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01.16
Thu
東京電力數土会長(内定)
「我々はプレーヤーである。国の管轄下にあるルールとジャッジの中で精一杯誠心誠意やっていきたい」
1/15会見(文字起こし)
より、





東電新会長
「総括原価方式があるために日本の電力料金は韓国の2倍から3倍もする、アメリカの2倍もする」


フリージャーナリスト田中:
ビジネスモデルの大胆な転換、なかでも総括原価方式の大胆な転換とおっしゃっていたが、
私もそれには賛同します。
ところが総括原価方式、これこそが電力会社の力の源泉で、この力が政界を支配してきたんです。
だから福島原発事故の処理でどんなに赤字を垂れ流しても電力料金に転嫁でき、税金をつぎ込む事が出来た訳で、
また、政治家もこのお金と組織で選挙をさせてもらって、両方潤っている訳ですよ。
電力会社も政界も。
だからここにメスを入れるなんて言ったら、それはいことですが、
こんな書生じみたことを言っていたら遠からず新会長は…
はしごを外されてみじめ~な辞め方をしなくちゃならないと思います。
それについていかがお考えですか?

數土会長:
もうわたくしは惨めな気持ちになっております。
但し、やらなければならないという覚悟は決めたと。
おっしゃる通り総括原価方式は大変な問題ですけれども、しかしそれをやってきた結果(田中:そうです)
今、韓国の電気料金の2倍から3倍。
アメリカの電力料金の2倍。
これは政治家はもちろん、企業経営者・財界・国民が皆その現実をちゃんと理解しないとダメだと。
私は、現内閣はそれを十分知っておりまして、
私に対する要望も趣旨も「総括原価方式に関わるな、地域独占に関わるな」と明言しておられます。
これは本当に我々、あなたも、もっと真剣に質問してもらいたかったと
真剣さはよく伝わってきます。
だけども今の日本の、今日もいろいろ報道がありました。
おっしゃる通り日本の貿易赤字、これは大変なもの。
経常収支も赤字になっております。
これをこのまま放っておいていいのか、という危機感を、
それを再編するのには東京電力が非常に大きな影響力を持っている。
取締役、全員がそういう事を認識しております。
そう思い、今答えになるかどうかわかりませんけども、ええ。

田中:
いやいや答えになっていません。
メスを入れるんですか入れないんですか?

數土会長:
入れます。
メスじゃなくて一つ一つ丁寧に説明して、着実にやっていくと。

田中:いや、それは身内からも政界からも猛反対を食らいますよ。

數土会長:あのーー、申し上げますけれど、

田中:ハメられますよ

數土会長:
ええ、あのーー、ありがとうございます。
非常にそれは。
いますでにですね、東京電力は三つのカンパニーに分かれておりまして、
今まで15、たとえば15ある火力発電所の1キロワットアワー当たりのコストが、
社内外において確認され、開示はされておりませんでしたけれども、
今15の火力発電所の電力製造単価は社内では明記されておりまして、
15の火力発電所の単価、原価、だけでなく、
各火力発電所が複数持っていまして、総計90個ぐらいあると思います。
90ユニットの電力 単価の1位から90位まで全部出ていると思います。
これは何も、そういう事は普通の事であります。
で、それを開示していくと。
そういう事をやろうと思っております。

田中:開始して下さるんですか?

數土会長:
これは企業秘密ですから、企業の中でそれを開示して、
社外取締役にも開示される、そういう事だろうと思います。

司会:
ハイちょっと時間がありませんのであのー、ええ。えっと時間が過ぎますので、
あとお二人で第一部を終了させていただきます。





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