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<チェルノブイリ事故27年の体験>保養所に行きビックリした200人の官僚たちは日本に戻ってきて何か言ったのか?12/4鎌仲ひと­みさん(文字起こし)

2013年12月4日 参議院議員会館
子どもの安全な場所での教育を求める ふくしま集団疎開裁判 記者会見



文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/3qYP47HRpfo?t=2h19m1s

鎌仲ひと­み(映像作家)さん
2013121047.jpg

みなさんお疲れ様です、鎌仲です。
今日は資料の変わりにチラシを持ってきました。

2013121048.jpg
今回はこの映画の中でベラルーシを取材しておりまして、
それで2回にわたって、2012年と2013年にそれぞれ1ヶ月ぐらい、
ゴメリ州を中心にして取材をしてきました。
その結果今日の記者会見で、是非申し上げたい事があるという事で参りました。

2013121049.jpg

先程みなさんがおっしゃってらした、
日本には土壌をきちんと実測した放射能汚染地図がないという事なんですね。
ですから汚染の広がりがどれ位のものになっているのか?という事が、
国民に広く、そしてしかも汚染地に住んでいる当事者自身に知らされていないという問題点があります。


2013121050.jpg

これがゴメリ州の汚染地図で、ベラルーシが国の科学者の総力を挙げて
全国の汚染地図を1986年から75年間分作っています。
放射線核種がそれぞれ年月にしたがってどれ位減衰していくのかという事を
単純に計算したものなんですけれども、
これが教育のある無しに関わらず、見れば
「自分がどこに住んでいて、どれ位の汚染のところに今いるのか」ということが一目瞭然になるんですね。
これを基本としてありとあらゆる放射線防護の対策を立てている、
これがベースだと。
まずこれを持たなければ対策は立てられないんだよ」という事をおっしゃっていました。

それはですね、今、日本政府はつくっていないんですね。
作る気もないらしいです。

それで刻一刻といま除染をしている訳ですけれども、
一方でベラルーシも取材していますが、福島にも行っています。
そうすると除染をしているので、その線量が下がっているところもあるんですね。
そうするとですね、
これはベラルーシの移住に関する基準をザクっと書いてあるんですけれども、

移住に関する基準 ベラルーシ

無人ゾーン:1986年に住民が避難した、チェルノブイリ原発に隣接する地域

移住義務(第1次移住)ゾーン:Cs137,St90,Pulによる土壌汚染密度が、
それぞれ1480、111、3.7kBq/㎡以上(40,3,0.1Ci/k㎡以上)の地域

移住(第2次移住)ゾーン:Cs137,St90,Pulによる土壌汚染密度が、
それぞれ555~1480、74~111、1.85~3.7kBq/㎡
(15~40、2~3、0.05~0.1Ci/k㎡)の地域。
年間の被曝量は5mSvを越える可能性がある。

移住権利ゾーン:Cs137,St90,Pulによる土壌汚染密度が、
それぞれ185~555、18.5~74、0.37~1.85kBq/㎡
(5~15、0.5~2、0.01~0.05Ci/k㎡)の地域。
年間の被ばく量は1mSvを越える可能性がある。

定期的放射能管理ゾーン:Cs137による土壌汚染密度が37~185kBq/㎡(1~5Ci/k㎡)の地域。
年間の被ばく量は0.1mSvを超えない。



ウクライナもベラルーシも
1ミリシーベルトの空間線量から5ミリシーベルトを超える可能性があるところに関しては、
移住権利ゾーンという事にしていて、
5ミリ以上の空間線量がある場合は移住ゾーンと単純に日本に伝えられていますけれども、
でもそれはこういうふうにですね、3つの要件を合わせて判断するという事にしています。

被ばく量の考え方

3つの要件を合わせて判断する
1.土壌汚染
2.空間放射線量
3.内部被ばく量

一定の土地に住んでいる住民を観察し、
ホールボディカウンターによる内部被ばく量の検査を定期的に行い、
上の三つの要件を合わせて年間5mSvを超えると判断されたら、強制移住、あるいは移住推奨がなされる。
内部被ばく量に関しては
子どもは20Bq/kg 大人は70Bq/kgを超えない方がいいと考えられている。



