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04.20
Sun
2014年4月18日金曜日 東京電力会見

2014041831.jpg

アルプス漏えい事故

39:05
テレビ朝日松井:
アルプスの中での今日初めて出てきた話のHICから漏れたものの話なんですが、
「順に作業員に聞いていくと新しい事実が分かってくる」
これはまあ、それはそれでいい事なんですけど、
昨日までの尾野さんの説明では、
「作業員は傍にいなくて、もともと線量が高いので配置はなく、テレビカメラなどで見る配置にしていた」
という説明が当初あったんですが、
その説明自体が誤りだったという事なんでしょうか?

尾野:
えっと、そうではございませんで、私が申し上げたのは、
HICのなかを覗き込み続けているのは線量を浴びますから、
HICの側の様子を見るというのは、カメラを使って見るような施設があるので、
受け手側ではカメラで見ていると。
カメラの画面を見るというのが通常ですという事です。

松井:
そうすると、この作業員Aですか、「脱水ポンプを担当する」ですから、
このAとBのそれぞれの人間が連絡が取れていなかったから今回こういう事が起きたと書いてあるんですが、
今のお話ですと、このこぼれるHICの目の前には元々いないという事なんですか?

尾野:
こぼれるHICのすぐわきにモニターがある
あ、「こぼれるHIC」というのは非常に言葉が悪いですね、
受け手がわのHICのわきにカメラのモニターがある。
ですから、そちら側で監視をしていると。
監視の方法として、直接覗き込むという事ではなくて、カメラを通じて監視をするという方法だったという事です。

松井:
状況がわかりました。
そうするともともとこの作業員は自分で目視をするのではなくて、モニターで見る役割だったのが、
この人間がいなかった。

尾野:連携ミスで、配置する前に送りだしてしまったと。

松井:
それに対しては以前ノッチタンクで同じような事があって、非常に初歩的な事があったので、
これについて今回、今日の特定原子力の方でもいくつか発表があったようなんですが、
この「TBM―KY」というのはこれはなにかの略だと、これなんでしたっけ?

尾野:ツールボックスミーティング

松井:ツールボックスミーティング

尾野:はい。KYは危険予知です。
ですから通常ですと、
現場に行ってツールボックス、要は作業をする場所で、工具箱のすぐわきで、最終確認と安全の確認、
それからこの作業でこういう事が危ないからこういう事を気を付けよう。
あるいは、作業ミスとしてこういう事が起こりやすいから気をつけようということを、
いわゆる現場で気を引き締める活動というのがございまして、
それを「TBM―KY」というふうに言っております。
ま、こういった様な事が今なかなかやりにくい
といった事が一つあるのではないかということでありました。

松井:
で、これそれぞれAとBがやっていなかったという事もそうなんですけど、
これを監督する人間は現場にはいなかったんですか?

尾野:そうですね、結果として、あの…十分な監督が出来ていなかったという事だと思います。

松井:
という事は、今回たまたまと言いますか漏れた事があったんですが、
これまでも、漏れる事はなかったんだが、こういう運用があったという事は否定しないという事ですか?

尾野:
あの…、そうですね、現場の作業の中で、必要な人間が配置されていますが、
現場の工事の担当者というものが常にその場所に居る、居られるという事は
必ずしもケースによって違いますから、
ですのでそういったところにもいくつか反省点はあるのかもしれないんですけれども、
え…、大事なこととして、作業段取りの最終確認が当人同士、
あるいは現場をある意味束ねる側という側で、上手く動かなかったのが一つ反省でしょうという事です。

松井:
これ、作業員の個々のレベルをどうこうするつもりは全くないんですけど、
そうすると、今日同じチームでやる人達が顔を合わせないまま仕事をしているというケースが
あったという事なんですね。

尾野:
「顔を合わせないまま」といういい方がどうか、という事ですけど、
ま、現場での連絡連携というのが上手くいかなかったという、ことですね。

松井:でも「上手くいかない」って、顔を合わせないでやってしまった訳ですよね?

尾野:
あの、その場で…え…、そういう意味ではあの、・・・、
サイン交換が十分にできなかったと、いうことです。

松井:
えっと、先程の会議ではなんか外国の方だというふうな情報が入っていたようなんですが、
そういう事もコミュニケーション不足の一環なんでしょうか?


