自治体が171ベクレルの汚染水を堂々と流し続けるということは、これは許されるの?

東京たまエコセメント工場からの多摩川セシウム漏出を止めたい
上記ブログより一部抜粋

東京たまエコセメント工場から下水道に廃棄されたセシウムは下水道局で捕捉しきれずに、
10月も一日当たり3300万ベクレルのセシウムが多摩川に放出された。





東京たまエコセメント工場の場所
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世田谷区への陳情書

砧浄水場及び砧下浄水所での給水停止を都に要望する陳情 2013年5月

■要旨
多摩川上流から流されている大量の放射性排水を、
現在下流の砧浄水場及び砧下浄水所が取水し世田谷など三区に給水しているが、
危険なため給水を停止して頂きたい。
それについて東京都の公営企業委員会に陳情しているが、
世田谷区としても唯一の取水・給水をしている区として給水停止の要望を提出して頂きたい。

■理由
多摩川上流の日の出町にある
東京多摩広域資源循環組合のエコセメント事業(東京都西多摩郡日の出町)では
三多摩地区25市1町の清掃工場で焼かれた廃棄物の焼却灰を一手に引受け、
埋設最終処分のかわりに減容化を目的としたセメント加工をしていますが、
その工程で日々大量の放射性物質を放射能濃度規制のかかっていない下水道に廃棄
(※資料1・循環組合発表資料)、
処理能力を超えた下水道局では汚染全体の1割も取りきれず
ピーク時は1日当たり1億5千万ベクレルのセシウムが多摩川に放流されてきた事実は
周辺住民の間では周知ですが、行政からは河川での希釈を前提に黙殺されています。
セシウムは下流に向かって泥などとまじり河川に堆積しながら東京湾に向かっていると考えられていて、
その量は現在までに250億ベクレル超と推計されます。(※資料2・一般誌にも掲載)
 
現状、国土交通省の所管する一級河川である多摩川は原発事故の直接の影響は少ないとして、
表流水や底泥の放射能濃度測定は一切されてきていません。

その為現状の汚染状況すら把握できていない状態です。

これらエコセメント排水のリスクについては
春まで都環境審議委員会の委員であった東京大学大学院■■■■教授が
東京都下水道局や廃棄物対策部と幾度も折衝し直訴しています。
(詳細についての知見を持っており、議会での聴取等にも応じて下さると思います)
 
都民からは関連要求が2012年の都の公営企業委員会にも提出されていますし、
2012年6月に行われた討論会では都環境局廃棄物対策部長・■■■■氏が現状を理解した上で
「やらなければならないが、今のところアイデアがない」と発言し、
下水道廃棄と多摩川への汚染放流を苦渋の決断としています。(※資料3・議事録あり)
又、東京高等裁判所では日の出町住民を原告とした
エコセメント排水と排気に関する健康被害などが現在係争中です。
(※資料4・裁判資料・汚染排水の仕組み詳細)
 
汚染源となっている工場と同様の設備を備えていた市原エコセメント工場も、
加工工程で公共用水域である東京湾にセシウムを大量排出していることが発覚し
2011年に操業停止になり、2013年3月には再開見込みが立たず工場自体を休止に追い込まれました
が、
日の出町の循環組合は放射能濃度規制されていない下水道へ投棄しているので問題なしとされています。

そんな中、多摩川のエコセメント工場からの放流水を処理する八王子水再生センターより下流での取水は、
世田谷区の砧浄水場及び砧下浄水所のみとなっています。
給水地域は世田谷・目黒・品川の一部地域で、
大蔵の給水ポンプ場を基点として一日8万トンの給水を行なっています。
 
取水方法は直接ではなく伏流水で、
河川脇に掘られた井戸からの河川水を取水しているので一定の浄化・ろ過が望める一方で、
砧浄水場の上水測定の下限は現在0.8ベクレル/L程度で精密とは言えず、
しかも一ヶ月に一度。
原子力規制委員会では上水道の測定は3ヶ月かけて濃縮測定をし0.0004ベクレル/L程度まで測定していますが、
多摩川の汚染状況を鑑みれば、規制委員会同等の精密測定は必須です。
(※資料5・原子力規制委員会の上水道測定)

現在日々堆積しているセシウムが川底に溜りあるいは染みこんでいき、
いつ伏流水に混じり出すかは分かりません。
一刻も早く砧・砧下浄水場からの水道水への給水を停止するために、
東京都水道局に対し、唯一、もっとも被害を被る世田谷区から要望をして頂きたいと思います。


