がん、がんの疑いが一人です。
ただ、二次検査見実施がまだ4人います。

南相馬市は44人が二次検査実施したんですけれども、そのうちの半分が穿刺細胞診をやって、
癌の疑いもしくは癌が2人です、まだ6人受けていません。

伊達市、あと8人受けていません。
富岡町、あと2人受けていません。
川内町、あと一人です。

その状態で、甲状腺がんがここに、
甲状腺乳頭がんが7名、悪性疑いが4名、で、手術を受けたうちの一人が良性だったという事です。

そして福島市。これがすごいんですね、

2013061737.jpg

210人二次検査を受けています。
そのうち細胞診を受けたのが56人で甲状腺がんもしくは疑いが9人。
まだ未実施者が53人いるという事です。
この中にも甲状腺がんにかかっている子どもがいるかもしれないという事ですね。

二本松市は41人が見実施です。
本宮市が26人です。
郡山市が439人まだ受けていないんですよ。
この結果がですね、これからわかるという事になります。

そしてこの中から、
分かった中だけです、分かった中だけで乳頭がんが5人、悪性疑いが11人

2013061738.jpg

17万5000人ぐらい甲状腺の検査を受けました。
18歳以下です。
そのなかで、
B判定、結節が5.1mm以上、またはのう胞の大きさが20.1mm以上のもの。
C判定というのは結節の形などが異常で、大きさに関わらず悪性であると疑われたもの。
1140名が二次検査の対象者になっています。
そのうち今終わったのが383名なんですね。
その中で、甲状腺がん、もしくは甲状腺がんの疑いが27名というのが今現在です。
わたしは50名を超える子どもの甲状腺がんの患者が出るのではないかと思っています。
これから757名が二次検査を受けます。


小学校の校庭に降ったヨウ素131の量

それでですね、
これは内部被ばくを考える市民研究会のホームページにも載せてありますけれども、
「ヨウ素131が小学校の校庭にどれ位降ってたか」っていう資料があるんですね。

2013061739.jpg

で、これちょっと最初はとんでもない数字になっていますけれど、
一番高いのが川俣町山木屋小学校です195万ベクレル毎平方メートルです。

2013061740.jpg


そして南相馬原町第一小学校が、
これですね、ここの数字はもっと低い数字になっているんですけれども、
別の資料だと2万4000ベクレル/kgのヨウ素131が降っていたという報告があります。
これ平方メートルに直すと133万ベクレルです。

そして福島第一小学校、53.5万ベクレル/平方メートル
二本松市岳下小学校40.4万ベクレル/平方メートルです。

これはですね、ベラルーシのヨウ素131の汚染とほぼ匹敵します。

私はここにベラルーシの報告書を持ってきていますけれども、
ベラルーシではヨウ素131の汚染マップが公開されています。
その汚染地帯と、このあとちょっと出しますけど、
ベラルーシの各州での甲状腺がん発症数。
1990年から2000年まで、11年間の発症数。
比較するとですね、明らかにこういったところでは10数人、
場合によっては20人を超える甲状腺がんがベラルーシでは発症しているんです。
だから、人口密度の比較は全然できませんから、
日本の方が高いかもしれません。
そうするとですね、50人ではきかない可能性もあります。

そしてこれが、
こういうのもあるんですね、大気中の放射線濃度、ベクレル毎立法メートルです。
先ほどの高崎のCTBTのやつは、マイクロベクレル毎立方メートルという単位で、
ベクレルの1000分の1がミリベクレルなんです。
ミリベクレルのさらに1000分の1がマイクロベクレルなんですね。
これはベクレルですよ。

2013061741.jpg

先ほどの山木屋小学校校庭NDです。
何故か判りません、地表面湿潤だったかも。地表面の水に吸われたのかもしれません。
一番高かった所です。195万マイクロベクレルというところです。

南相馬市原町第一小学校。
8796ベクレル/立法mですよ。

福島市第一小学校。1044ベクレル。
二本松市岳下小学校。2951ベクレル。
伊達市保原小学校ND。これちょっと理由不明です。

こんな場所に子どもたちはマスクだけをして、
それも簡単なマスクだけをして、学校に通わせていた訳でしょ?
これはちなみに4月6日とか5日のデータです。事故当時の。


ベラルーシ報告

これからベラルーシの報告を、…少しだけ。
詳しくはですね、この報告書を是非お読みください。
2時間半ぐらいでこのベラルーシの報告をやっているものですから、
今日はちょっとですね、さわりだけで。

2013061742.jpg

左側のマリーナさんも右側のリュナさんも事故当時1歳4カ月、1週間。
原発事故30km圏内から避難された方です。
そういった方達の体験を聞きました。

2013061743.jpg

リュナさんは事故後小児甲状腺がんにかかって、甲状腺を全摘出しています。
その御結婚して、サーシャくんとアンゲリーナちゃんを出産して健康に生活はしているんですけれども、
おそらく彼女に甲状腺は無いと思います。

