06.19
Wed
「安全装置は1日10回ぐらい毎日止まるんです、だから経験から再起動」
5/27モーニングバード書き出し・J-PARC55名の被ばく検査結果資料・東京新聞社説
問題の排気ファンです。見て下さい。見えにくいですが全て回りっぱなしです。25日の映像↓
私が気になったのは、「この施設は危険なので封鎖した」と言いながら
報道陣に公開した際、換気扇が全部回っていた事です。
記者がJーPARCの取材をした映像を見て、この時からどうしても気になっていました。
「全部の換気扇が回っている」
やっとこの事実が問題になったようです。
ーー
東京新聞1面

加速器事故 換気扇3日間作動 「あえて止めず」
東京新聞 2013年6月19日 朝刊

放射性物質漏れ事故があった加速器実験施設
「J-PARC」(茨城県東海村)の換気扇が三日間近く回っていた問題で、
施設を共同運営する日本原子力研究開発機構(原子力機構)と
高エネルギー加速器研究機構(高エネ研)は18日、
換気扇を「あえて止めに行かなかった」ことを、記者会見で明らかにした。
意図的に回し続けた可能性は否定したが、詳しい理由についてはあいまいな説明に終始した。
(林容史、永山陽平)
茨城県庁で会見した両機構によると、
5月23日の事故発生後、施設内の放射線量が上昇し、16基ある換気扇(排風ファン)を回した。
一回目は約15分で止め、二回目は26日午前11時26分までの66時間にわたり、回し続けていた。
当初は、二回目の作動時間を30分間と説明していたが、
両機構が職員らへの聞き取りを進めて誤りが明らかになったという。
施設を統括するJ-PARCセンターの斉藤直人副センター長は会見で
「施設内の線量は十分、下がっていた。数値的に問題ないため、換気扇を止めようとならなかった」
と釈明する。
今月13~15日に両機構が東海村内で住民説明会を開いた時点で、換気扇の運転時間は分かっていたが、
事実の言及は一切なかった。
住民軽視と受け取られかねない応対について、斉藤副センター長は
「批判はそのまま受け止めたい。今、考えると(説明に)入れるべきだった」と謝罪した。
回し続けた原因について「止め忘れたのでは」との記者の質問に、斉藤副センター長は
「ちょっと語弊がある。多くの研究者が、換気扇が回っていたことを認識していた」と反論する一方、
換気のため意図的に回し続けた可能性については「そういうことはない」と否定。
「制限区域に立ち入ってまで止める意識がなかった」などと説明するにとどまった。
両機構は18日、第三者による事故検証機関の有識者会議を設置したことを明かした。
<J-PARCの放射性物質漏えい事故>
5月23日午前、J-PARCハドロン実験施設で標的の金に陽子ビームを当て、素粒子を発生させる実験中、
ビームの出力が400倍に上がり、金の一部が蒸発して放射性物質が飛散した。
研究者ら34人が被ばく、施設外の環境中にも放射性物質を放出した。
国や県、東海村などへの報告も発生から1日半後と大幅に遅れた。
原研「線量低く、説明要らない」
換気扇 3日間止めず 東海村・加速器事故
東京新聞 2013年6月18日 夕刊
日本原子力研究開発機構(原子力機構)と高エネルギー加速器研究機構(高エネ研)が
共同で運営する加速器実験施設「J-PARC」(茨城県東海村)で
放射性物質が漏れ、職員らが被ばくした事故で、
両機構が事故後に施設内の放射線量を下げるため、換気扇を三日間近く回し続けていたことが18日、
県などへの取材で分かった。 (林容史)
当初の説明では、換気扇を回したのは23日の二回。一回目は30分間で、
二回目は時間の長さに言及していなかった。
機構側は「線量の低下を確認しており周辺への影響はない」と弁明するが、周辺の反発は必至だ。
両機構によると、5月23日の事故発生後、施設内の放射線量が上昇し、
8基ある換気扇(排風ファン)を回した。
しかし、原子力機構などによると、実際には一回目は約15分で止めたが、二回目は回し続け、
最後に止めたのは26日午前11時26分。
二回目に換気扇を回し、
周辺に放射性物質が放出されモニタリングポストの線量率が上昇していることを確認した後も回し続けた。
事故を公表した25日、県が立ち入り調査した時も動いていた。
この日、村内の6小学校で運動会があった。
放射性物質の放出目的で換気扇を回したことに周辺自治体が猛反発している。
しかし、換気扇を三日間近く回したことについて、
両機構は6月中旬の住民説明会や、施設を統括するJ-PARCセンターの池田裕二郎センター長らが
関係自治体に謝罪に訪れた際にも説明しなかった。
事故発生から二日後、立ち入り調査した県原子力安全対策課の担当者は、
換気扇が回っているのを不審に思ったが、機構側は
「(室温を下げる)空調のために回している」と説明。
担当者は止める権限がないと判断したという。
一方、J-PARCセンターの担当者は取材に、
「担当者がファンを止め忘れた。意図的に隠していたのではない。
放射線量の低下は確認しており、説明しなくてもいいと考えた」と答えた。
J-PARC日本原子力研究開発機構の放射能漏れ事件に関する記事
「茨城東海村大学院生等4名2ミリシーベルトの内部被ばく。
連絡は警報から36時間後。モニタリングポストの異常あり」
日本原子力研究開発機構公表資料&NHKニュース時系列
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どんな放射性同位体が飛び出したの? 東海村J-PARC(日本原子力研究開発機構)事故
茨城県の東海村の実験施設の事故について 5/28武田邦彦氏(音声文字起こし)
放射性物質の拡散した方向と種類 J-PARC東海村放射能漏れ事故5/29公表資料より
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