2013年12月2日
原子力規制委員会
第3回独立行政法人日本原子力研究開発機構再処理施設における
潜在的ハザードの実態把握にかかるヒアリング
JAEA側から資料2の説明
資料2日本原子力研究開発機構再処理施設における
潜在的ハザードの実態把握にかかるヒアリング資料の更新と修正

動画はこちらhttp://www.youtube.com/watch?v=927l-2ezgi0
34:40
安井正也:
これは基本的にはファグトファインディングのペーパーなので、
表現ぶりとかはあまり争う気はありませんので、
資料もJAEAさんから出ていると思うので、更新というか、
新しいデータに治すものがあれば、それを説明いただきたい。
現地調査に行って数値が変わって合わないというのは
もしかして更新と絡んでいるのかもしれないが、そちらも説明いただきたい。
実は私は前回、例の406リューベと430リューベの関係を質問していて、
あの時は例の24立方メートルがハザードにはカウントしていないと。
なぜならばもう大分希釈されていて発熱量も少ないからと。
だけども最終的にはそれもガラス固化体にしたいんだという話だったと思っている。
ただ一方で今回のこの議論自身が、
「潜在的ハザードが存在しているからそのリスクをできるだけ早く無くしたいんだと。
だから通常の規制ルールとはちょっとはみ出してもなんとかできないか?というのがそちらの問題提起だったと思うので、
「ハザード(危険)じゃない」と言っておきながら、「特別ルールを持ってくるのはなぜなんだ?」
こういうのは当然あるわけで、そういうのを含めて、
事務局のペーパーがちょっと・・、私も事務局ですが、読んだんですけど、
406リューベと430リューベが混ざっている感じがするので、そこのところをきっちりしてもらいたい。
それからプルトニウムを固化した結果の引き取り施設を出来るだけはっきりさせた方がいいと思うので、
多分二つの許認可の異なる施設に合算で500というのは少し大雑把過ぎると思うので、
その内訳が分かればはっきりしてもらいたい。
他、事実誤認があるというものについては事実の確認をしたいと思う。
以上が主たる論点だと思うのでそれに合わせてご説明願いたい。

センター長 大谷吉邦:
再処理技術センター長の大谷です。
報告書の内容については基本的にこれまで我々が説明してきた事に対してまとめていただいているが、
今ご指摘の件について、資料2という事で、
今までの説明内容から更新した部分があるので、その説明をして、
さらに報告書の中でいくつか確認したほうがいいと考えている部分について話をしていきたい。


処理部部長 林晋一郎 :
処理部長の林です。
こちらから配布した資料の「資料の更新と修正 」について説明をします。
先程質問があったプルトニウムの容量の違いがあるという事で、
2ページ目
これが第二回目に示したプルトニウムのデータになります。

これは7月1日現在のデータを示していて、
そのあとプルトニウム溶液の貯蔵のサンロード調整というものが、定期的に行うものがあります。
これを9月に実施して、9月末ぐらいに確定しているので、その値が今回新しいものとして更新したい。

赤で囲っているところが変わっている。
貯蔵量のところに硝酸溶液をそれぞれに貯蔵に加えて、酸濃度を調整するという操作を行ったので、
貯蔵量が数100リッターずつ増えているのが基本になっている。
その後、一番左の貯槽267のV10という貯槽はあんまり液が入っていなかったので、
かなり増えたところに関しては
こちらの267V10への相関輸送によって液量の均等化を図ったという操作をしている。
これは一連の捜査でやっていて、267V13,14この二つの貯槽から調整をした後に、
267V10の方へ少しずつ輸送をしたという操作をしているので液量が変わった。
当然液量が変わるので、その中で分析の確認などを行って、それぞれの放射能量の確定をしている。
その新しいデータが今回示したものです。
つぎのページが各貯槽の放射能量を示しているが、
新しい貯蔵量に基づいて計算をしたものが↓です。