※資料1 
循環組合公表資料。下水放流が「678ベクレル/kg」。
これを日々300?下水道へ廃棄しています。(一日当たり2億ベクレル)
http://goo.gl/vLvsQ

※資料2 
岩波書店「世界3月号」「迷走する環境省(下)」(朝日新聞記者・杉本裕明氏)
にもエコセメント排水問題として掲載され、
排水は八王子から世田谷を通して東京湾に注がれていることが書かれている。

※資料3 
東京都の関係職員自身が認める事実であること。
都環境局廃棄物対策部長・■■■■氏の2012年のバネル討論会 

※資料4 
エコセメントを運営する循環組合は現在地元住民からも大気や排水で訴えられており、
現在東京高等裁判所に提出されている裁判準備資料4にもエコセメント排水について詳しく書かれており、
高等裁判所も注目している案件であること。
http://www.geocities.jp/eco_cement/trial.html

※資料5
原子力規制委員会の3ヶ月測定
http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/8000/7441/view.html




上記陳情書について世田谷区議会の委員会で審議され、その議事録が公表されています。

平成25年6月 福祉保健常任委員会-06月27日-01号
平成25年 6月 福祉保健常任委員会
世田谷区議会福祉保健常任委員会会議録第十号
平成二十五年六月二十七日(木曜日)
 場  所 第二委員会室
   委員長   佐藤弘人
   副委員長  桜井純子(継続)上山なおのり(発言なし)菅沼つとむ(不採決)三井みほこ(発言なし)
         岡本のぶ子(不採択) 村田義則(継続) 中村公太朗(継続) 大庭正明(趣旨採択)
  世田谷保健所 副所長(健康企画課長事務取扱)髙木景一
 
  ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇

議事録より

○佐藤 委員長: 
それでは次に、平二五・七号
「砧浄水場及び砧下浄水所での給水停止を都に要望することを求める陳情」を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。

◎髙木 世田谷保健所副所長: 
それでは、理事者説明をさせていただきます。
今回の陳情の趣旨でございますが、
多摩川上流にございます東京たま広域資源循環組合の運営するエコセメント事業で、
放射性物質を含む大量の排水を下水道に流している。

この排水を処理する東京都下水道局八王子水再生センターは、
放射性物質をとり切らずに多摩川に放流をしている。
この水を下流の東京都水道局の砧浄水場と砧下浄水所が取水をして、世田谷区などに給水をしている。

危険なため、両給水所からの水道水への給水停止を
世田谷区から東京都下水道局に対し要望していただきたいということを求めるものでございます。
 
要望内容が給水の停止ということでございますので、まず浄水場について御説明をいたします。
 
砧浄水場は喜多見二丁目に、砧下浄水所は鎌田二丁目にございまして、
ともに多摩川の伏流水、河床、川の底の下を流れている地下水でございますが、
こちらを水源として浄化処理をした後に、大蔵給水所などへ送水をしております。
なお、平成十九年四月に浄化方式を膜ろ過方式というものに切りかえたことによりまして、
現在一日当たりのこの浄水場の処理能力は、それぞれの施設とも一日四万立米というふうになっております。
合わせて八万立米という形になります。
 
利根川水系の朝霞浄水場などからの水道水とあわせまして、
世田谷区、目黒区及び品川区の一部に給水をされております。
 
次に、放射性物質の測定結果でございますが、
水道水は平成二十三年八月から、原水につきましては平成二十四年四月から
水道局水質センターにおきまして測定を行っておりまして、
現在、月一回の頻度で測定をしておりますけれども、
放射性セシウムの134及び放射性セシウムの137とも検出をされたことはございません。
 
検出限界値は0.5から1ベクレル毎キログラムと幅がございますが、
本年の四月の測定では全て0.8ベクレル毎キログラムになっております。
なお、厚労省が示します飲料水の放射性セシウムの基準値は10ベクレルでございます。
 
次に、理由の中にございます東京たま広域資源循環組合といいますのは、
多摩地域の25の市と一つの町によって構成されます一部事務組合で、
一般廃棄物の最終処分場関連事業とエコセメント事業を行っております。
このエコセメント事業といいますのは、清掃工場の焼却残渣をセメントの原料としてリサイクルするもので、
製造工程で発生する水は下水道に放流をしております。
 
