05.01
Thu
福島県警の幹部2人 相次ぎ自殺
NHK 2014年5月1日 13時01分

福島県警察本部の刑事部の幹部2人が4月下旬に自殺しているのが相次いで見つかりました。
いずれも遺書があり、仕事や職場に関する悩みが書かれていたことから、
警察は2人の上司や同僚らから話を聞くなどして、自殺の詳しい理由を調べることにしています。
福島県警察本部によりますと、自殺したのは、
いずれも知能犯罪などを捜査する刑事部捜査2課に所属する52歳の警視と、51歳の警部です。
51歳の警部は先月28日の朝、福島市内の警察の施設で首をつった状態で見つかり、死亡しました。
警察によりますと、警部はことしの春から振り込め詐欺などの捜査を担当していて、
見つかった遺書には「仕事に疲れた。仕事がうまくいかなくて悩んでいる」などと書かれていたということです。
52歳の警視は30日、山形県内で死亡しているのが見つかり、
遺書には「部下を守れなかった」などと書かれていたということです。
警察は2人の上司や同僚らから話を聞くなどして、自殺の詳しい理由やいきさつを調べることにしています。
福島県警察本部警務課の久野浩課長は
「今後の調査で自殺の理由などを明らかにし、このような悲しい出来事が起きないよう、再発防止に努めたい」
と話しています。
県警察本部の捜査幹部2人自殺 事件捜査の悩みつづる遺書
(福島14/05/01)
FNNLocal 2014/05/01

福島県警察本部の捜査幹部2人が、今週に入って、相次いで自殺していたことがわかった。
2人の捜査幹部は、いずれも、事件捜査の悩みをつづる遺書を残していた。

笹川記者:
福島市内の葬儀場です。
亡くなった田崎警部の葬儀が、しめやかに執り行われています。

自殺を図ったのは、県警察本部捜査2課・警部の田崎行州さん(51)と警視の引地良弘さん(52)の2人です。
笹川記者:
田崎警部は4月28日、福島市内のこちらの警察庁舎で首をつって死亡しているのが見つかりました。

県警察本部の捜査2課で、詐欺事件などの捜査を担当していた田崎警部。
見つかった遺書には、
「仕事に疲れてしまった。申し訳ない」などと、捜査や職場の悩みがつづられていたといいます。

その2日後、同じく捜査2課で、田崎警部の直属の上司にあたる引地警視が、
山形県山形市内に止めた車の中で、首をつって死亡しているのが見つかりました。
知能犯捜査の「指導官」として、捜査員を指揮する立場だった引地警視。
「部下を守ってやれなかった」
2人を知る警察関係者によると、
遺書には、被害が増え続ける、なりすまし詐欺事件などの捜査について、
上司から厳しい叱責(しっせき)を受け、精神的に追い詰められていたことをうかがわせる記述もあったといいます。
知能犯捜査の中枢を担う幹部の相次ぐ自殺。
異例の事態について、県警察本部では「プライバシーに関わることなので、コメントは差し控える」としています。
県警察本部の捜査幹部2人自殺 県警本部、事実関係を調査
(福島14/05/01)
FNNLocal 2014/05/01
福島県警察本部の捜査幹部2人が、今週に入って、相次いで自殺していたことがわかりました。
自殺を図ったのは、県警察本部捜査2課・警部の田崎行州さん(51)と警視の引地良弘さん(52)の2人。
捜査を指揮する立場の2人、しかも、直属の上司と部下の関係という異常事態です。
福島県警察本部で、今、何が起きているのでしょうか?
それでは県警察本部から中継でお送りいたします。
井上さんお願いします。

