牛山元美医師(さがみ生協病院)
2014年3月18日
文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/k1Pv7KyuK9c?t=1h46m1s

井戸川元双葉町長:
実例を申し上げたいと思います。
私は12日の爆発の時頭から放射能を浴びました。
で、浴びて、その夜医大に行って、証拠を残そうと思ってホールボディチェックをやったんですけど、
最近そのデータを見ましたけれども、まだ本心としては納得できないということで、
当初から鼻血は出ましたね。
あと喉は全く変わりました。
甲状腺にのう胞があるというのは2年前に発見して、
ま、何回か調べていますけれども、のう胞の時に細胞診で採って、癌ではないと言われたんですけれども、
ただ最近は、ここのチクチクがですね、感じられるようになって、この辺のところに、喉。

牛山:外ですか?
井戸川:
中側ですね。
で、チクチクするのと、去年の暮れあたりからだんだんと、この辺(首のあたり)だったんですけど、
だんだんとここら辺(喉の付け根あたり)まで広がってきた。
牛山:チクチクした感じが
井戸川:
重いというか、なんとなくおかしな。
で、今は収まりましたけれども、1ヶ月、2ヶ月ぐらい前は胃袋までひどくてですね、
朝起きてみないと、自分の状態というのが分からない位になっていて、
一時期は声を出すのもつらかったですね。
だから、いどんな状況が進んでいる。
今はどういう状況かというと、肩から手にかけて痺れるんですね。
ま、いろいろな。
白内障は当然なっています。
そういう状況に今なっているんで、
私はもうモルモットとしてね、検体として皆さんの研究になるしかないなと、
そんなふうに思っているんですね。
あまりに有名なもんだから、どこに行ってもお医者さんにかかれない状態で、
井戸川の検体を一番欲しがっているのは日本政府で、福島県立医大なんですよ。
いかに彼に渡さないかという事で今戦っているんですね。
そんなことで、どうなんでしょうね。
どの位今進行しているんでしょうか?
牛山:
放射能を沢山浴びられたとはもちろん思います。
ただそれ以外にいろんな埃を沢山吸っただとか、いろんな化学物質も吸われていると思います。
すごいストレスもかかっていると思いますし、
そんな事で、これ、喉というのは一度気になりだすと、放射能と関係なく聞いていただいて。
喉はわりと一度気になるとずっと気になるんです。
昔からよく「ヒステリーのボールが詰まる」というんですけど、
一度「のどがなんかいがらっぽいな」と思うとずっといがらっぽくなっちゃう。
で、耳鼻科に行って気管支鏡というちょっと簡単なファイバーで見てもらうと、
「ちょっと赤くなっているかな」と思う位なんです。
それで少し炎症を下げるお薬とかを飲んでもらうと少し楽になるけどまたいがらっぽくなっちゃう。
そういう方に実は漢方薬で半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)というのがありますけど、
紫蘇とかが入っていて、なんか気分がちょっと良くなる様なお薬なんです。
それを飲むと結構、もう江戸時代からなんですけど、
それで喉の塊が落ちると言われていて、
どちらかというと精神的な何か不安感というのは喉に来やすいと言われています。
だから、放射能の影響ももちろんあるかもしれない。
金属製のいろんなものを吸われた可能性ももちろんあります。
特にお疲れもあるしストレスもあります。
そのストレスの中でもしかしたらそういうことも起きてきている可能性はあります、
ちゃんと耳鼻科には行かれているんですよね?
井戸川:
あの、ま、ヒリヒリ痛くなった時にですね、内視鏡みたいなので見てもらったら、
「血が出てる」と言われて、そしてもらった薬が止血剤だったんです。
で、別のドクターに聞いたら「それは飲むのを止めなさい」と言われて、止めたままなんですね。
だから、ヒリヒリ痛い時はもう出血してたんです。
私はやっぱり相当なものを吸っているんですね。
医大で測ったデーターを見ても何10万ベクレルのヨウ素被ばくをしていますから、
だからうそじゃないんですね。
牛山:鼻血も出たんですか?
