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05.20
Fri
5/18水曜日 福島原発事故の現状について
京都大学原子炉実験所小出裕章助教授に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]

【福島原発】5/19/木★1.冠水-やる価値も無い作業 2.冷温停止の概念


<参考>

3号機に作業員、水素爆発後で初
TBS News(19日16:06)



福島第一原発3号機の原子炉建屋に18日、水素爆発以来、初めて作業員が入りました。
一方、敷地内に押し寄せる津波の写真が公開されました。
5号機近くからは防波堤を破壊しながら乗り越える津波が、
そして、集中廃棄物処理施設からはタンクが水没していく様子が撮影されています。

沖合で崩れる津波。
次の写真では10メートルの防波堤を乗り越え、隣の防波堤を破壊しながら、敷地内にあるタンクへと迫って来ます。

この写真は東京電力の社員が5号機の南側にある高台から撮影したものです。
事故後の衛星写真には無残に破壊された防波堤が写っています。

津波は別の場所でも撮影されていました。
集中廃棄物処理施設にいた協力会社の従業員は、4階でカメラを構えていました。
海抜10メートルにある高さ5.5メートルのタンクの周辺が次々と浸水していき、その後、タンクは完全に水没しました。
この頃、原子炉の冷却に不可欠な発電機やポンプも浸水したとみられ、その後の致命的な事態へとつながっていきます。

この3日後の3月14日、水素爆発を起こし、激しく損傷した3号機。
その原子炉建屋に水素爆発以来初めて、18日に作業員が入りました。
新たな水素爆発を防ぐため、1号機と同様に格納容器に窒素を入れる予定ですが、
その配管付近を調べたところ、放射線量は1時間あたりで160から170ミリシーベルトと非常に高い値でした。

「170(ミリシーベルト)となると、かなり短時間しか、そこで作業できないので
(このままの状態では)難しいんではないかと思う」
(東京電力福島の会見)

18日は2号機でも作業員が事故後としては初めて、原子炉建屋に入り、非常に高い温度や湿度を確認しています。
2号機と3号機では燃料を冷やすために注水こそ行われていますが、
それ以外の復旧作業を実施するには、当面は極めて困難なことが確認された形です。



環境省、福島県内のがれきを仮設焼却炉で処分
日本経済新聞2011/5/18 2:48

環境省は17日、
東京電力福島第1原子力発電所の敷地外で放射性物質に汚染された福島県中央部や沿岸部の災害廃棄物について、
放射性物質を除去できる専用の仮設焼却炉を建設することで、全量の処理が可能との判断を示した。
同日発表した放射線量の測定結果で、
大半の地点が毎時2マイクロ(マイクロは100万分の1)シーベルト以下と低かったためだ。
同省は雨で除染され線量が低下したとみている。

測定したのは、原発周辺の警戒区域と計画的避難区域を除く同県中央部や沿岸部の仮置き場114カ所の廃棄物。
山積みされた廃棄物周辺の複数の場所から計測した。

福島市内のがれきは毎時0.46~4.04マイクロシーベルトだった。
放射線量が高いがれきは袋に入ったまま雨にぬれず、除染されなかったため高かったとみられる。
郡山市は同0.41~1.61マイクロシーベルト。
白河市やいわき市はすべての場所で同1マイクロシーベルトを下回った。

同省はそのまま焼却すると放射性物質が大気中に飛散することを懸念し、
各自治体に災害廃棄物を処分しないよう要請していた。

今回の測定結果から、放射性物質を除去できるフィルターを装着した仮設焼却炉を建設すれば、
がれきを処理できるという。使用後のフィルターや焼却灰の処分法は今後検討する。

同省は有識者会議で処分方法をまとめた指針を作成した後、国の原子力安全委員会の意見を踏まえ、
自治体に処分を認める方針。
放射線量が比較的高いがれきは仮設焼却炉で処分を求める一方、
線量が低いがれきは通常使っている焼却場での処分を認める方向で、週内にも自治体に通知する。

以下続きを読む内容書き出しました

昨日3号機の原子炉建屋に人が入ったというニュースが伝わりました
作業時間は10分で放射線量が160~170ミリシーベルト
すごいですね
日ごろから放射線が存在しているところで仕事していますがその私でも踏み込むのを躊躇するくらいの線量です

