茨城県東海村の甲状腺検査結果24年11月~25年4月(6歳以下)
今回、中間報告がありました。
東海村の甲状腺検査中間発表 「現時点で不安ない」 茨城
産経新聞 1月31日(金)7時55分配信
東海村は30日、東京電力福島第1原発事故による健康への影響を調べるため、
村内の中学生以下の子供たちに実施した甲状腺の超音波検査の中間結果を発表した。
平成24年11月~25年9月末までに検査を受けた3600人のうち、何らかの異常があったのは約3割で、
専門医は「自然に存在する範囲で、現時点で村民に不安を与えるようなことはない」としている。
検査の結果、甲状腺内に20ミリ以上の嚢胞(液体がたまった袋)や5ミリ以上のしこりが認められるなど
「要精密検査」となったのは19人、小さなしこりなどで「経過観察」と判定されたのは1167人で、
合計で全体の約33%だった。
筑波大の原尚人教授(乳腺甲状腺内分泌外科)は
「他県の検査結果と比べても割合は低く、原発事故の影響は考えにくい」と説明。
一方、「影響が出るとすれば数年後。可能であれば継続的に見ていくことも重要」とした。
村は、同じ子供たちを対象に3年後に再検査を実施する予定。
検査は10年4月1日~22年4月2日に生まれた未就学児と
小中学生5932人を対象に、希望者に無料で実施。これまでに4041人から申し込みがあった。
【茨城】
甲状腺検診 異常19人 全体の0.5%
東京新聞 2014年1月31日
甲状腺超音波検診結果について説明する原教授=つくば市で
東海村は、東京電力福島第一原発事故による子どもの健康被害を調べる甲状腺超音波検診の中間報告を
三十日、筑波大付属病院(つくば市)で行った。
2013年9月までに受診した3600人中、
甲状腺異常で精密検査が必要と診断されたのは19人で、全体の0・5%だった。
結果について検診を指揮する筑波大の原尚人(ひさと)教授(甲状腺外科)は
「住民に不安を与えるものは何一つない」と述べた。 (林容史)
甲状腺に20ミリ以下の膿疱(のうほう)か5ミリ以下のしこりが見つかり
「経過観察」と診断されたのは1067人(32・4%)。
20ミリを超える膿疱か5ミリを超えるしこりが見つかった19人のほとんどが、しこりだった。
2、3歳児が3人ずつで最も多かった。
会見で原教授は
「悪性腫瘍が一人も見つかっておらず、精密検査の結果も心配するようなことは、まったくない。
現時点での甲状腺異常は、ほかに要因がある。(今後も)個人的には福島の影響は少ないと考えている」
と見解を示した。
検診は東日本大震災後に生まれた現在2~15歳の幼児と小中学生を対象に12年11月から始めた。
4041人が受診を希望し、9割に当たる3600人が検査を済ませた。
中間報告は今回で3回目。村は14年度中に最終報告をまとめる方針。
村は30日の会見で、検診の対象となった子どもたちに対し、
再検査を16年4月から無料で行うことを明らかにした。
東海村
甲状腺超音波検診の実施状況について
平成26年1月30日 東 海 村
【甲状腺超音波検診の状況】
東海村では,平成24年11月5日より小児を対象として「甲状腺超音波検診事業」を実施しておりますが,
今回は平成25年9月30日までの検診結果を公表します。
公表に当たっては,専門家を含む委員で構成された「東海村甲状腺超音波検診事業検討委員会」で協議の上,
本村としては,受診者やそのご家族の皆様のご心配に配慮し公表いたしております。
この検査は「スクリーニング検査」ですので,
通常の健康診断と同様に一定の頻度で「要精密検査」となる方がいらっしゃいます。
精密検査の結果「異常なし」となることもありますが,
原則的に要精密検査となった方には検査を受けていただくことをお勧めしています。

<結果区分について>
●異常なし : 甲状腺内に異常は認められない。
●経過観察 : 20mm以下の のう胞または5mm以下の結節あり。
●要精密検査 : 20.1mm以下の のう胞または5.1mm以上の結節あり。
または何らかの甲状腺の異常が疑われる。
たとえば、この検査結果の中から13歳を円グラフにしてみました。
13歳合計では「経過観察」が47.7%、「要精密検査」が0.8%で、
半数近くの49.5%にしこりやのう胞があったという事になります。

13歳男子は109人のうち45人の45%が「経過観察」

そしてなんと、13歳女子は「異常なし」よりも「経過観察」の方が人数が多いのです。
実施人数132人のうち、
「異常なし」が64人 で48%
「経過観察」が66人 で50%
「要精密検査」が2人 で2%
甲状腺にしこりやのう胞などの何らかの異常がある子どもの方が、以上がない子どもよりも多いなんて!!

筑波大の原尚人教授(乳腺甲状腺内分泌外科)
「自然に存在する範囲で、現時点で村民に不安を与えるようなことはない」
「他県の検査結果と比べても割合は低く、原発事故の影響は考えにくい」
「悪性腫瘍が一人も見つかっておらず、精密検査の結果も心配するようなことは、まったくない」
「現時点での甲状腺異常は、ほかに要因がある。(今後も)個人的には福島の影響は少ないと考えている」
「住民に不安を与えるものは何一つない」
茨城県東海村に限らず、東京都だって、このように検査をして欲しい。
1<チェルノブイリの今~福島>
「謎の甲状腺がんが増えているんですよ、福島で」12/9野呂美加さん(動画・文字起こし)
百万人に一人しか出ないと言われていたガンが、こういうふうに出ている。
検査している子どもの数からいって異常は確実なんですね。
チェルノブイリから離れているのに子どもを甲状腺がんで亡くした方の話↓
「甲状腺がんの転移で息子を亡くしたウクライナの父」
原発から600km年間1ミリシーベルトを超えるか超えないかの地域
OurPlanetTV (文字起こし)
茨城県から避難した方の話↓
<なんで茨城県?>将来が全く見えない県外避難者問題12/31報道するラジオ(文字起こし)
茨城県2位です↓
<定時降下物累計>全国都道府県別ランキング!!
(セシウム合計)2011年3月~2013年12月/原子力規制委員会公表資料より
常に1位か2位です↓
発表!日本全国都道府県水道水蛇口セシウムランキング(2013年10月~12月)
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貴重な情報をありがとうございます。
13歳で、半数が要経過観察!!!!
あり得ない!!
不安に思っている人を、不安がらせてはいけない。そう思って、私も大丈夫だ、そんなに心配するなと、いう事も有ります。
でも、専門家がその場しのぎの気休めを言って、良いでのでしょうか。
しこりが有るというのは、要観察というのは、健康状態が悪化している指標です。
13歳と言えば、まだ幼いともいえる年齢ですが、食べ物に気を付けたり、癌年齢になってきた人たちと同じような注意をしてほしいと、私は願います。
事故前の山下教授の調査では、しこりを持っている子供は、ほとんど居なかったですよね。
恐ろしいことです。