2013061744.jpg

この方も甲状腺を摘出しています。

甲状腺は蝶々型の組織なんですけれども、
超音波エコーで甲状腺の結節、のう胞を見ます。
そしてこれが穿刺をやる針とガイドなんですけれども、

2013061745.jpg

このガイドを付けて注射針を、先ほど言いましたように悪性の疑いのある結節に注射をします。

まず触診をします。
甲状腺のエコーをその後やって、ここに結節があるのが分かりますか?
カチッ、カチッってやると大体甲状腺の大きさが分かります。
そしてベラルーシのお医者さんは結節の大きさをこういうふうに原寸大で書きます。

2013061746.jpg

これ甲状腺がはみ出しているように書いてあるんでびっくりされると思いますが、
実際にはですね、甲状腺のここにこれ位の大きさがあるという事で、
甲状腺は実際はもっと大きいですよね、
甲状腺の結節、赤丸は原寸大で書くんだそうです。
3cmならば3cmで書く。
そうすると大きさがどんな風に変化していくのかというのが分かる。
そして青い線がありますが、ここから穿刺をするという方法をとります。

このドクターはですね、大体7分から8分ぐらいで、
触診をやって、超音波エコーをやって、
「あなたは悪性の結節があるから穿刺細胞診をやった方がいいよ」って言って、
「この書類に署名しなさい」って言って、患者さんに署名をさせて、
「はい、となりの手術室へどうぞ」って言って、
手術室に行って、穿刺をして、悪性かどうかをみる。
そのあと、顕微鏡の検査に入るんですが、ここまで7分から8分です。
1時間に7人ぐらいの患者さんが、どんどん、次々と穿刺を受けていました。

こういう状態ですね、甲状腺の結節をもう一回確認します。

2013061747.jpg

そして今分かりますか?針で結節細胞穿刺ですね、
で、こうやって検査をします。
そうすると甲状腺がんの細胞かどうかが分かります。

2013061748.jpg

ブレスト州出身の21歳の女性が甲状腺がんという事で甲状腺の手術を待っています。
チェルノブイリ原発事故は27年前です。
彼女は事故当時何歳だったでしょう?
生まれてないんですよ。


こういった患者が今沢山ブレスト州では運ばれてきているんです。
つまりどういう事かというと、最初の甲状腺がんはヨウ素131だったかもしれないけれども、
セシウムやストロンチウムなどの核種によって、
甲状腺がんが引き起こされる可能性があるという事です。


つまり汚染地帯に住み続けて、汚染された食べ物を食べ続けるという事は、
こういったリスクを背負っているという事なんですね。

手術を受けます。これは菅谷昭さんに指示を受けたビクトルさんと執刀医はアナトール医師です。

2013061749.jpg

ベラルーシで多発しているのは乳頭がんなんですね。
乳頭がんは2008年の統計ですけれども、820件、92%です。
髄様がんというのが17件、1.9%。
そして、濾胞がんというのが17件、1.9%。
そして未分化がんが36件、4%。

で、ベラルーシの医師によれば、
「乳頭がんが放射性物質誘発癌だ」というふうに言っていました。

日本でも、おそらくそうだと思うんですが、
髄様がんというのはあります、子どもの癌として。
遺伝的な影響だと思われています。

そして福島で今回発表された12人が全員が乳頭がんです。


2013061751.jpg

そしてですね、悪性かどうかを判断する目安。
これも報告書の中に書いてありますけれども、
ベラルーシではやはり5mmというのが悪性かどうかの判断基準。
だけれども、悪性の疑いが疑われる場合は3mmでも4mmでも穿刺細胞診を行うそうです。
その判断基準が
・結節が不明瞭
・はっきりとした凹凸が見える
・カプセルの外に出ている場合
・結節が不均質か低エコー
・ポイントに見える石灰華(癌細胞はカルシウム塩が好き)
・結節の大きさがどんどん大きくなっていく、1年間で30%以上を超える場合
・原因不明のリンパ節の拡大

という事はですね、2年間半で、放っておいちゃダメなんですよ、子どもたちについては。
どんどん検査をやらなければいけない。

ところがですね、昨日聞いた話。
福島生活クラブ生協の職員だったいま千葉に来ていらっしゃいますけれども、
その方が「いま福島で甲状腺の検査、第1ステージ、第2ステージ第3ステージというのがあって、
最終ステージで甲状腺の診断が完了するという、
第3ステージで止まっているそうです。
最終ステージの認定者を出していない。
だから甲状腺の専門家が増えていないという事を言っていました。

すみません、時間ですので終わりにします。

1:33:40


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いつもお世話になっています。
「放射性ヨウ素が8796ベクレル」などのデータについては、川根さんが3桁の異同ありと、訂正なさいました。ご確認のうえ貴ブログにおいても、訂正なさるようお願いします。
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