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(後半)もうひとつの選択肢=「脱ひばく」集団移住権利法実現の課題と展望6/16 松井英介氏(内容書き出し)

(前半)もうひとつの選択肢=「脱ひばく」集団移住権利法実現の課題と展望
6/16 松井英介氏(内容書き出し)
の続き


2013061782.jpg

ということで、もうひとつの選択肢としてわたし達が今提唱しているのは「脱ひばく・集団移住」
「集団で移り住む権利を補償せよ」
これは国が補償する、国会でちゃんと議論してですね。
そして「補償しろ」という事を実現していきたい。

「移住する権利」これはなかなか大変な事ですけれども、
自主的にというか、仕方なく
お母さんと子どもだけが全国各地に移り住んでいらっしゃるのはみなさんよくご存じの通り。
その数が今でも増え続けているというのもご存じの通りだと思いますけれども、

2013061783.jpg

これは中手さんたちが出されたデータですけれども、
子どもたちに、事故前に比べてこういう格好で心疾患が、
水色が(2010年)事故前、
赤い色が事故後(2011年)で子どもの死因です。

2013061784.jpg

どういう訳か死んだ。
この左から2番目のところをご覧いただくと、
この心臓で亡くなっている子どもが倍ぐらいに増えている。
これは政府統計からグラフにしたものです。

という事で私たちが今求めているのは

2013061785.jpg

やっぱりその他にもいろいろと病気がるという事でですね、
「この病気から何とか子供たちを守りたい」

という事で今
心臓の中隔欠損と心房の中隔欠損が認められた子どもさんの事で私も相談を受けてきた訳ですけれども、
それ以外にもそういう子どもたちが結構沢山いらっしゃる。
でもやっぱり、そのお父さんお母さんは
なかなかそれが言い辛いという状況が方一方ではあるんではないかということです。

2013061786.jpg

という事でこれがその一つの例ですけれども、
時間が限られていますので、
臓器形成期、ちょうどこの6週のあたりに被ばくをなさったわけですけれども、
5週から8週の間に心房あるいは心室のが大体閉じるんですね。
これが非常に重要な臓器形成なんですけれども、
その時期に被ばくをするとまた影響が大きい。

2013061787.jpg

という事でですね、どういうふうにして子どもの内部被ばくを評価していくかという事で、
特に子どもの歯に取り込まれたストロンチウム90。
これはカルシウムと非常によく似た動きをするので、
骨とか歯に集積する訳ですけれども、
特に胎児とか小さい子どもの場合にはその集積のスピードが非常に速い。ということでもって
抜けた乳歯を調べる」ということで、先ほど土井さんが報告しましたけれども、
これはやっぱりやるように。
国がやるんです、これは。
原因をつくった政府がやるんだという事を求めていかなければいけないんですが、

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これは先程から出てます甲状腺がん
細胞診で90%癌であろうと診断された母集団
2011年にやったのは双葉郡のところを中心にした高濃度に汚染された地域。
2012年にやられたのはもう少し離れた、福島市も入っているというふうに考えていますが、
さっきこれについては非常に詳細な報告がありましたので省きますけれども、
こういうデータが出てきて、これを疫学者の津田さんはですね、
科学の5月号ってご覧になった方も多いと思いますが、
2013061789.jpg

この中で「アウトブレイクだ」と言ってるんですね。
それこそ本当にペストだとかチフスだとか、
そういう感染症がわぁ~っと広がった時と同じような「アウトブレイク」
「アウトブレイク疫学」という言葉があるんですね。

これはアメリカでは非常に人気の高い疫学の分野だそうですけれども、
それを日本でもちゃんとやっていかなければいけない。
ところが日本ではほとんどそれがかえり見られなかったという現状がある。

90
ということで、これはWHOですけれども、
チェルノブイリの事故について死んだ人は56人だけだった。
で、癌で亡くなった人は4000人程度だったという事を言い続けている訳ですね。