井上明(県警キャップ):
2人の自殺の背景には、年々増え続ける、なりすまし詐欺や振り込め詐欺事件の捜査で多忙を極め、
悩みを抱えていたことがあげられます。
2人は、捜査2課の知能犯捜査のプロで、上司をはじめ、周囲から結果を求められる立場にいました。
田崎警部の遺書には、仕事への悩みがつづられていました。
また、同じく捜査員を指導する立場にあった引地警視は、
「最後まで寄り添えなくて申し訳ない」と、部下の死をわびる遺書を残して、命を絶ちました。
そうしたことからも、仕事へのプレッシャーなどが、命を絶った要因になったと考えられます。
アナウンサー:井上さん、普段の仕事の中でもそういった悩みというのはうかがえなかったんでしょうか?
井上:
2人を知る警察関係者によると、
遺書には、捜査をめぐって、精神的に追い詰められていたことをうかがわせる記述もあったということです。
1日は、田崎警部の葬儀が、福島市内で執り行われました。
この中で、田崎警部の遺族は
「ここ数カ月は、食欲もなく、笑顔が少なくなっていた。
人の命を守る警察が、1人の警察官の命を守れなかったことを重く受け止めてほしい」
と、悲痛な思いを訴えたということです。
知能犯捜査の中枢を担う幹部2人が自殺するという異例の事態に対して、県警察本部では、
「職場で行き過ぎた指導があったのかどうかも含め、事実関係を調査して、再発防止を図りたい」としています。
ーーー
県警本部長、捜査幹部の相次ぐ自殺受けて再発防止を訓示
(福島14/05/31)
FNNLocal 2014/05/30

福島県警察本部の名和振平本部長は4月、捜査幹部が相次いで自殺したことを受けて、
再発防止を徹底するよう、幹部職員に訓示した。

県内の警察署長と県警本部の幹部職員が出席して開かれた、30日の会議で、
名和本部長は、4月末に捜査幹部2人が相次いで自殺したことについて、訓示した。

名和本部長は「幹部職員の皆さんには、部下職員が、仕事や家庭に関して悩みを抱えていないか注意を払い、
部下職員に対する目配り・気配りに努めていただくよう、お願いします」と話した。
会議では、自殺の原因を調査し、再発防止に向けて取り組んでいくことを、あらためて確認した。
また、重要課題として、急増する、なりすまし詐欺や、被災地での空き巣被害などを挙げ、
対策と犯人の逮捕に全力であたるという。
NHK 2014年5月1日 13時01分

福島県警察本部の刑事部の幹部2人が4月下旬に自殺しているのが相次いで見つかりました。
いずれも遺書があり、仕事や職場に関する悩みが書かれていたことから、
警察は2人の上司や同僚らから話を聞くなどして、自殺の詳しい理由を調べることにしています。
福島県警察本部によりますと、自殺したのは、
いずれも知能犯罪などを捜査する刑事部捜査2課に所属する52歳の警視と、51歳の警部です。
51歳の警部は先月28日の朝、福島市内の警察の施設で首をつった状態で見つかり、死亡しました。
警察によりますと、警部はことしの春から振り込め詐欺などの捜査を担当していて、
見つかった遺書には「仕事に疲れた。仕事がうまくいかなくて悩んでいる」などと書かれていたということです。
52歳の警視は30日、山形県内で死亡しているのが見つかり、
遺書には「部下を守れなかった」などと書かれていたということです。
警察は2人の上司や同僚らから話を聞くなどして、自殺の詳しい理由やいきさつを調べることにしています。
福島県警察本部警務課の久野浩課長は
「今後の調査で自殺の理由などを明らかにし、このような悲しい出来事が起きないよう、再発防止に努めたい」
と話しています。
県警察本部の捜査幹部2人自殺 事件捜査の悩みつづる遺書
(福島14/05/01)
FNNLocal 2014/05/01

福島県警察本部の捜査幹部2人が、今週に入って、相次いで自殺していたことがわかった。
2人の捜査幹部は、いずれも、事件捜査の悩みをつづる遺書を残していた。

笹川記者:
福島市内の葬儀場です。
亡くなった田崎警部の葬儀が、しめやかに執り行われています。

自殺を図ったのは、県警察本部捜査2課・警部の田崎行州さん(51)と警視の引地良弘さん(52)の2人です。
笹川記者:
田崎警部は4月28日、福島市内のこちらの警察庁舎で首をつって死亡しているのが見つかりました。

