井筒とマツコ 禁断のラジオ(文化放送)
2014年03月13日
パーソナリティ:マツコ・デラックス、井筒和幸
寺島:
今週もはじまりました禁断のラジオ。
まずは素敵な方々をご紹介いたします。
映画監督の井筒和幸さんです。
井筒:
はいはい、はいはい、帰ってきましたで。
東北に行ってたんですよ僕。
寺島:おっ!コラムニストのマツコ・デラックスさんです。
ー略(チョコ配りながら下痢のはなし)ー
マツコ:
あのね、やっぱり正露丸っていうのはすごい薬だよね。
しばらく待っている止まるもんね。
寺島:映画パーソナリティーのコトブキツカサさんです。
コトブキ:よろしくおねがいします。
寺島:
さて、メールを頂いています。
岩手県にお住まいの方ですね。
東日本大震災から3年目の節目。
震災直後から国や政治家の腰の引けた対応には幻滅して信頼は失せてしまいました。
あのあと私は人間らしい行動をしているかが判断基準になりました。
現在の自民党政権は当時の民主党政権から「一緒に政策を」と打診がありましたが拒否。
実は自民党歴代総理の一人、鈴木善幸氏の故郷は岩手県の沿岸の出身。
早い話、先輩の故郷が壊滅しているのに、見ようとしないではないですか。
怒りの3年間でした。どうか訓読入れてくれませんか。
というふうに言っていますね。
おそらく政府からしてみると「頑張っている」というんですが、
地元の方、もしくはこの方も岩手ですけど、
そういう方からしてみると「全然やってないじゃないか」と。
井筒:
「やってない、やってない」ってみんないうてたわ、口々に。
僕ね、福島も行きました、仙台も行きました。盛岡にも行きました。
みんな同じ事言うてた。
もうね、福島の人は東京の人は誰もかまってくれない事についてムカついてガーガー言ってた。
もう、分かってないのよ、つまり本人たちも、どこがどないなっているのか。
どこがどないなっているのか分かっていなことに対してね、
「コントロールしてまんねん」とかね、そういう言い草をいうて、
それでね、オリンピック勝ち取ろうとかね、バカじゃないのかって思うよ。
寺島:2020年にはね、オリンピックが東京で開かれるのが決定しましたが、
井筒:勝ち取るためにウソ付いてるんだから
寺島:
当時安倍総理が言いましたもんね。
「完全にコントロールされている」と。
井筒:なんにもしてないね
寺島:
ね、もうあの時から分かってたんですけど、
「全然コントロールされていない」という見方をする方が沢山いらっしゃいますね。
マツコ:原発、普通に推進推進推進推進って、ずっと言ってるね、
寺島:
この後ですね、「東日本大震災から3年」というところでお話をしたいと思います。
それではですね、今日もこちらのコーナーに行きましょう。
「井筒監督の訓読入れたろか」
東日本大震災から3月11日で丸3年が経ちました。
あの時の事を「忘れちゃった」なんていう方は、恐らく一人もいらっしゃらないと思うんですけれども、
最新この震災関連のニュースもですね、以前ほど報じられなくなってきたっていう事も言われています。
ただ、被災地では今でも仮設住宅での生活を余儀なくされている人達もいるわけですね。
まだまだ、その復興復旧には多くの時間というものを費やしています。
特に福島ですね。
この原発事故、ここからですね、先ほど監督もおっしゃいましたけれども、
何か、原発に対する日本人の危機感っていうのが薄れていく一方で、
でも、今でも、こうやって放送している今でもですね、
もうどこかに汚染水が漏れちゃっているという状況です。
井筒:もう、漏れまくってるんじゃない。
寺島:
そんな中2月の20日です。
福島第一原発の敷地内に置かれた汚染水のタンクからですね、水が大量にあふれ出ているのが発見されました。
これは、タンクに入る汚染水をコントロールするという役割の弁がですね、開きっぱなしになっちゃった。
で、10数時間にわたって、満水のタンクへの汚染水がそそがれ続けて、
井筒:思いっきり出とったんや。
寺島:
溢れた汚染水は110トン。
この110トンというのは、一般家庭の浴槽だと、よくたとえられるんですが、
およそ500杯分。
井筒:言われても分からないけどね、実はね。
寺島:そうですね、じゃあ、500杯と言われてもね。並べたこともないし。
井筒:誰も分からないもん。
寺島:
で、検出された放射性物質の量がですね、1リットル当たり、これはβ線という種類で、
2億3000万ベクレルと言われていますね。
井筒:分からんとも言われています。
寺島:
でこの、2億3000万ベクレル、2億4000万ベクレル1リットル当たりというのは、
たとえばその原発事故後に見直された飲み水、飲料水の中の放射性物質で、
ま、ここまでだったら許されるという量が10ベクレルなんですね。
1リットル10ベクレルだったら、
コトブキ:全然アウトやん
寺島:1リットル10ベクレルだったらまあ、、それぐらいだったら飲んでもいいでしょうと。
コトブキ:え?