核種の順番がトータルの順番で多い順に並べ他関係上
アメニシウム241とプルトニウム240、この合計値が(7月1日現在の表と)逆になっていますが、
そこは順番を入れ替えた者による表記の違いです。
という事で、そういった操作を行ったので液量の総量、
それに基づく放射能量の配分等が変わったということです。
この件に関しては現地調査の中で、詳しい液量の確認をしていただいている。
最初に戻って、添付資料-1(1/3)に約3リューベという表記がありますが、そこの部分を3.5リューベと。
これに伴った表記の変更をしています。
これがプルトニウムの液量に関するものです。
二つ目です。
二つ目に関しては、ガラス固化技術開発施設の安全対策について(添付ー2)更新しているところがあって、
現在浸水防止扉の設置をしているところがあって、当初は今年の12月に終了という告知をしていましたが、
進捗状況の確認で約1ヶ月ぐらい遅れるという事が分かったので、そのデータを更新したい。
表記を「来年の1月」に変えたい。
添付ー3にも同じ更新が一カ所あります。
添付ー3(2/2)にも同じ更新が一カ所ある。
続いて修正箇所として追記をさせていただきたいところがある。
添付ー4
これはそれぞれの線量評価をしたところであるが、若干事故線量の評価方法の枠外に示したところだが、
評価の結果の示し方について、補足した。
もともとは「* 実効線量の評価は、現有するプルトニウム溶液の液組成に基づき評価」という表記の身だったが、
そこに付け加えて、↓
「*現有するプルトニウム溶液の液組成に基づき、放射性物質が放出された際、
敷地境界外において放射性物質の空気中濃度が最大となる地点での周辺公衆の実効線量の評価値」
という事で明確にどのポイントでの評価という事が分かるものに追記をした。
これは次のページ、高放射性廃液に関するところの評価に関しても同じ表記があるので
同じようにに枠外の修正をしたい。
資料の中で最後の点、
これはこちらのミスという事で、添付―5
プルトニウムの貯蔵工程に関する排気の説明の図があります。
最初のブロアーの合流の「他系統」を示していなかったので明記した。
異常が資料としての修正です。
すみません、今の添付ー4の修正したところを間違えていました。
添付4(2/2)の下の部分、こちらは高レベル廃液の表記という事で転記ミスです。
「プルトニウム溶液」ではなくて「高放射性廃液」です。
こちらの間違いです。
これが資料としての修正箇所です。
ーーつづく
東海村にあるプルトニウム溶液と高放射性廃液の「潜在的危険」は
水素爆発と10の何乗ギガベクレル単位になる放射性物質の飛散だ!!
1.東海村JAEA潜在的危険に関するヒアリング~規制庁からの説明~12/2(内容書き出し)
原子力規制委員会
第3回独立行政法人日本原子力研究開発機構再処理施設における
潜在的ハザードの実態把握にかかるヒアリング
JAEA側から資料2の説明
資料2日本原子力研究開発機構再処理施設における
潜在的ハザードの実態把握にかかるヒアリング資料の更新と修正

動画はこちらhttp://www.youtube.com/watch?v=927l-2ezgi0
34:40
安井正也:
これは基本的にはファグトファインディングのペーパーなので、
表現ぶりとかはあまり争う気はありませんので、
資料もJAEAさんから出ていると思うので、更新というか、
新しいデータに治すものがあれば、それを説明いただきたい。
現地調査に行って数値が変わって合わないというのは
もしかして更新と絡んでいるのかもしれないが、そちらも説明いただきたい。
実は私は前回、例の406リューベと430リューベの関係を質問していて、
あの時は例の24立方メートルがハザードにはカウントしていないと。
なぜならばもう大分希釈されていて発熱量も少ないからと。
だけども最終的にはそれもガラス固化体にしたいんだという話だったと思っている。
ただ一方で今回のこの議論自身が、
「潜在的ハザードが存在しているからそのリスクをできるだけ早く無くしたいんだと。
だから通常の規制ルールとはちょっとはみ出してもなんとかできないか?というのがそちらの問題提起だったと思うので、
「ハザード(危険)じゃない」と言っておきながら、「特別ルールを持ってくるのはなぜなんだ?」
こういうのは当然あるわけで、そういうのを含めて、
事務局のペーパーがちょっと・・、私も事務局ですが、読んだんですけど、
406リューベと430リューベが混ざっている感じがするので、そこのところをきっちりしてもらいたい。
それからプルトニウムを固化した結果の引き取り施設を出来るだけはっきりさせた方がいいと思うので、
多分二つの許認可の異なる施設に合算で500というのは少し大雑把過ぎると思うので、
その内訳が分かればはっきりしてもらいたい。
他、事実誤認があるというものについては事実の確認をしたいと思う。
以上が主たる論点だと思うのでそれに合わせてご説明願いたい。

