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5政府の能力・柏崎刈羽・電気代は上がる?・4号機・若狭湾演習・小出裕章氏インタビュー10/3岩上安身さん(内容書き出し)



能力は無い

岩上:
安倍さんはIOC総会でですね、「完全にコントロールしている」と、
「港湾内に全部収まっている」
収まっているわけないんですけどね、一日で44%海水が交換される訳ですから。
ま、どんな嘘でもつけるという事だと思うんですけれども、
あの非常に短いスピーチの中にですね、ぎっしりと幕の内弁当のようにウソが
多種多様なですね、それこそ核種がギュッとあるように多様なウソが詰まっていた
と思いますけど、
分けても小出先生が許せない、もしくはですね
それはあなた7年後に本当にオリンピックをやるっていう事を考えたら大変なことになるよ、と
危機感を持たれたといいますかね、というようなものはありますでしょうか?


小出:
だってもともと・・・福島第一原子力発電所に「安全だ」とお墨付きを与えたのは自民党政権ですよ。
そのお墨付きを与えた原子炉が爆発して、何十万人もの人が今苦難のどん底にいるんですよね。
「じゃあ誰が責任を取るべきなのか」と言ったら
自民党のトップである安倍さんが責任を取らなければいけないはずだと私は思うし、
彼はまずは真っ先に刑務所に入れたいと私は思っています。

その彼が、福島の人達、どん底に落とした人たちを横目に置いておきながら、
「僕は完全にコントロールしている」
「もういい加減にしてくれ」と、それだけでも思うし、
「東京電力なんかに任せておいてはダメだから政府が責任を持ってやります」とか、安倍さんが言ったんですね。
「政府が責任を持ってやる」って一体誰のお金を使ってやるのか?と、私は聞きたくなる。
もちろん国民のお金な訳だし、
どん底に突き落とされた福島の人達の金でもあるわけですね。

それを使って安倍さんが、
私からみると犯罪者である安倍さんがやると。
お前なんかに偉そうに言って欲しくない。って、むしろ思いましたね。
まずはちゃんと責任を取るべきだと思うし、


岩上:
政府が正面切って、前面に出てやるという事は、
それは国費を投入するという意味と、
ま、いろいろな、実際にその現場に口を出してくるという事だと思うんですけれども、
政府にそんな統治の能力とか解決の能力

小出:能力はないですけれども

岩上:無い

小出:はい

岩上:無い!?

小出:はい

岩上:はぁ~~~・・・

小出:
まずは、「無い」けれども、でも東電に任せておいてはダメだ。
というか、東電って会社じゃないですか。
東電なんか何十回倒産してもあがないきれない位の被害が出ているわけで、
東電に任せて出来る筈がまずはない。
ですから本当のことを言うなら、まずは東電をはっきりと倒産させる。
「もう東電はダメだ」と言って倒産させたうえで、
仕方がないから国がやる。
要するに国民の血税を使ってもやるしかないという事を、まずは表明しなければいけない。
もう、膨大な金がかかります。
わたしは日本の国家が倒産する程の金がかかると思っていますけれども、
でもやらざるを得ないのであって、
きっちりと一つ一つ責任を明らかにして、東電を倒産させる。
そしてもう、しょうがないから国が全てを請け負ってというか
金を全て負担してやるという事をしなければいけない。
でも、やるという事にしても、
「いま進行中の事故を本当に収束するだけの能力が国にあるのか?」と問われてしまうと、
初めにお答えしたように多分「無い」


柏崎刈羽原発

岩上:ハァ・・・
こういう最中にですね、再稼働の手続きがどんどん進んで行っています。
とりわけ東電が熱心なのは柏崎刈羽で、最大級で。
そして何が何でもこれに抵抗する泉田さんを陥落させるべく、ま、「攻め立てた」と言っていいでしょう。
そういう状態にありました。
泉田さんは大変に立派な論陣を張って、
「安全性が確立されないという事では申請は受け付けない」ということでしたけれども、
この間廣瀬社長との二回目の対談によって、少し態度を軟化させました。

この様子。
東電の廣瀬さんの言い分は先ほどのシンポジウムで行った某ナントカ氏と同じでしてね、
ま、経済性一点張りですよね。
自分たちが赤字に転落すると、だからやるんだと。
これはどのようにご覧になっていますか?
柏崎刈羽は安全にできると思いますか?


