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「国民にとって必要な情報こそが一番権力にとっては不都合なんです」西山太吉元毎日新聞記者会見後半11/15日本外国特派員協会(文字起こし)

「西山事件」の西山太吉元毎日新聞記者会見11/15日本外国特派員協会(文字起こし)
のつづき、質疑応答部分です。


文字だけではなく西山さんの表情や声も感じていただきたい。
それぐらい力強く、心に迫るものがありました。
けど、間に通訳が入るので、見るのがちょっと大変。
音声のみですが西山さんのお話しの部分のみYoutubeにしました。






2013111618.jpg
文字起こし部分の音声→28:19~http://youtu.be/F0UWm9mF0Q4?t=28m19s

私は今度の秘密保全法制につきましてね、
国家が本当に隠したい事は沢山あると思いますけどね、
「スパイの防止」だとか「テロの防止」だとかというのは、あれは取ってつけた特別秘密保全法制が無くてもね、
ああいうものを、ああいうたぐいのものを取り締まるという事は当り前の事なんで。

秘密保全法制というものの最大の眼目は、
日米関係、軍事、政治、経済、日米同盟、これに関する運用の実態ならびに双方の了解事項、約束事。
こういうことです。

それはなにか?と言いますと、
日米関係というものの運用によっては、
日本の憲法というものの枠組みを侵食する恐れがあるという事です。

たとえば、イラクにおける航空自衛隊の活動は、憲法違反である」という判決が下った。


「集団的自衛権」という問題が今盛んに論じられていますけれども、
「集団的自衛権」というのは、私は素手のもう実施されていると思うんですよ。

いいですか、
「周辺事態法」というのが出来ました、アメリカの新ガイドラインで。

「周辺事態法」と言ったらどういう法律ですかね?
アメリカが周辺事態である、近くじゃないんですよ。
世界中で、
これは非常に重要で危機的な状態である。
これは非常に我々にとっての安全と、我々の消滅にとって重大な影響を及ぼすという事態であると、
そういう事態であるという事を、アメリカ側が認識すればいいんですよ。

どこにでも行けるんですよ、アメリカは。

日本はそれを事前協議だというので、全然する必要はないんですよ、事実上。

そして、ここで私が申し上げたいのは、
自衛隊はそれを後方で支援することになるんですよ。
自衛隊は。
ちゃんと明記されているんです。

「集団的自衛権」じゃないですか?これは。


アメリカが戦争に出て行く。
出兵する。
世界の果てまでも行けるんですよ、「周辺事態」という認識をすれば。
その時に自衛隊はそれを兵站(へいたん)補給するんですよ、後方で。

兵站補給というのは、作戦行動の中の重要な一環ですよ。
もうすでに「集団的自衛権」というのは何時でも発動できる基盤は揃っているんですよ。

なにも北岡(北岡伸一)さんがこぶしを張り上げて言う程のことじゃない。

集団的自衛権というのは実際に実行されているんですよ。
それを明確に出していったら憲法の違反になるからということで、
ごまかそう、ごまかそうとする。

これが最大の今度の秘密保全の最大のテーマです。




2013111619.jpg

外務省が機密を必要以上に守ろうとする、そういう傾向というか、これが非常に強いのであって、
これはなんでそうなったか?

これね、ちょっとすごく昔の話になる

1960年に新安保条約が出来ました。
アメリカに全部依存する訳ですよ、日本の安全保障を、ね。

私は1956年位に5年位から日本の政治経済状況をずっと見てきたんですけども、
それまで日本の外務省というのはね、
鳩山内閣というのがありましたね。
今の鳩山さんのおじいさん(鳩山一郎)、

鳩山キャビネット、それから石橋湛山(いしばし たんざん)という人がいました。
鳩山石橋。
これは僅か3年位しか続かなかった。
石橋さんは数カ月、2ヶ月ちょっと。

その次が岸内閣。岸信介、今の総理のおじいさん。
彼は3年7カ月やったんですよ、1960年安保まで。

それは石橋湛山が2ヶ月で辞めちゃったからです、病気で。
病気と言われてもこれも変な話で、彼は復活しちゃったんですよ、間もなく。
72年まで生きているでしょ、確か。
石橋湛山は中国、日中国交のあの時からやろうとしていた。

その時の、鳩山石橋時代。
外務省はね、シューンとしてたんですよ。

吉田茂という外務省の大先輩の吉田茂総理大臣は、ある会合でですね、
外務省出身者の会合があるんです、外務省の出身者が集まる。
そこで吉田茂はなんて言ったか?