センター長 大谷吉邦:
再処理技術センター長の大谷です。
報告書の内容については基本的にこれまで我々が説明してきた事に対してまとめていただいているが、
今ご指摘の件について、資料2という事で、
今までの説明内容から更新した部分があるので、その説明をして、
さらに報告書の中でいくつか確認したほうがいいと考えている部分について話をしていきたい。


処理部部長 林晋一郎 :
処理部長の林です。
こちらから配布した資料の「資料の更新と修正 」について説明をします。
先程質問があったプルトニウムの容量の違いがあるという事で、
2ページ目
これが第二回目に示したプルトニウムのデータになります。

これは7月1日現在のデータを示していて、
そのあとプルトニウム溶液の貯蔵のサンロード調整というものが、定期的に行うものがあります。
これを9月に実施して、9月末ぐらいに確定しているので、その値が今回新しいものとして更新したい。

赤で囲っているところが変わっている。
貯蔵量のところに硝酸溶液をそれぞれに貯蔵に加えて、酸濃度を調整するという操作を行ったので、
貯蔵量が数100リッターずつ増えているのが基本になっている。
その後、一番左の貯槽267のV10という貯槽はあんまり液が入っていなかったので、
かなり増えたところに関しては
こちらの267V10への相関輸送によって液量の均等化を図ったという操作をしている。
これは一連の捜査でやっていて、267V13,14この二つの貯槽から調整をした後に、
267V10の方へ少しずつ輸送をしたという操作をしているので液量が変わった。
当然液量が変わるので、その中で分析の確認などを行って、それぞれの放射能量の確定をしている。
その新しいデータが今回示したものです。
つぎのページが各貯槽の放射能量を示しているが、
新しい貯蔵量に基づいて計算をしたものが↓です。

核種の順番がトータルの順番で多い順に並べ他関係上
アメニシウム241とプルトニウム240、この合計値が(7月1日現在の表と)逆になっていますが、
そこは順番を入れ替えた者による表記の違いです。
という事で、そういった操作を行ったので液量の総量、
それに基づく放射能量の配分等が変わったということです。
この件に関しては現地調査の中で、詳しい液量の確認をしていただいている。
最初に戻って、添付資料-1(1/3)に約3リューベという表記がありますが、そこの部分を3.5リューベと。
これに伴った表記の変更をしています。
これがプルトニウムの液量に関するものです。
二つ目です。
二つ目に関しては、ガラス固化技術開発施設の安全対策について(添付ー2)更新しているところがあって、
現在浸水防止扉の設置をしているところがあって、当初は今年の12月に終了という告知をしていましたが、
進捗状況の確認で約1ヶ月ぐらい遅れるという事が分かったので、そのデータを更新したい。
表記を「来年の1月」に変えたい。
添付ー3にも同じ更新が一カ所あります。
添付ー3(2/2)にも同じ更新が一カ所ある。
続いて修正箇所として追記をさせていただきたいところがある。
添付ー4
これはそれぞれの線量評価をしたところであるが、若干事故線量の評価方法の枠外に示したところだが、
評価の結果の示し方について、補足した。
もともとは「* 実効線量の評価は、現有するプルトニウム溶液の液組成に基づき評価」という表記の身だったが、
そこに付け加えて、↓
「*現有するプルトニウム溶液の液組成に基づき、放射性物質が放出された際、
敷地境界外において放射性物質の空気中濃度が最大となる地点での周辺公衆の実効線量の評価値」
という事で明確にどのポイントでの評価という事が分かるものに追記をした。
これは次のページ、高放射性廃液に関するところの評価に関しても同じ表記があるので
同じようにに枠外の修正をしたい。
資料の中で最後の点、
これはこちらのミスという事で、添付―5
プルトニウムの貯蔵工程に関する排気の説明の図があります。
最初のブロアーの合流の「他系統」を示していなかったので明記した。
異常が資料としての修正です。
すみません、今の添付ー4の修正したところを間違えていました。
添付4(2/2)の下の部分、こちらは高レベル廃液の表記という事で転記ミスです。
「プルトニウム溶液」ではなくて「高放射性廃液」です。
こちらの間違いです。
これが資料としての修正箇所です。
ーーつづく
東海村にあるプルトニウム溶液と高放射性廃液の「潜在的危険」は
水素爆発と10の何乗ギガベクレル単位になる放射性物質の飛散だ!!
1.東海村JAEA潜在的危険に関するヒアリング~規制庁からの説明~12/2(内容書き出し)
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