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「海洋のストロンチウム・・・サカナの骨から人間へ」武田邦彦先生(音声文字起こし)

【原発】 海洋のストロンチウム・・・サカナの骨から人間へ
平成25年8月14日 武田邦彦先生より、

音声の文字起こし

福島の原発から大量の汚染水が漏れている事については、
毎日のように報道されていますので多くの方がご存じな訳ですね。
それと非常に心配しておられます。
「どうやって食い止められるんですか?」と、時々マスコミから聞かれますが、
食い止める方法はですね、「なぜ水が汚染されるのか」という事が分かってなければいけないわけですね。

普通に考えますと震度6の地震で原子炉の底が割れて、そこから地下水が侵入し、
それが汚染されてまた出てくるというふうに考えられますが、
それもちょっとおかしな所があるわけですね。
というのは、1号機から4号機までのどこで漏れているのか?というのは、
地下脈をボーリングを簡単にして調べればわかるんですけれども、
どの道から、どの地下水からどのようになっているかって、
もう分かっているはずですけれども、発表されません。


冷却水は今循環していますし、
放射性物質が発生する熱は事故時の100分の1ぐらいになっていると思いますから、
循環水量も非常に少ないので、それではないと思います。

それでは3番目の事ですね。
事故の時に空から降ったものが地下に浸みて、其れが地下水と混ざったと、
そういうケースがありますが、
それでは放射線の量が発表されている放射線量が多すぎて、それほど漏れているわけではない。
それから、地下から漏れているものと、地上に舞い上がったものとでは成分が違いますから、
成分でも発表されればまたそれも分かります。

しかし、東京電力の会見に出席されている新聞記者の方とか、
その他の方の努力は敬意を表しますが
残念ながらそこで聞かれている事が、文化系の方が多いんだと思いますが、
今言いましたように、技術的にきちっと質問をしてですね、
「間違いなくそうだ」という事をちゃんと実証していくという事のプロセスにかけるものですから、
「さっぱりわからない」と。
それで、「どうやって止めるか」という事ばっかりに興味があってですね、
「冷やしたままで止められるか」という、言わば技術的にはつまらない。
だけど技術的につまらなくても普通の人はそういう事しかわからないのもしょうがないんですけれども、
ま、そういうレベルにとどまっております。

ただ、そういう問題とは別にですね、
非常に危険な可能性がありますのはストロンチウムの問題です。

原子炉では、放射性のストロンチウムとセシウムはほぼ同量出来ます。
約6%原子炉内で発生するんですが、
そして半減期も、セシウム・ストロンチウムともに30年ぐらいですね。
半減期が30年と言いますと、多くの人は
「30年位ずっと放射線を出すんだろうな」と思われますけれども、それもあるんですが、
放射線の強さも半減期によりますから、
半減期8年位のものは非常に強いし、
半減期が2万年とか、30億年といったものはですね、
確かに長い間放射線を出すんですけれども、放射線の量は少ないので、
そういう点では安全という事はありませんが、半減期というのは両方あるという事ですね。
無くなるまでの年限と放射線の強さ、その二つを表していますが、
セシウムもストロンチウムはほぼ同じであると。
だから、「セシウムとほとんど同じ危なさがある」と言ってもいいわけですね。

そして、性質の違いは、
地上に舞い上がりがちなのがセシウムで、
ストロンチウムは舞いあがらないだけ地下へ向かいます。
従って今回のように、地上に出ているストロンチウムはセシウムの100分の1、
これちょっと少ないかなと思うんですけれども、
ま、10分の1以下だと思うんですが、
これに対して下にその分だけ出るはずなんですよね。

ですから簡単に言えば、
汚染された地下水はセシウムとストロンチウムの比率だけ測っても、まぁまぁ分かるんですが、
その他のデータでも少しでも出してくれたら我々専門家の方がすぐ分かるんですね。

問題なのはストロンチウムはカルシウムとすごく似てるんですよ。
ですから、ストロンチウムは、体がカルシウムと区別が出来ないものですから、
骨をつくる材料にするんですね。

骨っていうのはなんだか固いものですから、
肉と違って、なにかが出来たりできなかったりしないと思っていますけれど、
肉も骨も生物では毎日ある程度崩れてある程度新しく作っていくんですね。
そうしないとだんだん降るくなってダメになりますから。

そうすると骨も作っていきます。
日本人は大体1日1リットルぐらいだったと思いますが、
200ミリグラムのカルシウムが流れて、その分だけカルシウムをとって作っていくんですね。

ですから、もちろん成長期の若者もカルシウムは大変大切で、
赤ちゃんとか、児童生徒は大切で、成長のためには骨が長くならなきゃなりませんからカルシウムは必要で、
親が一生懸命カルシウムを取らせるようにします。

が、歳をとったらいらないかというとそんなことはないんですね。
よく家庭でおばあちゃんが小さい孫に
「あなたカルシウムを摂りなさいね」と言って魚を食べさせたりしていますが、
それはおばあちゃんでも同じで、おばあちゃんでも1日尿から出ていくカルシウムが、
つまり骨から溶けていくカルシウムを毎日補充しないとですね、骨も弱くなるわけですから。
ほぼ同じと言ってもいいようなものなんですよね。

若い人は成長分だけ余計にとらなければいけないんですが、
それよりも毎日流れていく量の方が多いですから、それを注意しなければいけない。


ですからこの問題は、
子どもはもちろんなんですけれども、大人も同じように危ないわけですね。



魚にストロンチウムが蓄積しますと、
白血病が多いんですけれども、骨髄をやられる訳です、ストロンチウムのβ線で。
この魚の骨を食べますと、人間も同じようにやられます。
魚の骨はたとえば、しらす干しとか小さな魚、結構魚の骨は食べますよね。
基本的に危ないわけですね。