小出:出来る道理がないです。

岩上:道理がない。

小出:はい。

岩上:ウーん・・・

小出:
いまだに福島の事故の原因すらが確定していないのですね。
原因が確定できなければ対策のとりようがない。
当り前のことですし、
もともと柏崎刈羽は猛烈な地震であちこちやられてしまった。
2007年だったでしょうかね、
あれだってもともとは安全なはずだったのにやられてしまったということになっているし、
どんな原子力発電所だって、「完璧に安全だ」なんて、そんなのがある筈がない訳ですね、機械ですから。
ここまできたのなら、わたしは、柏崎刈羽も含めて全て原子力発電所は停止するべきだと思いますけれども、
ま、廣瀬さんではないけれども
「今停止すると東電が倒産してしまう」とかね、そういう話になってしまう訳ですよね。
「もう、結構だ」と。
東電はどんどん倒産してくれて構わないわけだし、
一切の原子力を振り出しに戻して電力を再建するしかないと、私は思います。


岩上:
なるほど。
泉田さんの姿勢についてはどのようにご覧になりますか?

小出:
泉田さんは頑張ったわけで、
だから、ま、「どこまで頑張ってくれるかな」と、思ってはいましたけれども、
でも、たぶん無理だと思います。


岩上:ほぉーー。

小出:
ようするに、まぁ、政治の世界の人なわけですし、
日本というこの国が原子力を進めると決めて、経済界もなにもそれに乗って、ここまで来てしまったわけで、
先ほどの池田さんの話ではないけれども、
「今止めたら電気代が上がってしまうよ」とか、
そういう事を考えている人たちが政治と経済の場所でずーーっと動かしてきたわけですから、
泉田さんの支持基盤の中にももちろんそれがあるだろうし、
柏崎刈羽原子力発電所をつくって、さまざまに潤ってきた人達、組織というのは、
新潟県内に沢山ある筈なのであって、

泉田さんという一人の知事がとことん抵抗するという事はたぶん無理だと私は思います。



電気代が上がる?

岩上:
なるほど。
電気代が上がるという話が、これが当たり前のように今していますけれど、
これちょっと「あれ?」と思っているんですが、
確か前、僕とのお話しの中でね、「電気代は言うほど上がらないんじゃないの」と
電気代は上がるかもしれないけれども、その事による経済コストと、
原発によるコストとでは比べ物にならない程原発がコストが高くなるし、
そもそも電気代はそんなに上がりますか?って言うのが疑問だっていう話がありましたよね。
ちょっとここも。


小出:
原則的な事を言うのなら、これまでだって、原子力の発電単価が一番高かった。
ですから、原子力なんてやってしまったが為に高い電気代をみんなが払わされてきたわけですから、
一刻も早く止めるのが原則的にいいのです。
で、もしこれから続けてしまうのであれば、


岩上:オイルショックのようなイメージが強いのでしょうけれども、

小出:だからみなさん、

岩上:実際にはもっと下がるだろうと、

小出:
短期的には多分、化石燃料を買わなければいけないとかね、
そういうお金はもちろん必要になるわけですから、電気代がなにがしかは上がるかもしれないと思います。
でも「そんなことが一体何なんだ」と私は思うのですね。
やればやるだけ原子力は、やればやるだけ損をしてしまう訳だし、
廃炉の費用だって、本当にいくらかかるか分からない。
生み出してしまった核分裂生成物のゴミの始末なんて言ったら、
もう気が遠くなるほどの作業になってしまう訳で、