井筒:1リットルで10べくれるやったら、まあまあ飲んでええと。ほっほ~覚えとくわ。
寺島:で、今回漏れたのが1リットル2億3000万ベクレル、2億4000万ベクレル。
井筒:いちいち喫茶店でも「これ何ベクレルや?」いうてもええよね。
マツコ:
これ110トンで2億4000万ベクレルじゃなくて、1リットルで2億4000万ベクレル入っているものが、
110トン漏れたんだよね。
井筒:大変ですよ、もうこれは。
マツコ:110トン
コトブキ:普通は何?1リットルで10ベクレルなんですか?
寺島:だったら飲んでも大丈夫でしょうと言われているもの。
井筒:そんなもん、これガ―――って、誰かがのんだら、0.1秒で即死やんか、これ。
コトブキ:飲めませんって。
井筒:いやこれ、あぶないですよ。
寺島:
とんでもない。
ま、去年の8月、オリンピック招致合戦の最中にですね、やはり同じような事があって。
井筒:最中にね。
寺島:
1リットルあたり8000万ベクレルの汚染水、これが300トン漏れたことがあったんですよ。
この時は大騒ぎ
井筒:大騒ぎしているのに「日本はコントロールされてる」って言ってるんだもん。
寺島:だから今回単純計算すると、その3倍の濃さ。
マツコ:3倍ですね、2億4000万という。
井筒:
でも、もっと肝心なのはさっきの話やろ。
1リットルで10ベクレルが飲める範囲やいうて、それのどんだけ倍やねん、これ。
マツコ:
10と2億4000万って比べようがないし!
10と2億4000万って、もう分かんないもん。
井筒:分かるよ俺は。
コトブキ:分かりますか。
マツコ:10と2億4000万はわかるわよ。
コトブキ:そういう事じゃなくて、
マツコ:10と2億4000万が分からないって言うから、
ー略(2億4000万についてなんだかんだ)ー
井筒:
だからそれ位数字遊びをあきれ返ってしたくなくなる位に、もうあきれ返るっていう話でしょ。
ダメだよこんなのほんまに。
誰か操作したっていう話も出てまんがな、これ。
寺島:
ですからね、機械のトラブルじゃなくて、人がしでかしてしまった事をヒューマンエラーっていうんですけれども、
となるとですよ、やっぱりかなり現場で働いている、作業をしている人たちが疲れちゃっているって言う。
マツコ:「出てないや」と思って、開けちゃったっていう事でしょ、だから。
井筒:
「注水する配管の3個の弁のうち1個が2度にわたって誰かによって操作されていたかもわからん」
って発表してた。
寺島:「かもわからない」って。
コトブキ:え?「誰かのせいってことを?」
寺島:可能性もあるっていう事ね。
マツコ:
漏れてたから、管から漏れてたからこれじゃあダメだと思って閉めたんだよね。
それを二回開けちゃったと。
だからちゃんとそれが伝達されていたのかとか、
井筒:開け閉めも分からんのか・・・
寺島:
あとね、アラームが鳴るんですよ。
「いっぱいになっちゃって漏れてますよ」みたいなアラームがあるそうです。
鳴ってるんですよ。
鳴ったんだけど、「あれ、故障かこれ」っていう…。
コトブキ:はぁぁぁーーー!