この排水を受け入れます下水道局の処理施設が八王子水再生センターで、
処理区域は八王子市、日の出町など五市一町一村で、
ここからの放流水につきましては、
24年1月から毎月放射性セシウム134及び137の濃度を測定しておりますが、
検出されたことはございません。
 
また、文中にございます東京都議会ですが、
まず24年9月に八王子水再生センターからの放流水について、
検出限界0.1ベクレル毎リットルで放射能濃度を測定し、その結果を公表するように求める陳情、
こちらが審査をされておりますが、不採択となっております。
 
さらに、本陳情書に記載がありますように、現在、東京都議会に対しまして、
こちらの区議会と同様の内容で給水停止を求める陳情が5月27日に出されております。
 
区の考えといたしましては、
現在、両浄水場からの水道水から基準値を超える放射性物質が検出されておりませんことから、
世田谷区から東京都水道局に要望を出すことは考えておりません。
説明は以上です。

○佐藤 委員長:ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

◆中村 委員: 
調査の仕方がわからないんですが、この陳情理由の中に、
現状、多摩川の「表流水や底泥の放射能濃度測定は一切されてきていません」
という文章がここに書かれているんですが、
さっき何とかベクレルとか言っていたのは、それはしているということでいいんですか?
間違っていますよ、していますよということなんですか?

◎髙木 世田谷保健所副所長: 
それぞれの段階があるんですけれども、
まずエコセメント化事業をやっている循環組合のところからの排水からは放射性セシウムは検出されております。
しかし、それを処理する下水道局の八王子水再生センターから多摩川への放流水については、
放射性セシウムは不検出ということになっております。

 
それから、それを受け入れる砧の浄水場、
こちらの原水、受け入れた水の中からも放射性セシウムは検出されておりません
し、
そこの浄水所から出す水道水についても検出はされていません。
御説明は以上です。

◆中村 委員:そうすると、四カ所で、四プロセスで調査をしているということでいいんですね。

◎髙木 世田谷保健所副所長:そのとおりで、それぞれの施設のホームページ等で公表されております。

◆中村 委員: 
この陳情の内容と取水、給水しているものを区として停止をしてもらいたいということなんですが、
中身を見ると、調査が行われていないよと、
それは危険性があるんじゃないかという疑念でこれを出されている
んだと思うんですけれども、
今言ったところどころで、四カ所でやっているのは、
それぞれおのおの都であったり、浄水場だったり、セメント工場なのかわかりませんけれども、
やっていると思うんですけれども、
区としてこういう声が上がっている以上、どこかでやるということができるのか、
やるつもりはあるのかというのを教えていただけますか。

◎髙木 世田谷保健所副所長: 
調査につきましては、世田谷区独自で、
あるいは国においても多摩川自体の水について現在調査はしておりませんので、
先ほど言いましたそれぞれの事業者の数値を見ております。
ただ、多摩川につきましては川崎市のほうで測定をしておりまして、
これは流れている水ですけれども、そこでも放射性セシウムを検出していないということです。
 
それから、こちらの陳情者の方が心配なさっている部分なんですけれども、
こちらはエコセメント化設備のほうから一定程度出ている放射性セシウムの値があります。
それにどのぐらいの量出ているかという掛け算をした数、
それから、水再生センターが、汚泥のほうからは放射性セシウムが出ていますので、
そこの量を掛け算すると、残りが多摩川に出ているのではないか
というような、
総量として出ているのじゃないかというようなことを心配されている部分でございます。
世田谷区としては、現在考えておりません。

◆中村 委員:何でですか?

◎髙木 世田谷保健所副所長: 
今こちらにつきましては、飲み水の問題で水道局のほうで責任を持ってやっておりますので、
そちらのほうを見ていくということで十分であるというふうに現在は考えております。

◆中村 委員: 
責任は別のところにあるから、うちとしてはやらなくて、
その数値を信頼すればオーケーよという認識でいいということですね。

◎髙木 世田谷保健所副所長:それぞれの数値を見てまいりたいというふうに思っております。

◆大庭 委員:
水の検出というのはなかなか難しいと思うんですよね。
要するに流れているわけだし、それから希釈すればどんどん薄くなる。
問題は、例えば泥からは出るわけですよね。
泥ですから、沈殿しているわけで、そこにその放射性物質というのは沈殿する可能性がある。
だから、そこからは放射線が出ているというのは検出することは可能なんだけれども、
では、泥をのいて水自体にはないと。
八王子の水再生センターのフィルターを通すと、その水は検出しませんよということなわけですよね。
それを都側が言っているということなんでしょう。
 