「なんだ!」と、「今の外務省は」
「全く政治家の指図を受けてそれにただ付いて付いて引っ付いていくだけじゃないか!」
「外務所にプライドはあるのか!」
怒鳴ったんですよ、吉田茂は。
それほど外務省というのは大した官僚機構として強大な権限は持っていなかったんですよ。

鳩山は講和条約、サンフランシスコの講和条約が締結して、本当に間もなくして内閣をつくって、
彼はつくってすぐモスクワに行ったじゃないですか。
敵地に乗り込んだじゃないですか。
日ソに国交回復をやったんです。


その時にアメリカの圧力があったけれどもはねのけてきました。

そして帰ってきたから国際連合に加入出来たんですよ、あれ。
あれ、もしも日ソ国交回復がなかったら、国際連合にはまだずーーーーっとあとになっている。

その時の外務省、石橋湛山を含めて完全に日本の政界は政治主導だったんです。

私はあの時本当にね、モスクワから帰ってきた時の日本のあのブームですよ。
湧いてましたよ日本は。
私は「これは新しい日本がスタートを切ったな」と思った。


どうですか?
1960年に新安保条約が出来た。
そして条約というものが出来て、これが一番問題なんです。
条約っていうものが出来て一つの秩序が出来ますと、
そこに官僚というものが非常に強大な権限を持ち始めるんです。
生殖するんです、そこに。

そしてそれがだんだんだんだん巨大化して行くんですよ。

大臣なんか1年か2年、3年で交代していくんです。

外務官僚は1960年のシンガポール条約でアメリカと日本と運命共同体みたいになっちゃった。
それが聖域にするという。
それを聖域化する事が外務官僚にとっての生存の、いわゆる生きる道なんです。

そういうふうになっていくんですよ、恐ろしい事に。

今度でもそうですよ。
「秘密の検査官」が出来るんですよ、検査官。

秘密専門ですよ、朝から晩まで秘密の特別秘密をつくって
特別秘密をどうやって守るか」という事ばっかり考えている人間が沢山出来るんですよ、外務省と防衛庁の中に。



指令室●だってできるんですよ。
私はあまりこれは指摘されていないけれども、これが一番怖いと思う。

外務省がかつて、政治主導によって自由自在に使われて、
そしてサラバンドのように使われていた時に、
日本は本当のいわゆる主権国家としての、
国際政治における主権国家としての地位を築きあげている。
どうですか、1960年、72年、ずーっといっているうちに
外務官僚というのはどんどんどんどん根を張っている。

そうすると、日米同盟を聖域化しなくてはならない。
聖域化という事は綺麗に見せる、綺麗に見せなくちゃいけない事になってくる。

そうすると、都合のいいものはどんどん出すけれども、

権力というのはね、情報の保全、保全という秘密の保全、保全ばかり言っていますけどね、
権力というのは絶対ですよ。
権力が情報を独占しているんですよ。

都合のいいものは全部リークしますよ。
核抜き本土並みだったじゃないですか、沖縄返還は。
まっ逆さまなのに、実体は。

核付き沖縄並みだったの、本当は。
そういう流す字ををリークするんです

権力は情報を独占して、いくらでも利用できるんですよ。
都合のいいものをどんどんリークする。
そしたら、都合のいいものをどんどんどんどん洪水のごとく流していけばいいんですよ。

日本の民衆というのは監視能力が弱いから。


日本の民衆程先進国の中で国際政治安全保障に関する関心が低い民族はありません。

なぜか?
日本は島国だ。
あれだけのすごい戦争の結果大敗北を喫した。
へこたれてしまった。

同時に日本の民主主義は上から出来た。
下からじゃない。
草の根の民主主義なんて全然ない。


この3つが揃っている。

日本の民衆の主権者というものの国際政治および外交安全保障に関する関心というのは、
先進国の中では最低ですよ!



だからあんなに大きな沖縄密約までできるんです。

あの沖縄の密約は普通の先進国だったら出来る筈がないですよ、条約に嘘を書いていくんですから。

日本の国民の関心能力が如何に低いか!」と。
それに乗じてメディアは民衆に引きずられますからね。
メディアの関心能力も落ちて行くんですよ。


ですから外務省が今、なぜ秘密を守るか?っていうと、
外務省は日米同盟というものを1960年以降、自分たちの住む家になっちゃっている。
そうするとそれを補強し、万全なものにするという、官僚の習性がはじまるんですよ。
制度によって官僚は生き、官僚が生きることによって制度が固定化するんですよ。

ですから秘密を守っていくんです。
秘密を守ろうとする。

テンダンスイがますます強くなるというふうに私は思います。



2013111620.jpg

日本の知る権利というのが、今度の秘密保護法制に、
成立した場合には「知る権利が逆に侵害される」と。
それによって主権者の知識がどんどんどんどん狭小に狭くなっていって、
結局「日本の国民主権というものの原理を崩壊する」というまでに言われていますね。

私はよくその時に思うんですけれども、
日本の「知る権利」というものは戦後においてそんなに行使されたでしょうか?