マツコ:
だから、本当に故意にやっていたとしたらもう大問題だけど、
もっと問題だよね。
その意識がもうよく分かんなくなっちゃっている状態で仮に労働していたとしたら、
アラームが鳴っている事すらぼやーっとしている状態だとしたらもっと大問題だよね。
井筒:
この間もね、福島の漁協もものすごく怒ってはったけど、
ついこの間ですよね、魚からすごい高濃度の汚染魚がいっぱい、だから見つかったわけよ。
見つかったというか、揚げたらそういう事だった訳よ。
そんなものさ、どこの市場に出すんですか。
自分たちでも食べれない程のものを。
全部放棄や。
福島の魚なんか売れないわけよ、これ。
日本中がまずいわ、こんなもの。
こんなことがなんだか分かってきてるのにね、何の対応もしていないからね。
寺島:
で、妙な事にですね、先月の26日には、
突然福島第一原発の1、2号機の中央制御室。
あの全部が停電して真っ暗な中、懐中電灯で照らして数値をみてね、
そこのわきにペンかなんかで数値が書いてあったのをご覧になった方もいらっしゃるかと思うんですけれども、
そこを急に公開した。
井筒:公開したんだ。
マツコ:アレ何の意味があるんだろうね。
井筒:今まで公開していなくて、急にここにきて公開。
寺島:
だから一方では、「公開できるほどの余裕ができた」みたいな見せかけをしたいのか?
だけども一方では先ほど申し上げた通り、なんかヒューマンエラーが出てきている。
あともうひとつ困ったことに、ベテラン作業員がどんどん減っているんだそうです。
現場監督の方な人たちが。
何故か?って言ったら、線量がどんどん身体に溜まってきちゃっているわけで。
マツコ:もうそれ以上いちゃいけないってなっちゃうわけだ。
コトブキ:あーー。
井筒:いかれへん。
寺島:
5年間で100ミリシーベルトっていうふうに決められているんですけれども、
そこに近付いてきてしまっている。
そうすると、現場で目配りする、
これ単純に言うとですね、3000人の作業員がいたとすると、
最低でも現場監督のような人達は、目配りするような人達は、その1割ぐらいは必要だって言われているんです。
井筒:いないんだ、もう・・・。
寺島:その、熟練した人達がもう。おそらく不慣れなんでしょう。
マツコ:
本社でぬくぬくしている人の中には、だってみんな東電って原発から行くんだもんね。新入社員で。
だから、経験している人達はいっぱいいる筈だよ。
井筒:
行ってきてそれで嫌なら辞めたらいいじゃない、ね。
これ、2年も3年も経ってて、歯がゆい話やね、これ。
だって問題ってこれしかないんで、今日本で。
マツコ:監督、あれどう思った?
井筒:なにが?
マツコ:
私ね、もう都知事戦が終わったから言えるけど、
宇都宮さんだけだったらよかったのよ、あの主張だったら。
やっぱりさ、細川さんがさ、要はあれ政争道具に使った訳じゃん、福島を。
井筒:そうだよあれね、いうだけ言って。
マツコ:
もうそれだけじゃん!
あれでさ、ちょっとなんかさ、逆に興ざめしちゃった人多くない?