だけれども、この陳情者というのは、
「泥自体にそもそも入っているんだから、そんなはずはない」
というふうなことを根拠にして言っているんじゃないかと思うんだけれども、
その検出の仕方が、仮にあったとしても、水をどんどん希釈して薄くなれば、
その検出値の限界値を下回ってしまうというようなことで、その辺の問題は非常に難しいと思う。
例えば報道でも、福島第一の原発で汚染水がどんどん漏れているとか、毎日のように報道があって、
やっぱり区民の方はこういう水の問題――水というのは生命の源ですから、
これをやられちゃうとみんなおかしくなっちゃうわけですから、
本能的に水に対する不安というのは非常に持たれるんだろうと思う。
 
一つ問題は、僕は思うんですけれども、水もさることながら、
このエコセメント事業をやめてもらうということだって発想としてあるわけです。
そもそも原因はエコセメント事業で水をこういうふうに洗うから、
その放射線の泥が出るということにもなる
わけでしょう。
だから、そもそもそっちをやめないと、汚染源というのはある意味ここなわけですよね。
それはやめてもらうことはできないの?

◎髙木 世田谷保健所副所長: 
こちらは多摩のほうの自治体の一部事務組合のものでございますので、私のほうからはちょっと言えません。
ただ、二十三区のように埋立処分場を持っておりませんので、
そういうことでこういったエコセメントで
ここの組合を構成している自治体の清掃工場の焼却灰を処理する
というようなことです。
しかもこの同じ組合が最終処分場の事業もやっているんですけれども、
最終処分場がどんどんいっぱいになってしまうということで、
それでは、それを減容化するためには、こういったエコセメント事業が必要だろうということで
やっているというふうに想定しております。

◆大庭 委員: 
でも、要するにエコセメントをつくる段階で、
その砂を洗うという作業の段階で放射性物質が出ているということまでは確実
なんでしょう。

◎髙木 世田谷保健所副所長: 
こちらもホームページに出ておりますけれども、今、放流水ですけれども、
一番高かったのが23年7月で、下水道放流水のほうから678ベクレルが出ておりまして、
現在はこちらのほうが171ベクレルということで、
時間の経過とともに放流水の中の放射性物質の濃度は下がってきておりますが、今のところ出ております。

◆大庭 委員:
171ベクレルの汚染水を下水とはいえ、下水に流すということ自体というのが、
これは許されるのというか、社会的感情も含めて、民間企業じゃなくて一部事務組合、自治体ですよね。
自治体が171ベクレルの汚染水を堂々と流し続けるということは、これは許されるの?

◎髙木 世田谷保健所副所長: 
この下水道への放流につきましては、いわゆる基準値というものはございません。
ただ、最終的に放射性物質を含んだ排水の全量が下水処理場に行っている。
そこからの多摩川への放流水では検出されていないというふうなことで、
循環組合さんのほうも御判断なさっているのではないかなというふうに思っております。

◆大庭 委員: 
それは問題じゃないの。
だって、自治体が171ベクレルとはいえ、汚染水を下水にぶん投げちゃっているということを
ずっと3・11以降続けている
ということ自体は、
自治体の責任として、それは一応入れたけれども、
それを八王子の水再生センターでちゃんとクリーンにするからいいよという発想はどうなんですか?
 
僕は改めて、この陳情と趣旨が違うんだけれども、
でも、問題点とすれば、流した水をとめるよりは、
大もとの発生源をとめないことには問題の解決にならないんじゃないか
なという視点で、
関連性を含めて僕は申し上げているんですけれども、
だって、自治体でしょう?
自治体がそういう汚染水を、下水とはいえ、流しているということを、
しかもそれを回りめぐって、我々の区の砧浄水場、砧下浄水所を通ってその水を飲んでいると。

危険性はあるのかどうか知らないけれども、不安はありますよね。
 
そういうものを堂々と流しているほうの、処理したから安全ですよというのは、
科学的ではあるのかもしれないけれども、
そもそも自治体のありようとして、世田谷区としても「それをやめてくれ」と、
その水を回りめぐってうちの区民が飲んだり使っているわけだから、
そういうことを許していいのかなというか、
世田谷区も何かそういうものを自治体として下水に流すことはしているの。
世田谷区なり23区でそういうことがあったら大問題になるんじゃないかと僕は思うんだけれども、
世田谷区はそういうことはしていないの?