一つは土壌汚染、そして空間放射線量そして内部被ばく量なんですね、これは非常に流動的なデータです。
ですから観察をして、そしてどうもこれは1ミリシーベルト以上の被ばくをしてしまうな、年間。
5ミリ以上の被ばくをしてしまうな、年間。
なんかそこらへんにあるもので一番リーズナブルに食べ物を食べて生活をしている一般の住民が
やっぱりこれだけの被ばくをしてしまうのであれば、移住しなければいけないんじゃないかという判断をですね、
やっぱり関係省庁が、とか関係の人達がきちんと住民に勧告するというシステムをつくっている訳なんですね。

日本にもこれは必須だと思います。

で子どもは20Bq/kg、大人は70Bq/kgを超えない方がいいと考えられていますが、
どうもですね、私が2012年に行った時には私の内部被ばくはゼロだったんですね、検出されませんでした。
2013年、9か月後に行った時には20Bq/kgになっておりまして、
私は非常に気を付けて暮らしているんです。

だけれどもそれ位になってしまっているとすれば、
ま、それは、ベラルーシに行ったらベラルーシの物を食べていますけれど、
福島に行ったら福島のものも、出してくれらら食べずざるを得ないんですけれども、
でもこれはまんべんなく日本中に、
やはり外食産業の中に入り込んでいる可能性がある
と考えた方がいいですね。

2013121051.jpg

それで例えば中国が輸入規制をしている日本の食品の放射線計測データというのを最近みますと、
やはり結構海産物がですね、冷凍物のものが100を超えています。
それは日本の中でも出回っているんじゃないか?と私は思っているんですね。

それでやはり私が福島に通うたびに思うのは、
もうとにかく風化をしてしまって、「危険だ」という様な事は言わない方がいいと、
で、すごく、福島産のものも安全だし、規制値以内だから食べてもいいし、
空間線量も下がっているんだから、ここにずっと住んでていいんだ。
という声が非常に大きいんですね。

これは単にそれを言う人達だけに罪があるというよりは、
もちろんそれを言ってきた人にはすごい重大な責任があると思いますけれども、
でももうすでに定着させられてしまっている福島の人達は、
「自分たちがずっとここに住みたい!」っていう人達がすごく多いんですね。


ですから、私の提案としては、この「小さき声のカノン」という映画をつくっているんですけど、
1カ月に1回鎌レポというのを出していますが
その1回目で300km~600km、チェルノブイリ原発から離れた地点に住んでいる人々が、
いま、特に女性を中心にして、
甲状腺障害、橋本病とか機能障害とか、線種とか腫瘍がですね、いますごく出ているんですね。

これに関しましてはこの担当しているお医者さんは、
この女性は29歳で、腫瘍がすでにあるんですね。
でも、事故の時は3歳だったんです。

2013121052.jpg

こういう感じで出てきているので、小児だけではなく全人口の甲状腺癌というのは、
ガーーッと、小児甲状腺がんのピークが下がっても増え続けまして、
いま高止まりをしています。
そしてそれは広く認識されている考え方では、
2086年、つまり100年この状態が続くだろう
それは小児甲状腺がんだけじゃないですね。
つまり今27年経って事故当時児童だった子どもたちが、
ゆくゆくは、やがてすごいリスクを出してくる。


それは、津波のようにまず第1波があり、第2波があり第3波があるように、
年齢ごとにちょっと時間差であらわれてくるという事がすでに27年の体験の中から出てきているんですね。



2013121053.jpg

たとえばウクライナではですね、
この子はお父さんが、11歳の時に30km圏内から3日目に避難したんですけれども、
100km離れたキエフで出会った女性と結婚して生まれた子どもがですね、
目と耳に障害があります。
そうすると、その障害を発見したお医者さんは、
すぐに「これはチェルノブイリのせいだ」と断定しました。
そしてそれは認められて、ちゃんと医療補償をもらっているんですね。



