2013年8月2日 東京電力記者会見
Youtube ↓
http://youtu.be/Y9_iQyvW__c?t=38m5s
資料 ↓
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130802_09-j.pdf
松井:
資料の40ページ。
海側でなく山側をこの赤い太いラインや紺色のラインで、
これは薬液注入するという事ですか?

尾野:はい、薬液注入を考えております。
松井:今やっているものと同じものという事ですか?
尾野:はい、同じようなタイプのものです。
松井:そうするとやはり上は1.8mはこちらも開くと。
尾野:
はい、そのようになります。
あの、41ページにマンガを示しておりますけれども、

やはりこのタイプのもので言いますと表層の部分というのは薬注ができませんので、
そこの部分については隙間ができるという格好になります。
※<高濃度汚染水海へ流出>」8/1そもそも総研(内容書き出し)
松井:
念のため聞きますが、この工法ではそうだという事は分かったんですけど、
その場合、通常時の場合はこの残り1.8mは、コンクリートなどを流して止めるという、
通常の工事などではやるという情報もあるんですが、
それを今回やっていないというのは線量が高いからですか?
尾野:
この場所自身の工事というのはかなり状況が。
あの、絵で書きますと非常に簡単なんですけれども、
海側の方がかなり大変な工事だったんですが、
山側の方に行きますと、ちょっと写真を40ページに載せていただきましたが、

まだこのあたり、がれき、あるいは高線量のものが散乱している状況ということでございまして、
こうしたことを踏まえて作業をしていかなければいけないという事で、
えーー、実際の作業性などからこの方法で今考えているところでございます。
松井:
わかりました。
あと手短に一つ二つ聞きたいんですが、
この深さにおける濃度の分布はこのグラフで分かったんですけれども、あくまでも濃度はそうであって、
たとえばいまのこの41ページを見させていただくと、
一番下のオレンジが不当水槽と考えてよろしいですか?
尾野:はい。
松井:
仮にこれ、集水枡というところで見た場合に、
ここに水位があるという事は、
この水位から不当水槽までは全部地下水で埋まっていると考えてよろしいですか?
尾野:はい、そうです。

松井:ただし濃度に関しては地表何mのところで濃さが出ているという意味合いでよろしいんですね?
尾野:
そうですね、あのー、おそらくそういう事ではないかというふうに考えられます。