作業時間が10分だったという事ですがこれからこの建屋の中でどんな作業をどのくらい
私は普通の皆さんに比べれば20倍の被ばくを我慢しろといわれている人間です
通常の状態で1年間に20ミリシーベルトなのですが
もし現場の被ばく線量が1時間当たり160ミリシーベルトだとすれば8分の1ですね
せいぜい7,8分しか現場に居られないというひどい環境です
そして原子炉建屋の中に入るときには、入口があるわけですけど
その入り口から入ってたとえば裏まで行こうと思うと随分時間がかかるはずです
ですから、もし作業場が裏だとすると
ようやく走って行って作業場についたらもう戻ってこなければならない

えーーーっ
その位な現場な訳です
ただ、それでは今回の事故の場合は仕事が出来ないという事で
作業員の方がたの被ばくの限度というものが一気に250ミリシーベルトまですでに引き上げられているのです
それでもせいぜい1時間も仕事をしたら逃げてこなければなりませんので
大変な現場にたどり着いて
仕事の道具を広げて仕事をしてという事を考えると
まずは何が出来るのかなと思ってしまいます

この線量を下げる方法はあるんですか?
はい。いくつかあります
線量のもとになっているのは空気中に漂っている放射性物質もあるだろうし
多分、水が溜まっている筈ですので水からの物もあると思います
原子炉の格納容器の中に充満している放射性物質がコンクリートを突き抜けて出てくるというのもあるとおもいます
そのうち、空気中に漂っている放射性物質については
1号機でもやったように排風機というものを使って吸いだして
空気中に漂っている放射性物質を取り除くという事はできることはできるのです
それをやると内部被曝という事に関して随分良くなるだろうと私は思います

体の中に放射性物質が入っていく事を防ぐという
そうです
もちろん現場に入る時には放射線防護服を着て全面マスクという
とてつもないマスクをして入らざるおえないのですけれど
それでも空気が汚れていてマスクがちょっとでもずれたら内部被曝をしてしまうわけですから
空気をまず綺麗にするという事は絶対に必要だと思います
それでも格納容器を突き抜けてくるもの、あるいは水溜まり、
すでに壁に付着してしまっている汚れというものからの被ばくは避けられませんので
いわゆる外部被ばくと私達が呼んでいるものですね
それについては1号機の場合はタングステンのスーツというものを着て入りましたが
タングステンでもいいし鉛でもいいけれども
兎に角ものすごく重たい物質を体にまとって
外から飛びこんでくるガンマ線を少しでも防ぎながら作業するという事になるだろうと思います
ただし、すごく重たいスーツを着ますので
その事によって今度は作業自体がものすごくやりにくくなるでしょうし
そうすると今度は作業時間を長くしなければならなくなる
今度それで被曝してしまうという事になりますので
どっちにしても大変だろうと思います

そんな中、事故収束への対策として圧力容器を水で満たす水棺が難しくなったので
汚染水を綺麗にして水を回していくという循環注水冷却という方式を東京電力でだしてきましたが
これはできる可能性は高いですか?
それは、もとから私がそれをやらなければいけないと言っていたのですが
それをやるためには今福島の原子力発電所にに設置してある配管やポンプだけではできません
ですから新たに配管を取り付けたりポンプを取り付けたり熱交換器浄化系というものを新たに作らなければいけません
それで、熱交換器や浄化系というのは外部に作ることも可能ですけど
そこまで水を引っ張ってこようと思うとどうしても原子炉に近いところ
今現在汚染水から流れているところから引っ張ってきたり戻したりしなければいけませんので
大変な被ばくを覚悟で工事をしなければいけないと思います

なかなか やっぱり 難しい中進めていかなければならないのでしょうけど
水棺も諦めないと東電は言っているのですが
こちらの方はまだ可能性はあるのでしょうか
ありません

もう、まったくないですか?
ありません
格納容器に損傷があるのは確実ですし
そんなことにこだわっていたら作業がずるずると延びるだけです
大体、やる価値もない作業ですので
そんな事はさっさと辞めて本当に必要な作業に集中するべきだと私は思います