◎髙木 世田谷保健所副所長:
23区につきましては、ちょっと所管外ですが、
清掃工場の焼却灰につきましては減容化しまして、
中央防波堤のほうに埋立処理をしているというふうなことです。

◆大庭 委員:
所管外であるけれども、要するに世田谷区の清掃工場のところでは、
仮にそういう何ベクレルのものがあったとしても、それは外に出ないような、
もちろん水とか何かはまじらないような形で中央防波堤のほうで、
要するに外と遮断して処理しているはずだと思うんですね。
ちょっと所管外ですけれども、それは問題だと僕は思います。

◆岡本 委員:
今この陳情者の方の陳情に関しては東京都に要望してほしいということで、
それに対しての理事者の説明は伺ったので、ちょっと参考までに教えていただきたいんですけれども、
このエコセメント工場、
多摩地域25市町の自治体で運営しているこのエコセメント工場で出す排水そのものと、
あと3・11との福島第一原発との因果関係というのはあるのかないのか。
要は、ずっと放射性物質というものの測定をしてきていたのか、きていなかったかによって、
数字が見えていた時代と見えていなかった時代というのがあるかと思うんですが、
この因果関係というのは明確に出ているんでしょうか。

◎髙木 世田谷保健所副所長: 
こちらのエコセメントの工場も下水道局もはかり始めましたのは、3・11原発以降でございますので、
前の数字というのは、少なくとも私のほうでは把握をしておりませんので、
比較ができないというのが現状でございます。

◆岡本 委員:
ということでいいますと、一般廃棄物の、要は焼却をしたものから放射性物質が出る、出ないという、
一般的に出ているものなのか、そこら辺がちょっとよくわからないんですが、
そこは一般的にどうなんでしょう?

◎髙木 世田谷保健所副所長:
済みません。これもちょっとデータを持っておりませんが、
放射性物質が自然界にあったりとか、従前、外国でそういった事故があったというふうなことで、
ある程度地球上にそういったものがあって、それが雨と一緒に降ってきて、
泥の中にたまったということもあるかもしれませんが、ただ、ちょっとそこの比較はできません。
ただ、現在、一般の家庭のごみでもそういったものは一定程度放射線が出ると、
全く出ないということはありませんので、それを言うとあれなんですが、
こちらのエコセメント以外からも、いわゆる焼却した後のものからの放射性物質の処理というのが
大事な問題だ
と思っております。

◆岡本 委員:
この陳情者の方の陳情もそうですし、先ほど大庭委員が発言されたことも全て議事録に残ることなので、
区民の方がごらんになったときに不安を抱かれるといけないという部分があるので、
ちょっと一つ確認ですが、先ほど飲み水に、東京都の水道水に含まれているんではないかというような、
そういった表現が大庭委員からもありましたので、
今東京都の水道水は、これは放射性物質はきちんと検査をした上で、
問題がないから各家庭に給水されていると考えてよろしいんですよね。


◎髙木 世田谷保健所副所長: 
水道局につきまして砧におきましては、毎月放射線の測定をしておりまして、
不検出という結果が出ておりますので、そのように考えております。

◆村田 委員: 
本件にかかわって、実際、都のほうから浄水場の放射能測定結果だとかいろいろ伺ってみましたけれども、
確かに水道水からは出ていないと。
しかし、それは確かに薄めればどんどん薄くなるわけですよね。
しかし、現実に多摩川にそういう放射性物質がこういう形で流されているという問題については、
私はそちらのほうにやっぱり、この陳情を読ませていただいて、問題意識を感じた
わけです。
それとの関連で飲み水に不安を感じるということも私は当然だというふうに思います。
 
例えば福島の原発の汚染水だって、議論によっては
「海に流しちゃえば、全部足せば薄くなっちゃいますよ」という議論になっているわけですよね。
そういう議論もあるわけです。
では、それでいいかといったら、そんなことはないわけです。
ですから、取水した後の水道水の中で放射性物質が少ないからと、
それで多摩川の水あるいは多摩川全体が安全だということには全くならない
わけですよね。
 