尾野:
えっと…、必ずしもそういう事ではないかと思いますが、
あの、いずれにせよ作業を行う上で、受け手と出し手という事ですから、
これはしっかりコミュニケーションが取れるような形でやるというのが当然必要な事ですから、
そのような事をしていきたいと思います。


44:34
共同通信国分:
後、アルプスのですね、先程のオーバーフローの件なんですが、
受け手側の方がいなかったという事ですが、
受け手側の方は通常であれば、送り手が水を送ったというのを確認して、
先程、どういう事をしなかったために溢れたという事なんですか?


尾野:
これはですね、
まず作業を始める前に「お互い配置についたよね」っていうのを確認するっていうのが
いの一番に大事でございまして、
送っている側は(受け手が)ついていると思っていたし、
ついている側はまだついていなかったけれども、
「始める時に言ってくれると思っていた」という部分があるようでございますから、ですから、
そういった意味ではお互いに「配置についたね」という確認をしていなかったというところが、
ま、間違いの……、防ぐ最後のポイントをミスしてしまったと、いう事ではないかというふうに思います。


共同通信:
受け手側の方がもし予定通り持ち場についていれば、
たとえば、溢れそうになった時に止めるとか、そういう事が出来たということですか?

尾野:
そうです。
送り手側に「止めろ」という事を合図をする事が出来る訳ですから。


46:30
フリー木野:
アルプスのオーバーフローなんですけれども、
連絡がうまくいかなかった理由の一つに、この紙を見ると24のところなんですけれど、
「簡単に通信機器等での交信もできなかった」とあるんですが、
これはどういう事でしょうか?

尾野:
ま、あの、お互いに簡単に連絡を取れるツールがあればより良かった。
要は、汚い場所から送る訳なので、そこ全体が養生されている関係で、
ま、外の様子が直接見えるという様な環境ではなかったという事です。
ですから、あの、ま、そういう状態でもすぐに簡単に連絡できるようなことであれば、
「もう少し誤りが減ったんではないか」という様な、環境要因という事です。

木野:
すみません、ちょっと良く分からないんですけれども、
もちろんその、目の前に人がいて見えればですね、いるかいないか当然分かるんですけれども、
環境要因というか、これは通信手段というのは、
通信じゃなくて見えたか見えないかという、そういうレベルなんですか?


尾野:
ですから見えない状態でもすぐに連絡が取れるような、
インターフォンみたいなものでやり取りしていればこういう失敗はないよね、というそういう意味です。


木野:今まではどうやって連絡をしていたんでしょう?

尾野:
これはですね、あの、「それぞれ配置につきましたね」という事でやっていたような事でございますけれども、
あのー具体的に、あのーー、なんていうんですかね、
通信手段みたいなものが活用されていたという事でも必ずしも無いようでございます。

木野:
いや、その
「それぞれ配置につきましたね」という確認は今まではどうやっていたんですか?

尾野:え・・・、過去の確認の状況ですね・・・、

木野:
過去の確認の状況が分からないとですね、
要因も何も、その原因調査が出来ないと思うんですけど。

尾野:
これすみません、ちょっと私の方で細かく確認していないところがありましたので、
あらためて確認して回答したいと思います。

木野:
ちょ・・と、良く分からないんですが、
今日の特定でもそこのところの説明はなかったと理解していいですか?

尾野:
えー、すみませんが、どこまでの話をしているのか必ずしも全てを見ている訳でもありませんので、
あの、承知してございません。

木野:それから養生で覆われたエリアなんですが、ここは線量はどれ位なんでしょうか?

尾野:えー、それは確認したいと思います。

木野:それから被ばく量はどれ位なんでしょう?それも確認ですね?

尾野:はい!あの、細かい数字は確認して後ほど事務方からお知らせします。

木野:
確認が多いんですけれども、これも何日か前の話なので、
できればですね、会見の前に、いずれ聞かれる事ですので用意をお願いしたいんですが。
それからですね、今日のタンク計画なんですけれども、

56:10
木野:
アルプスの件に戻るんですが、作業員Aさんと作業員Bさんはどこの会社の方だったんでしょうか?
何次受けだったんでしょう?