やればやるほど、もう、未来の世代に付けを残していくという事になるわけですから、
目先の事に惑わされないで止めるべきだと思います。


4号機

岩上:
もう、1,2点。
先程聞き忘れたんですけれども、福一のやはり気にかかるもう一つの点というのは4号機ですよね、
使用済み核燃料プールの。
この取り出し作業が始まると言いますけれども、これも前から、
もし途中でなにかがあったら、破損があったら大変なことになるんじゃないかと、
このように警告されていました。
その点と、それから今出てきた鉛とかスズとか、というものを使えないか?と。
で、山田先生は初めは考えていなかったみたいなんですけど、
私と話している最中に、たとえば使用済み核燃料というのが膨大に溜まっているんだよっていう話から、
「あれ?使用済み核燃料も鉛付けに出来ないんですか?」って言ったら
「耐えられさえすればできなくもないなぁ・・・」っていうふうにおっしゃってて、
ま、乱暴な措置だけど、やってやれない話でもないのかな、って、究極のところ。
などというふにおっしゃっていました。
ま、これを使う使わないっていうのはひとまず置いておいて、
4号機の問題はどうでしょうか?
見通しは、「安全に」なんとかなりますか?


小出:
さっきも
福島第一原子力発電所から大気中に放出したセシウムという放射能の話をちょっと聞いていただいたんですが、
日本政府の公表値によると、広島原爆の168発分なんです、それは、セシウムは。
大気中にすでに放出したやつですね。

4号機の使用済み燃料プールの中には、
使用済み燃料が今はまだ眠っている訳ですけれども、
その中には広島原爆の14000発分ある。


岩上:ね・・・・、もう、それは何回聞いてもため息が出る・・・

小出:
これまでに放出した分の約100倍がまだ、いまはプールの底にあるんですね。
で、毎日のように余震もあって、
プールはもう爆発で宙吊りのような状態になっているわけで、
そのプールが崩壊するようなことになれば、大変なことになるだろうなと私は思っていますので、
とにかく、一刻も早く今プールの底にある使用済み核燃料を
少しでも危険の少ない場所に移すべきだと思ってきましたし、
東京電力もそう思ってきたのですね。
ですからそのために、移すためのクレーンを設置しようとして、
そのクレーンを設置するための巨大な建屋をまず建ててきたわけですね。
多分もう、クレーンも設置するでしょうけれども、
今年の11月かあるいは12月になれば、
今プールの底に沈んでいる使用済み燃料を吊りだす作業が始められると言っているんですね。

ですから私はそれをなんとか始めて欲しいと思っていますけれども、
使用済み燃料プールの中には1331体の使用済みになった燃料があるんです。
それを単に水中から吊りだしたら、周りにいる人がバタバタ死んでしまいますので、
巨大なキャスクというのをプールの底に沈めて、
そのキャスクを、多分20体位は入ると思うのですが、
使用済み燃料を入れて、蓋をして、

岩上:蓋

小出:クレーンでつり上げてですね。

岩上:水と一緒にですよね

小出:
もちろん。
水底にまず容器を沈めて、水浸しの容器の中に使用済み燃料を入れて、蓋をして、
水が入った状態で吊りだすわけですね。
で、重さは100トンを超えていますので、巨大なクレーンがないといけないわけで、
そのクレーンを今設置している訳です。

で・・・
それが上手くできるか?という事がまず心配ですね。

もう、使用済み燃料プール自身が破損しているし、
その上にいろんながれきが落っこっているんですね。
そうすると、使用済み燃料も、多分なにがしかは損傷しているだろうし、
それをきちんとキャスクの中に入れるという事自身が困難かもしれない。


岩上:ロボットかなんかを使うんですかね?

小出:
使用済み燃料の交換機というのがもともとあるわけですし、
それはもう、爆発で吹き飛んで無いので、今は。
ですから新しい使用済み燃料交換機をつくって、たぶん今それを準備しているんだと。


岩上:なんだかのアームでそういうものを取り除きながら、

小出:もちろんです。

岩上:入れるんですよね。

小出:
そうです。
アームを落として、ちょっとつり上げて、横にずらしてキャスクを中に入れて、
それを1332体、こうやってやるわけですね。

岩上:すごいですよね。

小出:
途中で、だから吊り落としたりすれば、
使用済み燃料がまた、破損したりする。
そうなるとまた、放射能が噴き出してきてしまいますので、

岩上:破損した時に、だから核分裂が起きるという訳ではない

小出:
多分それはないと、私は思っています。
怖いのは放射能がどれだけ外に出てきてしまうか?と。


岩上:そうするとまた被ばく故、作業がそこに近づいて出来ないと、

小出:
労働者が被ばくをしてしまうし、作業がしばらく出来ないという事になると思います。
ですから、本当にその1331体分をきちっとやれるかどうかが不安だし、
一体どれだけの時間がかかってしまうのかな?ということも不安なのです。
でも、少なくても私はやるべきだと思っています。

