2013年8月21日
第12回県民健康調査検討委員会報告

12:37~http://youtu.be/6A7DT63ZXJQ?t=12m37s←Youtube
マコ:
あと、甲状腺の事もすごく気になる重要な事なんですけど、
それは何故かと言えばチェルノブイリの事故があった時に、“甲状腺がん”だけが公に認められたからだって。
原発事故との因果関係として認められたからだって、
太郎:ああ…、白血病と甲状腺
マコ:
でもチェルノブイリではそれ以外にも沢山の健康被害があるという事は、
なんというか、共通認識では「それはストレスの性」とか皆さん言われていますけれど、
沢山いろんな報告書を書かれた方、論文を書かれた方がおられるので、
なので、今甲状腺の事しか注目されないっていう事は、私はすごく不満があって、
その他の健康影響、チェルノブイリにもあったと言われている健康影響について、
もっときちんと網羅をして、調査なり注目なり情報が出てきてほしいなと思っているんですよ。
でも検討委員会では甲状腺以外にあんまり質問も無いので、情報が出てこないんです。
で、私は一回県の担当者に
「この情報と過去の情報とかもきちんと出して、
調査をされている担当の方にきちんとブリーフィング(briefing)をして欲しい」と言ったら
「そんな質問をするのはあなたしかいませんから」と・・(笑)ふられました。
それで気になるのは、福島の調査というのは基本調査と詳細調査の二本柱でやっているんですよね。
基本調査というのは3月11日から7月11日までの4カ月間の行動記録を書いて、
それで外部被ばく線量を推定するという調査なんです。
太郎:「そんな前の事覚えているかよ」っていう位に「書け」って言ったんでしょ
マコ:
全県民の、何時まで経っても回答率は23%ぐらいから上がりません。
で、「ややこしいから上がらないんじゃないか」という事で、
「簡易版をつくった」みたいな事をおととい言われたんですけど、
日坂先生だったかな?
「すみません、簡易版をつくって回答率が上がると思いですか?」っていう質問をして、
「本質つくな」って思って
太郎:2011年の3月からの行動記録でしょ?
マコ:そうです。
太郎:其れを2年半経ったときに「あの時なにしてました」っていう話、
マコ:
ま、23%の回答率をこれからどうやってあげるか?って言うのは、
なんか簡易版をつくっても無理なんじゃないかなって思いますけど、
その外部被ばく線量を出す基本調査、これは全県民大正なんですけれども、
あともうひとつは詳細調査と言って、
18歳以下の子どもたちの甲状腺検査とか、
あと妊産婦への調査とか、
心の健康度の調査とか、
あと、健康診査と言いまして、
2011年度に避難地域の人達と、
あと基本調査を書いて外部被ばく線量が高かったと予想される人たちの見に、
なんといいますか、
県民の中で比較的被ばく線量が高かった人たち向けに、ちょっと詳細な健康診断をしているんですよ。
それは特定審査という、生活習慣病を見る審査なんですけど、
それに上乗せをして、白血球の分画(ぶんかく)っていうのを、
そういう項目を上乗せした健康診断をやっているんですね。
それが健康診査っていうんです。
太郎:白血球の分画
マコ:
それは血液検査の中で、白血球の血液像というのを見るんですけど、
好中球が何%とか、好酸球がとか
ケン:リンパ球もあるんでしょ
マコ:
そうそうリンパ球とか、何がどれだけあるって血液を見てカウントするみたいな、
で、それが上乗せされたんですね。
その血液の白血球の分画を見るっていう血液検査は生活習慣病には一切関係ないんです。
で、そのなんていうか、一番メインなのは白血病を見る時の検査なんです。
被ばくで人間の身体が一番弱いのはリンパ球なんですよ。
それはスタンダードな共通認識で、なので
電離検診と言いまして電離放射線照射防止規則放射線作業従事者が
3カ月、もしくは6ヶ月毎に受ける健康診断の中に必ずそれは入ってきているんです。
それで異型リンパ球という項目がわざわざあって、
リンパ球がどうなっているか?っていうのを放射線従事者は必ず見ているんですね。
なので、その同じ項目が入ってきたので、
「その結果を出して欲しい」と私は言い続けているんです。
