「みなさん、これは民主主義と言えますか?」内橋克人氏9.1さようなら原発講演会(文字起こし)

9.1さようなら原発講演会&9.14さようなら原発大集会





Youtube 文字起こしの部分から↓
http://youtu.be/-1rMrOcDOlE?t=46m57s


内橋克人氏(経済評論家)
2013090111.jpg

みなさんこんにちは。
今もわたくしはですね、まざまざと思い出す風景がございます。

一昨年9月。
この「さよなら原発」の第一回の集会が明治公園で行われましたね。
ここにいらっしゃる中にも参加なさった方が沢山いらっしゃるんじゃないでしょうか。
沢山の方が、わずか5分でしたけれどもお話をいたしました。
私の目の前にはですね、福島からバスでおいでになったんですけれども、
幼い子どもたちを連れた若いお母さんたちが沢山いらっしゃいました。
ある福島からの代表の女性の方がおっしゃいました。

「私たちはもはや人間ではありません。私たちは東北の鬼です」

毎日毎日天気のいい日に、この子どもたちの衣類を太陽に向けて干していいのか?
地元で収穫できた野菜を子どもたちに食べさせていいのか?
毎日毎日選択を迫られております。
「私たちはすでに見捨てられた東北の鬼だ」と、
「人間ではありません」とおっしゃいました。

私はこの集会のその時、私も申し上げました。
皆さんに訴えました。
それは、
福島の悲惨、福島を守ろうとしない政治家を、二度とふたたび国会に送ってはならないと訴えました。

でも、現実はいかがですか?
みなさん、逆ではありませんか?


わたくしはこの現実を見て、日本人と言われる人々は、私もその一人ですけど、
「一体何を考えているのか」
毎日毎日怒りの中におります。

なんとかミクス。
わたしはフルネームで言わない。
ナントカミクスでね、株を少々上げてもらって、それでみなさんの前に飴をばらまいた。

飴。
甘い飴。
その後に何が来るか。
鞭です。
鞭、ひっぱたくムチ。
人々をしばっていく鞭です。

飴と鞭を使い分ける。
飴は先に、そして鞭は後です。
その間で選挙がある。
こういう政治手法にまんまとしてやられる。

私はですね、「福島の悲劇に学ぼうとしない政治家は二度とふたたび国会に送ってはなりません」と、
私は心から訴えたんです。
3年後まで、私たちは政治家を、あるいは政治を選択する自由がありません。
なにをすべきなのか?
その事についてお話をしたい。

振り返ってみますと、前政権、民主党政権はですね、
私たちの社会のエネルギーのあり方について、「原発のエネルギーをどうするのか?」
各地でヒアリングを行いました。
有識者と称される人々のみならず、
地域の代表の方々から意見を聴こうという、
そうして、人々の意見を集約して、原発、脱原発、原発ゼロ
少し時間はかかるけれども、原発ゼロ社会を目指そうと私たちは、そう決めたんではありませんか。

そして、当時の政権は何をしようとしたか。
閣議決定を行おうとしたんですよ。

そうするとそれに対してその寸前に、閣議で決定する寸前に、
アメリカから「待った」がかかる。

そうこうしているうちに政権交代です。
政権が交代してみると、何が変わったでしょうか。
それだけ地元の多くの人から、私たちの社会のエネルギーのあり方について
意見を聞きながらヒアリングをして、民意を探って、それを集約して脱原発を決めながら、
政権が変われば一顧だにしない。

民意、人々の望み、心、希望、それを足蹴にしてなにをしているか?
トップセールス。海外へ。

しかも、核不拡散防止条約に加盟もしていない国々へ
「原発は安全だ」と、「日本製の」ということで、トップセールスでそれを売り込もうとしております。

みなさん、これは民主主義と言えますか?
これは民主主義ですか?
政権が変わったら民意というものを一蹴して一顧だにしない。それで通る。

「飴は先に鞭は後に」というこの政治手法。
皆さんは消費税増税、これに向けてですね何が行われたか?
有識者なる人を60人も集めて、6日間にわたって集中点検会合をやりました。

そうしてですね、人々が、有識者と称される人々が、大方は丸を付けたと。
来年春の消費税増税。
これに丸を付けたと。
但し書きを付けた人もいるけれども、こういう指示をこれを一つの後ろ盾として、
消費税増税を予定通りやるでしょう。


これは裁くべきではありませんか。
本当に尊重するのであれば、原発について前政権が行ったヒアリング。
その結果こそ、現政権は尊重すべきではありませんか。

人々の意見というものがそのようにして足蹴にされて、
巧みな政治手法によって、私たちの希望を、社会の希望を、多くの人々の悲劇。
それが消えていきます。

私たちは、この瞬間瞬間、現政権が採用している、駆使している政治手法。
これをですね、見破らなければなりません。

お話ししたいことは、
「新しい原発安全神話」これがつくられようとしているという事です。

原発、止めるわけにはいかない、安全だ。
そのうちに科学技術が進歩して、それで原子力発電、原子力エネルギー 安全になりますよ。
あなたの何年か後の原発安全神話。
さらにもうひとつ、世界でこれから原発がますます勢いを増してくる
その中で、私たちの国だけ、私たちの社会だけ原子力エネルギーを持たなくていいのか。

こういう新しい原発安全神話が、今ですね、
猛々しく、しかし密かに、メディアを通じて流されようとしているんですよ。

新たな二度目の原発安全神話です。
こういう事にですね、私たちはしてやられてはなりません。

私たちは何度も申し上げますけれども、
すでに、広島・長崎・福島。
充分に悲惨な経験をしたではありませんか。

私はですね、そういう意味で現在の政権の飴と鞭を巧みに使い分ける、
そうした政治手法の正体というものを、
皆様方にですね、しっかりと見届けていただきたい。

新たな原発安全神話などに振り回されてはなりません。

いま、小出先生がおっしゃいました。
20年30年、これはスローデスと言います。
ゆっくりとやってくる死です。

被ばくなさった方には申し訳ないけれども、
世界の専門家が「ゆっくりとやってくる晩発性の死」という事を言っています。

被害は、本当の悲劇は10年、20年、30年経って、人間の体を蝕むんです。
許すことはできません。
この事をしっかりと申し上げて
今日、お集まりいただいた皆さんと、再び三度心から訴えさせていただき、
心を同じくさせていただきたい。
こういうふうに思います。
ありがとうございました。

57:35

9・19「さようなら原発集会」全員の集会の発言内容完全書き出しました







「9.1さようなら原発講演会」の文字起こし

動画はこちらにあります↓
「みなさん、これは民主主義と言えますか?」内橋克人氏9.1さようなら原発講演会(文字起こし)

「人間の命としても明日の保障はないですね」澤地久枝さん9.1さようなら原発講演会(文字起こし)

「このまま、このまま、死ねないよね」落合恵子さん9.1さようなら原発講演会(文字起こし)

「これは最初から出来レースなんです。こんな犯罪を許せますか!」
佐藤和良氏(いわき市議会議員)9.1さようなら原発講演会(文字起こし)


小出裕章氏講演↓
前半・「そして今彼らは、この事故をなかった事にしようとしています」
小出裕章氏9.1さようなら原発講演会(動画・文字起こし)


後半・
「原子力というのは核です。 核兵器そのものなのです。力の論理で平和が築ける筈はないのです」
小出裕章氏9.1さようなら原発講演会(文字起こし)







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原発テロ対策 万全に(2013年9月3日 読売新聞・福井版)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20130903-OYT8T00044.htm

“テロ対策“は、再稼働反対運動の取り締まりの口実か?