アンスケア(UNSCEAR)も同じです。IAEAもICRPも同じです。

実際はですね、これはもう時間もあまりありませんけれども、
ドイツの学者がまとめた、小さい子どもが赤い線です。

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86年のチェルノブイリの事故から少しずつ増えてきていて、
3年経ったところで急速に増えてくるというデータがあります。
で、もうちょっと年かさの子どもっていうのは、黄色で示してあるので、少し遅れて、
成人はさらに遅れてくる。

というようなレポートがこれはニューヨーク科学アカデミーの論文集にも出ていますし、
さまざまな形での先天性障害

2013061792.jpg

これはドイツの研究者が出したものですけれども、
すぐ翌年の性器に異常を持った子どもたちのデータ。


それからこれはダウン症の子どもたちのデータで、
上がベラルーシ、下がベルリンですけれども、こういうデータも出してきています。

2013061793.jpg

すぐ翌年にこういうピークが出てくる。

フィンランドの住民の死産の率が線量に依存してやっぱり高くなっている。

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という事がありまして、これは先天的な心臓の異常ですね。

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これについても線量への依存性が高い。
これはドイツのバイエルンのデータです。


そしてこれはベラルーシ。バンダジェフスキーの有名なデータです。

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6年位で出生数と死亡数がクロスしている。

心臓病が非常に多いんだという事で、
セシウムが非常に心臓に入りますので問題なんですが、
先ほども話がありましたけれども、甲状腺にも結構(セシウムが)入っていると、データが示しています。
子どもの白内障、これも増えてきている。

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という事で、仙台高裁もある意味で画期的な判決をしたんですが、
「1ミリシーベルト/年であるべきだ」と、上限。

2013061798.jpg

そして、先天障害とか様々な悪性以外の病気についても
Ⅰ型糖尿病、水晶体の混濁、白内障、心臓病などなどが多発するという意見があるんだ」と。
これは4月24日に出た郡山のいわゆる集団疎開の裁判の仙台高裁判決ですね、
そこで、ま、結果的には原告は敗訴しましたけれども、
こういう事が事実認定のところでちゃんと記録されているところが非常に大事。
これは1ミリシーベルトに対してですね。

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そして、もうひとつはこの一番後ろに立っている人がアナンドグローバー
国連人権理事会から委託された特別報告者。
報告したんですけれども、彼も同じ事を言っています。

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1ミリシーベルト以下であるという事と、
それから低線量のリスクについては学校でちゃんと教えるべきだと。
特に妊婦や子どもについては特別に目をかけないといけない。
低線量被ばくを過小評価してはいけない。

という事をグローバー報告は出しました。
これも非常に重要なデータであると思う。

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そして1ミリシーベルト以上のところに住んでいる人たちについては、
きちんとやっぱりやらないといけない。
全ての集団についてストロンチウム90もちゃんと調べる。
という事をちゃんと書いております。

ところがちょうどこの時にアンスケア(UNSCEAR)のレポートが出て
それをワッと日本の新聞が大きく報道してですね、
このグローバー報告というのは毎日が少し書いたみたいですけど、
その他のマスメディアはほとんど報道しなかった。
現在に至っているという事です。

アンスケア(UNSCEAR)の報告について↓
<FFTV速報 前半>委員会新メンバーと甲状腺検査
6/5 第11回福島県「県民健康管理調査」検討委員会を傍聴して(内容書き出し)



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で、チェルノブイリの住民保護政策から見ても、日本の現状というのは著しく劣悪であると。

という事をグローバー報告ははっきりと書いております。


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100年の計
これからやっぱり、大変急がれるんだけれども、
同時にこの問題はむこう100年200年先を見越して、
我々が手をつないで、
新しい法律をちゃんと作ってですね、胸を張って生きていけるように。
汚染の少ない所に、家族、地域の人間関係を壊さずに、
そこで今までやってきた仕事もできるように、