2013121054.jpg

で、やっぱり免疫低下とか慢性疾患がすごく増えています。
2代目3代目に増えているんですね。

2013121055.jpg

だから、子どもたちの内部被ばく量を下げるためにも、
未だに、27年経った今でも、
この子なんか15年経ってから生まれているんですけれども保養を受けています。

2013121056.jpg

こういう保養施設が50か所以上ベラルーシにあって、
毎年4万5000人の子どもたちが最低24日以上の保養を無料で受けています。

3歳から18歳まで無料です。
で、この持っているカルテに、何をしなさい、あれをしなさいというプログラムが書いてあって、
ひとりひとり自分のプログラムを持ってここで過ごして、
そして健康を維持するっていう事を国家予算でやっているんですね。

で、日本とベラルーシは2国間協定を去年結びまして、
今年初めての実務会議を7月にやりました。
私が「取材させてくれ」って言ったら外務省は「ダメだ」と言って取材させてくれなかったんですけど、
後で聞いたところによりますと、この保養所で国際会議をやった。
そこに200人の、厚生労働省とか、環境省とか総務省とか、日本の官僚たちが来て、
「すごいビックリしてた」って言うんですよ

それなのに、「すっごいビックリしてた」200人の官僚たちは日本に戻ってきて、
「こんなことをベラルーシがやっていた」と、
「私たちは見習わなければいけない」と言ったのか?


言ってないんですよ。
私はこれをすごく広めたいと思っています。

だからこの4つを私は提案したいんですけれども、

・福島の子どもたちに甲状腺検査を実施しているが、福島の子どもたちだけではだめ。
茨城や群馬、東京など首都圏や宮城県も含めた地域で検査を受けられるようにすべき。

・甲状腺エコー検査とともに
血液検査やホールボディカウンターによる内部被ばく量検査などをあさせて行うべき。

・東京大学の児玉龍彦先生は、放射線由来の甲状腺がん独特のゲノム異常があることを言及。
ゲノムの修復が3本になる特徴があり、
放射能汚染地域以外で起きた小児甲状腺がんには、この3本の過剰修復がない。
むげに放射能由来ではないと否定するのではなく、きちんと調べるべき。

・ベラルーシやウクライナでは、原発事故収束作業員の健康検査を全員、登録して続けている。
日本もそうするべき。



ベラルーシやウクライナでは原発事故作業員の健康検査を是認登録して今も続けているんです。
全ての人のカルテが、80万人分のカルテが今もあります。

2013121057.jpg

だから、この子たちは首都圏の子たちなんですけど、セシウムがオシッコから出てるし、


2013121058.jpg

先程の方がここで匿名でお話しされた、その方がここで証言されたことが全部起きています。
これはやっぱり子供最優先で、そこに定住しようと決めた親がいたとしてもですね、
意識のある親も、意識のない親の子も等しく保養や疎開ができる仕組みを一刻も早くつくらないと、
日本のすごく広範囲にわたって
子どもたちの健康がこれからますます悪くなっていくというふうに危惧しています。