リスナーからの質問です
素人目に見ても福一の原発は冷温停止に持っていけないように思います
チェルノブイリのように原子炉の中に大量の鉛とコンクリートを入れて石棺するしか方法がないように思える
これはできますか?
冷温停止という言葉が私達の分野にはあります
それはどういうものかというと
原子炉圧力容器がまず、健全であって
その中に原子炉の炉心がちゃんと収まっていると
そして、冷却回路も入口もあるし出口もあって
少なくともきちんと循環できるという
そういう状況の状態で原子炉の炉心を冷やして100度以下にするという
それが冷温停止という概念です
しかし、今回の場合は炉心は溶けて落ちてしまっているわけですし
圧力容器の底には穴が開いてしまっている
おそらく一部の核燃料は圧力容器の底から流れ落ちて格納容器に落ちてしまっている状態ですから
冷温停止という概念はすでに使えません
私達人間が原子炉というものを使い始めてすでに60年以上たっていますけど
このような状態はかつて経験がなかった事で
私達は未知の状態に陥ってしまっている
そしてどういう事が出来るのか私にもよく分かりませんが
かりに原子炉の中に鉛を入れる
あるいは液体金属を入れたらどうかというような説を聞く事はありますけど
入れたところで多分もう
燃料自体は格納容器の底に落ちてしまっていますので
それ自体は多分あまり効果はないだろうと思います
ただ、冷温停止はできないし燃料そのものが格納容器の底に落ちてしまっている事を考えれば
原子炉建屋そのもの全体をやはり石棺というもので覆うという以外に
これからは出来る事はないのかもしれないと思うように私はなりました

やはりそのような方法しかないと
だいぶ事態が手の付けられない状態に陥ってきていると思いますので
従来の考え方を一度リセットして
この状態から何が出来るのかをもう一度考え直さなければいけない時点だろうと思います

循環注水冷却にこぎつける事が出来ずに現状のまま事態が悪化すれば
今後どのような事態が想定されるのでしょうか
炉心自体は・・多分格納容器、すでに私は格納容器の底は損傷していると思います
何故かというと原子炉建屋の地下にすでに4000トンもの水が溜まっているという事で
それは原子炉容器に注入して原子炉容器の底が抜け落ちてから格納容器にたまった水が
さらに原子炉建屋の地下に流れ落ちているわけですから
格納容器の底はすでに損傷していると思います
その損傷がこれからどんどん進んでいって溶けた炉心が地下に向かって落ちていくという
そういう事態になると思います
その汚染をどの段階でどこまで食い止められるかという事だと思いますし
汚染を少なくするためには今までどおり外から水を入れ続けて原子炉を冷やすという作業は必要だと思います
ただ、それをやりますと今までと同様に敷地の中に汚染水というものがどんどんあふれてくる
そして一部はもう、海へどんどん流れていっていると思っていますけれども
それを避けるためにも汚染水の処理を何とか早く
今までのようにものすごくゆっくりとしたスピードではなくて
一刻も早く汚染水の除去という事をやらなければならないと思います

作業員なんですが
年間の許容量が250ミリシーベルトとされていて
今回わずか10分間ぐらいで160~170ミリシーベルトということは
作業員が10数分しか仕事が出来ないという事ですか?
160~170ミリシーベルトというのは1時間当たりの現場の被ばく量です
でも、まぁ1時間チョットしかいられませんね

何人作業員がいても足りなくなってくるという事態になってくる
そうです
大体現場で作業を求められる作業員というのは
ものすごく有能な特殊な知識を持った人でないと役に立ちませんので
そういう人たちを本当にこれから何カ月も
あるいは私は年の単位だと思っているのですが
きちんと揃える事が出来るだろうかという点で不安を感じます


放射性物質が付いた可能性のある瓦礫について
環境庁が瓦礫を集めることによって放射線量が高くなった場所はないということで
瓦礫を集めて処理sいても大丈夫と言っているのですが
低線量の放射線でもたくさん集まったら高くなるんじゃないかなと思うのだけど
本当に大丈夫なのでしょうか
原則としてはそうですね
集めればその分だけ高くなるはずです
だから、どういう測定をしたのか私には分かりませんが
基本的には集めれば集めるだけ高くなっていくと思っていただく以外はありません

もうひとつ環境庁が一定レベル以下の放射線量の瓦礫は
セシウムの放出を防ぐ専用の焼却施設で焼いて処理すると言っているのだが
煙に放射性物質が入りこむ可能性は考えられないですか?
もちろんあります
その焼却施設の排煙設備にきちんと高精度なものを取り付けて
放射性物質が気体として出ない様なものにしなければなりません
でも
そんな焼却施設を作ること自体に時間がかかってしまうことですし
今何よりも集中するべき事は炉心の破壊をこれ以上進行させない
汚染水を外に漏らさないという事ですので
そう言う事こそまずは力を注いで欲しいと思います

まずはそっちをやってからでないと
大元がおさまらない訳ですから
もう、何でもかんでも出来るという力はないのです
どうしても必要なところに集中して乗り越えるしかないと思います



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