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06.27
Thu
ちゃんと検査して、そしてその結果を公表してくれる東海村はいい。

http://www.vill.tokai.ibaraki.jp/viewer/info.html?id=2901
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甲状腺超音波検診の実施状況について
平成25年6月26日 東海村

【甲状腺超音波検診の状況】

東海村では,平成24年11月5日から甲状腺超音波検診事業を開始し,
未就学児から検診を順次行っておりますが,今回は平成25年4月30日までの検診結果を公表します。

公表に当たっては,専門家で構成された東海村甲状腺超音波検診事業検討委員会にて
以下のような意見とともに注意点が指摘されましたが,
本村としては,受診者やそのご家族,村民の皆さまのご心配に配慮し公表することにしました。

【検討委員会にて指摘されたこと】
   ■ 検査実施者数が少ないこと
   ■ 検査実施者の年齢構成が,未就学児の一部のみで偏りすぎていること 
   ■ 医学的には,この結果が,現時点で
       *受診対象者の全体を反映していないこと
       *他県や厚労省の結果との比較対象にならないこと
       *放射能などの危険因子の特定は出来ないこと(不明である)
   ■ 結果報告は,時期尚早であること
   ■ 「数字がひとり歩き」しないよう留意すべきであること

この検査は「スクリーニング検査」ですので,
通常の健康診断と同様に一定程度の割合で「要精密検査」となる方がいらっしゃいます。
精密検査の結果「異常なし」となることもありますが,
念のため,要精密検査となった方には検査を受けていただくことをお勧めしています。 
 
なお,検査結果で,要精密検査となった方には,村の保健師が各家庭を訪問し,
専門医療機関のご紹介や精神的なケアを含めて対応させていただきます。




---東海村甲状腺検査---


甲状腺超音波検診を開始します
 
村では,昨年3月に起こった福島第一原子力発電事故により放出された放射性物質による,
お子さまの健康への影響を心配する声に対応するため,
放射性ヨウ素の影響を受けるといわれる甲状腺の検査を実施することにいたしました。

■対象者 平成9年4月2日生から平成23年4月1日生まで
■検査項目 問診・視診・触診・超音波検査(または,問診・超音波検査)
■実施期間 平成24年11月から
■実施方法 ・指定医療機関での個別検診
         ・検診機関による集団検診
■検診スケジュール
 検診希望者が多数見込まれることから,年齢毎に段階的に検診を実施

「第1段階」 平成18年4月2日生から平成23年4月1日生が対象
        平成24年10月に検診案内通知
        平成24年11月に受診券発送

「第2段階」 平成9年4月2日生から平成18年4月1日生
        平成25年4月に検診案内通知
        平成25年4月末から段階的に受診券を発送

■費用  無料
 
※甲状腺超音波検診は首にゼリーを塗り検査機器を使って検査します。
 検査時間は約5分から10分程度で,身体に無害です。
※年齢が小さいお子さまを優先に検診を行いますので,
 年齢の大きいお子さまにはお待たせする期間が長くなる可能性もありますので御了承ください。
※指定医療機関や指定医療機関以外で検診を受けた場合は
 検診費用(保険外診療に限る)の助成をいたしますの事前にお問合せください。
※検診を受診できる方は検診実施日に東海村に住民登録がある方です。






未就学児甲状腺検査 7人が「要精密検査」 茨城・東海村
産経ニュース 2013.6.28 02:07

東海村は、東京電力福島第1原発事故による健康への影響を調べるため、
未就学児に実施した甲状腺の超音波検査で、
4月30日までに988人が受診し、7人が「要精密検査」と判定されたと発表した。

検査は平成23年4月以前に生まれた未就学児約2100人を対象に、希望者に無料で実施。
26日の発表によると、しこりの大きさなどを基準に診断した結果、
「要精密検査」が7人、
「経過観察」が230人、
「異常なし」が751人だった。

村は7、8月、小中学生を対象とした検査も実施する予定で、
対象者約3800人のうち、これまでに約2200人から申し込みがあったという。



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