その原発問題に対して。
井筒:だからあれで余計話を隠してしまいやがったのよ。
マツコ:そうなのよ。なんかさぁ。
井筒:小泉と細川で。
マツコ:
アレ言いたかったんだけど、選挙中だからいろいろといえないじゃん。
だから言わないでいたんだけど、
なんかあれをやられた事で全然嬉しくなかったんだよね。
何かこれ、余計問題をさ、誤魔化してない?って言う
井筒:盗みやがったんよ。
マツコ:うん、もう本当やだった。
井筒:
あのかきまわした揚句に、その濃度を薄めやがったのよ。
ものすごく大事なことを。
「福島の原発どないすんや」いうことと、もう「沖縄の事」と二つしかないんですよ、日本の国って。
他に別になんにもないの。
靖国の参拝もへったくれもあるか、そんなもの。
福島に今ある1,2,3,4。
ね、4号機はなに、ガタガタガタ型あっちからこっちへ取り外ししてるよね、使用済み燃料。
あれはどこまで進んでるのやろうか?
あるいははたまた1,2,3の中で、
どれだけが溶けまくってどないなってるのかなんにもわかってない状態やいう事をね、
毎日のように言えよ。
さすがに最近東京でももう人が逃げなくなったもんね。
芸能人でもさ、すぐ何か田舎に逃げおったやついっぱいおったからね。
寺島:いらっしゃったみたいですね。
コトブキ:みたいね。
井筒:あたりまえじゃん。
コトブキ:ちょっと、なんで僕に言わせようとするんですか。
井筒:いたみたいですね、いうから。
コトブキ:聞いた話だとね、芸能人の家族の方とかね、
マツコ:
私、次の日収録してたから。それもどうかと思ったけどね。
今だからいろんな法案をさ、バッカみたいに通しちゃってるじゃない。
井筒:治安法案ばかりとおしやがってね、
マツコ:こんなこと、集団的自衛権どうのこうの言ってる前にこっちだろうと。
井筒:何にも出来てないんだから、コントロールが。
寺島:
ですからあの、この前もエネルギー基本計画のね政府の原案というのを取りまとめましたが、
そこにも、原子力はベースの、簡単に言ってしまえば「ベース電源だ」って、
マツコ:
だからさ、いろんな主張があってよくって、それも主張だけど、
「これどーにか分かってからそっちを言えよ」っていう話だよね。
いま言う、っていうのがすごいわ。
井筒:なにがベース電源だ。バカたれがほんまに。
マツコ:大臣がNHKに出て言ってたよ、この間も。
井筒:手こぎで発電しとけ、アホ!
2014年03月13日
パーソナリティ:マツコ・デラックス、井筒和幸
寺島:
今週もはじまりました禁断のラジオ。
まずは素敵な方々をご紹介いたします。
映画監督の井筒和幸さんです。
井筒:
はいはい、はいはい、帰ってきましたで。
東北に行ってたんですよ僕。
寺島:おっ!コラムニストのマツコ・デラックスさんです。
ー略(チョコ配りながら下痢のはなし)ー
マツコ:
あのね、やっぱり正露丸っていうのはすごい薬だよね。
しばらく待っている止まるもんね。
寺島:映画パーソナリティーのコトブキツカサさんです。
コトブキ:よろしくおねがいします。
寺島:
さて、メールを頂いています。
岩手県にお住まいの方ですね。
東日本大震災から3年目の節目。
震災直後から国や政治家の腰の引けた対応には幻滅して信頼は失せてしまいました。
あのあと私は人間らしい行動をしているかが判断基準になりました。
現在の自民党政権は当時の民主党政権から「一緒に政策を」と打診がありましたが拒否。
実は自民党歴代総理の一人、鈴木善幸氏の故郷は岩手県の沿岸の出身。
早い話、先輩の故郷が壊滅しているのに、見ようとしないではないですか。
怒りの3年間でした。どうか訓読入れてくれませんか。
というふうに言っていますね。
おそらく政府からしてみると「頑張っている」というんですが、
地元の方、もしくはこの方も岩手ですけど、
そういう方からしてみると「全然やってないじゃないか」と。
井筒:
「やってない、やってない」ってみんないうてたわ、口々に。