それで4号機に関してはこれまで準備もしてきたし、
4号機というのは比較的、その、私たちがオペレーションフロアと呼んでいるところの汚染が少ないので、
やってほしいと思っています。
でも、使用済み燃料プールは4号機だけにあるのではなくて、
1号機も2号機も3号機もあるのですね。

そちらの方はオペレーションフロアという使用済み燃料プールがある階、
フロアの汚染が猛烈にひどいので、
いまだにその階に人が行くこともできないのですね。
ですから遠隔操作でがれきを撤去したりしているわけですけれども、
実際にいつになったら使用済み燃料を吊りだす作業が始められるか、
それも私にはわかりません。

ですから今、岩上さんがおっしゃってくれたように、
もうそれを諦めて、使用済み燃料プールごと鉛で固めてしまえとか、
そういう案は・・・ん・・・私はあんまりやりたくないけれど、
取らざるを得なくなるかもしれないですね。


岩上:「やりたくない」というのはどういうことですか?

小出:不安じゃないですか。

岩上:不安?

小出:
そこに鉛を入れたとしてもね、
それは山田さんも多分不安だったかもしれないけど、
プールが崩れたらまた困ってしまう訳だし、

岩上:あー・・・、その、建物ごと鉛にするのはダメですか?

小出:全体を鉛で覆うというのは、それこそ膨大すぎて、出来ないんじゃないですかね。

岩上:んー。

小出:プールだけでも鉛をのせたら、多分床が持たないと私は思いますね。

岩上:荷重がねぇ・・・

小出:やっぱりどこかもっと安定している場所に移す方が、私としてはいいと思いますけれども、


岩上:
特に1,2,3は破壊されていないから4号機のように。
本来なら出来る筈なのに汚染がひどいためによれないと。
でも、これは見通しがないんですね。

小出:今のところは見通しはないです。

岩上:だから、ずーーーーっと経ってからやりだすというのが、このままだと一応考えられる一番最善の手?

小出:
ですからまず4号機をやろうとしているわけですね。
それがだから上手くいけるかどうかも分からないわけだし、
東電としてもまず4号機をやってみようと思っていると思います。
それが上手く出来れば、1号機2号機3号機と、やっていこうとするんですけれども、
それが終わるまでにはたぶん10年という時間がかかるでしょうし、
最後は私は石棺だと思っている訳ですけれども、
石棺をつくれるようになるまでにも、要するにそういう時間がまず必要なんです。


岩上:
石棺をたとえば「今からやってしまえ」という乱暴な人もいますけれど、
「鉛やセメントを流し込んで上から全部固めてしまえ」と、
ところが、実際にはそれは出来ないんですね?


小出:
4号機は使用済み燃料プールからきちっと使用済み燃料を取り出すことができるのであれば、
4号機には石棺は必要ないかもしれません。

岩上:いらない。

小出:
4号機は。
でも、1号機2号機3号機は炉心自身が溶けてしまっているので、
国や東電は、さっきも聞いていただいたように、「溶けた奴をつかみだす」と言っている訳ですけれども、
わたしは「できない」と思っているので、
1号機2号機3号機はいずれにしても石棺しかないと思っています。
ただし、その工事に取り掛かるまでには、
まずは使用済み燃料プールの底にあるやつを取り出さないと。
封じ込めてしまったら終わりですから、
まずは使用済み燃料プールの底にある使用済み燃料を取り出す。
それが終わってからでないと、石棺の工事に取り掛かれないという、こういう状態なんです。

岩上:なるほど、その石棺が出来る時には鉛やスズで固める必要はないんですか?