県警察本部の捜査2課で、詐欺事件などの捜査を担当していた田崎警部。
見つかった遺書には、
「仕事に疲れてしまった。申し訳ない」などと、捜査や職場の悩みがつづられていたといいます。

その2日後、同じく捜査2課で、田崎警部の直属の上司にあたる引地警視が、
山形県山形市内に止めた車の中で、首をつって死亡しているのが見つかりました。
知能犯捜査の「指導官」として、捜査員を指揮する立場だった引地警視。
「部下を守ってやれなかった」
2人を知る警察関係者によると、
遺書には、被害が増え続ける、なりすまし詐欺事件などの捜査について、
上司から厳しい叱責(しっせき)を受け、精神的に追い詰められていたことをうかがわせる記述もあったといいます。
知能犯捜査の中枢を担う幹部の相次ぐ自殺。
異例の事態について、県警察本部では「プライバシーに関わることなので、コメントは差し控える」としています。
県警察本部の捜査幹部2人自殺 県警本部、事実関係を調査
(福島14/05/01)
FNNLocal 2014/05/01
福島県警察本部の捜査幹部2人が、今週に入って、相次いで自殺していたことがわかりました。
自殺を図ったのは、県警察本部捜査2課・警部の田崎行州さん(51)と警視の引地良弘さん(52)の2人。
捜査を指揮する立場の2人、しかも、直属の上司と部下の関係という異常事態です。
福島県警察本部で、今、何が起きているのでしょうか?
それでは県警察本部から中継でお送りいたします。
井上さんお願いします。

井上明(県警キャップ):
2人の自殺の背景には、年々増え続ける、なりすまし詐欺や振り込め詐欺事件の捜査で多忙を極め、
悩みを抱えていたことがあげられます。
2人は、捜査2課の知能犯捜査のプロで、上司をはじめ、周囲から結果を求められる立場にいました。
田崎警部の遺書には、仕事への悩みがつづられていました。
また、同じく捜査員を指導する立場にあった引地警視は、
「最後まで寄り添えなくて申し訳ない」と、部下の死をわびる遺書を残して、命を絶ちました。
そうしたことからも、仕事へのプレッシャーなどが、命を絶った要因になったと考えられます。
アナウンサー:井上さん、普段の仕事の中でもそういった悩みというのはうかがえなかったんでしょうか?
井上:
2人を知る警察関係者によると、
遺書には、捜査をめぐって、精神的に追い詰められていたことをうかがわせる記述もあったということです。
1日は、田崎警部の葬儀が、福島市内で執り行われました。
この中で、田崎警部の遺族は
「ここ数カ月は、食欲もなく、笑顔が少なくなっていた。
人の命を守る警察が、1人の警察官の命を守れなかったことを重く受け止めてほしい」
と、悲痛な思いを訴えたということです。
知能犯捜査の中枢を担う幹部2人が自殺するという異例の事態に対して、県警察本部では、
「職場で行き過ぎた指導があったのかどうかも含め、事実関係を調査して、再発防止を図りたい」としています。
ーーー
県警本部長、捜査幹部の相次ぐ自殺受けて再発防止を訓示
(福島14/05/31)
FNNLocal 2014/05/30

福島県警察本部の名和振平本部長は4月、捜査幹部が相次いで自殺したことを受けて、
再発防止を徹底するよう、幹部職員に訓示した。

県内の警察署長と県警本部の幹部職員が出席して開かれた、30日の会議で、
名和本部長は、4月末に捜査幹部2人が相次いで自殺したことについて、訓示した。

名和本部長は「幹部職員の皆さんには、部下職員が、仕事や家庭に関して悩みを抱えていないか注意を払い、
部下職員に対する目配り・気配りに努めていただくよう、お願いします」と話した。
会議では、自殺の原因を調査し、再発防止に向けて取り組んでいくことを、あらためて確認した。
また、重要課題として、急増する、なりすまし詐欺や、被災地での空き巣被害などを挙げ、
対策と犯人の逮捕に全力であたるという。
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