ただあの、26ページとか、25ページに示しているような、コアの分布というところで見ているのは、
直接コアの側の濃度を見てございますので、
コアに残っているものというのは、おそらくセシウムとストロンチウムだと思います。
トリチウムというのは水と一緒に動きますので、
トリチウムがどういうふうな分布をしているかというのは、
コアのデータだけからはちょっと分かりませんので、
そういう意味からいうと、おっしゃるように上の方に、
要は移動性が悪いセシウムやストロンチウムというものが
トラップされながら存在しているということは想像できますが、
ちょっとトリチウムの分布については、
この段階ではまだ明確に申し上げられるだけのデータがございません。
松井:
分かりました、最後に一つだけ。
この福島第一1,2号機取水口管というところの、いま最新のデータが、
7月30日の午前6時13分ですか、1700という数字で、前回より、
前回は1800という数字ですから、100下がったという見方もあるんですが、
前回の1800というのは1週間で4倍に跳ね上がっているんですね。
見方によっては高止まりしてしまったという考え方もあると思います。
この場所は非常に重要なポイントで、私がおととい質問したように、
この充てんした壁を超えた先ということになります。
1週間で4倍に跳ね上がり、2日経ってもそのまま高止まりしているということにかんして、
いまの段階で見解はございますか?
尾野:はい、
まずはあの、現段階で断定的にものを言うのはまだ難しいというふうにご理解いただきたいと思います。
ただ、地下水の上昇状況等から考えますと、
ガラスの壁の上段ですね、こちらの方については、
そこを超えて水が外側に出ている可能性という事については否定できないと思っております。
そうしますと、かつては下の方も含めて全体からある動きをしていたのかもしれませんが、
地下の底部の方につきましてはガラス層が抑えてしまいましたので、
出ている場所が集中的にある上の方になってきているという事かと思います。
そうした事が何らかの影響を与えている可能性というものがあるかとも思っております。
ただ、そういった可能性が一つと、それからもうひとつは
遮水壁をつくるという工事そのものは、ある薬剤を注入して
ある体積を地中の中に強引に圧入していくというような工事でございます。
ですので、この工事を進める事によって、必然的にその分の水が押しのけられていくという事になりますので、
そうしたものが影響として見えている可能性もひとつ考えられると思っております。
あの、いずれとも現段階で断定しかねますし、違う可能性もあるかもしれませんが、
そうしたことも含めてよく検討していかなければいけないと思っております。
松井:はい、わかりました結構です。
ーーー
セシウム濃度15倍に上昇=2号機建屋近くの井戸―福島第1
時事通信 8月5日(月)22時27分配信
東京電力福島第1原発の地下水が広範囲に放射性物質で汚染され、海にも流出している問題で、
は5日、2号機タービン建屋近くの観測用井戸で5日に採取した水から
セシウムが1リットル当たり960ベクレル検出されたと発表した。
前回調査の7月31日と比べて約15倍に上昇。
ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質濃度も約47倍に急上昇したという。
東電によると、この井戸はこれまでに掘った中で最も西の内陸側にあり、
タービン建屋からの距離は約100メートルで、東の岸壁からは約55メートル離れている。
セシウムが1リットル当たり23億5000万ベクレル検出されたトレンチ(ケーブルなどの配管用トンネル)からは、
北約5メートルに位置している。
地下水は西から東に流れており、放射性物質がどのように拡散しているかは不明で、
東電も「濃度が上昇した原因は分からない」としている。
Youtube ↓
http://youtu.be/Y9_iQyvW__c?t=38m5s
資料 ↓
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130802_09-j.pdf
松井:
資料の40ページ。
海側でなく山側をこの赤い太いラインや紺色のラインで、
これは薬液注入するという事ですか?

尾野:はい、薬液注入を考えております。
松井:今やっているものと同じものという事ですか?
尾野:はい、同じようなタイプのものです。
松井:そうするとやはり上は1.8mはこちらも開くと。
尾野:
はい、そのようになります。
あの、41ページにマンガを示しておりますけれども、

やはりこのタイプのもので言いますと表層の部分というのは薬注ができませんので、
そこの部分については隙間ができるという格好になります。
※<高濃度汚染水海へ流出>」8/1そもそも総研(内容書き出し)
松井:
念のため聞きますが、この工法ではそうだという事は分かったんですけど、
その場合、通常時の場合はこの残り1.8mは、コンクリートなどを流して止めるという、
通常の工事などではやるという情報もあるんですが、
それを今回やっていないというのは線量が高いからですか?
尾野:
この場所自身の工事というのはかなり状況が。
あの、絵で書きますと非常に簡単なんですけれども、
海側の方がかなり大変な工事だったんですが、
山側の方に行きますと、ちょっと写真を40ページに載せていただきましたが、

まだこのあたり、がれき、あるいは高線量のものが散乱している状況ということでございまして、
こうしたことを踏まえて作業をしていかなければいけないという事で、
えーー、実際の作業性などからこの方法で今考えているところでございます。
松井:
わかりました。
あと手短に一つ二つ聞きたいんですが、
この深さにおける濃度の分布はこのグラフで分かったんですけれども、あくまでも濃度はそうであって、
たとえばいまのこの41ページを見させていただくと、
一番下のオレンジが不当水槽と考えてよろしいですか?
尾野:はい。
松井:
仮にこれ、集水枡というところで見た場合に、
ここに水位があるという事は、
この水位から不当水槽までは全部地下水で埋まっていると考えてよろしいですか?
尾野:はい、そうです。

松井:ただし濃度に関しては地表何mのところで濃さが出ているという意味合いでよろしいんですね?
尾野:
そうですね、あのー、おそらくそういう事ではないかというふうに考えられます。