でも、出てこない。というのが現状です。
で、アラーの評価が、第10回ぐらいで出てきたんですよね。
でも、ものすごいざっくりとして評価で、文章のまとめとして、
「白血球の数、あと好中球とか、そしてリンパ球の数は減少が見られたが、性別年齢別による偏りはなかった」
っていう評価だけで、
「いやいや、みんな丸ごと減ってるじゃないですか」って、私は思ったんですけどね。
でもそれ以上の結果は出てきません。
一瞬それが出てきたのみで、
「なんで白血球の分画を避難区域の方達の健康調査に追加したのか?」って、
「その理由もちゃんと出せ」って言ってますと、
あ、そうそう、
第5回目だったかな、文章が出てきまして、これね。
白血球分画等の項目を上乗せした審査

「白血球分画等の項目を上乗せした健康審査の対象。
原発事故による放射線により、白血病発症リスク増大が考えられる者」
という事で、一応避難所の生活でちょっとこう、現状環境とかも見るので、
いろんな免疫とかも見るので、
その通常の生活もチェックするみたいなことも2番目に書いてあるんですけれども、
一番目に「白血病発症リスク」という事が入っているので、
わたしはこの検査結果も、特に2011年度の検査結果というのはすごく重要じゃないかと思っていて、
リンパ球はね、反応は早いんですけどすぐに戻るんですよ。
今じゃなく、2011年度の白血球の分画の結果っていうのは、出てきてほしいですね。
太郎:そのデータが出せない理由っていうのはプライバシー?
マコ:
「プライバシーだ」って言ってました。
で、それであともうひとつ。
健康審査と甲状腺の結果もそうなんですけど、
せっかく基本調査っていってアラアラですけど、行動調査で外部被ばく線量を出しているんですよ。
なので、「その被ばく線量、そして詳細調査の結果が、どういうふうな相関関係を担っているのか?
っていうのを出すべきじゃないか」ってずっと言ってるんですけど、
それは一度も出ません。
だからね、いまの調査で甲状腺の異常があった子どもたちや、
さっきいった白血球の分画をみて異常があった方々が、
「どこの線量のクラスでも均等に出ている」って言うなら、まァそうかな、って思うじゃないですか。
でも、「それが比較的高S燃料の方々ばかりに異常が出ている」っていう事になったら話は変わるんで、
この基本調査と詳細調査をリンクさせて発表させるっていう事は、プライバシーは関係ないので、
「なぜ出てこないのか?」っていうのをずっと聞いているんですけど、
でも、さっき言ったみたいに情報を出す出さないっていうのは、
県の県立医科大の中のセンターの専門委員会の数人が決めているので、出てこないんです。
太郎:これ逆に、データ取った人一人一人の承諾を得ればいいっていう形だよね。
マコ:そうですね。
太郎:データの名前とかは関係なくして、データだけ。性別と。
マコ:
でも、実はね、まぁまぁ情報の取り扱いは難しいんですけど、
この福島県がやっている調査っていうのは医療行為じゃないんですよ。
なんていうか…「検査」なんですよ。
だから、甲状腺検査で悪性ないし悪性の疑いに判断された子どもたちは、全員手術をするんですよね。
で、手術をして、した時に初めて悪性かそうじゃないかの確定が付くので、
悪性ないし悪性の疑いになった44名の子どもたちで、
その診断が付いた子どもたちは全員手術するんですけど、
その診断、判断が付いた時点で、保険診療の方に移行するんです。
そこから、・・なんて言うか、医療をやるんですよ。
・・・っていう形なんですって。
太郎:はい・・・はぁ~
マコ:
だからそのね、
自分の甲状腺、子どもの甲状腺の検査の結果が、情報開示請求をしないと返ってこない。
「患者のデータじゃないのか」みたいな議論があるんですけど、
患者じゃないんです。
太郎:医療じゃないから
マコ:そう。っていうことなんですって。
太郎:モルモット以外の何物でもないですよね?悪い奴らだな
マコ:そうだ、それでその基本調査で、
基本調査っていうのは行動記録を書いて外部被ばく線量を出すやつですね。
それで、いつもいつも心配で嫌だなって思っている事が、
「放射線作業従事者をのぞく」っていう発表の仕方なんですよ。
グラフなりなんなり全て。