井戸川:もちろん出てます。
牛山:目はどうでした?
井戸川:目は白内障です。
牛山:結膜炎は出ましたか?
井戸川:それは出てないです。
牛山:
実は福島にいらっしゃる原爆症とかの一番得意な先生がいらっしゃって、
その方に私がお話を聞いた時に、
鼻血が、ホットパーティクルがもし鼻の粘膜に入ってついて、それによって出血したのであれば、
「目の方から絶対に出血する」って言われたんですよ。
目の結膜の方がホットパーティクルを浴びるだろうと。
だから、「目から血が出ないんだから、鼻から出ているのは関係ない」とかといわれて、
「そうですか・・・」といって私は
井戸川:それは決められないと思いますよ。
牛山:
決められないと思います。
ただ、すごく経験のある原爆症をずっと診てこられた方なので、
そういう意見が今の医学的なあれなのかなと思っています。
ただ、そういう目じゃなく慎重に、謙虚にお話を聞いていかないといけないと思うので、
せひデータをきちんと早く残していきたいので教えて下さい。
田島:井戸川さんに質問しちゃっていいですか?
井戸川:はい。
田島:外部被ばく、内部被ばくの推定というか、計算をして下さいと頼んでしてもらった事はありますか?
井戸川:
いや、それもですね、まだ始めてないんですよ。
で、一番最近の情報、
少しずつ情報を積み上げしているんですけど、
最近の情報で「あ、これだ」と思ったのは、
16日のNHKの9時からの特集の中で、
双葉町 上羽鳥(ふたばまち かみはとり)の線量が前は1.59ミリ―ベルトだったという事で公表されましたね。
ところがNHKのあの番組では4.6ぐらいあったんですよ。
だから、いかに福島県が我々には間違った情報を出していたんだという事が分かったんですね。
その情報というのは私は直接福島県庁からグラフと数値。
1時間ごとの数値を持っていますので出させました。
それと今度放映したのでは、3倍近い、改造をしていたんだなという事が分かったために、
自分は1.5ミリシーベルト1/hを浴びたのか?
私は持っていたんですよ、線量計を。
でも持っていても線量計が降り切れちゃって測り様がなかったんです。あの現場では。
だから測り様がない程浴びた。
しかし、いくらか分からないけど今度のNHKで4.6ミリシーベルト/hですからね。
すごい線量を浴びているはずなんですけれど、
やっぱり「どうした?」って居た人達に聞くと喉が一番悪いんですね。
みんな喉が痛い。
肺浮腫というのも一人いました。
いままだ●にしていますけれども「肺浮腫になったんだ」というのを今日初めて聞きました。
あとは、毎日聞くんですよ、顔を合わせると。
そうすると「喉がおかしい」とかそういうものが出ています。
あと腎臓が癌になったとか、肺がんもちょっと、「異常な肺癌だ」と。
入口がね、肺の入口が癌になったと。
「考えられないね」って、それはおばあさんなんですけど。
子どもじゃないんですよ。
もう大人と私はしゃべっていて、大人からどんどん出てきているんですね。
田島:
ありがとうございました。
今井戸川さんのお話しの中にあったNHKでやったっていうのは16日ですね、日曜日ですね。
それの再放送が明日(19日)の夜中にある。

http://youtu.be/k1Pv7KyuK9c?t=1h54m24s
岩路(報道ステーション ):
冒頭にみなさんが見て下さった報道ステーションをやっています岩路と申します。
よろしくお願いいたします。
今回は評価が高かったのでちょっと嬉しかったんですけど、ー拍手ー
ありがとうございます。
ちょと先生にお伺いしたいのが、
番組の中でも取材したんですが、共同診療所の松江先生が
「850人ぐらい診断をしていて、その4割ぐらいの人に甲状腺に蜂の巣状ののう胞が沢山出来ている」
という話があったんですけど、
これが僕らは放射能の影響かどうかというのは全く確信が持てなくて、
番組でも使ってなかったんですけれども、
松江先生が言うには
「甲状腺の機能障害というのが子どもたちに起きつつあるのではないか」という事を言われていたんですが、
このへんの甲状腺の機能障害というのは、放射能との関係。
それからいま3年位ですよね、2年、3年といった時期に現れるのかどうか?
