「事故が起きたって責任取らないよ」って言っている会社をだれが信用するんですか?泉田知事7/2報道ステーション(内容書き出し)

テレビ朝日・報道ステーション 2013.7.2.

柏崎刈羽「再稼働」申請へ 東電決定に泉田知事が激怒 投稿者 tvpickup



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新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働に向けて、東京電力は安全審査を申請すると発表しました。
これを受けて新潟県の泉田知事は怒りをあらわにしています。

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新潟県泉田裕彦知事:
信頼関係を完全に破壊する行為ですよ。
再稼働の議論はしません。

柏崎刈羽原発が立地する新潟県の泉田知事。
怒りは東京電力の今日の決定に向けられている。

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東京電力廣瀬直己社長:
新規制基準が施行後、出来るだけ速やかにですね、
この(柏崎刈羽原発)6号機7号機両号機に付きまして、
えー、適合性の、…適合申請をすると。



東電は原発の新規制基準が施行される8日以降、速やかに安全審査を申請すると発表した。

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新潟県泉田裕彦知事(午後5時半):
事故の責任を誰もとってないという状況で総括も終わっていません。
自ら引き起こしました事故に対しまして、
企業としての責任を果たしていないという中で申請をしていくというのは、
到底国民の理解を得られるとは思いません。

こうした中でですね、地元に対する説明も一切ありません。
これ以上の地元軽視はないと思います。

新潟県の泉田知事は事故の検証ができなければ再稼働の議論はできないと主張してきた。


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(先月19日)
新潟県泉田裕彦知事:
再稼働の議論はしません。
まずは、福島原発事故、これを検証して対策を取るっていうのが先だと思うんですよ。

再稼働は安全審査を通っても地元自治体、つまり泉田知事の了解を得なければならない。
そもそも泉田知事は新たな規制基準そのものに疑問を投げかけてきた。
4月、原子力規制庁に乗り込み、直接やりとりがあった。

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原子力規制庁 4月22日
泉田裕彦知事:
原子力規制委員会は原子力発電所の安全と、それから住民の安全。
守る気があるんでしょうか?


原子力規制庁 池田克彦長官:
それは当然ございます。
それが我々の責務でございますので。

泉田裕彦知事:
なぜ田中委員長は今日お会いに来て下さらないんですか?3月から要請しているんですよ、面会。

原子力規制庁 池田克彦長官:あ、そうですか。

泉田知事は原発の新規制基準の策定に現場からの要望を取り入れるよう、
3月から田中委員長との面会を要求していた。
しかし、面会は実現せず、新基準案が策定された
ことに憤っているのだ。

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2007年の中越沖地震で柏崎刈羽原発では火災と微量の放射能漏れが発生した。
地震という自然災害と、原子力事故を同時に経験したのだ。

泉田裕彦知事:
地震の中で原子力災害が起きた場合に、
オフサイトセンターに知事が行ったら災害対応の式が出来なくなるんですよ。
「だからこれはいったいどうするんですか?」っていう質問を出したのになんで答えてくれないんですか?



中越沖地震の経験を踏まえ、地震の災害対策本部を指揮しなければならない県知事は、
原発事故の対策を受け持つオフサイトセンターに詰めることなどできないとの発言だ。
この問題は今も解決していない。

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さらに知事が問題視しているのは緊急避難の具体策がハッキリしていないことだ。
事故が起きれば原発の30km圏内が緊急時防護措置準備区域と設定される。
この広域の避難ルートの明確化や物資の調達など、具体的な対応策の検討を求めたのだ。

この状況下で泉田知事は「再稼働の話はまだ早い」としていたのだ。

ではなぜ東京電力は知事の同意を得ていないにもかかわらず
今回安全審査の申請を急ぐのか?


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テレビ朝日経済部東電担当 吉野実記者:
東京電力をですね、(国が)支援する枠組みっていうのは
5兆円というように上限が一定の枠を決められていて、
いまこの2年余りの間に、もう3.8兆円のお金を賠償、そして廃炉にお金をつぎ込んじゃっているんですね。
そうしますともう残りが1.2兆円しかないんですよ。
使いきってしまう事は、もう火を見るより明らかな事で、
東京電力は貰ったお金じゃなくて国に返していかなければいけないお金ですから、
5兆円の借金がある会社っていうのが、企業体として果たして存続していくか?って言うと、
かなり破たんのリスクが高くなっていくと思います。

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東京電力中堅幹部:
柏崎刈羽原発の1基を動かすだけで、1000億円弱の収益改善効果がある。
6号機と7号機の2基なら、2000億円弱だ。

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新潟県 泉田裕彦知事:
事故にあった人は自己責任という事でですね、生活再建もままならないことをさせて、
「それでまた原発再稼働っていう会社ね」っていうことが、
これが全天下に知らしめられたっていう事じゃないですかね。
そんな会社だれが信用するんですかね。
「事故が起きたって責任取らないよ」って言っている事ですから。

とにかく、「地元との信頼関係を構築する気がないと受け止めざるを得ない」という事を申し上げています。

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古舘伊知郎:
恵村さん、5兆円で足りるわけがない、
だから私はまず1兆円から事実上の国有化に入ったという、勝手に認識を持ってですね、
今後、除染、廃炉、そして賠償という事を考えると、
これを、「1000億、2000億っていうのを動かさないと」って言っているのも、
企業の論理でわかるんですが、
この再稼動を急いでいるという事に違和を感じる方も多いと思うんですよね。