で、それでおとといの発表ではその・・、
でも数字で出るところは放射線作業従事者も入っていたんですね、前回。
で、一番突出していて高い方が66ミリシーベルトでした。
で、委員から「その方は誰ですか?」「ああ、放射線作業従事者です」「ああそうですか、なるほど」みたいな。
「良かったでもないだろ」なんて思いながら聞いてたんですけど、
それで、もう以前からずっと質問していて、すごく腹が立つことの一つなんですけど、
放射線作業従事者の方々は、作業している時の被ばく線量は
事業者とそして電離放射線障害防止規則の管理なんですよ。
で、福島県が見ているのは、作業以外の生活の行動記録での被ばく線量なんですよ。
合算してみるところが無いんです。
でも、作業者の方々も福島県民ですよね。
「作業の時の被ばく線量と、この行動の時の被ばく線量を合算してみるところはどこなんですか?」
って、質問したんですよ、記者会見のときに。
そうすると、
「少なくてもうちではありません」って。
「もぉーー」って思って。
だからその行動調査の時に66ミリシーベルトの最高値の方って作業従事者の方だったんですけど、
私が知っている作業員で、福島県で今でも住んでいる、以前からも住んでいる方をは、
作業の時に2011年度でもっと高い方は大勢います。
70ミリ、80ミリ、90ミリ。
もっと高い方はいっぱいいます。
でもそれは作業の時の被ばく線量で、だからその時以外に、
やっぱり近いところに住んでいる方々が多いじゃないですか、大熊町とか双葉町・・
で、その方々が普段の生活でどの位被ばくしているのか?っていうのは、
あんまり、なかなか行動記録というのは県に出さないんですって。
高い事は分かっているし、その、遠慮やいろいろな思いがあって出していない方々が多いんですね。
だから、作業時の被ばく線量とそして普段生活している時の被ばく線量を
まだ誰も評価していない上に評価を出す部署が無いっていうのは、
もう、非常に、ひどい話だと思っています。
太郎:そうか
マコ:
で、それでね、わたしが、
子ども被災者支援法ってあるじゃないですか。
なんか、ま、すごくぶっちゃけ言いますと、
私はあれにあんまり納得がいっていなくて、
というのは「あの法律はチェルノブイリの事故の後のチェルノブイリ法を基にして作られ」たみたいに、
ずっと説明があっておっしゃっているじゃないですか。
でもね、チェルノブイリ原発事故の後のチェルノブイリ法は、被災者の、
一番初めに住民じゃなく、リクビダートルがきているんですよね。
太郎:作業員が
マコ:
作業員の方々が先にきて、その次に周辺の住民の方々になっているんですよ。
だからチェルノブイリ法は作業員の方々にもすごく手厚い法律なんですよね。
でも子ども被災者支援法が出た時に、作業員の事が1行も入っていなかった。
で、それを知った作業員の人達が、
「ああ、また俺ら切り捨てられた」って言ってたんですよ。
「やっぱりまた俺らは使い捨てで差別受けてみてくれなかった」っていう話を聞いて、
直接その法律にかかわっていた議員さんに、質問しに行ったんですよ。
「なんでこれ、作業員が入らなかったんですか?子ども被災者支援法は」って聞いた時に、
「いやそれは、作業員の方々はその他の労働基準法や電離放射線防止規則で、
被ばくのことは守られているからです」って答えられて、
「いや、ちがうよ~」と思って、
そりゃ、「チェルノブイリ法の時にもきちんと労働者の規則はありましたよ」と、
ま、言ったんですけど、そういう事でした。
太郎:落ちた?その人。
マコ:落ちました、落ちました。
ケン:落ちてました。
太郎:ま、でも入れるべきやね。
マコ:入れるべきだと思いますよ。
太郎:チェルノブイリ法から出来たものやったら、そこに入っていないとおかしいもんね。
マコ:
おかしいです。
そして、作業員の方々も県民の方々が多いし、
両方の被ばくが、私は一番問題だと思うんです。
太郎:一番ディープな被ばくをさせられてるんやもんね。
マコ:
そうです、そうです。
本当にそういう方々が、地元で作業員の方々が、
責任感と、良心と、正義感で作業されているので、お金ではなく。
その人たちがね、切り捨てられてるって・・・ちょっとビックリしませんか!?