小出:
えー・・・・・・・・、わかりませんけど、
何がしか遮蔽材を、その溶け落ちた炉心の周辺につくるという事は必要かもしれませんけれども、
それをやろうとするとまた被ばくをしてしまいますので、
そんなことはもうなんにもやらないまま、チェルノブイリでやったように
とにかく巨大な容器をつくってしまうというのは、一番いいかもしれない。

岩上:そうですか。

小出:
わかりません、それは。
しばらく様子を見ながら考えるしかないと思うし。

岩上:
集まっているという場合は上から鉛やスズでね、コーティングできるかもしれないけれど、
飛び散っていた場合は、先ほど言ってたように、どこから入れるかという難題はありますけど、
入れたものが上手く上に乗っかってコーティングしてくれるか?って言う保証がない。


小出:
そうです。だから私は金属で冷やすべきだと言っていますけれども、
それはうまくいくかどうかという事は不安なのです。
確信が持てない。
それは一カ所にまとまっては多分ないと私は思っていて、
あっちこっちに飛び散っちゃっているので、
全てのところに金属をまんべんなくいきわたらせるというのは、
多分難しいだろうと私は考えているから、なのですが、
でもそれは、


岩上:
なるほど。
飛び散っていた場合の手はあるんですか?

小出:
でも、いずれにしても上から落ちて飛び散っているわけですから、
上から金属を落とせば金属も飛び散るかもしれない。
だから、どういう状態になるのか分からないんですけれども、
やってみる価値はあると思っていますし、
うまくいくかどうかというのは、放射性物質がどれだけ出てくるかという事を測定しておけば、
何がしかの情報は把握できるはずだと思いますので、


岩上:研究価値はあるという事ですね。

小出:分からない・・・はい。

岩上:間違いなく。

小出:やってみる価値はあるとおもいます。


軍事国家化・若狭湾演習

岩上:
最後に一つだけ。
安倍政権になってですね、そしてオリンピックをやる。
で「コントロールできています」。
ウソばっかりですよね。
ウソばっかりのこの安倍政権がいま何に一番全力をあげているか?
沢山ありますよね、一つとは言いません。
「消費税の増税もやる」と言いました。
そしてだけれども全力を最もあげているのはですね、この国の軍事国家化です。
それはもうご存じのとおりです。
秘密保護法もやります。
解釈改憲によって集団的安全保障の交渉に米軍との一体化。
米国がたとえばシリアで今回、単独行動で自衛でもない戦争をやろうとした。
それに日本は追随していちゃったかもしれない。
それはテロや戦争へのリスク。
自分たちが攻撃されるリスクが高まりますけれども、それに応戦しようとしている。
国防軍をつくろうとしている。
日本版NSCをつくろうとしている。
これらはみんな一体です
多くの人が軍事国家化という事と秘密保護法、共謀罪
こうしたことがですね、全く別なことのように思っている人たちが多いんですけれど、
全く一体ですよね。


小出:そうです

岩上:
先生はご存じだと思いますけれども、
治安の強化。
情報がでなくなる。
そして情報にアクセスしようとする人間は厳罰で10年ということです。
コンなような状態の中、日本が軍事国家化を進めようとしているのですけれども、
京都に、ここに近い京都に、もともとの京大は京都にあります。
すぐ北にレーダー基地をつくるという事で今反対運動もあります。

ところがそもそもアメリカの戦略では日本を戦場とするわけですね。
そして、アメリカの「統合エアシーバトル」を落とし込んだ日本の海上自衛隊看護学校の論文とか、
それに基づいたヤマザクラという演習。
これはその演習に基づいて行くとですね、若狭湾が最も敵の最大の上陸地点であり、
そこに迎え撃ってですね、日本とアメリカ軍が、
仮想敵とされているのは、中国と北朝鮮軍ですけど、
これと、海と陸と空で砲撃と弾頭と爆撃の雨嵐の戦いを繰り広げて上陸をふせぎ、
もし入りこまれたら今度は陸上でさらに戦闘を続けるということでですね、
大活劇スペクタルをやる予定なんですよ。
大活劇スペクタルをやる予定地に、ズラーッと原発が並んでいる事をその論文の中では一回も触れられていない。

そしてこの演習は行われています。
行われたのは何と311の後です。
2011年の後です。
先生、あの、若狭湾の福井と京都は目と鼻の先です。
これ、どのようにお考えになりますか?