僕ね、福島も行きました、仙台も行きました。盛岡にも行きました。
みんな同じ事言うてた。
もうね、福島の人は東京の人は誰もかまってくれない事についてムカついてガーガー言ってた。
もう、分かってないのよ、つまり本人たちも、どこがどないなっているのか。
どこがどないなっているのか分かっていなことに対してね、
「コントロールしてまんねん」とかね、そういう言い草をいうて、
それでね、オリンピック勝ち取ろうとかね、バカじゃないのかって思うよ。
寺島:2020年にはね、オリンピックが東京で開かれるのが決定しましたが、
井筒:勝ち取るためにウソ付いてるんだから
寺島:
当時安倍総理が言いましたもんね。
「完全にコントロールされている」と。
井筒:なんにもしてないね
寺島:
ね、もうあの時から分かってたんですけど、
「全然コントロールされていない」という見方をする方が沢山いらっしゃいますね。
マツコ:原発、普通に推進推進推進推進って、ずっと言ってるね、
寺島:
この後ですね、「東日本大震災から3年」というところでお話をしたいと思います。
それではですね、今日もこちらのコーナーに行きましょう。
「井筒監督の訓読入れたろか」
東日本大震災から3月11日で丸3年が経ちました。
あの時の事を「忘れちゃった」なんていう方は、恐らく一人もいらっしゃらないと思うんですけれども、
最新この震災関連のニュースもですね、以前ほど報じられなくなってきたっていう事も言われています。
ただ、被災地では今でも仮設住宅での生活を余儀なくされている人達もいるわけですね。
まだまだ、その復興復旧には多くの時間というものを費やしています。
特に福島ですね。
この原発事故、ここからですね、先ほど監督もおっしゃいましたけれども、
何か、原発に対する日本人の危機感っていうのが薄れていく一方で、
でも、今でも、こうやって放送している今でもですね、
もうどこかに汚染水が漏れちゃっているという状況です。
井筒:もう、漏れまくってるんじゃない。
寺島:
そんな中2月の20日です。
福島第一原発の敷地内に置かれた汚染水のタンクからですね、水が大量にあふれ出ているのが発見されました。
これは、タンクに入る汚染水をコントロールするという役割の弁がですね、開きっぱなしになっちゃった。
で、10数時間にわたって、満水のタンクへの汚染水がそそがれ続けて、
井筒:思いっきり出とったんや。
寺島:
溢れた汚染水は110トン。
この110トンというのは、一般家庭の浴槽だと、よくたとえられるんですが、
およそ500杯分。
井筒:言われても分からないけどね、実はね。
寺島:そうですね、じゃあ、500杯と言われてもね。並べたこともないし。
井筒:誰も分からないもん。
寺島:
で、検出された放射性物質の量がですね、1リットル当たり、これはβ線という種類で、
2億3000万ベクレルと言われていますね。
井筒:分からんとも言われています。
寺島:
でこの、2億3000万ベクレル、2億4000万ベクレル1リットル当たりというのは、
たとえばその原発事故後に見直された飲み水、飲料水の中の放射性物質で、
ま、ここまでだったら許されるという量が10ベクレルなんですね。
1リットル10ベクレルだったら、
コトブキ:全然アウトやん
寺島:1リットル10ベクレルだったらまあ、、それぐらいだったら飲んでもいいでしょうと。
コトブキ:え?
井筒:1リットルで10べくれるやったら、まあまあ飲んでええと。ほっほ~覚えとくわ。
寺島:で、今回漏れたのが1リットル2億3000万ベクレル、2億4000万ベクレル。
井筒:いちいち喫茶店でも「これ何ベクレルや?」いうてもええよね。
マツコ:
これ110トンで2億4000万ベクレルじゃなくて、1リットルで2億4000万ベクレル入っているものが、
110トン漏れたんだよね。
井筒:大変ですよ、もうこれは。
マツコ:110トン
コトブキ:普通は何?1リットルで10ベクレルなんですか?