私回答にビックリしましたよ!
おととい、「少なくてもウチではありません」って言った時に、
「ドヒャー!」って思いましたもん。
太郎:すごいなもう。
マコ:もう、「県の税金払わなくていいよ」って言いそうになりました。
太郎:国の税金自体も納めなくてもいい状況やな、ほんとに、この切り捨てっぷりは。
マコ:思いましたね。
太郎:いや、ほんとに。・・・ありがとうございました。
ーおわりー
前半部分はこちら↓
<甲状腺がん・男女比>
「28人のデータでカウントを間違えますか?」おしどりマコ8/21(内容書き出し)
【ペイフォワード環境情報教室】
「東北関東の子どもたちにも甲状腺エコー検査・心電図・血液検査が必要」
2/13川根眞也先生(内容書き出し)
白血球の中の好中球というのがあるんですけれども、
好中球の数値が、一応1500という数値を下回ると、好中球減少症という事で非常に免疫が低下して、
いろんな病気にかかりやすくなるという事が言われているんですが、
ほとんどこの1500に近い子どもたちが増えてきています。
甲状腺がんまたは疑い43人
「甲状腺がんという病気は調べればそれほど出てくるものなのか?」
8/20第12回県民健康調査検討委員会(文字起こし)
福島県の甲状腺検査はちゃんと行われているのだろうか?白石草さん8/29(文字起こし)
第12回県民健康調査検討委員会報告

12:37~http://youtu.be/6A7DT63ZXJQ?t=12m37s←Youtube
マコ:
あと、甲状腺の事もすごく気になる重要な事なんですけど、
それは何故かと言えばチェルノブイリの事故があった時に、“甲状腺がん”だけが公に認められたからだって。
原発事故との因果関係として認められたからだって、
太郎:ああ…、白血病と甲状腺
マコ:
でもチェルノブイリではそれ以外にも沢山の健康被害があるという事は、
なんというか、共通認識では「それはストレスの性」とか皆さん言われていますけれど、
沢山いろんな報告書を書かれた方、論文を書かれた方がおられるので、
なので、今甲状腺の事しか注目されないっていう事は、私はすごく不満があって、
その他の健康影響、チェルノブイリにもあったと言われている健康影響について、
もっときちんと網羅をして、調査なり注目なり情報が出てきてほしいなと思っているんですよ。
でも検討委員会では甲状腺以外にあんまり質問も無いので、情報が出てこないんです。
で、私は一回県の担当者に
「この情報と過去の情報とかもきちんと出して、
調査をされている担当の方にきちんとブリーフィング(briefing)をして欲しい」と言ったら
「そんな質問をするのはあなたしかいませんから」と・・(笑)ふられました。
それで気になるのは、福島の調査というのは基本調査と詳細調査の二本柱でやっているんですよね。
基本調査というのは3月11日から7月11日までの4カ月間の行動記録を書いて、
それで外部被ばく線量を推定するという調査なんです。
太郎:「そんな前の事覚えているかよ」っていう位に「書け」って言ったんでしょ
マコ:
全県民の、何時まで経っても回答率は23%ぐらいから上がりません。
で、「ややこしいから上がらないんじゃないか」という事で、
「簡易版をつくった」みたいな事をおととい言われたんですけど、
日坂先生だったかな?
「すみません、簡易版をつくって回答率が上がると思いですか?」っていう質問をして、
「本質つくな」って思って
太郎:2011年の3月からの行動記録でしょ?
