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05.10
Sat

とてもビックリしたので、残しておくことにしました。


角田市で小学生の田植え体験 地域交流と農業の大切さ学ぶ
(宮城14/05/09)

FNNLocal 2014/05/09

宮城・角田市で9日、農業の大切さを学んでもらおうと、小学生の田植え体験が行われた­。
これは、地域との交流を深めるとともに、子どもたちに農業の大切さを学んでもらおうと­、
角田市農業振興公社が行ったもの。
9日は、角田市立枝野小学校の全校児童94人が、校舎近くの水田を訪れ、田植え作業を­体験した。
児童たちは、農家の人から苗を受け取ったあと、はだしで田んぼに入り、丁寧に苗を植え­ていった。
児童は、
「泥まみれになったけど、ちゃんと植えることができたのでよかった」、
「おい­しい米に育ってほしいと思います」、
「(田植えは)楽しくて、みんなにおいしい米を食­べてもらうのがうれしい」などと話した。
角田市内では、5月中にほかの2つの小学校でも田植え体験が行われる予定で、秋には、­児童たちが稲刈りを行うという。

ーーー

あまりに無防備なので驚きました。
ここは放射能で汚染されていないのでしょうか?
宮城県角田市は何処にあるのでしょう?

宮城県角田市
2014051011.jpg

南相馬市よりもう少し上、そして仙台の下、阿武隈川の近くです。
放射能プルームが第一原発よりも上、南相馬市方面にバーッと広がっていく地図は良く見ると思います。
方角的にはその線上にあるようですが、実際の汚染はどのくらいなのでしょうか?
田植えなので土の汚染がとても心配です。
文科省が公表している土壌汚染地図がありました。
3年以上過ぎたので半減期が30年のセシウム137の土壌汚染地図を使って
倍率を同じくらいにして角田市を確認してみました。


セシウム137の土壌濃度マップ 別紙4-2
(クリックすると大きく見る事が出来ます)
2014051012.jpg
この写真の左側の地図は
平成23年8月30日 文部科学省による放射線量等分布マップ
(放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成について
から土壌汚染マップセシウム137を使用しました。
※土の採取期間は平成23年6 月 6 日~6 月 14 日 と 6 月 27 日~7 月 8 日


おおよそですが、角田市付近の汚染の様子がわかります。
その地域に入っている色は濃い青とくすんだ緑と濃い茶色。

2014051013.jpg

その値は、10K~100Kベクレル/平方メートル

ん・・・・(。◔‸◔。)??
単位がまたまた分からない私。
なので調べてみました。
答はこれ↓

10Kベクレル/平方メートル=1万ベクレル/平方メートル



という事は
1万ベクレル/平方メートル~10万ベクレル/平方メートル
セシウム137だけで、これだけ土壌が汚染されているという事になります。

この汚染の度合いはどの位なのでしょうか?


<那須塩原の汚染>小出裕章氏4/19那須塩原(内容書き出し)より
1平方あたり6万ベクレルから10万ベクレルという様な汚染地帯が中心部にあって、
その周辺に3万ベクレルから6万ベクレルという汚染地帯が広がっています。
4万ベクレルを超えるようなところは放射線の管理区域なんです。



角田市近辺は放射線の管理区域の汚染でした



ただ無知なのか?
現実を見れないのか?
自分の欲のためなのか?




まだ、たったの3年しか経っていません。
なのに、
放射線管理区域で子どもに田植えをさせる大人って!



マスクもせずに、手袋もせずに、裸足で・・・
泥のついた苗をポンポン投げて、それを受け取って、泥のついた手で顔を拭って、
体内に放射性物質を取り込んでしまった子どもが何人いるでしょうか?
この日、田植えをさせた大人の顔をこれから何10年も先まで、よーく覚えておいてほしいと思います。


「角田市内では、5月中にほかの2つの小学校でも田植え体験が行われる予定」だそうですが、
もし、私が親なら田植えの日、子どもには学校を休ませます。






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comment 8
コメント
これはひどいですね。
というか、終わってます。
日本全国、基本的に原発、放射能、汚染はすでに終わったことのようです。
山本太郎氏が色あせて見えるのは自分だけでしょうか。
関心もつだけ一笑される日本。
その割に小学校で放射能の教科書を配っているのは笑えます。
八王子在住者 | 2014.05.10 18:14 | 編集
きーこちゃん、
今回も大変考えさせられる内容でした。

根っこは、同じですね。

過熱する「美味しんぼ」問題です。

「あんぽ柿」が売れなくなったらどうするんだと
怒る石原環境相。

「風評被害」って?
「被曝強要」じゃないの?

私たちには
憲法で保障された
「生きる権利」と「知る権利」がある。
(現政権のせいで大分怪しくなったけど…)

権力を笠に、言論を封じるのは、やめてくれ!

私たちは知りたいだけなんだ!

食べ物が、身の回りが
どのくらい放射能に汚染されているのか。
どのくらい危険なのか。

知ったうえで、自分で判断したいだけなんだ!

私たちの「知る権利」を
「風評被害」という、まやかしの言葉で
奪わないで!

ウルトラのパパ | 2014.05.11 01:09 | 編集
このコメントは管理人のみ閲覧できます
| 2014.05.11 06:46 | 編集
はじめまして、fukuchiと申します。
はじめてコメントさせていただきます。

文科省の資料をとてもわかりやすく解説していただき、ありがたいです。
角田市農業振興公社さん、放射線管理区域に匹敵する環境ってこと、知っているんですかね? それとも、感覚が麻痺しちゃっているのかな??
公社ってことは公務員。 あやしげなニオイもしますね。

これからも貴ブログを注目していきたいと思います!
fukuchi | 2014.05.11 08:21 | 編集
一般的に、放射性管理区域の基準値はBq/m3だけれど、Bq/m2の値とは単純には比較できないですよね。

文中「4万ベクレルを超えるようなところ」を正しく書くと、「40,000 Bq/m2 を超えるようなところ」の意でお書きになっていると思いますけれど、これも放射線の管理区域くらいだよね、というものであって、Bq/m3の次元で設定される放射性管理区域の基準値の「定義」ではないですよね。

複合単位の取り扱いは、難しいものです。注意を払う必要があります。
| 2014.05.31 02:35 | 編集
ではどうするのですか。田植えの日に子供を休ませたぐらいで何が解決するのですか。
人が土地を離れるということはそう簡単なことではないのです。土地の人たちも馬鹿ではありません。様々なことを考え、思い、悩みながら、この土地で生きようとしています。
風評被害という言葉はあまり使いたくありませんが、まさに風評被害とはこういうものだというのを見せられた思いです。
とおりすがりですが | 2014.06.15 00:20 | 編集
このコメントは管理人のみ閲覧できます
| 2015.05.18 16:13 | 編集
このコメントは管理人のみ閲覧できます
| 2015.05.19 18:05 | 編集
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