寺島:だったら飲んでも大丈夫でしょうと言われているもの。
井筒:そんなもん、これガ―――って、誰かがのんだら、0.1秒で即死やんか、これ。
コトブキ:飲めませんって。
井筒:いやこれ、あぶないですよ。
寺島:
とんでもない。
ま、去年の8月、オリンピック招致合戦の最中にですね、やはり同じような事があって。
井筒:最中にね。
寺島:
1リットルあたり8000万ベクレルの汚染水、これが300トン漏れたことがあったんですよ。
この時は大騒ぎ
井筒:大騒ぎしているのに「日本はコントロールされてる」って言ってるんだもん。
寺島:だから今回単純計算すると、その3倍の濃さ。
マツコ:3倍ですね、2億4000万という。
井筒:
でも、もっと肝心なのはさっきの話やろ。
1リットルで10ベクレルが飲める範囲やいうて、それのどんだけ倍やねん、これ。
マツコ:
10と2億4000万って比べようがないし!
10と2億4000万って、もう分かんないもん。
井筒:分かるよ俺は。
コトブキ:分かりますか。
マツコ:10と2億4000万はわかるわよ。
コトブキ:そういう事じゃなくて、
マツコ:10と2億4000万が分からないって言うから、
ー略(2億4000万についてなんだかんだ)ー
井筒:
だからそれ位数字遊びをあきれ返ってしたくなくなる位に、もうあきれ返るっていう話でしょ。
ダメだよこんなのほんまに。
誰か操作したっていう話も出てまんがな、これ。
寺島:
ですからね、機械のトラブルじゃなくて、人がしでかしてしまった事をヒューマンエラーっていうんですけれども、
となるとですよ、やっぱりかなり現場で働いている、作業をしている人たちが疲れちゃっているって言う。
マツコ:「出てないや」と思って、開けちゃったっていう事でしょ、だから。
井筒:
「注水する配管の3個の弁のうち1個が2度にわたって誰かによって操作されていたかもわからん」
って発表してた。
寺島:「かもわからない」って。
コトブキ:え?「誰かのせいってことを?」
寺島:可能性もあるっていう事ね。
マツコ:
漏れてたから、管から漏れてたからこれじゃあダメだと思って閉めたんだよね。
それを二回開けちゃったと。
だからちゃんとそれが伝達されていたのかとか、
井筒:開け閉めも分からんのか・・・
寺島:
あとね、アラームが鳴るんですよ。
「いっぱいになっちゃって漏れてますよ」みたいなアラームがあるそうです。
鳴ってるんですよ。
鳴ったんだけど、「あれ、故障かこれ」っていう…。
コトブキ:はぁぁぁーーー!
マツコ:
だから、本当に故意にやっていたとしたらもう大問題だけど、
もっと問題だよね。
その意識がもうよく分かんなくなっちゃっている状態で仮に労働していたとしたら、
アラームが鳴っている事すらぼやーっとしている状態だとしたらもっと大問題だよね。
井筒:
この間もね、福島の漁協もものすごく怒ってはったけど、
ついこの間ですよね、魚からすごい高濃度の汚染魚がいっぱい、だから見つかったわけよ。
見つかったというか、揚げたらそういう事だった訳よ。
そんなものさ、どこの市場に出すんですか。
自分たちでも食べれない程のものを。
全部放棄や。
福島の魚なんか売れないわけよ、これ。
日本中がまずいわ、こんなもの。
こんなことがなんだか分かってきてるのにね、何の対応もしていないからね。
寺島:
で、妙な事にですね、先月の26日には、
突然福島第一原発の1、2号機の中央制御室。
あの全部が停電して真っ暗な中、懐中電灯で照らして数値をみてね、
そこのわきにペンかなんかで数値が書いてあったのをご覧になった方もいらっしゃるかと思うんですけれども、
そこを急に公開した。
井筒:公開したんだ。
マツコ:アレ何の意味があるんだろうね。
井筒:今まで公開していなくて、急にここにきて公開。
寺島:
だから一方では、「公開できるほどの余裕ができた」みたいな見せかけをしたいのか?