マコ:そうです。
太郎:其れを2年半経ったときに「あの時なにしてました」っていう話、
マコ:
ま、23%の回答率をこれからどうやってあげるか?って言うのは、
なんか簡易版をつくっても無理なんじゃないかなって思いますけど、
その外部被ばく線量を出す基本調査、これは全県民大正なんですけれども、
あともうひとつは詳細調査と言って、
18歳以下の子どもたちの甲状腺検査とか、
あと妊産婦への調査とか、
心の健康度の調査とか、
あと、健康診査と言いまして、
2011年度に避難地域の人達と、
あと基本調査を書いて外部被ばく線量が高かったと予想される人たちの見に、
なんといいますか、
県民の中で比較的被ばく線量が高かった人たち向けに、ちょっと詳細な健康診断をしているんですよ。
それは特定審査という、生活習慣病を見る審査なんですけど、
それに上乗せをして、白血球の分画(ぶんかく)っていうのを、
そういう項目を上乗せした健康診断をやっているんですね。
それが健康診査っていうんです。
太郎:白血球の分画
マコ:
それは血液検査の中で、白血球の血液像というのを見るんですけど、
好中球が何%とか、好酸球がとか
ケン:リンパ球もあるんでしょ
マコ:
そうそうリンパ球とか、何がどれだけあるって血液を見てカウントするみたいな、
で、それが上乗せされたんですね。
その血液の白血球の分画を見るっていう血液検査は生活習慣病には一切関係ないんです。
で、そのなんていうか、一番メインなのは白血病を見る時の検査なんです。
被ばくで人間の身体が一番弱いのはリンパ球なんですよ。
それはスタンダードな共通認識で、なので
電離検診と言いまして電離放射線照射防止規則放射線作業従事者が
3カ月、もしくは6ヶ月毎に受ける健康診断の中に必ずそれは入ってきているんです。
それで異型リンパ球という項目がわざわざあって、
リンパ球がどうなっているか?っていうのを放射線従事者は必ず見ているんですね。
なので、その同じ項目が入ってきたので、
「その結果を出して欲しい」と私は言い続けているんです。
でも、出てこない。というのが現状です。
で、アラーの評価が、第10回ぐらいで出てきたんですよね。
でも、ものすごいざっくりとして評価で、文章のまとめとして、
「白血球の数、あと好中球とか、そしてリンパ球の数は減少が見られたが、性別年齢別による偏りはなかった」
っていう評価だけで、
「いやいや、みんな丸ごと減ってるじゃないですか」って、私は思ったんですけどね。
でもそれ以上の結果は出てきません。
一瞬それが出てきたのみで、
「なんで白血球の分画を避難区域の方達の健康調査に追加したのか?」って、
「その理由もちゃんと出せ」って言ってますと、
あ、そうそう、
第5回目だったかな、文章が出てきまして、これね。
白血球分画等の項目を上乗せした審査

「白血球分画等の項目を上乗せした健康審査の対象。
原発事故による放射線により、白血病発症リスク増大が考えられる者」
という事で、一応避難所の生活でちょっとこう、現状環境とかも見るので、
いろんな免疫とかも見るので、
その通常の生活もチェックするみたいなことも2番目に書いてあるんですけれども、
一番目に「白血病発症リスク」という事が入っているので、
わたしはこの検査結果も、特に2011年度の検査結果というのはすごく重要じゃないかと思っていて、
リンパ球はね、反応は早いんですけどすぐに戻るんですよ。
今じゃなく、2011年度の白血球の分画の結果っていうのは、出てきてほしいですね。
太郎:そのデータが出せない理由っていうのはプライバシー?
マコ:
「プライバシーだ」って言ってました。
で、それであともうひとつ。
健康審査と甲状腺の結果もそうなんですけど、
せっかく基本調査っていってアラアラですけど、行動調査で外部被ばく線量を出しているんですよ。
なので、「その被ばく線量、そして詳細調査の結果が、どういうふうな相関関係を担っているのか?