尾野:・・・えっと、承知しておりません。

木野:確認できますか?

尾野:確認できるか確認したいと思います。

木野:確認できない理由が分からないので確認お願いします。

尾野:ご要望として。



1:26:35
松井:
先程フリーの木野さんが聞いていた事と同じ事になってしまうかもしれないんですが、
アルプスの作業員AとBの連絡方法なんですが、
今回の要因の中には「通信機器などでも交信も出来なかった」ということなんですが、
そうすると、作業員Bの方は、どういう連絡方法で来るのを待ってらしたという事か?というのは、

尾野:ちょっと確認をさせて下さい。

松井:
で、仮に作業員Bの方が配置についたとして、
「漏れそうだ」と分かった時に、どういう手段でAさんに伝えるつもりだったのか?というのが、
全く抜け落ちていまして、
通信機器をたまたま持っていなかったのか、あるいは線量が高くてPHS等が使えない地域なのか、
養生がされていて目視が出来ないというのはわかりますので、
そこの連絡方法がそもそもどうなっていたのかが、この要因分析をどれだけ読んでも書いていないので、
これを是非また教えて下さい。

尾野:はい。確認させて下さい。





その他
地下水バイパス・凍土壁・焼却工作建屋への誤送


56:52
テレビ朝日村田:
地下水バイパスついて、今日頂いたタンク増設計画資料、3枚目の4ページには、
地下水バイパスの稼働により抑制された地下水量250トン/日ということで、
これによって一日50トン地下水の流入が減らせるシュミレーションになっています。
この資料は以前にも頂いたんですけれども、
これが果たしてどれ位信頼性があるのか?というのを、
今日の原子力規制委員会の会合で示されるのかと思いましたらそれはなかったようなのですが、
今の計画である、大体700トンぐらいずつタンクに詰めてそれを順々に出していくというスタイルからすると、
それによって、周りからの吸い込み量がどれ位になって、
差し引いて一日当たり地下水の流入量が50トンぐらいになるというシュミレーションをいつかお示しになられるのか?
という点が一点です。
それからもうひとつ凍土壁については3月9日に原子力規制委員会に出した
実施計画の変更認可申請書が、何ですか、3枚ほどしかなくて、
これについては安全性の議論が出来ないという、
規制委員会側からかなり批判の象徴的なもののように取り上げられているようです。
現在東京電力からは24件の変更認可申請があり、そのうち17件が審査中だという事ですが、
この凍土壁についての申請書というのは他の23件に比べて、よほど何か情報が足りなかったのか?
なぜそのような申請書を出すに至ったのか?という点、お分かりになれば教えて下さい。


尾野:
まず1点目の解析の話ですけど、
これは、山側から流動してきて、ここで汲み上げると周りから入ってきて、
トータルとして汲んだ分だけ下流が少なくなるという訳ではありませんよ、というシュミレーションの結果等は、
過去にお示ししてたんではないかと思います。
ちょっと今、「何時の」という事は覚えておりませんが、これまでお示ししておりますし、
それからこの数字なども含めてですけれども、
シュミレーションの前提となる様な評価結果という事で、確か去年の秋ごろだったと思いますけれど、
「こういう事をするとこうなります」という事で、
いろいろなケースの評価をお示ししていたのではなかったかと思います。
これが1点。

それから、2点目の事ですけれども、
私どもとしては自主計画によって認可を受けなければ事業は進められない訳でございますから、
認可を受けるにあたって、自主計画というものを出していくことになる訳です。
もちろん、あのー、出したものに対して、申請、審査をするうえでさらに情報が必要であるとか、
あるいはこういう事をさらに追加して下さいとか言う事があれば、当然それには対応していく訳で、
まぁ、あのー、規制庁どのと、そういう意味では公式のやりとりという事になるのかもしれませんけれども、
申請という行為を通じての公式のやりとりによって、
え、しっかりと審査をしていただくようにしていくという事に尽きるかと思っています。