だけども一方では先ほど申し上げた通り、なんかヒューマンエラーが出てきている。
あともうひとつ困ったことに、ベテラン作業員がどんどん減っているんだそうです。
現場監督の方な人たちが。
何故か?って言ったら、線量がどんどん身体に溜まってきちゃっているわけで。
マツコ:もうそれ以上いちゃいけないってなっちゃうわけだ。
コトブキ:あーー。
井筒:いかれへん。
寺島:
5年間で100ミリシーベルトっていうふうに決められているんですけれども、
そこに近付いてきてしまっている。
そうすると、現場で目配りする、
これ単純に言うとですね、3000人の作業員がいたとすると、
最低でも現場監督のような人達は、目配りするような人達は、その1割ぐらいは必要だって言われているんです。
井筒:いないんだ、もう・・・。
寺島:その、熟練した人達がもう。おそらく不慣れなんでしょう。
マツコ:
本社でぬくぬくしている人の中には、だってみんな東電って原発から行くんだもんね。新入社員で。
だから、経験している人達はいっぱいいる筈だよ。
井筒:
行ってきてそれで嫌なら辞めたらいいじゃない、ね。
これ、2年も3年も経ってて、歯がゆい話やね、これ。
だって問題ってこれしかないんで、今日本で。
マツコ:監督、あれどう思った?
井筒:なにが?
マツコ:
私ね、もう都知事戦が終わったから言えるけど、
宇都宮さんだけだったらよかったのよ、あの主張だったら。
やっぱりさ、細川さんがさ、要はあれ政争道具に使った訳じゃん、福島を。
井筒:そうだよあれね、いうだけ言って。
マツコ:
もうそれだけじゃん!
あれでさ、ちょっとなんかさ、逆に興ざめしちゃった人多くない?
その原発問題に対して。
井筒:だからあれで余計話を隠してしまいやがったのよ。
マツコ:そうなのよ。なんかさぁ。
井筒:小泉と細川で。
マツコ:
アレ言いたかったんだけど、選挙中だからいろいろといえないじゃん。
だから言わないでいたんだけど、
なんかあれをやられた事で全然嬉しくなかったんだよね。
何かこれ、余計問題をさ、誤魔化してない?って言う
井筒:盗みやがったんよ。
マツコ:うん、もう本当やだった。
井筒:
あのかきまわした揚句に、その濃度を薄めやがったのよ。
ものすごく大事なことを。
「福島の原発どないすんや」いうことと、もう「沖縄の事」と二つしかないんですよ、日本の国って。
他に別になんにもないの。
靖国の参拝もへったくれもあるか、そんなもの。
福島に今ある1,2,3,4。
ね、4号機はなに、ガタガタガタ型あっちからこっちへ取り外ししてるよね、使用済み燃料。
あれはどこまで進んでるのやろうか?
あるいははたまた1,2,3の中で、
どれだけが溶けまくってどないなってるのかなんにもわかってない状態やいう事をね、
毎日のように言えよ。
さすがに最近東京でももう人が逃げなくなったもんね。
芸能人でもさ、すぐ何か田舎に逃げおったやついっぱいおったからね。
寺島:いらっしゃったみたいですね。
コトブキ:みたいね。
井筒:あたりまえじゃん。
コトブキ:ちょっと、なんで僕に言わせようとするんですか。
井筒:いたみたいですね、いうから。
コトブキ:聞いた話だとね、芸能人の家族の方とかね、
マツコ:
私、次の日収録してたから。それもどうかと思ったけどね。
今だからいろんな法案をさ、バッカみたいに通しちゃってるじゃない。
井筒:治安法案ばかりとおしやがってね、
マツコ:こんなこと、集団的自衛権どうのこうの言ってる前にこっちだろうと。
井筒:何にも出来てないんだから、コントロールが。
寺島:
ですからあの、この前もエネルギー基本計画のね政府の原案というのを取りまとめましたが、
そこにも、原子力はベースの、簡単に言ってしまえば「ベース電源だ」って、
マツコ:
だからさ、いろんな主張があってよくって、それも主張だけど、
「これどーにか分かってからそっちを言えよ」っていう話だよね。
いま言う、っていうのがすごいわ。
井筒:なにがベース電源だ。バカたれがほんまに。
マツコ:大臣がNHKに出て言ってたよ、この間も。
井筒:手こぎで発電しとけ、アホ!