この辺ってどういう指針になるのか、ちょっと教えていただければと。
牛山:
私が聞いた、ベラルーシでは、最初の時は腫瘍ができてきただけなんですね。
で、甲状腺の検査とかもあんまり出来ていなかったんですね、当時は。
だけど今の時代、20何年経って今のベラルーシでは、いろんな甲状腺の自己免疫疾患。
さっきバセドウ氏病とか橋本病とか言いましたが、
いろんな機能不全。
機能が行進したり、機能が低下したりという、甲状腺のホルモンの異常がいっぱい出ています。
そのための内分泌腫瘍センター、内分泌センター、内分泌の教授とかが山ほどいて、
そういう方達の病院もある位です。
とても、その、甲状腺の機能障害の様な病気は確かに増えています。
ただ、それは今のベラルーシであって、じゃあ日本ではどうなのか?と言うと、
日本で、私とかいろんな先生方が甲状腺のホルモンのチェックを一緒にしているんですけど、
今のところ子どもの甲状腺のホルモンに異常が出たというのはほとんどないです。
甲状腺にたいする自己免疫疾患は日本でずっともう親子で続いていく、
いわゆる帰属性のものだったり遺伝的なものが多かったので、
お母さんとかお父さんに少しそういう気があるとお子さんにも、抗体と言いますけど、
自己免疫疾患があったりとかしています。
それは今でも同じなんですけれども、特に増えているような感じはないと思います。
本当に小さなお子さんから、血を採るだけでもすごく泣いちゃってかわいそうだし、やりたくないんですけど、
でも、なにかそれこそ「異常が出てくるのかしら」という思いで採血をしていますけれども、
今のところはないですね。
で、その「蜂の巣状の」というのはもしかして、
私もそんなに専門家じゃないんですけど、
胸腺みたいなものなのかしら?
それとも「多発性のう胞」って確かにあることはあります。
んー、ただ、甲状腺には「コロイドのう胞」というものに見えるのう胞があるんですね。
ちょっとこまかい話になりますけれども、
黒い液体の中に白い塊みたいなものが見える、そういうのう胞があって、
それが沢山あることって結構あるんですよ。
でもそれが何なのか?
それこそ解剖して採ってみればわかるかもしれないけれど、
そこまでやらないうちにだんだん消えてきたりとか小さくなってくると、
小さくなってきちゃえば「あ、胸腺だったね」と言うし、
でも胸腺じゃなくて、分からないままみんな無くなっちゃうこともあって。
わかりません。
小さなお子さんの甲状腺に針を刺すのもみんな抵抗もありますし、
あの、そんな感じですね、今のところは。
岩路:
私は鈴木眞一さんの説明を2回聞いたんですけれども、
あの先生はお子さんに数珠状の数珠の様にできるものについては
「これは心配ありません」と特に強調して言っていました。
お母さんが一番心配するからね、余計に
「これはなんともないです」
「透明感のあるものだったら、もう全然、なんにも問題ありません」と強調していました。
たぶんそこのところがね、心配が解けないんじゃないかと思って、
牛山:
そのコロイドのう胞と言うのが多分甲状腺の本来の姿なんだと
本来の、沢山ホルモンを作った塊が見える状態じゃないかと言われているんです。
だから、「病気じゃなくて」という意味だと思うんですけれども、
ただ、わからないんです。
子どものエコーも昔はやっていなかったので。
分かりません。
鈴木先生がそうおっしゃるならそれで…。
分かりません。
岩路:ありがとうございました。
ーーおわりーー
子どもの内部被ばくと学校現場より一部抜粋
「放射能防護プロジェクト」に参加している三田茂さんという医師がいます。
この3月に小平市の病院を閉院して、東京から岡山へ移住することを決断されています。
今年3月11日に、『報道ステーション』で古舘伊知郎さんが甲状腺がんの特集をやりました。
古舘さんは三田先生にも取材に行っています。
三田医師は、東京・関東の子どもたちの血液、特に白血球の数値が低くなっている、と明らかにしました。
