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「行政は私たちを守らない」と主人と放射能の測定結果を見てそう感じました。(文字起こし)


いわき市から北九州市へ自主避難された方の話

2013年9月 北九州市にて撮影

3.11福島原発事故で、故郷いわき市から、昨年1月に北九州市に自主避難してきました。
今日は、主に北九州市に来るまでの9ヶ月、
私が見てきたこと、体験したこと、感じたこと、そして今を話します。

原発から42kmに住んでいました。
いわき市は映画フラガールの舞台で、気候は、夏は涼しく冬は暖かく、東北なのに雪が積もらないところです。
私はそこで、ピアノ教室の主宰として、夫はいわき市職員、
子供2人と生徒たちに囲まれて、毎日楽しい時間を過ごしていました。

さて、3.11後私たちの生活は一変しました。
いわき市の北の方は30km圏内だったのに、市長が「風評被害」という言葉をつくり、圏内から外しました。
事故前は1時間あたり、0.05マイクロシーベルトだった放射線量は23マイクロシーベルト、460倍に。
当時、長崎大学の山下俊一教授が「100ミリシーベルトまで安全だ」と大キャンペーンを、
テレビ、新聞、ラジオ、学校、講演会で行き渡ったころには、学校で0.5マイクロシーベルト、
通常値の10倍でも、外の活動を安全だとして行いました。


100ミリシーベルトが安全ですので、当然、給食は最初地産地消ということになり、
私たちは署名活動を根気よく続けて、地産池消をすぐにやめさせました。
なお、教育委員会が“給食を食べない自由”を認めたのは、2学期になってからです。
ですから、安全説を信じた人の子供たちは、地産地消をして給食を食べさせていました。
先生や学校に言っても無駄でした。

外の放射線量は同じではありません、
10cm違っても、2.3マイクロ、5マイクロ、普段の46倍、100倍、と様々です。
私が、疑問に思ったのは、市の職員、学校の教員が子供を守らなかったことです。

さて、原発が爆発した時の事を話しましょう。
3月11日の大地震での被害は、私の家は殆どありませんでした。
ただ、いわき市の水道が20日間止まりました。
水道が止まったので、次の日給水車に2時間ほど子供と一緒に並びました。

この時、3月12日1回目の爆発がありました。
あとで測定データを見ると、23マイクロ普段の460倍でした。

この時、「危ないから屋内退避しなさい」という広報車もなく、
私たちは爆発したことも知らず2時間外にいました。

「日本は安全」と言っていましたが、
今現在私達親子3人共に、「甲状腺に異常有りの血液検査の結果」と、
息子には、5mmののう胞があります。


いま報道をみると、甲状腺がんは生活習慣病になりました。
たとえ癌になっても自己管理のせいといわれ、放射能の影響と国は言わないと思います。

私は、子供たちのホールボディカウンターを事故後すぐに受けようとしました。
しかし、どこに問い合わせても受けられませんでした。
東京まで行って受けてきた人がいましたが、「データーを渡してもらえない」と聞きました。
私も、何箇所か電話で確認しましたが、データーを渡してくれるところはありませんでした。

では、甲状腺の血液検査と思い電話をしましたが、
いわき市内一斉に「甲状腺の検査はしない」と、耳を疑う結果になりました。
「どこで被曝した証拠を残せるか?」と福島県に聞きましたが、「ない」と回答されました。



私の主人はいわき市の職員です。
「何かあったら1番に連絡があるはずだ」と主人は言ってましたが、
結果は爆発も知らされず、母子ともに外で被曝しました。
また、私の主人、市職員は放射能の知識はゼロですが、
国から与えられた文書を丸暗記するほど電話対応に追われていました。

事故から5か月後、いわき市発表の放射線量は0.12でした。
私が市役所からガイガーカウンターを借りて測ると、0.24~22.14。
また有志で土壌検査や剪定した木の測定をしました。
kgあたり2万ベクレルありました。

「行政は私たちを守らない」と主人と放射能の測定結果を見てそう感じました。

例えば、「水道水ND」といわき市のホームページで発表されています。
それで、「ストロンチウムやプルトニウムなどの核種の測定値を見たい」と公文書請求すると、
「市民が混乱する」という理由で詳細なデーターを出さず、ヨードとセシウムNDの文書が出されました。
私たちの無知につけ込んで本当に腹が立ちます。