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恵村順一郎(朝日新聞論説委員):
そうですね、とても理解を得られないと思うんですね。
東電は福島第一原発事故を起こした当事者ですし、
いま、汚染水の問題なんかを含めてですね、問題が次々と起こっている現状なんですね。
そんな状態でなぜ再稼動を急ぐのかというと、
VTRにもありましたけれど、東電の再建計画に向けた収支が合わなくなるからなんですね。

だけどもそれで当面の辻褄は合うかもしれません。
ですけれども、東電には福島の事故処理、それから賠償・除染、それから廃炉ですね。
膨大な費用がこれからもどんどんかかってくる訳ですね。

東電に全てを負担させる今の再建計画の仕組みですね。
これはいずれ破たんするのは目に見えているわけで、
当座しのぎの再建計画ですから、その上に辻褄合わせのための再稼動ですね。

これを乗っけたと言ってもですね、それは無理に無理を重ねるだけだと思うんですね。
で、国は東電の大株主ですから、事は政治の問題だと思うんです。
安倍政権は東電にこの再稼働の申請はやめさせて、
再建計画の方を正していくっていう方向に進んで行くべきだと思うんですよね。

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古舘伊知郎:
そうですね、その場しのぎではなくて抜本的なところを、
もう、本当にやってもらわないと困る状況にありますね。

恵村順一郎:
そうですね、国がもう少し前面に出て、
たとえば除染とかですね、あるいは福島第一原発の廃炉とか、
そういうのは国がやるとかですね、なんか、なんか手を打たないと行けないと思いますけれども。






原子力規制庁 ↓ 4月22日 池田克彦長官×泉田知事のやりとり文字起こし
「原子力発電所の安全と住民の安全。守る気があるんでしょうか?」
泉田新潟県知事4/22報道ステーション・OurPlanetTV(文字起こし)



新潟県庁 ↓7月5日 東京電力廣瀬社長×泉田知事の会談 文字起こし
<前半>「東京電力は約束を守る会社ですか?」
新潟県泉田知事×東京電力廣瀬社長7/5(文字起こし)動画あり


<後半>「敷地境界で線量が上がったでしょ、その時に警告しましたか?世の中に」
新潟県泉田知事×東京電力廣瀬社長7/5(文字起こし)


東京電力 ↓ 福島第一原子力発電所の現在のほんの一部
井戸から放射性物質―"事故後最高"記録更新中!!ー東京電力福島第一原子力発電所




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しっかりと報道してくれる報道ステーションには感謝だけれども、
表題に私は違和感を感じました。

“柏崎刈羽「再稼働」申請へ 東電決定に泉田知事が激怒”

泉田知事は"激怒"しているでしょうか?
"激怒"という言葉のイメージは、カーッときて、冷静さを失い、怒り狂うような強い状態を想像します。
動画を見ていただければわかると思いますが、泉田知事が"激怒"しているようにはどうしても思えません。
東京電力の廣瀬社長とやりとりも全て書き出しましたが、冷静に穏やかに意見されているだけで、
まだ一度も泉田知事が“激怒”している姿を私は見たことがありません。

番組中にも、
「怒りをあらわにしています」
「憤っている」
等の表現が使われていましたが、

ごくごく普通に当然な意見を述べているだけであって、
泉田知事は普通の人よりもとても丁寧に、そしてものすごく穏やかな話方をしていらっしゃいます。
心の中は東電に対して、呆れたり、許せなかったり、そんな気持ちはあるかと想像もしますが、
その表情は穏やかで決して怒りをあらわにはしていません
泉田知事はご自分の意見を主張はしていらっしゃいますが、一切"激怒"はしていないと私は思います。

どちらかと言えば、泉田知事がおっしゃっている事に対する
東電の廣瀬社長や、規制庁の池田長官の反応を聞いてると、
はたから見ている(書き出しながら)私の方が"激怒"に近い状態になりそうですが・・・。

なぜだろ?、
書き出していて今日は非常に、
激怒・怒りをあらわに・憤っている・などの言葉の使い方に引っかかりを感じましたので、
そのまま私が感じたことを書いてみました。



“柏崎刈羽「再稼働」申請へ 「東電は信用できない」泉田知事”
わたしなら、こんなふうに題名を付けるかな・・・




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コメント

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No title

泉田知事。
これは本物ですね!

まー前福島県知事の佐藤 栄佐久さんは、原発推進派の自民党の方でも、
正しい事を主張していてはめられましたからね。

これだけ大々的に、泉田知事の正論が報じられれば、
九州電力の手先と目されている佐賀県の知事でさえ、
原発の再稼働は難しくなりました。

ただ、別の意味で裏がある可能性があります。
(そのおもしろい話は次回しようかなー? ヒントはTPPと電力の自由化です。)

泉田知事が、次期知事選挙への出馬を撤回しました

泉田知事が今秋の時期県知事選への出馬表明を撤回しました。

驚愕です。

新潟日報その他による妨害工作のせいでご本人の気が折れたせいと思われます。
泉田知事が出馬しないと、原発推進派の現長岡市長しか出馬表明していません。
戦慄です。

県庁のサイトに、泉田知事が出馬を撤回した理由が書かれていますが、それによると、
彼をたたいている新潟日報は、新潟県最大の新聞社ですが、その新聞社が、記事に対する県からの答弁を載せないという不公平を働くことで情報操作しているそうです。
何度読んでもその理由に納得いきません。

私は彼に、出馬してほしいと懇願メールを出します。
お忙しいところ恐縮ですが、可能であれば、ブログ主さまも協力してくださいませんか?

私は今回のことを、日本の危機と思っております。
彼が新潟の知事でいてくれさえすれば、絶対に安心だと思っておりましたから。

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