それは柏市や三郷市のようなホットスポットだけでなく、
埼玉市や川崎、横浜、相模原の子どもたちの数値も悪くなっている、と指摘しました。
話を聞いた古舘さんたちは驚いて、「先生の名前と顔が出るが、話していいのか」と聞きました。
三田先生は「大事なことだから、きちんとした良い番組を作ってくれるなら出して構わない」と、OKを出しました。
ところが、数日後に連絡が来て、「実は東京が危ないということは報道できない」と、全面カットになったそうです。
福島だけの問題になってしまいました。
三田先生は、他の医師にも
「甲状腺エコー検査機器を共同で買って、治療し直しましょう」と呼びかけているのですが、反応がない。
多くのテレビ局や新聞社からも、「東京の子どもの健康問題はどうなっているんだ」と取材を受けていますが、
一本の記事にも番組にもなっていません。
今のマスメディアは、「東京は安全だ、危険なのは福島だ」という情報操作がなされているのです。
NHKスペシャル メルトダウンFile·4 放射能大量放出の真相 140316... 投稿者 plutoatom1
NHKスペシャル メルトダウンFile·4 放射能大量放出の真相 140316... 投稿者 plutoatom1
【放射線被ばくを学習する会】「臨床医が見たチェルノブイリ、福島の現状」
2014年3月18日 牛山元美医師 文字起こしブログ
1.「やっぱりこれは大気中核実験どころじゃない被ばくを私たちはしているんじゃないか」
2.「医療被曝も本当は身体に悪いんだよ」
3.「当初鼻血を出した子が甲状腺癌や白血病になったの?」
4.「事故当時0歳~4歳位の子ども達が、ずーっといつの年代でも一番甲状腺癌を発症している」
5.「気にしちゃいけないんでしょ?」って。 「いや、これは気にした方がいいです」
6.IAEAと福島医大「福島の悲劇を奇跡に変えよう!」 「は?」
7.~相模原・町田など65名の甲状腺エコーと白血球検査結果~
8.質疑応答「ベラルーシでの癌のタイプ・他」
9.質疑応答「井戸川元双葉町長&報道ステーション現場」
2014年2月14日
三田茂医師講演会文字起こしブログ
1.<甲状腺基礎知識> 「甲状腺がん・甲状腺腫瘍は 内分泌内科ではなく、耳鼻科や頭頸部外科」
2.<甲状腺疾患>「今後は今までの常識とは違う」
3.<血液検査>「ホットスポットに住む4歳男子」
4.<白血球・好中球・リンパ球> 「小児で全体的に大きく減少」
5.<白血球異常> 「前は2回測ってもいなかった地域の子から異常が出始めるようになった」
6.<質疑応答1> 「僕が東京を出て岡山に行く理由」
7.<質疑応答2> 「だけど、医師会は動かなかった」
8.<質疑応答3> 「"観察した結果好中球が減った"というのが僕の結論です」
2014年3月11日 報道ステーション 内容書き出しブログ
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@iPatrioticmom
「被曝医療には米国の影がちらつくため、政府も容易に手を出せない。」
「放影研が興味深いのは、日米両国の政府により運営されていることだ。毎年、日本政府から二十億円、米国から十億円程度の資金が提供されている。被曝の長期的影響に関するデータを熱望する米国とは、データの取り扱いに関し、時に外交問題となる。」
「被曝ムラ」という名のアンタッチャブル
この程度の知見しかない研究者が、なぜリーダーになれるのだろうか。それは、広島・長崎の医師を中心とした集団が、我が国の被曝医療を独占しているからだ。
「我が国の被曝研究は、一九四七年に米国が設置した原爆傷害調査委員会に始まる。この組織の使命は被爆者の健康調査であった。一九七五年、財団法人放射線影響研究所(放影研、広島と長崎に設置)に引き継がれ、現在も九万人以上の被爆者を追跡調査している。」