小出:
あまりにもバカげたシナリオですよね。
戦争になったらまずは原発がやられるのは当たり前だろうと私は思うし、
原発の存在を考えない戦争シナリオなんていうのは書くだけ無意味だと思います。


岩上:
それを本気で、しかし、全力でですね、この国は、本当にこの国のかたち、
戦後憲法をいじるとかいう事はやって来なかったんですけれど、
本当に憲法をいじり、本当に解釈改憲で変えてしまう。
本当に米軍と一体化してしまい、
そして本当に、物言えない報道や取材にすら制約をするというですね、法案の準備も、今まっしぐらにしている。
敵基地攻撃論まで用意している。
北朝鮮敵基地攻撃論としたらそれは相手は撃ってきますよね。
眼と鼻の先の海外線に撃ってきますよね。
えー、現実化しつつあるんですけど、
原発のことを論じている人も戦争の事に目を向けなかったりとか、
戦争の事に気が付いている人は原発の事に気がつかなかったりとか、
なんか別番組でやっているような状態が続いて入るんですね、この日本は。
でもこれは別番組じゃなく、同じ空間でやっていることだと思うんです。
これを以前僕は「原発×戦争で考えなきゃいけないんだ」というふうに言っているんですけれども
なかなか同時に耳を聞いてくれないんですよ。
どうしたもんでしょう?



小出:
むしろ私が聞きたいです、岩上さんにね。
むしろ岩上さんに聞くというよりは、「政治に携わっている人は真面目に考えてくれよ」と、
私は思いますね。
まァ、軍事に関わっている人はいるんでしょうけども、
軍事に関わっている人がどうして原発の存在を許せるか?
それが私にとっては不思議です、まず。


岩上:
どうしても戦争をしなければいけない。
どうしても敵からの攻撃があるかもしれない。
国防を固めなければいけない。
だとしたら「全力で原発片付けろよ」と言うしかないですよね。


小出:
原発を持ったまま戦争は出来ませんよね。
当り前だと私は思うし、軍事の専門家なら当然皆さん知っているはずだと思いますけれども、
でも今岩上さんがおっしゃったようにヤマザクラではシナリオを書いても原発は無い。


岩上:無い。

小出:あまりにも愚かさですよね、

岩上:
で、この後には最悪のシナリオ。
米中間が最も破壊ゲームというのが最大化した場合はにはですね、戦場は日本列島ですから。
アメリカは退避します。
日本はミサイルの山。
そうなったらアメリカが奪還に行くというシナリオです。
そのために国費を膨大に投入して、国防費を強化し、
そうしたシナリオにそった国防体制。
自衛隊から国防軍に格上げすることも、
そしてそういう国防軍がですね、これまでの法を超えて、
活動し行動し武力行動ができるような法編成も行うと言う訳ですよ。


小出:
私が岩上さんに講釈する必要は全然ないと思うけれども、
日本というこの国は米国の属国なんですよ、いまだに。


岩上:ね、この話をしましたね、以前に、本当に。

小出:
だからまあ、そうなっているのであって、
その事を本当は政治の人だってちゃんと認識しなければいけないのですけれども、
でも、米国の属国から抜け出そうとする政治家は抹殺されていくという、そういう歴史だったし、
まあ、鳩山さんも何がしかやろうとしたけれども抹殺された。
小沢さんだって抹殺された。となっているわけで、
本当はもっと多くの人がこの日本という国と米国という国の関係に関して、
きっちりと考えなければいけないと思います。

岩上:これは政治家や官僚任せではもうダメなんじゃないですか?

小出:
(笑)ダメでしょうね。
「じゃあどうしたらいいのか?」と問われると、
本当はだから、国民が賢くなればいいんですけれど、

岩上:でもそれはメディアが、あっち側のメディアしかなくなっているんですよ。

小出:ですから米国の属国のまま政治も経済もマスコミも全部が動いているわけで、

岩上:
マスコミの制約に、
いろんなところで発言を封じられてきた経験がおありの小出さんだとわかると思うんですけど、
それが今一番ひどくなり、秘密保護法以降は本当に刑事罰が

小出:ものが言えなくなるわけですよね。

岩上:ですよね。

小出:そうです。

岩上:どうしましょうか。

小出:ま、岩上さんがまだいるから(笑)