村田:
地下水バイパスの件は確か去年の8月に
吸い込み量を考慮した差し引きの地下水の流入量の低減量というののシュミレーションを図で拝見したんですが、
その時は一日の汲み上げが確か1000トンのシュミレーションだったと思います。
今回は大体700トンぐらいであるようですし、
なぜこの質問をするかというと、No12を、今後そこからの揚水井を止めるということになると、
4号機側の水位が下がらない事も考えられるというお話を伺った事があるものですから、
それは東京電力さんの方でシュミレーションというか、計算をされているんだろうなと思ったものですから、
お尋ねをしました。

凍土壁については、
なんだか、資源エネルギー庁と規制委員会都の、役所の間の軋轢の様なものも感じたものですから、
なぜそのきっかけになるような申請が出されたのかな?
それは東京電力さんとして不本意ながら出したものかな?という気がしたもので質問させていただいた次第です
どうもありがとうございました。



1:10:33
マコ:焼却建屋について
焼却工作建屋のサブドレンの水質分析結果に変化はないという様な事が
今日の評価監視員会の検討でも出されているのですが、
これは、集中廃棄物処理建屋のサブドレンの水質分析を前に速報でも出されておられますが、
2011年からさかのぼってみましても、
焼却工作建屋のサブドレンのみ常にセシウム134と137が検出されているのですが、
これはどういった理由なんでしょうか?

尾野:過去からみて、ある、ところでセシウムが検出されているという事です

マコ:
2011年度はそのあたりのサブドレンが、ま、汚れておりまして、
あちこちからいろんなものが検出されているのですが、
2012年度からは焼却工作建屋のNo125でしたっけ、の、サブドレンのみセシウムが検出されているんですね。
なので、今回のポンプの誤移送で水質分析結果に変異はないとあるのですが、
「常に汚れている」という印象ですので、
これは、ここだけ常に汚染されているというのはどういうふうに評価されているんでしょう?

尾野:
おっしゃっているのはちょっとセシウムのようでございますけど、
今具体的にデータを持って過去からの動きなどを見ているわけではないですから、
あのー、的確にお応えするのは難しいと思いますけど、
まずですね、セシウムというのは地中での移行は非常にしにくいものでございます。
それから、今回誤送しちゃっているという事で問題が生じている水というのは、
えー、サリ―・キュリオンを通った水でございますから、
ベータに対して、セシウムの割合が非常に小さいという様なものでございます。
全体として、ベータリッチの水でございますし、
ベータの主因でありますストロンチウムのほうがセシウムよりも地中での流動性というか、
移行速度というのが早い訳でございますから、
そういう事から考えて、時に不思議ではないかと考えております。

マコ:
もちろん存じているんですが、このサブドレンピットの核種の分析は、
トリチウムやストロンチウムの値も出ていたらいいのですが、
セシウムのみしかないんですね。
なのでセシウムのみ。
ヨウ素とセシウムのみの評価しかできませんので、
ベータがどれくらい含まれているのかというのを、私も大変知りたいところなのですが、
焼却工作建屋のサブドレンの水は測定されておられませんので、その評価は出来ません。
しかしセシウムだけ、なのですが、全て他はNDになっているにもかかわらず、
ずーっと検出され続けているという事で、
今日の資料にも出ているのですが、長期的なトレンドを見ると、
「焼却工作建屋の誤移送は昨年11月ごろからあった可能性もある」という事が出ておりますので、
焼却工作建屋のサブドレンの汚染がいつからなのか?
そしてどのような評価なのか?というのは、
2011年5月26日からずっと測っておられますので、
なんらか、汚染からの評価はされておられないのでしょうか?