で、このストロンチウムの測定はちょっと難しくてですね、
セシウムは測ればわかるという感じなんですが、
ストロンチウムはチョト前処理とかいろいろあって、15日ぐらいかかるんですね。

私が昔心配してたのは、魚は新鮮なうちに食べなきゃいけないし、
ストロンチウムが分かるのは時間がかかるので、
「ちゃんと測った魚を出してくれるのかな?」と思っ手たんですけれども、
それ以上にひどくてですね、測ってないという状態がもう2年間も続いているんですよ。

魚はセシウムよりストロンチウムの方が重要なのに
測定が簡単なセシウムだけを測定しているんです。
魚はさっき言ったように地上と違ってストロンチウムの方が高い可能性が高いんですね。

これをまた専門家が誤魔化そうとしましてなんか変な事を言ってて、
「セシウムを測ればストロンチウムが分かるんだ」と。
「セシウムがこんなに少ないんだからストロンチウムも少ないんだ」
これは全然ウソでしてね、
原子炉では同じく出来ますし、ストロンチウムの方が危険ですから。
その点では、政府自治体とか国立環境研究所とか
そういうところの税金を使っている人たちが責任を果たしてですね、
国民の疑念に答えなければいけない、国民の安全を守らなければいけないと思います。

こういう時にですね、本当に先ほど言ったように、
地上の野菜のセシウムを測る。
そして時々ストロンチウムを測る。
そうすると比率が20対1だったりする。

だから魚もセシウムを測っていればいいんだという言い方を時々専門家がするんですね。
これは専門家は分かっていてウソをつくんですよ。

つまり研究費をもらいたいとか、政府の覚えをよくしておきたいという事でウソをつくんですね。

これはたとえば地球温暖化などでもこの手のウソがあって、
この前私講演会で聞いてビックリしちゃったんですけど、
ある人が、私が「地球温暖化でCO2が少し増えた方がいいんだ、これから寒冷化するから」
という話をしたらですね、手が上がって、
「先生何でそんな事を言うんだ!」と。
専門家に騙された場合はほとんどの場合感情的なんですけれどね、
という事で感情的に私に食ってかかってきまして、
「CO2は危険じゃないか」と。
「0.何%で障害が出て、数%で死んでしまうんだ」という事を専門家から聞いたと。
「そういう猛毒を先生のように『増やしたらいい』とは何事か!」って言われたんですよね。
その人は本当に可哀想なんですね。
騙したのは専門家なんですから。

CO2というのは、今空気中には0.04%しかありません。
かつて地球が出来た時には95%でしたから、
生物の多くはですね、5%、6%の頃から生きている訳です。
人間はもちろん呼吸関係はそうですね。
たとえば人間は0.04%のCO2を吸って、
身体の中から、酸素から共に21%酸素を吸いますから、
そして体の中で酸素をCO2にして、吐き出します。
人間の呼気、吐き出す息のなかに含まれているCO2は実に4%。
少なくても3%ですから、3%~4%、大体その位ですね。
ですから、「数%で死んじゃう」って言ったら、
自分の吐き出している息で死んじゃうという事になるわけですね。

もうひとつは、
たとえば火力発電所なんかは石炭を燃やしたり石油を燃やしたりしますね。
家庭でも石油ストーブを部屋の中で燃やしたりしますね。
それからガスコンロで都市ガスを燃やします。

ああいったものは大体、きちんと燃やしたものは燃焼ガス中のCO2は14%ぐらいになるんですね。
ですからすぐ、火がつくと死んじゃうぐらいなんですね。
CO2は毒ではありません。
ただ、部屋を閉め切ってあれば、CO2が増えれば酸欠になります。
これは結構CO2が増えなければいけないんですが、
酸素は現在21%。
それが16%以下になって激しい運動をすると、酸欠の可能性も無いんじゃないんですね。

ですから、CO2が増えるというのはCO2が毒なんじゃなくて、
CO2が増え過ぎると酸素が相対的に減るので、酸素不足で具合が悪くなる事はあります。
これはCO2の毒性じゃなくて、別に窒素が増えてもいいんですけれども、
閉じこもった部屋で石油ストーブをどんどん燃やせば、
部屋の中の酸素が減っていって、CO2になりますからね。
それで酸素が減っていって気持ち悪くなるという、こういう事があるんですね。

だから「数%で死にます」なんて言って、「CO2は猛毒だ」なんて言って
素人をだます専門家も専門家ですよね。
私がそこにいたら、
「あ、そうですか。吐く息は4%もCO2で、燃やすものも部屋の中で換気が良くても14%。
換気が悪けりゃもっと溜まるんですが、なんで皆さん亡くならないんですか?」といいますと、
その専門家は赤面してその場から去るでしょうけれどね。

みんながこれ位の知識しかないなと思うとそれを狙ってやってくるんです。

これが原子力発電所のセシウムとストロンチウムも同じような騙しをやっているんですね。
私が何でそれが騙しかっていうのが分かるかというと、
言っている人の顔がちゃんと見える時があるんですね。
原子力関係でよく知っていて「あ、この人か」と。
この人はよく知っているよっていうそういう人がいましてね、
その人が「地上に降ったストロンチウムがセシウムとが何対何だから、魚もセシウムを測ればいい」
と言ったのを聞くとですね、「これはもう政府から金をもらっているな」と。
しかし、政府は税金で国民を守る立場なんですから、
政府が国民を騙すという現在の状態の方が、本当はおかしいです。







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