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後藤政志氏5/23参議院 行政監視委員会②(内容全て書き出し)


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5月23日月曜日
参議院行政監視委員会2~後藤政志氏~

参議院の行政監視委員会「原発事故と行政監視の在り方」
                         後藤政志氏


2



続きを読むに内容書き出しました

後藤でございます。よろしくお願いいたします

わたしは1989年から10数年にわたって東芝で原子力プラント
特に原子炉格納容器の設計に携わってきました

原子炉格納容器は放射能を外に出さない。事故の時に閉じ込めるという容器でございます
その設計を担当してきました
その立場から、原子力事故、
今回の事故及び原子力とはどういうものであるかという事を若干の話しをさせていただきます

原子力安全のシステムを考えますと
福島第一原発に限らないんですけども
よく言われますように原子炉を止める
止めるというのは核反応を止めるという事です
で、制御棒と言うのがありましてそれが燃料棒の間に入りますと核反応はいったん止まります
しかしですね。今回止まったのです
福島の1号から3号全部ですね
ですがこの止まったというのは、運が良かったという面があるのです
すでに何回も制御棒の事故を起こしている
地震で制御棒が必ず入るとは断言できなかった
今回は良かったという事なんです
それは福島第一原発の第3号とかしか1号で臨界事故と言うのを起こしています

次のページにリストがあるんですけど
10数件、制御棒が脱落あるいは誤挿入
つまり、制御棒をコントロールを失った事故があって
しかもそれは20年以上にわたって隠されています
そのうち2件は臨界に達している
臨界というのは予期せずに進むのです核反応が・・
これはとんでもない事です
私は原子力の仕事に携わった時に制御棒だけは絶対に事故を起こさないと確信
確信と言いより周りからそう言われていましたし
設計者もそう言っていましたから
これだけはないだろうと思っていたのです
ところが2000年代になったらこれだけ分かってきた訳です

この段階でわたしは
格納容器の問題もありましたが
制御棒でこれだけの事故を起こすという事は
これは原子力選出ない技術的に・・・というふうに思いました

さて次ですが
今回は制御棒は上手く入ったわけです
で、冷やす、閉じ込めるということになりますが
冷やすという意味は
原子炉を止めましてもその後、崩壊熱と申しまして
ずーっと長期にわたって1年以上にわたって冷やし続けないと燃料が溶けてしまいます
で、今回は冷やそうとしたんですけども
地震で電源が来なくなって、津波その他もあるでしょうけどポンプ類が動かなくなった
水没した物もあるでしょうけどそれによって多重
つまり、いっぱいある機械類全部が動かなくなって冷却が出来なくなった
こういうことになります

それで、炉心、つまり燃料がだんだん水面に出てきて溶けてくるわけですね
中から熱がものすごく出てますんで・・・
その熱で水蒸気と反応して被覆管から水素が出て今回爆発が起こりました
この事故の経緯で最近メルトダウンという話しを初めて出しましたけども
メルトダウンは3月11日か12日の段階で炉心の冷却が出来なくなっていて格納容器の圧力もそうとうに上がっている
この段階でほぼ、こういう道に行く事は間違いないという形だったのです

で、炉心、圧力容器も壊れ非常に不安定な状態で
それでもずっと何とか必死な作業を通じて冷却を維持してきた
今でも不安定なんです
原子炉プラントの中のシステムで冷やしているのではない
外から付けたして、一部回復したところはありますけど
基本的には装置がダメになったので
外から人海戦術で何とか維持してここにきているという・・そういう不安定な状態だという事です
しかも、閉じ込め機能も失っている

で、これを設計の方から申しますと
大きく見まして、設計の想定の範囲と制御不能な範囲というふうに考えますと
通常状態、過渡状態、事故と書いてありますけど
要はそのある事故ですね
冷却喪失事故と言うのは水が出てしまうとか電源が亡くなるとか
そういう事も原子力プラントは当然考えているのです
そこでこういうふうに設計しているのですが
今回のようにさらに、止める冷やす閉じ込めるという機能がですね
ある地震津波、その他の多分これは機器の故障それから人為的なミスも絡むと思います
シビアアクシデントいわゆる制御不能な状態。これが今回の事故なのです
こうなると水素爆発とか水蒸気爆発とか再臨界とか非常に危機的な問題が起きる

図でご説明申し上げます
炉心が溶けて落ちますと厚さ10数センチの厚い圧力容器の中に落ちます
ここで冷却が出来なければそのまま溶けて下に落ちます
さらにここで冷却できないとそのままコンクリートを侵食してどこまでもいく

これをブラックジョークですけどチャイナシンドロームと言っているのです

この段階で冷却をするために水を入れます
水を入れますと溶融物
非常に高温の溶融物に水が接触すると水蒸気爆発の危険性が極めて高いのです

これは火山
火山においてマグマが水と接触した時の爆発です
こういう現象を起こします

さらに冷却をしていきますとその段階で冷却にうまく行けばいいのですが
このように流れてきますと格納容器の鉄板(厚さ20~30ミリ)を溶かしてしまいます
そういう壊れ方もあるのです
で、これは事故ですから度のプロセスに行くかはその経過によって当然変わります
ですからどこに行ってもおかしくなかったのです