そういう事を実現していかない限り、この子どもの命もなかなか守るのは難しいという事であろうと。

「脱ひばく」集団移住権利法というのは常に私が1年以上前から提唱してきたんですけれども、
是非これについてもこの会でもお力とお知恵をお借りしたいというふうに思っております。
以上でございます。どうもご清聴ありがとうございました。

2:10:40

質問:
福島県の健康調査なんですけれど、
事故当時胎児だったお子さんたちは今回の調査の中には入ってなくて、
事故当時胎児だったお子さんというのは、
生まれている乳幼児よりもリスクが高いということもあるんですけれども、
この非常にリスクが高い事を予想される集団というのが、どこにも問題をあげていなくて、
今後起こり得る被害として、子どもたちの数からも外れているということがあるんですけれども、
その事についてはどのようにお考えでしょうか?

松井:
とても大事なご指摘だと思います。
私もその通りだと思うんですが、
甲状腺検査についてもですね、ちょっと言いませんでしたけれど、
福島県最大の街である、市であるいわき市が外されている訳ですね。
そこが対象になっていない。


そして今おっしゃった、そういういわゆる対象をどうするかという事と、
甲状腺検査についても、2年以上のインターバルで次をフォローアップするんだと。
そんなことはあり得ないんで、少なくても半年ごとにやるべきだというのがあるので、
今おっしゃったことについても、当然政府にやらせないといけない。

で、政府が本来、
今は福島県に投げている訳ですけれども、丸投げしてるんですけれども、
政府がやるべき課題の一つだと思いますし、
特に母乳の中のストロンチウム90についてもきちっと調べる。

セシウムと違って非常にこれの調査というのは、手間暇かかって厄介なんですね。
非常に大きなシステムがいるし、機械と技術がいる。
でもやる気があればできる。

ベラルーシでもウクライナでもやってきたし、
あるいはドイツでもスイスでもやってきてるんですね。
そこの人達とどう連携をして、私たちはこれを実現するか。
我々の手でもそれはやって行かないといけないと思うんですが、
やっぱりその民間の…、今の段階では非常に難しい。
だから、日本にはいろいろとそれをやるところはあるんですね。

たとえば、福島の原発をつくった東芝は、
一つプラントを神奈川県の川崎の浮島に持ってるんですね。
そういう所には技術がある。

で、東電の株主の半部以上が今は日本政府だそうですから、
日本政府がその気になれば、「そこのプラントでちゃんと調べなさい」と、
「やりなさい」ということが母乳についても出来るだろうと

え、プルトニウムについてもそうですけれども、
特にストロンチウム90については、これはやっぱり母乳の中に出てくる。
あるいは、赤ちゃんに飲ませる粉ミルクについてもきちっと調べる。
きちんと全部調べないといけないんですよね。

それをやっぱりやらないといけない。
セシウムだけじゃなくて、ストロンチウム90もやらなければいけない。
という事だと思います。





ーーー

「福島県最大の街である、市であるいわき市が外されている訳ですね。そこが対象になっていない」
という話についてですが、
「今までの検査において対象外である」という意味だと思います。

第11回 県民健康管理調査資料より

前倒しで24年度に341人ほど検査していますが、
実際はいわき市はこれから(平成25年度)の検査予定のようです。
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前倒し検査の分のいわき市
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【市民と科学者の内部被曝問題研究会】2013年6月16日の文字起こし

全編動画はここにあります↓
今現在、福島第一原発各号機放出量と関東に降っている放射性下降物の量
6/16川根眞也氏(内容書き出し)


「乳頭がんが放射性物質誘発癌だ」ベラルーシと福島の甲状腺がん・小学校に降ったヨウ素の量
6/16川根眞也氏(内容書き出し)


(前半)もうひとつの選択肢=「脱ひばく」集団移住権利法実現の課題と展望
6/16 松井英介氏(内容書き出し)


(後半)もうひとつの選択肢=「脱ひばく」集団移住権利法実現の課題と展望
6/16 松井英介氏(内容書き出し)






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