「全ベータ2億3000万ベクレル/リットルが100トンこぼれました」
東京電力臨時記者会見2/20(文字起こし)
事故から3年 相次ぐミス 作業員が語る疲弊する現場3/10報道ステーション(内容書き出し)
原因は“人為的ミス”
温度計に規定以上の電圧をかけたために壊れたのだ。
その翌日(2月19日)には
1リットル当たり2億4000万ベクレルもの超高濃度汚染水が100トンも堰の外に漏れた。
これも“人為的ミス”と見られている。
閉めておかなければならなかった3カ所のバルブが全て開いていたため、
汚染水は本来のタンクではなく、ほぼ満杯だった別のタンクに入ってしまい溢れてしまったのだ。
「被ばく労働というのは、そういうある割合で死ぬのを前提とした労働なんです」
なすびさん3/15さようなら原発 (文字起こし)
井筒とマツコ 禁断のラジオ(文化放送) 2014年03月13日 文字起こしブログ
<禁断のラジオ:前半>汚染水漏れ・ヒューマンエラー・都知事選・他
「なにがベース電源だ。バカたれがほんまに」井筒とマツコ3/13(文字起こし)
<禁断のラジオ:後半>田村市都路地区避難指示解除
「なんかさぁ、人柱にされてる気がするんだよね、住民の人が」井筒とマツコ3/13(文字起こし)
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コメント
ホントにそうですよ。
「なにがベース電源だ。バカたれがほんまに。」
「手こぎで発電しとけ、アホ!」
国家が理科が外交がソウリが行政が議会や議員が学者学問が
ありとあらゆる御用権威が、福島原発が溶け出しているのと
軌を一にして蕩けだしています。ソ連が倒壊したのはアフガン
だとかチェルノブイリだとか言われていますが、日本はたった
3年で福島がトロトロしてみんな価値観そろって蕩けだしました。
福島原発のマシンなんて変化の厳しい日本ですからもう2,3年
たったら腐れてボロボロのトロトロですよ。水をかけて冷却をと
推奨容認していた既存の連中含めて、最低なんです。
10年先どうなっているのか、判った話しです。
日本に不足なのはただただリテラシーのある人民をそろえて
来なかった明治以来の国の成り立ちだと諦めないといけない
ことになっているんです。
「なにがベース電源だ。バカたれがほんまに。」
「手こぎで発電しとけ、アホ!」
国家が理科が外交がソウリが行政が議会や議員が学者学問が
ありとあらゆる御用権威が、福島原発が溶け出しているのと
軌を一にして蕩けだしています。ソ連が倒壊したのはアフガン
だとかチェルノブイリだとか言われていますが、日本はたった
3年で福島がトロトロしてみんな価値観そろって蕩けだしました。
福島原発のマシンなんて変化の厳しい日本ですからもう2,3年
たったら腐れてボロボロのトロトロですよ。水をかけて冷却をと
推奨容認していた既存の連中含めて、最低なんです。
10年先どうなっているのか、判った話しです。
日本に不足なのはただただリテラシーのある人民をそろえて
来なかった明治以来の国の成り立ちだと諦めないといけない
ことになっているんです。
simpleズ! | 2014.03.18 06:53 | 編集