っていうのを出すべきじゃないか」ってずっと言ってるんですけど、
それは一度も出ません。
だからね、いまの調査で甲状腺の異常があった子どもたちや、
さっきいった白血球の分画をみて異常があった方々が、
「どこの線量のクラスでも均等に出ている」って言うなら、まァそうかな、って思うじゃないですか。
でも、「それが比較的高S燃料の方々ばかりに異常が出ている」っていう事になったら話は変わるんで、
この基本調査と詳細調査をリンクさせて発表させるっていう事は、プライバシーは関係ないので、
「なぜ出てこないのか?」っていうのをずっと聞いているんですけど、
でも、さっき言ったみたいに情報を出す出さないっていうのは、
県の県立医科大の中のセンターの専門委員会の数人が決めているので、出てこないんです。
太郎:これ逆に、データ取った人一人一人の承諾を得ればいいっていう形だよね。
マコ:そうですね。
太郎:データの名前とかは関係なくして、データだけ。性別と。
マコ:
でも、実はね、まぁまぁ情報の取り扱いは難しいんですけど、
この福島県がやっている調査っていうのは医療行為じゃないんですよ。
なんていうか…「検査」なんですよ。
だから、甲状腺検査で悪性ないし悪性の疑いに判断された子どもたちは、全員手術をするんですよね。
で、手術をして、した時に初めて悪性かそうじゃないかの確定が付くので、
悪性ないし悪性の疑いになった44名の子どもたちで、
その診断が付いた子どもたちは全員手術するんですけど、
その診断、判断が付いた時点で、保険診療の方に移行するんです。
そこから、・・なんて言うか、医療をやるんですよ。
・・・っていう形なんですって。
太郎:はい・・・はぁ~
マコ:
だからそのね、
自分の甲状腺、子どもの甲状腺の検査の結果が、情報開示請求をしないと返ってこない。
「患者のデータじゃないのか」みたいな議論があるんですけど、
患者じゃないんです。
太郎:医療じゃないから
マコ:そう。っていうことなんですって。
太郎:モルモット以外の何物でもないですよね?悪い奴らだな
マコ:そうだ、それでその基本調査で、
基本調査っていうのは行動記録を書いて外部被ばく線量を出すやつですね。
それで、いつもいつも心配で嫌だなって思っている事が、
「放射線作業従事者をのぞく」っていう発表の仕方なんですよ。
グラフなりなんなり全て。
で、それでおとといの発表ではその・・、
でも数字で出るところは放射線作業従事者も入っていたんですね、前回。
で、一番突出していて高い方が66ミリシーベルトでした。
で、委員から「その方は誰ですか?」「ああ、放射線作業従事者です」「ああそうですか、なるほど」みたいな。
「良かったでもないだろ」なんて思いながら聞いてたんですけど、
それで、もう以前からずっと質問していて、すごく腹が立つことの一つなんですけど、
放射線作業従事者の方々は、作業している時の被ばく線量は
事業者とそして電離放射線障害防止規則の管理なんですよ。
で、福島県が見ているのは、作業以外の生活の行動記録での被ばく線量なんですよ。
合算してみるところが無いんです。
でも、作業者の方々も福島県民ですよね。
「作業の時の被ばく線量と、この行動の時の被ばく線量を合算してみるところはどこなんですか?」
って、質問したんですよ、記者会見のときに。
そうすると、
「少なくてもうちではありません」って。
「もぉーー」って思って。
だからその行動調査の時に66ミリシーベルトの最高値の方って作業従事者の方だったんですけど、
私が知っている作業員で、福島県で今でも住んでいる、以前からも住んでいる方をは、
作業の時に2011年度でもっと高い方は大勢います。
70ミリ、80ミリ、90ミリ。
もっと高い方はいっぱいいます。
でもそれは作業の時の被ばく線量で、だからその時以外に、
やっぱり近いところに住んでいる方々が多いじゃないですか、大熊町とか双葉町・・
で、その方々が普段の生活でどの位被ばくしているのか?っていうのは、
あんまり、なかなか行動記録というのは県に出さないんですって。
高い事は分かっているし、その、遠慮やいろいろな思いがあって出していない方々が多いんですね。
だから、作業時の被ばく線量とそして普段生活している時の被ばく線量を
まだ誰も評価していない上に評価を出す部署が無いっていうのは、
もう、非常に、ひどい話だと思っています。
太郎:そうか
マコ:
で、それでね、わたしが、
子ども被災者支援法ってあるじゃないですか。
なんか、ま、すごくぶっちゃけ言いますと、
私はあれにあんまり納得がいっていなくて、
というのは「あの法律はチェルノブイリの事故の後のチェルノブイリ法を基にして作られ」たみたいに、
ずっと説明があっておっしゃっているじゃないですか。