尾野:
えー、そうですね、まだそういった評価までしてございませんけれども、
我々として現状の状況で二つ確認しなきゃいけない、評価していかなければいけないと思っているのは、
まず、「今回の事というのがなぜ生じているのか」という事が一つです。
それからもうひとつが、今回焼却工作建屋の方に、ま、意図せず送ってしまった訳でございますが、
「それが建屋外に影響を与えていないという事を確認していく」ということ。
このふたつが、大事かというふうに思ってございます。
で、そうしたことから言うと、建屋外への影響という事でいうと、
まず一義的にはサブドレンの水位をしっかりと見ていくという事が大事で、
サブドレンの水位と建屋内の関係という事でいうと、
周辺のサブドレンの水位が非常に高い状態でございますから、
中から外へというよりは外から中へという事が支配要因でございますから、
外部への影響はないだろうと考えていいと思っています。


マコ:
その水位の事なんですけれども、
誤移送がポンプが焼却工作建屋に移送しているものと、
プロセス建屋に戻しているものと両方ありますので、
そんなに大きな水位の変動がみられるのかどうか?というのが疑問1点と、
建屋内に影響があるかどうか?
これがまぁ、大きな点ですが、

焼却工作建屋のサブドレンのストロンチウムとベータは測っておられるんですか?


尾野:今ちょっと把握してございませんけど、いずれにしても

マコ:
れがなければ環境中に影響がないか、というのは分からないですよね。
おっしゃった通り、ベータリッチな水ですので。
焼却工作建屋のサブドレンのベータやトリチウムの変動がどうなのか?
という結果がなければ何の評価も出来ないと思うんですが。

尾野:
えっと、すみません、ちょっとお待ち下さい

これは今日の資料ですか?
18日ですから今日の資料ですね。

えっと、すみません、あのー確認の結果回答させていただきたいと思いますけれども、
あの、いずれにしても、建屋外のあの近辺のサブドレンの推移というのは非常に高いわけでありますから、
内外の関係でいうと、えー、内から外に行くという事は、考え難く、
外から内に入る方向だという事ですから、外部への影響はないと考えてもいいと思っています。
御指摘の点については少し確認したうえで回答したいと思います。

マコ:
よろしくお願いいたします。
なぜ焼却建屋のサブドレンが常に汚染されているのか?というのが一点。
そして、ストロンチウム、全ベータなどの評価を以前と比較して
焼却工作建屋のサブドレンNo125はどうなのか?という事2点、どうぞよろしくお願いいたします。

で、配管貫通部もないという事を今日評価監視委員会の方で出ているのですが、
これはOPとこのあたりの断面図を見比べますと、
これは集中●の連絡ダクトとかはこのあたりは貫通していなかったでしたっけ?
焼却工作建屋は。
断面図がなかなか工作建屋が見つからなかったので、


尾野:
私自身で確認している訳ではないですが、
図面等を確認したうえでという確認結果でございますから、
その通りかと思っております。

マコ:
プロセス建屋サイドバンカ建屋などの断面図は出ているのですが、
そうなると、配管貫通部は焼却工作建屋のOPとかかってくるんですね。
配管部があるんですが、プロセス建屋などは止水工事を早くにしてあるので、
ま、大丈夫だという事が書かれていまして、
ですので、焼却工作建屋の止水工事がなされているのかどうか?
配管貫通部などのもし断面図があればお示しいただければとおもいます。
よろしくおねがいします。

で、90名事情徴収されたという事ですが、
これは東京電力の社員の方々も含まれるんでしょうか?


尾野:ちょっと個別の内容についてはお答えしかねるかと思います。

マコ:これはご回答できないという事ですね。

尾野:はい。




地下水バイパスに関しての会見の文字起こしはこちらです↓(IWJの動画もここにあります)
<福一地下水バイパス>
揚水井No12のトリチウム放出限度超の汚染1600ベクレル/Lが他の地下水とごちゃまぜに!
これ、インチキだから。(4/18東京電力記者会見文字こし)







私個人の感想

何故か東京電力の会見は書き出していると、どんどん背筋が寒くなる。
東電の管理能力がもうとてもじゃないけど福島第一原発の事故に追い付いていけないという事が
あからさまに露出してくる。
元々、一企業がどうにかできるような事故ではないという事は、誰もが分かっているはずだけど、
現実を直視することがあまりに恐ろし過ぎて、
こんなふうにだらだらと、対処的な対策だけで時を費やして
根本的な解決は一切なく、
将来を見据えた展望も一切なく、
「こうなったからこうやろう」
「こんなになっちゃったから今度はどうする」的な後手後手の対処しかできていない結果、
とうとう日本人の作業員も少なくなり、
「サイン交換」(言葉が通じないっていう事だと思うけど、)が出来なくなる状態にまでなってきている。
3年前に小出先生がおっしゃっていた、
あの時から遮水壁の工事を始めていたなら、もうそろそろ完成する頃かもしれない。
書き出しながらそんな事がふっと頭をよぎる。