「沖縄の密約」というあの大密約の体型というのは、
私は氷山の一角に触れただけであって、
あれだけの秘密が平然と作られて条約の中に盛り込んできても、
日本のメディアは全くそれを看守出来なかった。

私は、知る権利というのはね、非常に、「言うは易くして行うは難し」
簡単に振りかざすことはできるけれども、実際に知る権利を行使して、国民主権に奉仕するという事は
並大抵のことじゃないんですよ、これ!

沖縄の密約というものにしても、
イラクにおける問題にしても、
イラクにおける航空自衛隊の活動だけが初めて民主党政権の中で出ただけであって、

あらゆる日米同盟に関する重要な情報というのは、
全部、アメリカサイドから出ているんです。


アメリカの国立公文書館のいわゆる開示というもの以外に、
いわゆる非公式なルートで出てくる、どんどんどんどん出てくる。

あるいはまたアメリカの直接当事者の証言によって出てくる。

日本の戦後の日米同盟の歴史は、全部、
日本の国内から出てきたものはひとつもないんですよ、ほとんどない。


こんな国がありますか?

だから自分たちがやったことに対して検証できないでしょ。

イラク戦争に対してもアメリカは検証しました。ちゃんと。

「大義名分はウソだったんだ、あれは」
「あれはでっちあげだった」
「誠に申し訳ない」

これが民主主義ですよ。

イギリスはどうですか?
イラク戦争を徹底的に解明したじゃないですか。
検証したでしょ、議会で。

日本は出来ないんですよ。


なぜか?
自分たちは都合のいい事だけ言っているけど都合の悪い事は全部隠しているから。



その隠した事が他国から出てくるんですから。

こういう先進国は世界でまれに見る先進国です。

あり得ない。
ですから自分の歴史をかけないんですよ、自分で。


私はだから今言ったように、今度の法律ができましたら、
「知る権利、知る権利」と言っていますけれども、
日本ほど内部告発の少ない国はないんです。
アメリカ合衆国、どこでもそうです。
ペンタゴンペーパーしかり、ウォーターゲートしかり、
あれは全部内部告発ですよ!
内部の協力者があったからですよ、あれは。

日本に戦後内部告発がありましたか?

1回もない。

不当な秘密、違法な秘密、憲法に反する秘密は山ほどある。
それを内部から告発した事例など1回もないですよ。


なんで秘密保全法制が問題になる?
必要無いのに。


権力の集中のためですよ。

私はだから、「知る権利」をあんまり声たかだかに、誇らしげに言うんじゃなくて、
地道に、「地道に実践しろ」という事ですよ。

そんな生易しいものじゃないんですよ、知る権利は。
ましてや今度のようにガードが固くて、
いいですか、
内部告発がそれでなくてもないところにもってきて、
今度はがんじがらめになるんですよ、今度の秘密保全法制は。

官僚は絶対に今までだって部外秘、部内秘っていうのもあるんですが外務省に。
部の内部のやつだって一人しか知らない。
局で一人しか知らないっていうのだっていくらでもあるんですよ。

特別秘密はあるんですよ、すでに。
漏れた事なんかありませんよ


今度それの上にさらに特別秘密をつくるっていうんです、専門官が。
どんな国になります?これ!

国民の本当に知りたい情報というのは、その時の権力にとって不都合な情報なんですよ。
これは絶対矛盾なんです。

国民にとって必要な情報こそが一番権力にとっては不都合なんです。


この絶対的な矛盾を打開するのが知る権利の行使。
特に新聞記者ですよ。
新聞記者が今まで政府にとって不都合の秘密を抜いた事がありますか?

私はね、そういう事をまずね、「自ら省みろ」という。
今日も私は日本記者クラブで夕方から講演しますけれども、
その時に記者連中の前ではっきり言おうと思っているんです。

「知る権利」を声たかだかに言って、知る権利が侵害される、侵害されるって、
「お前たち知る権利を行使した事はあるか?」って。

全部外国の情報じゃないか!
日本は、日本の重大な国際政治に関する情報は。
「自ら恥ろ」という事ですよ!