こういう状態が指摘をされていて、
かつ多摩川は区民にとっても、あるいは子どもたちの遊び場にもなっていますし、
いわんやいかだ下りなんていうのも世田谷区はやっているわけですし、
そういうことを考えますと、この陳情そのものは水の話ですけれども、
その水の問題、この陳情から由来して、やっぱり多摩川の環境問題等についても
区としても責任を持って対応するということが必要なんじゃないか
なと思っています。
 
確かに陳情とは外れるんですが、区として独自に測定するというようなことは考えられませんかね。
やったほうがいいと思うんですけれども。

◎髙木 世田谷保健所副所長: 
ちょっと所管外なんですが、
川崎市においても、先ほどちょっと述べましたけれども、幾つかの地点で調査をしておりまして、
この近くですと、多摩水道橋、登戸にあるんですけれども、
「そこからの川崎市の水質の検査ではセシウム134、137ともに検出されたことはない」
というふうに出ておりますので、非常に参考になる数値だなというふうに思っております。

◆村田 委員:
住民の皆さんは実際問題、測定したりしているわけですよね。
例えば多摩川と丸子川の合流点あたりで実際に汚泥等もとって測定した結果、
一定量の放射性物質が検出されているという実測値も実際にあるんですよね。
ただ、そこは一級河川の中だから、国の敷地の中ではあるんだけれども、
だけれども、そういう状況の中で住民の皆さんから、一定の泥の削除というか移動だとか、
あるいは区のほうにもあったんじゃないですか?
そういう測定してほしいよという話、あるいは汚泥の除去なんかについてありませんでしたか?
環境保全課だからここはわからないか。

◎髙木 世田谷保健所副所長:ちょっと把握しておりませんので、申しわけございません。

◆村田 委員:
現実問題として、福島原発の後のさまざまな測定についてもそうなんだけれども、
世田谷区がやる前に住民の皆さんが自分たちで自主的にさまざまな測定をやったりなんかする中で
発見されてきたわけですよね。
多摩川の河川敷についても、そういうのが現に発見されているという事実を踏まえた対応を
区としてやっていただきたい
なということは意見として申し上げておきたいと思います。

○佐藤 委員長:
以上で質疑を終わります。
それでは、本件に対する御意見と取り扱いについてあわせて御発言をお願いいたします。

◆菅沼 委員:
水道も、それから各検査も安全にきちんとやって、
下水でやったって、一回やってきれいにして、またやっているわけですから。
 
この問題というのは、区としてやってくれということなんだよね。
これは説明があったら聞こうと思ったんですけれども、
議会として言ってくれじゃなくて、区として言ってくれと、
区のほうは言わないよと結局やっているわけでしょう。
それで、インターロッキングだとか、そういうところの燃やしたのを小さくして、
道路の下に敷いたり、インターロッキングにしたりして活用するというのは、
御存じのように、3・11までは皆さんが清掃のほうで少しでも延命措置をやろうということで、
それは今区民生活になっている。
ここで議論したのは何かといったら、保健所がいるから水の安全性だけでしょう。
 
だから、これは東京都のほうにも出すと言っているわけだから、
本来は世田谷区じゃなくて、東京都のほうにきちんと出して、
下水もそうだし、水の問題もそうだし、本当はそういうふうにしていただきたいんだけれども、
議会、世田谷区は受け取ったということになったんですけれども、
実際にはこれは本当は私個人的には受け取ってほしくなかった
内容にしてみれば、きちんとあの場所を担保しているんだから、これは不採択にさせていただきます。


◆岡本 委員:
この陳情者の方、直接お話も伺いたかったんですけれども、
ただ、ここに書かれていることは、本当に不安は拭い切れない部分というのは確かにあるんだと思います。
そういう意味では、引き続きこういった検査、
今世田谷区として取水、給水しているという点に関しての検査は、
今後、東京都、また各関係機関が検査をし続けていくということでの安全性は
ぜひ区として担保していただけるように求めます。
 
ただ、内容として、東京都に対してもう既に陳情も出されているということですし、
世田谷区としては、先ほど来理事者から説明があったように、
取水、給水している部分が安全なものであるということも伺いましたので、
あえて世田谷からこの要望を出すということに関しては不採択ということで
取り扱わせていただきたいと思います。

◆中村 委員:
要旨としては、皆さんおっしゃるように、区として給水停止を要望してもらいたいということですが、
もちろん、結局まだ調査を区がしていない。
ほかのところでやっているものだけを判断しているということの中で、
果たして本当に汚染をされているのか、されていないのかというところがないままに
給水停止を要望するということはないと思っていますので、
前段階として、区としてちゃんと調査をするべきだと思っています。
 