終わります。





質問
2:45:40

ーー:子どもたちの保養する先なんですけど、
私たちが行っている保養との違いを教えていただきたい。
ベラルーシで行っている保養システムとの違い。

鎌仲:
日本の場合はなんかこう…短いんですよね。
この保養所は2012年には取材が出来なくて、2013年に駐日の在ベラルーシ大使が代わったんです。
で、新しい大使にお願いしたら、彼は科学者で、科学アカデミーの会員で、
「10日ではダメだ。
24日、そうやって隔離されなければ身体の中から放射性物質を出し切ることができない。
それは本当に長い試行錯誤で出てきた結論なので、
保養は24日以上。というのが必須である。
あと、食べるものに関しても、ミネラルが豊富であるとか、
全てストロンチウムまで検査してクリーンなものを24日間必ず通しで食べさせるということ。
水もものすごくいいものを使っていて、
検査しまくって、環境が確保されたところに健康増進を目的としてプログラムを組んでいると。
それは何故かというと、この27年間で
子ども達の健康が事故前から総合的にものすごく損なわれているという認識を国家が持っているから。
もしそれをやらなかったら、4万5000人にケアをしなかったら、
子どもたちの健康状態は下がっていく一方だからやっているわけで、
その、行く子どもたちの一人一人が何らかのちょっとした慢性病を抱えてしまっているわけです、複数の。
それに対応する療法をやっているんですけど、
それは絶対化学薬品を使わない。自然療法でやっている。
だから物理的にマッサージをしたり、温熱療法をしたり、あるいはプールの中で歩かせたり、
という、症状に応じた、彼らがあみ出した自然の健康増進法を適用して、
24日間一人一人に合わせてケアをするという、それが保養なんですよ。

でも日本の場合は、ちょっとストレス解消に行きましょうとか、気分転換に行きましょう。
でもそれでも私は短期であれば精神的なプラス面はあると思うんですけれど、
でも本来のベラルーシがやっている保養というのは、
もっともっと毎時的に子どもたちの健康にアプローチすることなんですね。


ーー:いま4万5000という数字が出たんですけれども、それは何の数字ですか?


鎌仲:
毎年それだけの子どもが保養を受けているという事です。
でもそれにプラスして、実は海外にも沢山出ているので、
最低国家が補償しているのが年間4万5000人だということです。





ーーー

2013年3月9日 
<前半>
「市民が、自分たちの権利・人権というものを獲得するために運動しようと思うと…同じ手が使われます」
鎌仲ひとみ3/9子ども信州ネットキックオフイベント(内容書き出し)


<後半>
「どんな病気になっても『それは放射線のせいではありませんよ』って言われる可能性は非常に高い」
鎌仲ひとみ3/9子ども信州ネットキックオフイベント(内容書き出し)






2013年12月4日 
「子どもの安全な場所での教育を求める ふくしま集団疎開裁判 記者会見」
文字起こしブログ

<避難するまでの経緯と変化>
これ以上「子どもを守りきることができなかった」と思う方を増やしてほしくないのです。
(音声&文字起こし)


<仙台高裁の判決から今日までのこと>
原発事故の最大の犠牲者はまず子供であり、将来に渡りこれからもずっと子どもです
12/4柳原敏夫弁護士(動画&文字起こし)


<保養を受け入れて>
去年よりも今年の方が子どもの健康状態はあまりよくないなという事は感じています。
12/4苅部しおりさん(文字起こし)


<ベラルーシと東日本>
だから福島だけが危ないのではなく東日本全域に小児甲状腺がんが発症する可能性がある
12/4川根眞也先生(文字起こし)


<政治的である前に人道的な事>
「お金のために未来はもう諦めている」それが国の姿勢です。
12/4山本太郎参議院議員(文字起こし)


<情報と知識と選択肢>
情報があるのに出てこない。出ているものすら精査されていないという状況。
12/4おしどりマコさん(文字起こし)


<1ベクレルの怖さ>
だからこれを身体の中に飲み込んだらどうなるのか?という事がわからない。
12/4元東電社員桑原豊さん(文字起こし)


<東京電力放射能事件>
本来であれば放射能から避難させなければならないのは、関係市町村長の責任なんですね。
12/4井戸川克隆前双葉町長(文字起こし)


<被ばくの強制>
この地球上に20ミリシーベルト/年という線量で“誰か住んでる”ところがあるんですか?
12/4柳沢裕子医師(文字起こし)


<チェルノブイリ事故27年の体験>
保養所に行きビックリした200人の官僚たちは日本に戻ってきて何か言ったのか?
12/4鎌仲ひと­みさん(文字起こし)


<子どもたちの保養>
補助金をどんどん打ち切っていくので私たちが横に繋がってやっていくことも非常に厳しい
12/4神田香織さん(文字起こし)







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