避難の理由

私の避難の選択は、放射能を怖がるというよりは、
行政・学校の対応と自分たちの目でみた測定値と家族に起こった体の異変で判断しました。

毎日続く下痢、鼻血、口内炎、鼻の中のでき物。
これらは、原発事故後に家族、友人に実際に起きた身体の変化です。
放射能の影響は癌だけではないと知ったのも後になってです。

国の発表と事実はちがう。
国は明らかに法律違反を市民に強要しているのに、職員は国の言いなりにしか動きません。
文書公開制度すら、嘘にならない嘘で市民を騙し、出させない、書かせない、時間をかせぎます。

学校は生徒・児童を守らない。
放射能に気をつける父兄を許さない。
放射能をなるべく避けようとお弁当にすると、他のクラスメートからいじめられ、
暴力をうけても、いじめた児童父兄を指導せず、放射能を怖がらないように私が指導をうけました。

私が、避難を決意したのは、娘の登校拒否でした。
放射能を予防することを周りの空気が許しませんでした。

私はそれでも、いわきで暮らせる方法をたくさん探し、
行政に文書で色々請求しましたが、のらりくらりとかわされました。

年老いた両親と共に避難を説得しましたが、
「今更ふるさとから離れたくない」と言われ、
夫は安全論。
夫の母には「立場をわきまえなさい」と避難することを許してもらえませんでした。

結局、行政と格闘しながら、悩み、
私の両親から「子供を一番に考えなさい」と言われ、
夫を捨て、年老いた両親を福島に残し、北九州に避難しました。



今、話したように、報道と事実は違います。

先日、産廃の中間報告書を文書公開したら、
福岡県のある企業では、福島、茨城、山形、神奈川からも汚泥・煤塵を受け入れ、
北九州瓦礫受け入れ以前から今も処理しています。

瓦礫受け入れ騒動のかげで、粛々と放射性物質の焼却をバグフィルターのない状態で処分しています。

「PM2.5は中国からやってくる」と、大キャンペーンがはられましたが、
本当にこのPMは中国産でしょうか?

九州の産廃、セメント工場では、福島の石炭の焼却灰を受け入れリサイクルしています。
北九州の公文書を見ると、PM2.5が昨年4月に230超え、他の月でも100超えがありました。
このPMはここ九州産のPMで間違いありません。

これからは、福島県民に起こった事が日本国民に起きます。

それは、呼吸と食品からです。

先日も、北九の「ドンナマンマ」という情報誌で、
大学の教授や講師・行政職員が、福島と同じ手法で「放射能安全」と言ってました。
放射能安全説が完全に全国に行き渡ってしまいました。

放射能が「薄めて安全」という一方で実際に福島では人が死んでいます。
私の友人の甥が、先日、白血病になりました。
私の従兄弟が昨年の夏に亡くなった次の日に、友人の旦那様が亡くなりました。


私はなんでもかんでも放射能のせいとは言いません。
チェルノブイリの教訓があるだけです。

国は認めません。
でも私たちは安全論・危険論両方聞き、見たこと聞いたことで「選ぶ権利」があります。

私が、今このような状況にあるのは、原発の危険性を知らなかったからです。
放射能が消えないことを知らないで、家の前をひとりで除染し、放射能を吸い込みました。

今、福島には人が住んでいます。
「どうせ、わたしらモルモットだし」
「保障がないから逃げても貧乏」
「生活できない」 
「今の生活レベルを落としたくない」
「国が安全といってるから安全だっぺよ」 
「死ぬ人多いね」 
「でも何もできない」
「変わらない、やっても無駄」 
「楽しいことだけ考える」 と言いながら除染し、
生活排水は汚泥となって、高濃度の放射性廃棄物を毎日排出しています。
それが自分に返ってくる事実と向き合うことはありません。

除染は無駄です。
自分でやったので知っています。
「0.5マイクロシーベルトが0.2に下がり、2週間後には0.5マイクロシーベルトに戻ります」

大量の除染の汚染土壌はどこへいくのでしょうか?
国が責任をもって処理をするということは、産廃に出すということです。
産廃に出したものは、セメントやなべになって全部自分に返ってきます。

保養を否定はしませんが、根本的な救いにはなりません。
私は、測定、事実の公表、十分な補償を約束して、
福島県民に選んでもらうことが唯一の復興だと思っています。


放射能は拡散せず、福島に閉じ込める。

私の先祖の墓は、福島原発から2kmのところにあります。
どうぞ置いて下さい。
そう思っている福島県民は沢山いますが、その声は消されています。

実は今年の3月、福島県の鮫川村で8000ベクレルの稲わら焼却の実験炉の建設を止めに行きました。
あと一歩、書類の提出と記者会見を予定していましたが、
なんと反対をしていた本人に邪魔をされ、止められませんでした。
反対派が賛成派であるのではないかということをわたしは体験しました。