あとやっぱり、さっき村田委員も言いましたけれども、
アドベンチャーin多摩川で子どもたちがいかだから落ちたりして、水を飲んだり、
それで巻き上がった泥を飲むかもしれないわけですよね。
そのときに、今後何か起きたときに、
「ほかの調査を信用していたので」という責任転嫁は多分あり得ないと思っているので、
そこはやっぱり事前にちゃんと、幾らかかるのかわからないですけれども、
そこまで莫大なものがかかるわけじゃないだろうし、
今権利とか義務がどの程度あるのかわかりませんが、
都の所管なのか、国の所管でもここを調査してくれというのは別に問題ないと思うので、
区としてちゃんと調査をするべきだと思います。
ということを意見をつけて継続なんですけれども。

◆大庭 委員:
まず国とか、そういうものをどこまで信頼できるかという、その庶民感覚というのがあると思うんですね。
実際に福島のああいう最重要現場における余りにもずさんな対応とか、余りにも甘過ぎる考え方というか、
考えられないような失敗をその後もずっと繰り返して右往左往しているという状況が報道されるたびに、
我々の身近な放射能問題とか、そういう問題に対して
「安全性が本当に大丈夫なのか」という不安は拭い切れないというか、
拭い去れないような状況に庶民感覚としてはあると思うんです。
 
ですから、たとえ調査しても、それでも不安だという区民の方はいらっしゃるわけで、
それでも調査さえもしないという姿勢というのはどうなのかなというふうな感じで、
それは中村委員と同じように思うんです。

この陳情に関しても、こういう陳情があるからこそ、
やはり役所も緊張するし、議会としてもいろんな情報が得られて、また関心もそっちへ向くわけですから、
こういう陳情がなくなるということは非常に危険なことだというふうには思うわけですよ。
ですから、その意味で、うちは継続はないですから、
こういう陳情というのはやはり非常に示唆に富む陳情だと思うので、趣旨で。
 
それで、要望をしていただきたいということで、さっき「役所の対応としてしない」と言ったわけだけれども、
僕はあえてやはりこういう問題については、保坂区長の政治決断というか、
役所は役所としての対応、東京都とのつき合い、国とのつき合いはあるのかもしれないけれども、
やはりこういう問題について非常に積極的に取り組んでいる世田谷の保坂区長であるわけだから、
ある意味この陳情をやはり酌み取って要望というの、
これは大丈夫なの、もうちょっと調査してよということぐらいは、
それは区長判断としては僕は言えるんじゃないかというふうな判断のもとで、
そういう意味で、役人の皆さんには期待していないけれども、
保坂区長に期待する
という意味での趣旨ということです。

◆村田 委員:
陳情そのものについては継続でということです。
川ですよね。
実際のこうした放射性物質の沈殿量等も含めて推測されるには、
どちらかというと、多摩川よりかは現に我々が飲んでいる利根川のほうが高いわけですよね。
それは例の福島原発のその後の天候上の問題等もあって、
川場村のところにいっぱい流れてきているわけですから。
ただ、それは技術的な処理をして、
実際の飲料水としては不検出というような状態までやっているということを前提にして
我々は水は飲んでいるわけです。
ですから、給水停止というところまでは確かに行かないんだろうというふうに思います。
 
ただ、我々はそれで東京都発表のを全て信じて、
それで結構、結構ということだけではやっぱりならないと思いますし、
現に利根川の場合は、研究者なんかも川底を自分たちで自主的に測って、測定して、発表して、非常に高いと。
かつそれがだんだん下流に移動して、
それが東京湾にいつかは沈殿するだろうということまで指摘されている
わけですよね。
 
そういうことが言われているもとで、世田谷の区内というか、隣接してずっと流れている多摩川に対して、
かつ子どもたちや区民が日常的に接するようなそういう川に対して
無関心であってはならないということだと思います。
 
まず第一に、国に対してはきちっと測定して公表してほしいということを区として要望してほしいと。
それは「区民がそこで日常的に接している場所ですから、心配だ」ということで、
区として言うべきことは言う必要があると思います。
その上で、かつ区民に対して責任を負うという点でいえば、
区独自の調査もやって公表していただきたいと思います。
 