それは私に対する、ま、あれでもありますけど、
反省でもありますけれども、
そういう事です、それが一番大事な事なんですよ。

だからますます国民は無関心になるんです。

何故か?って言うと、知る権利が行使されないから、具体的に。

以上が事実です。





2013111621.jpg

私は秘密保全法制というものが出来るかできないかはともかくとして、
あのー、一番問題なのはね、
アメリカがイラクで失敗し、アフガンで失敗しました。
そしてね、その国際戦略を失敗したのを全部東アジアに持ってきたんですよ。
東アジアに。

東アジアでは中国と東南アジアが仲が悪いという事に目を付けた。

いいですか、
そしてそこに東南アジアにいわゆる中国抑止だと見せかけて、
そして東南アジアの6億という巨大な市場ですよ、世界でいま冠たるマーケットですよ。
世界の成長の先端を行っている、東南アジアが。

ここにアメリカの資本経済をぶち込むわけです。

これはアメリカの最後の戦略ですよ。

そのためにアメリカは国防費を10年間で36兆も減らさなくてはいけない。
アメリカはもう金持ちじゃないんです。

そうすると日本に依存せざるを得ない。

今度の戦略の中心拠点はグァムです。グァム。
沖縄じゃない。
グァムです、グァムに整備する、インフラを。
そのために日本の力が大事なんですよ。
そうすると日本が、グァムの滑走路まつく作る、海兵隊の宿舎まで作る、道路もつくるんですよ、今度。


そうすると日米軍事共同体というものが今出来あがっている。
そうでしょ、
航空自衛隊は今
第5空軍の司令部に航空自衛隊の司令部が入っているんですよ。
アメリカの第5空軍司令部、横田に。

陸上自衛隊の中央即応集団(ちゅうおうそくおうしゅうだん)というテロ対策部隊を
ここで「つくれつくれ」と言われてこの間作った。
これも座間に入っているんですよ、アメリカのキャンプの中に。

もう日米の軍事境界、自衛隊と在日米軍の間に境界がないんですよ。
一体化してるんですよ。
共同体です。

そしてますます、だからもうひとつの軍隊みたいなの。
だったら、そこにおける機密はもう共有の機密であり、
絶対的に自分たちも同じ機密なんですよ。

アメリカの機密=日本の機密になるんです。

アメリカの戦争は即日本の戦争になるんですよ!
今の体制は。


それに関する機密ですよ。

いいですか、
中国と朝鮮半島というのが、唯一の抑止対象ですよ。

これ、この日米同盟と言われているもの。

中国が何時攻めてくるか分からない。
北朝鮮は何時核を打ってくるか、毎日のように宣伝しているじゃないですか!!
政権は。

そして日米同盟の基盤を強化すると同時に、
自分たちのいわゆる政権の基盤を強化しようとするんですよ。

考えてごらんなさいよ。
日中関係は日本の生命線ですよ!


アメリカじゃないですよ、もう、日本は。

東南アジアと中国ですよ、日本の生命線は。

それを日米同盟で中国に向き合うという、この構図が間違っているんですよ、第一に。


朝鮮半島もそうです。
朝鮮半島と中国を日本というものの中に引きずり込んでくるという、共存のペースに入れてくるというのが、
最大の戦略じゃなければいけないのに、
いま逆立ちしているじゃないですか!
どんどんどんどん逆行している!

私はそういう面からの新しい戦略というものに基づいた、いわゆるプランを出すという事が日本の、
私は権力、今の権力は到底出せないから、
それを新たに出していくのが日本のこれからの近未来にかけての最大の課題だというように思います。


ーおわりー





「西山事件」の西山太吉元毎日新聞記者会見11/15日本外国特派員協会(文字起こし)

「国民にとって必要な情報こそが一番権力にとっては不都合なんです」
西山太吉元毎日新聞記者会見後半11/15日本外国特派員協会(文字起こし)









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監視社会への道

~愛国者法 ・・・・・~ドキュメンタリー
ttp://www.at-douga.com/?p=10068

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記事を写させていただきました

何時も手の掛かる書き起こしをして下さり有難うございます。
先日こちらで書き越しして下さった記事を写させていただきました。
TB欄が見つからなかったので、そのままにしていたのですが、
コメント欄に記入すれば良いのだと、やっと気がつきました。

という訳で、遅ればせながらご報告と御礼を申し上げます。
   記事
西山太吉元毎日新聞記者 歴代政権の嘘と秘密を語る
http://dendrodium.blog15.fc2.com/blog-entry-1829.html
官僚利権となって行く法律
http://dendrodium.blog15.fc2.com/blog-entry-1830.html

世界も驚く・・・ナチス暗黒マフィアの国・利権天国・天下り天国・・・

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