岩上:いやいや(笑)ぼくも・・・

小出:
岩上さんが葬り去られるか、私が葬り去られるか、
まぁ、しょうがないんじゃないですか。

岩上:ヤマザクラの演習を、こう、出して話したら、刑事罰10年かもしれないですよ。

小出:
かもしれないですね。
何を言ったってやられるかも。
むこうがやる気になれば、何でもやれるわけですし、


岩上:
昨日総理会見があったんですけれど、
昨日の総理会見で手をあげて指されたら、ヤマザクラについて質問して、
「総理それでお聞きしますけれど、私10年になるんですかね?」って
質問しようかと、本気で思ってたんですよね。
当たりませんけれど・・・w
当たったら聞きますから。予告しますから。
「私10年ですか?」って。
その前に官邸から締め出されるでしょうね。

小出:そうですね。

岩上:
でもこれ、本当に大変なところに来ましたね。
つまり、この後。
これまでは何とか原発の情報が出ていましたけれど、もう出ないんじゃないですか?


小出:
秘密保護法がもし本当に成立してしまうと、
原子力の情報というのは、これまでも出なかったけれども、ますます出なくなるんでしょうね。


岩上:
ますます出なくなる。
アメリカとの間で二人三脚でやっていることがこれからも拡大してきちゃうでしょうし、
世界に売り付けていくことも含めて。
これからますます全部秘密秘密になって、それはもう本当に出さない。
強い影が出来てしまう。
リークも無くなりますよね。

小出:
リークしたらだって、10年になってしまう訳ですから、
簡単にはリークもできなくなるでしょうね。
ま、今までだって、リークなんかできなかったし、これからはますます出来なくなっていくでしょうね。

岩上:なんか、これで締めたいんですけど、一言、希望の一言を何か

小出:
福島の苦難のどん底に落とされた人たちだって、
今でもくじけずに戦おうとしている人たちがいらっしゃすわけですし、
全国でそれを支えようとしている人たちだって入るわけですから、希望がないわけではないと思います。


岩上:こうした法案を通してから後で何とかしようと思うのはまずいですね。

小出:そうですね。

岩上:ね。
なんとか、あの、秋の国会に出るそうですから、
今の国会の構成状況から言うと、これを阻止するのは大変難しいと思いますけれども、
でも、少しでも声をあげて、
これをたとえば、理由を付けるとか制約を付けるとか、より危険で無いものにするとか、
しなくてはいけないというふうに思ってはおります。
という事で、先生本当にありがとうございました。

小出:ありがとうございました。

岩上:
小出先生にお話を伺いました。
みなさん長時間ありがとうございました。


ーーおわりーー



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1「本当はやってはいけないけれど、そんなことは言ってはいられないんです、今は」
小出裕章氏インタビュー10/3岩上安身さん(内容書き出し)


2私の意見などはむしろ国や東電は「意地でも聞かないぞ」と思っているわけですから(笑)
小出裕章氏インタビュー10/3岩上安身さん(内容書き出し)


3今になって「凍土壁でつくる」とかいう事を言っているのですけれども、 あまりにも遅い。
小出裕章氏インタビュー10/3岩上安身さん(内容書き出し)


4「汚染水の中に溜まっているストロンチウムの量は核実験でばら撒いたより多いと思います」
小出裕章氏インタビュー10/3岩上安身さん(内容書き出し)


5政府の能力・柏崎刈羽・電気代は上がる?・4号機・若狭湾演習・
小出裕章氏インタビュー10/3岩上安身さん(内容書き出し)


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福島の放射能を逃れようと、京都の山陰線沿いの田舎に引越しした知人がいます。
後で、原発30キロ圏内だぁ~~~~と、叫んでいましたが、運転も止まり、やれやれと安堵しておりました。
でも、でも、若狭湾がドンパチの舞台になる想定があるとは!?!
原発に当てるつもりはなくても、ちょっと逸れたら、当たってしまうこともあるでしょう。
また、送電線がやられて冷却できなくなることもあるでしょうし・・・・。

本当の国防は、原発を廃炉にして、外交で、きっちりいうべきことを言い続けることではないのでしょうか?
原発を抱えながら、戦争ごっことは、危なすぎです。
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