でもね、チェルノブイリ原発事故の後のチェルノブイリ法は、被災者の、
一番初めに住民じゃなく、リクビダートルがきているんですよね。
太郎:作業員が
マコ:
作業員の方々が先にきて、その次に周辺の住民の方々になっているんですよ。
だからチェルノブイリ法は作業員の方々にもすごく手厚い法律なんですよね。
でも子ども被災者支援法が出た時に、作業員の事が1行も入っていなかった。
で、それを知った作業員の人達が、
「ああ、また俺ら切り捨てられた」って言ってたんですよ。
「やっぱりまた俺らは使い捨てで差別受けてみてくれなかった」っていう話を聞いて、
直接その法律にかかわっていた議員さんに、質問しに行ったんですよ。
「なんでこれ、作業員が入らなかったんですか?子ども被災者支援法は」って聞いた時に、
「いやそれは、作業員の方々はその他の労働基準法や電離放射線防止規則で、
被ばくのことは守られているからです」って答えられて、
「いや、ちがうよ~」と思って、
そりゃ、「チェルノブイリ法の時にもきちんと労働者の規則はありましたよ」と、
ま、言ったんですけど、そういう事でした。
太郎:落ちた?その人。
マコ:落ちました、落ちました。
ケン:落ちてました。
太郎:ま、でも入れるべきやね。
マコ:入れるべきだと思いますよ。
太郎:チェルノブイリ法から出来たものやったら、そこに入っていないとおかしいもんね。
マコ:
おかしいです。
そして、作業員の方々も県民の方々が多いし、
両方の被ばくが、私は一番問題だと思うんです。
太郎:一番ディープな被ばくをさせられてるんやもんね。
マコ:
そうです、そうです。
本当にそういう方々が、地元で作業員の方々が、
責任感と、良心と、正義感で作業されているので、お金ではなく。
その人たちがね、切り捨てられてるって・・・ちょっとビックリしませんか!?
私回答にビックリしましたよ!
おととい、「少なくてもウチではありません」って言った時に、
「ドヒャー!」って思いましたもん。
太郎:すごいなもう。
マコ:もう、「県の税金払わなくていいよ」って言いそうになりました。
太郎:国の税金自体も納めなくてもいい状況やな、ほんとに、この切り捨てっぷりは。
マコ:思いましたね。
太郎:いや、ほんとに。・・・ありがとうございました。
ーおわりー
前半部分はこちら↓
<甲状腺がん・男女比>
「28人のデータでカウントを間違えますか?」おしどりマコ8/21(内容書き出し)
【ペイフォワード環境情報教室】
「東北関東の子どもたちにも甲状腺エコー検査・心電図・血液検査が必要」
2/13川根眞也先生(内容書き出し)
白血球の中の好中球というのがあるんですけれども、
好中球の数値が、一応1500という数値を下回ると、好中球減少症という事で非常に免疫が低下して、
いろんな病気にかかりやすくなるという事が言われているんですが、
ほとんどこの1500に近い子どもたちが増えてきています。
甲状腺がんまたは疑い43人
「甲状腺がんという病気は調べればそれほど出てくるものなのか?」
8/20第12回県民健康調査検討委員会(文字起こし)
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コメント
ロシア科学アカデミ-の総合遺伝学バビロフ研究所
ヨ-ロッパでの集団線量がチェルノブイリ地域のそれより高く出ており、必然的にヨ-ロッパでの遺伝的被害者の数は、チェルノブイリ地域のそれよりも高くなると推定される。この理由は主として人口密度がヨ-ロッパではチェルノブイリ地域よりもとても高いことにある。・・・
ヨ-ロッパで318,000人SVの集団線量があり・・・
http://isinokai.churaumi.me/2012/03/07/chapter4/
ヨ-ロッパでの集団線量がチェルノブイリ地域のそれより高く出ており、必然的にヨ-ロッパでの遺伝的被害者の数は、チェルノブイリ地域のそれよりも高くなると推定される。この理由は主として人口密度がヨ-ロッパではチェルノブイリ地域よりもとても高いことにある。・・・
ヨ-ロッパで318,000人SVの集団線量があり・・・
http://isinokai.churaumi.me/2012/03/07/chapter4/
| 2013.09.18 13:35 | 編集
給食に出されたイワシの加工品から、東京・清瀬市の7つの保育園で園児92人が食中毒の症状訴える
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00254246.html
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00254246.html
| 2013.09.20 11:57 | 編集