先を見据えた対策を全く取っていないから、
あっちから漏れたから、水を回収して、汚染を測ってと、
やらなくても良かったかもしれない仕事がどんどん増えているようにも見える。

無駄に作業員の方々の被ばくを増やしているとしか思えない。
本当にひどい。
作業している人にとっては、命がかかっている仕事なんだから
余計な仕事は出来るだけしなくていいように、意味のある作業ができるようにしてほしかった。

なんかもう、このままだったら破滅に向かって突き進んでいるとしか感じられない。

できるだけ、福島第一原子力発電所から遠いところへ避難するという事は、
現在の被ばくを考える意味だけではなく、これからの事を考えるととても大切なことに私は思える。
帰還するなんて、とんでもないことだと思う。

このままのやり方を続けていれば、
福島から日本は壊れ、太平洋の海も壊れ、大規模な汚染を撒き散らし、生態系も壊れてしまう…。

東京電力の記者会見って、やっぱり国民みんながそのまま丸ごと見るべきだな。






続きを読むにアルプス漏えい事故の資料↓

汚染水貯留タンクの増設計画について
平成26年4月18日東京電力株式会社
特定原子力施設監視・評価検討会(第20回)資料2

↑この資料の中の一番最後20ページ以降が事故についての説明になっています。


全て画像をクリックすると大きく見る事が出来ます。

(3) 吸着材移送作業における漏えい事象について
2014041841.jpg
2014041842.jpg
2014041843.jpg
2014041844.jpg

※24ページ「要因分析(1)」会見の質疑で出てきた部分に赤枠・赤線を引きました。
2014041845.jpg
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2014041847.jpg
2014041848.jpg
2014041849.jpg





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comment 3
コメント
大変な書き起こしまとめの仕事に毎回感謝。
まだこれから何が起こるか判らないし、その
状況を詳しく知ることが出来るサイトは数は
多くない、先ずゴミは推進隠蔽誤魔化しで
トップが災害でもやるアベゴルフ食事に同行で
まともに信用されていない。何か起こったら
直ぐ逃げる為にもここは覗いています。

頭は賢いんだろうけどへたれな若い世代が
仕事社会を壊している、1990年頃目立って
チルチルミチルの青い鳥症候群なのが社会に
出て来て迷惑被ってきてワカッテイルので
そういうのは蹴散らかして逃げてやりますよ(^_^)
simpleズ | 2014.04.20 09:02 | 編集
きーこ様 書き起こしありがとうございます。
ちょっと音声でも聞いてみたら、マジ暗い。
私たちの置かれている現実って、こんなに暗いってこと?

知らぬが仏って、知らないで居たら仏=死人になってしまう意味だったの?と、頭に浮かんだ。
小保方さんの記者会見より、こういう情報の方が、日本人にとってどれだけ大事か!!!
小保方さんの話は、放っておいてもいずれ決着はつくし、国民の生命に直接関係しない。
それなのに・・・・。
マスコミさんの重要さの順番が、とち狂っているよなぁ~~~。
マスコミがスルーする大事な情報を
きーこ様が、書き起こしをしてくれて、本当にありがたいです。

なう | 2014.04.20 19:49 | 編集
きーこちゃん、
今、川内原発の再稼働の是非を問う
とても大切な選挙が
鹿児島で行われています。

鹿児島2区の補欠選挙!

なのに、既存のメディアはおろか
IWJでも取り上げられていない。

原発に反対する人たちが
もっともっと声を上げていいはずなのに。

この間の都知事選で
あの分断劇を見せつけられた
後遺症なのでしょうか。

それとも、もっと大きな力が
働いているのでしょうか。

川内原発の再稼働を阻止するために
分断に加担した人たちにこそ
もっともっと声を上げてほしいのに。


ウルトラのパパ | 2014.04.21 02:39 | 編集
管理者にだけ表示を許可する
 
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