これはできないということはないと思いますよ。
川場村だってやっているわけだから。

川場村の何も区の敷地以外でもやっているわけでしょう。山に登ったりとかやっているわけでしょう。
国有地なんかもきっと。
やってできないことはないわけですから、区がその意思を持てばできると思いますので、
ぜひそれはやっていただきたいということを意見として申し上げたいと思います。

◆桜井 委員:
この陳情の要旨に対しては継続ということにします。
 
ただ、先ほど来、意見の中でもありますけれども、
区自体が区民の健康と不安に対してどれだけ真摯に応えていけるかということが一つ問題だと思います。
3・11以降の二年余りの中で、
世田谷区は検査体制とか、そういうのを子ども中心に健康問題として、給食の検査とか、
あと区民自体が持ち込んで放射能の検査ができるとか、そういうことをそろえてきたわけですよね。
ということは、まだ足りないものをそろえていくということができるはずだと思っています。
ですので、この多摩川の調査に関しても、世田谷区が積極的に考えていく必要があると思っています。
 
この水の放射能の問題に関しては、測定が月一回というふうに言っていますけれども、
本当にこれでいいのか?もっときめ細やかにしていかなくてはいけないんじゃないかという意見もありますし、
安全基準自体もこれでいいのかという議論もあるということもありますので、
国に対しても汚泥の調査などを求めていくものがあるのではないかなということを
意見としてつけ加えさせていただきます。

○佐藤 委員長: 
それでは、本件の取り扱いについてですが、趣旨採択、不採択、継続と意見が分かれておりますので、
まずは継続審査とすることでお諮りしたいと思います。
 
本件を継続審査とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 委員長:
異議なしと認めます。それでは御異議なしと認め、平二五・七号は継続審査とすることに決定いたしました。
以上で請願審査を終わります。
 





2013年10月はどれだけのセシウムを下水道に放流しているのか?

東京たま広域資源循環組合
環境保全 環境データ

平成25年度 放射性物質濃度及び空間放射線量の測定結果 10月分

2013112817.jpg


10月14日→1リットル当たり114ベクレル
(。◔‸◔。)?? エコセメントは一日に何リットル下水道に放流するんだろう?

東京たまエコセメント工場からの多摩川セシウム漏出を止めたいによれば、

エコセメントからの下水道への一日の総排水量/300㎥=300,000L
エコセメントが放流している一日セシウム量=114×300,000L=34,200,000Bq
下水道局で捕捉できた放射性物質総量=667,480Bq
多摩川に放流されている一日の排出総量= 34,200,000-667,480=33,532,520Bq



つまり、2013年10月も
一日で3300万ベクレルのセシウムを捕捉されずに垂れ流されている という事になる。

一日3300万ベクレルならば10月ひと月でおよそ9億9000万ベクレル・・・・・
原発事故以降ずーーっと垂れ流しているとすると、
いったいどれだけの量になるのでしょうかΣ(゚д゚lll)ガーン!



世田谷区議さんがおっしゃっていたように、もとから断たなきゃどんどん下流に放射性物質が溜まり、
世田谷区、大田区、川崎市あたり問題ですよね?





ーー参考ーー

太平洋セメント

「東京たまエコセメント」製造製品の認証事業者等一覧(平成25年4月末現在)
太平洋プレコン工業(株)
北村コンクリート工業(株)
マテラス青梅工業(株)
大田コンクリート工業(株)
東京トクヤマコンクリート(株)
エスビック(株)
(株)オカベプレコン
東京セメント工業(株)
国策ブロック(株)
旭建材工業(株)
林屋コンクリート工業(株)
興建産業(株)
福生コンクリート工業(株)
(株)竹本コンクリート工業所
柴田コンクリート(株)
豊国コンクリート工業(株)
大和コンクリート工業(株)
共栄コンクリート工業(株)
芳賀建材工業(株)
都建材工業(株)
旭コンクリート製品(株)
高村建材工業(株)
日本興業(株)
イルコン工業(株)
羽田コンクリート工業(株)


すぐわかる日の出エコセメント問題 多摩川セシウム汚染の可能性


<悪魔の第二処分場>
東京たまエコセメント製造施設周辺の放射能汚染問題2012年6月梶山正三弁護士講演(文字起こし)






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No title

測定しないのは、測れば出ると思っているからです。

「詳しい検査をするから小児がんが増えたように見えるだけで、もし全員甲状腺がん検査をしたなら、福島も他の地域も同じだ」という理屈と同じですから。(甲状腺がんは全国民無料検査したら?と思いますが)