北九州のがれき反対運動の中でも、
公害防止締結の署名だけ、焼却炉周辺住民からいただいた署名40名分を渡していただけませんでした。
本来あってはならない「いただいた署名をシュレッダーにかける」なんていう事が起きてしまいました。
しかも、がれき焼却に反対していた自分たちの仲間に・・・。

北九で「漁協の反対が最後の砦」という話を聞きましたが、
実際に公文書請求したら、漁協からの「反対声明文」の提出は正式にありませんでした。
明確に「反対」と書いていないのです。

がれき焼却されてからも、反対派がテント村に集まっている頃、
私は「反対声明文」を出してくれるよう漁協にお願いして回りましたが、
会って下さったのは2か所で、どちらも反対声明を出してくださいませんでした。

あの時、どこか1つの漁協で反対声明文、
焼却炉周辺住民の「公害防止協定書の締結を求める声明文」を出せれば、
それらをさせないため、数々の妨害を受け、私だけが陥れられました。 

反対運動の実態を見て、「福島が救われることは無理」と絶望しました。

さて、これからバグフィルターはほぼ100%セシウムを取るという嘘を通したように、
福島で「安全」と言って全国で8000ベクレルの焼却炉建設
また、福島の森林を使ったバイオマス発電所が全国に建つのではないでしょうか。

国はお金持ちなので、テレビで考えることを止めさせ、殆ど嘘の報道で国民に一定の空気を作り、
そこから漏れた人たちを、様々な運動で取り込み、
「私たちはまたもうっかり、同じ方向を向くようにされています。」

私の考える本当の繋がりは、トップの言うことに従うのではなく、
わからないことを教え合い、一人一人の知識レベルをあげて事実の共有をして、
それを身近なところへ伝える。

もう少し勇気があれば、企業・行政が一番に抱き込む漁協、
清掃工場や産廃・セメント工場の周辺住民へ事実を伝える。

北九州ががれき受け入れの時に、清掃工場周辺自治会長へ「お一人様説明会」をしたように、
私たちも周辺住民に「お一人様の勉強会」をしていくことが、子供たちを守っていくことに繋がると思います。

私は報道に騙され、子供たちに被曝をさせてしまいました。
無知でうわべだけしか知らなかったので、避難しても子どもたちを守ることができませんでした。

私にできることは、経験した事実を話すことだけです。
知って選んでください。できれば、知って伝えてください。

事実を見誤ってはいけません。
「勇気」を持って「自分で考えて行動」すれば、事実が見えるはずです。

私達の最後の砦は本来は地方自治体です。
地道に住民教育からはじまり、知識を持った住民が教師、職員を教育していくしかありません。
やっぱり面倒でも、自分が動かないと自分の子供を守ることはできないことがわかりました。

忙しくても美味しいごはんを作りながら、出来ることをできる範囲で続けていきます。





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コメント

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ググタスにて共有しました

FBではガレイさんが頑張っているので、大丈夫でしょうから、ググタスにて脱原発を広めていこうと共有させて頂きました。
毎回の文字起こしありがとうございます。
聴覚障害者のためにもこれからも頑張ってください。

雨の日は濡れないようにしたい

雨水利用施設の汚泥を測定。43か所中17か所で8000 Bq/kgを超えていた・・・ 25100 Bq/kg
http://ameblo.jp/misininiminisi/entry-11679217860.html

黒い雨を思い出します。
ttp://www.youtube.com/watch?v=A2QXy7oSiuU

ありがとう!

こんばんは。
私のブログでも紹介させて頂きます。
いつも文字起こし、ありがとう!

事例証拠を得ています

政府が適切にそれを説明していないと懸念しています。
彼らは真実を聞きたがった。たとえ冷酷な事でも、彼らは放射能が何を起こし得るかその事実を聞きたい。
特にとてもとても脆弱な彼らの子どもたちへの影響を。
私は、医者として40年50年間で、ほんとうに本当にこんな卑劣なことを見たことがありません。
人々は、大きな危険に直面しても無視されているのです。
http://www.youtube.com/watch?v=vhfioiQF3vI

