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ゲート型放射線測定器を設置 郡山市役所で10月末まで

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郡山市役所本庁舎に設置されたゲート型測定器

郡山市は1日、市役所本庁舎1階ロビーに身体の表面に付着した放射性物質からの放射線(ガンマ線)を検知するゲート型の測定器を設置した。設置期間は10月末まで。同市によると、県内の自治体庁舎へのゲート型測定器の設置は初めて。
 
測定器は米国の放射線機器製造メーカー・ミリオンテクノロジー社の国内代理店テクノヒル(東京都)から被災地支援の一環として3カ月の無償貸与を受け、設置された。
 
測定器は高さ2.3メートル、幅91センチ、重さ600キロ。おおむね1平方センチ当たり40ベクレル以上の放射線を検出した場合、ランプが点灯し、アラーム音が鳴る。検出者には市原子力災害対策直轄室の担当者がスクリーニングを行い、体のどの部分に付着しているか詳細検査を行う。測定器は市役所開庁時間の午前8時30分から午後5時15分まで誰でも利用できる。
(2013年8月2日 福島民友トピックス)



帰還の切り札「新型線量計」とは?〜被曝量を自己管理へ
投稿者: ourplanet 投稿日時: 木, 08/01/2013 - 08:27

これまで避難指定区域だった福島県田村市の都路地区で8月1日、帰還の準備を進めるため3か月間の期間限定で住民の宿泊が始まった。7月31日までに宿泊を届け出たのは、120世帯380人の住民のうち、28世帯112人。政府は住民帰還に向け、一人ひとりに線量計を配布した。
 
今後の避難指示解除を向け、住民帰還の切り札として、住民に配布されたのは、これまでにない新しい線量計だ。従来のガラスバッジとは異なり、電子線量計をベースとした個人線量計で、製品名を「D-シャトル」という。開発したのは、ガラスバッジの生産で高いシェアを誇る千代田テクノルと産業総合研究所。電池が1年以上持ち、振動にも強い上、個人が自宅で、1日の線量と着用して以降の積算線量を確認できる。更に、専用のソフトウエアを使用すると、1日ごと、1時間ごとの線量を表示し、データベース化できる。
 
7月下旬には、内閣府原子力被災者生活支援チームなどの職員が田村市で生活し、同線量計による24時間の積算線量を公表した。電子線量計を改良した製品のため、コントロールは不要で、ガラスバッジより数値は高く出る。政府が、避難指定区域内の帰還、復興の切り札と期待する「D−シャトル」。製造に4ヶ月かかるため、今後、増産体制に入る見込みだ。同製品を開発した千代田テクノルの開発責任者と営業責任者に話を聞いた。



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