「知る権利とこの法案分かんないけど、どっちが優先するんだろうね?」10/16大竹まこと(文字起こし)

特定秘密保護法 問題点とは?を大竹まことが特定秘密保護法を斬る。
大竹まこと ゴールデンラジオ2013/10/16





太田:
いま、安倍政権は、朝日新聞の記事ですけれども、
秋の臨時国会に「特定秘密保護法案」というものを提出しようとしているんですね。
これどういうものか?と言いますと、4つの分野。
1.防衛、
2.外交、
3.外国の利益を図る目的の安全競技活動の防止
4.テロ活動の防止
この4つの分野で行政機関の長、一番偉い人が、
「これは特定な秘密だよ」「特別な秘密だよ」と指定した情報を漏らしてしまった公務員、
ま、公務員への罰則を一番長くて懲役10年に厳罰化する法案を提出しようとしている。

大竹:
ちょっと待って下さい、
いま太田さんが言った「行政の長」というのは、
たとえば日本には各省庁があるよね。
例えば大蔵省だったり、経済産業省だったり、というと、例えば行政の長だと言うと、
経済産業省だったら、経済産業大臣?


太田:大臣。

大竹:
この大臣は、というと、茂木さんが、という事になるんですよね。
わかりました、それで?

太田:
で、今の法律は国家公務員が漏らしちゃいけないことを漏らした、
秘密を漏らしちゃった時に、懲役1年以下、または50万円以下の罰金という罰なので、
それから比べると懲役10年というのはものすごく厳しくなりますよね。
しかも、わざとでも、うっかりでも、漏らしちゃうと最長で懲役10年と。
で、これが対象の国家公務員だけではなくて、
たとえば自衛隊の装備を受注した契約業者、民間人も含まれていると。

で、こういった人達から騙したり盗んだり、建物に侵入したりして入手した場合も同じ罰則。
後、そそのかしてもいけない。
つまり民間の人が、「この情報ぜひ教えてくれよ」と言ってそそのかしたマスコミの人、
マスメディアの人も罰を受ける可能性があると。

で、「報道の自由」や「知る権利」を守れないんじゃないかという事で、
その文言をいま法律に入れるか入れないかで今もみ合っているという、そういう状況なんですね。


大竹:
えーっとさぁ、簡単に言うとだね、
その大臣が「秘密だな」と思ったもの。
「秘密かな」と思ったもの、「これは秘密だな」という事だよな?

太田:そうです、その範囲があいまいなんですね、今のところ。

大竹:
この法案が出来る前にちょっと前のことが。
たとえば福島のことね、あの時SPEEDIの情報があったよね。
SPEEDIの情報が出たんだけど、避難した人達はその情報を知らなかった訳だよね。
SPEEDI情報があれば、南相馬のむこうの方には避難しなかった訳だから。



太田:そうですね、飯舘村の方とかもね。

大竹:
そうそう。
現実が、情報を、今ぼくたちは手に入れてない訳だよ。
その時の。
こういう時に。
こういう時の情報をパッ!と、ま、出してくれるということだけど、
福島は原発だから、国の重要事故うだよね、案件としてはさ。
この原発自体は、ね。
国策と一緒になっているところがあるよね、電力会社とね。
で、これが「秘密だ」っていう話になると、
これから、もしこの法律がしっかりできると、
こういう情報は、太田さんどう、どうなるの?


太田:
そうですね、今のところ適用の範囲が曖昧なんですけれど、
曖昧な分、行政の側の恣意的な判断で「これは特定な秘密だ」というふうに判断されちゃうと、
我々が知りたい情報も抑えられて、
それを無理やり知らせようとしたマスコミの人とか、
民間人の人なんかが罰則を受けちゃうという恐れがあると。

大竹:
あの時でも無理やり知らせようとした人たちはいるわけだよね。
で、しかもこの時にもっと問題になったのは4号機で、
4号機は格納容器に何も入っていなかったんだけど、プールがあって、
そのプールの水が無くなってて、
この情報をいち早くアメリカが付きとめて、
「すぐ80km圏外へ逃げろ」という情報を出したわけだよね。
俺たちはそれを知らなかったんだけど、
これは偶然にもよそから水が入り込んできてセーフだった訳だよね。

だからその情報を俺たちが知っていたら、
全部本当は逃げなくちゃいけなかった訳だけど、
本当に、本当にラッキーなことにそこに水が入ってきて、
まあ、それが冷やされていた訳なんだけどもね。


こういう事、こういう事がこの・・・・・・自分たちの身近な情報が、
公務員の人が持っている情報、
それが国民の人に知らせなきゃいけないっていう事でも、
これが国の機密に関わることだったりすると、
マスコミの人達は、ちゃんと追及できないんじゃないかと。
そういうことも起こってくる訳だよね。


話ちょっと時間が足りなくて寸足らずになったんだけども、
これちょっとさ、ちょっと、ちょっと話をかなりはしょっちゃうんだけど、
太田さん、この人は何を書いているの?


太田:
これは藤原紀香さんのブログで、
「秘密保全法案ってなに?」っていう、9月13日のブログなんですけれども、
みなさん秘密保全法って知っていましたか?
知らない人が多いので今日はダイアリーに書いてみます、ということで、
その秘密保全法に関する、ちょっと心配なことを藤原紀香さんが書いてらっしゃって、
その情報はこれこれこういう事ですよと。
実は国がパブリックコメントという事で
「これについて意見を言っていいよ」という期間が2週間設けられていて、
これは13日のブログなんですけど、締め切りが17日なので、
「意見を是非言いましょうよ」というブログなんですね。
で、気がつくともうしめきりが終わっちゃっているという事で、
それだけ世の中の人には知られていないという。


大竹:これも短くしたんだよね?このパブリックコメントの期間を。

太田:期間を延ばして下さいという声が随分鳴ったんですけれども、結局2週間で締めちゃったと、

大竹:本当は1ヶ月ぐらいやるんだけどね。

ーー:そんなことがあること自体知らない人が沢山いたでしょうね。


大竹:
まあそうなってくるとだね、この情報をいち早く、今の事なんかをね、いち早く手に入れた人。
ね、手に入れた人がみんなに知らせようとしたときに、
新聞社の人だとか、報道の自由と、みんなに知らせることの自由みたいな、
知る権利みたいなこととのこの法案との兼ね合いが出てくる訳だよね。

分かんないけど、どっちが優先するんだろうね?
知る権利というのは国民の一番大事な権利だよね。
それでこの情報というのは、しかも、何年か経ったら開示義務というのがあるわけだけど、
いまのところ、

太田:5年ごとに更新という事に

大竹:5年ごとに。

太田:この秘密はまた秘密ですよという、

大竹:
この法案の付則にね、付則案。
これが秘密だなと思ったら、5年過ぎても開示しないで、もう5年更新できますよってくっついている!

それであと5年経つだろ。
と、また5年更新できますよって書いてある!
そうすると、「何時までも知らない」と。


ーー:期限があるようで無い。

大竹:
ね、藤原紀香さんもちょっと心配しているようですけど、
まあね、行政の人達は一生懸命この国をいい方向にやろうとしてくれるその気持ちはわかるけど、
やっぱし国民の知る権利も大事なんじゃないかねぇ。





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