「早く原発の不安から抜け出したのですが
何かあったときにしか情報が入ってこないのは困ります。
情報あったらお知らせください。
10月半ばから風邪をこじらせてやっとよくなり始めた処です。
歳のせいですかね?前は薬を飲めばすぐ治ったのですが
今回は重症でした。」 という便りが先日いわき市に住む友人から来たばかりでした。さっそくkiikoさんのblogを見るように知らせました。
3.11以来このblogを続けてこられたkiikoさんに改めて感謝の気持ちをお伝えしたくて、このメールを書いています。本当にありがとうございます.
そして、この動画でお話してくださった方にも心より感謝いたします。
自分の信念に従って生きることは時に非常な抵抗にあうことになったりして苦しみますが、それでも自分の魂を売るよりはずっといいと思います。そういう風にして頑張っている人がいるんだと知っただけでも勇気をもらえます。

原発反対っ!

私も、ブログで反原発を訴えていこうと考えました。
こちらのブログ…めいっぱい活用させてもらいます。w
(勝手ながらリンクも貼らせてもらいました。)

立場も知識もない私だからこそ、
できることもあるんじゃないか?と思っています。

もう、言いたいことを黙っていられる状況ではないですね!!

これからもがんばってください。

No title

とりあえず全国の原発を稼動中止したことで火力発電のための石油輸入に関するコストが今年上半期で4兆円を越したアベノミクスでの円安効果でトヨタなどの大手グローバル企業が差益還元された利益分が約4兆円だったので相殺してプラマイ0になる。でいったいこの国に原発に変わる代替エネルギー開発の為の予算はすずめの涙級で結局、増税などで補填するしかない。どこまで人の良い日本国民を舐めれば気が済むのかと言うか日本国内にいる反日日本人(自虐史観信者)達がその事を酷く煽っているのだろう。

No Titleさんへ

No Title の方へ

増税をしないで財源確保はいくらでも方法があります。
先日も安倍売国奴が、米国債を520億ドルも追加購入してます。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201309/article_80.html

アベノミクス効果といってますが、そんなものは、ちょっと調べれば
何の効果もないどころか正規雇用も安倍と日銀が国民を騙し始めてから落ち込んでいることが、公的機関のデータで出ています。

まともな経済学者は皆、アベノミクスではなくアベコベミクス、アベコベノミクスだ!と言っています。

あなたの意見は、反原発を装いながら、原発を停止すると増税されるぞ・・・と言っている原発推進派のように見えます。

もし違うのなら、原発利権の影に誰がいるのか、リサーチしてみたらいいと思います。あなたが思っている以外のモノが見えてくることでしょう。
原発は絶対に必要ありません。
そして、原発輸出& それに伴う廃棄物受け入れも絶対行ってはいけません。

外国や国際金融に渡す金があるなら、東北県民の疎開を国が主導でやるべき。
東日本の国民に薬を配れ。
原発推進だ反原発だなんて二元論はその後だろ。
順序が違う。
怪我人の前でワーワー騒いだらその怪我人の怪我は治るのか?
こんな小学生でも分かるような事を考えない今の政府は一体なんなのか。
おまけに日本を更にATMにするような政策。
日本に未来はない。

これからが・・・

おっしゃるとうり、本当に国やマスコミは無責任です。

わたしは少しは放射線関連の知識を有していたので、この事故?が起こった時にはまず福島周辺、そして日本中が汚染されていくことを察知いたしました。

政治家やマスコミが無駄な被爆者を増大し、汚染を拡散させていく・・・

放射能の影響は何千年、何万年も続きます(核種によりますが)おそらく今ではなく何十年後に私たちに計り知れない健康被害が起こる事は間違いないでしょう。

ほんとにかわいそうなのは子供達です。まったく罪はないのに政治家や利権者たちによって人生を蝕まれてゆく。

mikoさんの決断は正しいと思います。最後は私たち親が判断して行動する以外はないと思います。遅すぎることはありません。

早く国民全員が気ずいてくれればいいのですが。

No title

はじめまして。
フェイスブックの山田正彦さんの記事から飛んできました。
大変な思いをされていますね。心情お察し申し上げます。
私は浜岡原発から25キロほど離れた所に住んでいます。
福島第1原発のことはとても人ごととは思えない毎日です。

今年の2月 いわき市を旅しました。
その時のことをブログ記事にしています。
http://blogs.yahoo.co.jp/je2jtb/63941430.html
よろしかったらお立ち寄りください。

ブログの中で「原発を考える」と言う書庫も設けてあります。
生きている限り、全原発が廃炉になるまで続けます。

ご家族の皆さんのご健勝をお祈りいたします。

管理人のみ閲覧できます

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