<3>「今国がやらなければいけないのは義務教育の子どもを全部疎開させる事」肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)

<1>肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)
↑こちらに動画があります。

2013年7月5日
映画『ひろしま』茨城県東海村上映会
肥田舜太郎先生の公演



文明国の国民でありながら、一番自分の大事な命という事についちゃ全く無責任で無知なんです。
これが日本人の、僕は特徴だと思う。

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40:51
こういう人間をつくったのは明治政府です。
天皇制というあの制度をやたらに強く押し付けて、
物を考えない。
みんなおかみに考えを預けて自分はなんにもしないという国民を作っちゃった。


だからいろんな意味で、今度のような事が起こって、
防ぎようが無いんですからね。
注意をしたからあれを吸わないですむとか、水を飲まないですむ。
お米の中に入っているのを舐めないですむというような事ができない。

偉い人は「どこで出来た米まで調べて、安全かどうか確かめる」なんて、口では上手い事を言っているが、
誰が出来ますか!そんなこと!!

出来ない事をただ口で言って、専門家だって言っているのがいっぱいいるけど、
出来る事を言わなきゃダメなんですね。

私は今被ばく者の
自分で自分の身体を守るには一番いいのはどっかへ行っちゃう事ですよ。
絶対に福島の放射線がきていない所まで行っちゃう事なんだけど、
もう今は沖縄へ行ってもダメだから私はもう勧めない。
「居直ってそこに住みなさい」
それで病気が出ないように自分がまず、必死に努力をする。

今一番大事なことはね、これは国がやらなければいけない。

小学生中学生までの義務教育の子どもは
戦時中にやったのと同じように国が手配をしてお金を出して安全な所へ全部疎開をする。

長野県あたりの村の小学校をいくつもいくつも今潰していますよ。
子どもがいなくなって。
空いているところはいっぱいあるんだ。
お金さえ出せば住めるんですよ。
小学校も入れる。


まずそうやって、あそこから、危ないところから離す事が大事、一番ですね。
チェルノブイリでもロシアで
あんたのところは残っていちゃいけない」と全部強制疎開で「疎開しなさい」といった村よりも、
もっと高い放射線のあるところでいま小学生が住まわされている。


もう間違い、政府が間違いなの。
調べて、全部ごっそり、お金も出し、手配もして、
まずは一番大事な子どもの命を守る。
できなければ、ひと月やってひと月帰す。
これでもいい。
離れることでずいぶん違う。

そういう頭が全くない、政府には。

アメリカが「安全だ」「大丈夫だ」
その「安全だ」といったアメリカが何をしたか?
当時日本に居たアメリカ人に福島の原発から80km離れる。

つまり、アメリカのある学者がアメリカ中の白人の女性の乳がんになる率を計算して、一人一人全部調べたら、
原子炉のあるところから100マイル以内に住んでいる人が、大体みんな癌になっている。
そこから、100マイルよりも外に居る人からは癌が出ない。
そういう研究をした。

アメリカ政府はそれをちゃんと守って、
100マイル、160kmの半分は80kmですから、
80kmから逃げろという事を日本に住んでいたアメリカ人に言ったんですね。

日本の政府は20kmのところから離れろ。

20kmと80kmの違いはどうなんですか?って説明を受けた。
それは政府の国民の命に対する責任感の違いです。

本当にまじめなところは80km離れる。
いい加減なところは20kmでいいだろう。
この差が表れたんだと返事をしました。
誠にその通りなんですね。

なんでそんな事が起こるのか?
放射線被害は目に見えないからですよ。
これが目に見えればみんな、素人にだってわかるから、
危ない所と危なくない所がみんなわかっちゃう。

目に見えないから、危なくても見えない。



ーーつづく





<1>肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)
だから殺す側の東電にしてみると、永久に完全犯罪だ。

<2>肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)
日本人ぐらい自分の命に対して無責任な国民はいない。

<3>肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)
今国がやらなければいけないのは義務教育の子どもを全部疎開させる事。

<4>肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)
みなさんの世の中であれをつくったんだから。 先祖代々からあったわけじゃない。

<5>肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)
だからまずアメリカさんに帰ってもらう。いわゆる資本主義経済の末期です。

<6完>肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)
問題は、放射線をどうしたらいいか?止めようがないからね。 事故はなくても毎日毎日世界中で漏れてます。





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国は国体を護る延長線上でしか人命を護りません

肥田先生や色んな方のお話を聞きながらこの二年半考えたのですが、現代日本人がいま一番理解しなくてはいけないことは、「国」が守るのは国体。決して一人一人の人命ではないということ。それをしっかり理解し、自分たちの命は自分たちで守るということではないでしょうか。

お上に全部お任せ出来るという人は、お上が国民を殺すわけがない、護らないわけがないと信じさせられている自覚がないのでしょう。
私も福島第一原発事故まではそうでした。

逆に、大所高所から眺めると国体を護るためには多少の民の犠牲は仕方無い、となりやすいですよね。わかります。
でも私は大所高所から眺める必要のない立場ですので自分で命を護りたいですし、
あまりに犠牲を強いられれば、それは嫌だ、と申し上げます。

国と国民は対等だということを忘れちゃ駄目です。護ってくれる、と考えるからへりくだってしまうのです。
一人一人を護りゃしないと思えば、ドライに取り引き出来るでしょう。