ただあの、26ページとか、25ページに示しているような、コアの分布というところで見ているのは、
直接コアの側の濃度を見てございますので、
コアに残っているものというのは、おそらくセシウムとストロンチウムだと思います。
トリチウムというのは水と一緒に動きますので、
トリチウムがどういうふうな分布をしているかというのは、
コアのデータだけからはちょっと分かりませんので、
そういう意味からいうと、おっしゃるように上の方に、
要は移動性が悪いセシウムやストロンチウムというものが
トラップされながら存在しているということは想像できますが、
ちょっとトリチウムの分布については、
この段階ではまだ明確に申し上げられるだけのデータがございません。
松井:
分かりました、最後に一つだけ。
この福島第一1,2号機取水口管というところの、いま最新のデータが、
7月30日の午前6時13分ですか、1700という数字で、前回より、
前回は1800という数字ですから、100下がったという見方もあるんですが、
前回の1800というのは1週間で4倍に跳ね上がっているんですね。
見方によっては高止まりしてしまったという考え方もあると思います。
この場所は非常に重要なポイントで、私がおととい質問したように、
この充てんした壁を超えた先ということになります。
1週間で4倍に跳ね上がり、2日経ってもそのまま高止まりしているということにかんして、
いまの段階で見解はございますか?
尾野:はい、
まずはあの、現段階で断定的にものを言うのはまだ難しいというふうにご理解いただきたいと思います。
ただ、地下水の上昇状況等から考えますと、
ガラスの壁の上段ですね、こちらの方については、
そこを超えて水が外側に出ている可能性という事については否定できないと思っております。
そうしますと、かつては下の方も含めて全体からある動きをしていたのかもしれませんが、
地下の底部の方につきましてはガラス層が抑えてしまいましたので、
出ている場所が集中的にある上の方になってきているという事かと思います。
そうした事が何らかの影響を与えている可能性というものがあるかとも思っております。
ただ、そういった可能性が一つと、それからもうひとつは
遮水壁をつくるという工事そのものは、ある薬剤を注入して
ある体積を地中の中に強引に圧入していくというような工事でございます。
ですので、この工事を進める事によって、必然的にその分の水が押しのけられていくという事になりますので、
そうしたものが影響として見えている可能性もひとつ考えられると思っております。
あの、いずれとも現段階で断定しかねますし、違う可能性もあるかもしれませんが、
そうしたことも含めてよく検討していかなければいけないと思っております。
松井:はい、わかりました結構です。
ーーー
セシウム濃度15倍に上昇=2号機建屋近くの井戸―福島第1
時事通信 8月5日(月)22時27分配信
東京電力福島第1原発の地下水が広範囲に放射性物質で汚染され、海にも流出している問題で、
は5日、2号機タービン建屋近くの観測用井戸で5日に採取した水から
セシウムが1リットル当たり960ベクレル検出されたと発表した。
前回調査の7月31日と比べて約15倍に上昇。
ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質濃度も約47倍に急上昇したという。
東電によると、この井戸はこれまでに掘った中で最も西の内陸側にあり、
タービン建屋からの距離は約100メートルで、東の岸壁からは約55メートル離れている。
セシウムが1リットル当たり23億5000万ベクレル検出されたトレンチ(ケーブルなどの配管用トンネル)からは、
北約5メートルに位置している。
地下水は西から東に流れており、放射性物質がどのように拡散しているかは不明で、
東電も「濃度が上昇した原因は分からない」としている。
8月2日の記者会見の書き出し
<それは平常時放出量の半分以下>
2011年5月~2013年7月までに出たとされるトリチウムの量は最低で10兆ベクレル。
8/2(東京電力記者会見文字起こし)
「ガラスの壁の上段を超えて水が外側に出ている可能性については否定できない」
8/2東京電力記者会見(内容書き出し)
「この100mの範囲からおよそ400トン日量で出るであろう」
8/2(東京電力記者会見文字起こし)
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- 「この100mの範囲からおよそ400トン日量で出るであろう」8/2(東京電力記者会見文字起こし)
- 「ガラスの壁の上段を超えて水が外側に出ている可能性については否定できない」8/2東京電力記者会見(内容書き出し)
- <それは平常時放出量の半分以下>2011年5月~2013年7月までに出たとされるトリチウムの量は最低で10兆ベクレル。8/2(東京電力記者会見文字起こし)
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