今回は少なくとも水蒸気爆発は起こっていないが水素爆発は起こった
中の水素が格納容器の上に出て爆発した
これがもしも格納容器の中で爆発現象を起こしていてそのまま格納容器が破壊していた時には
いまの桁違いの被害になります
今回は格納容器はまだ、
一部損傷していますけど 爆発的に全部出たんではないんですね
爆発は建物の・・・つまり格納容器の上で爆発して一部出た放射能が飛んだだけなのです
そういう関係になります

原子力技術の特徴について申し上げます
私の理解では非常に技術が細分化している
これは全般の、原子力に限らない面でもありますが
特に原子力においては全体像が把握しにくい
技術者はなかなか周囲の仕事を知らない形になってしまう

そうしますと
設計の段階での管理
設計の変更や設計した物がこれでいいのか、デザインレビューというのですが
いろんな分野の者が集まって審査したりする
そういう事をやってきているがどうしても
技術というのは非常に危機感を持って、
たとえば事故が起こる、安全はどうか、と言う事を考えながら
デザインレビューしていれば意味がありますけども

こんな事故は起こるはずないと思ったデザインレビューというものは
形がい化します。形式的にやるだけなのです
私が経験している中でも当初
最初の頃はかなりデザインレビューがしっかりしてた
それから5年10年たつに従って非常に形がい化してきた
そういうふうに思います

これは安全審査についても言えます
そういう形で見ていますと、技術のわかる専門技術者が本当にいるのか・・審査に・・・
と、いう印象を受けます

それからさらに、事故が多発しているという事です
これは、軽水炉
つまり今回の福島の事故にかぎらない
軽水炉と申しますのは沸騰水圧がたと加圧水型と2種類ありますけど
今日本で使われている通常の発電所の原子炉で
今回の事故だけでなくいろんな処で事故が多発している
細かい事は省略しますけど
同じく高速増殖炉もんじゅも実用化していないどころかトラブルの連続
一部燃料棒を交換するために入れた装置が、機械がちょっと引っかかっちゃった
それで、落っこちちゃったんですね
チョット傷ついた訳です
そして、それを持ち上げようと思ったら引っ掛かって上がらない
普通、機械ではよくある事です。そんな事は。
1週間もあればなおります
ですけど、それはナトリウムがあるから見えない
出そうと思うと・・・燃料を出せばいいのですが燃料はナトリウムの中にないと危ないので
そうすると、それを出すための装置が壊れている
何もできないという状態が半年1年続くんです
こんなの技術ではないのです
設計の立場から何を考えているのかと
そんな、一つの物が壊れて何もできなくなるのは技術ではありません
設計の立場からそういうふうに言えますという事なのです



それからもうひとつは
安全設計と被ばく労働
被ばくを前提とした安全設計と言うものは私は非人間的だと思います

5分で行ってきてこうやるわけですね
その時仮にそれが、そういうやり方がいいとしても難しいのです
コントロールできないのです
確実に被ばくをあるオーダで押さえるなんてそんな事私は信じられません
人間というのはどうしてもミスがありますし
そういう事を考えますとこれはとても人間的な労働だとは私には思えません

それから処分が出来ない大量の放射性物質
これもよく「トイレなきマンション」等と言われています

さて、現在の事故をどう見るかと言いますと
炉心の冷却を続けています
たしかに現在全体の温度は100何度オーダーまで落ちてきています
ですけどまだ依然として
もし、冷やす事を止めればそのまま事故が進んでいくという関係になっています
しかも、溶けた溶融物がメルトダウンしたといいましたね
そうすると、圧力容器の中にあるのか格納容器の中にあるのか・・すら、はっきりしない
全く中が分かっていないのです
ただし、水を入れたらなんか冷えているらしい・・
つまり、技術的に見ますとちゃんと分かってコントロールできているわけではないのです
そうであろうと言って推測でやっている

これは最初のメルトダウンと言った事でよく分かりますね
最初に炉心一部損傷と言っていたのが実はメルトダウンだった
これだけ違うわけですから
今の状態に対してどれだけ責任を負えるのですか?
中を見れるんですか?
圧力温度は正しいのですか?
どれ一つ私は疑って見ざるおえないという状態にあるのです
もちろん今の状態が以前よりはだいぶ、すこし楽になってきたのは明らかです
ですけど、事故と言うのはそういう思わぬところから発展して大きな事故になる
そうしますと、これからもずっと安定していく事がどれだけ難しいかという事を言っているわけです

あと、同時に1号機2号機3号機とも
格納容器が損傷しています
格納容器が損傷しているという事はそのまま放射能が外に出ているという事です
で、外に出ているすでにたまった10万トン近い放射性物質を帯びた水が
海や地下水に漏れ続けているのです
これは今大量に、めちゃくちゃに漏れているとは今はもうしません
もちろんコンクリートがありますから
でも、容器ではないのです
格納容器のように閉じ込め機能は持っていないのです
ですから、コンクリートが割れていればそこから漏れますし、流れていく訳です
そうすると、現在は大なり小なり放射性物質を垂れ流している状態が続いていると
そういう認識です
それは何とか早く既存の陸上タンクなりメガフロートなり格納機能を持ったところに入れる方が先決だと思います
そのうえで処理をする

原子力の技術で考えますとどれも究極の選択になっている
先ほど申し上げましたように冷却しようとする
冷却に失敗すると
失敗と言いますか水を入れると水蒸気爆発を起こす

あるいは
今回格納容器の圧力が上がりすぎたのでベントする
どういう事をするかと申しますと
格納容器は放射能を閉じ込めるための容器ですから
それをベントするという事の意味は
放射能をまき散らすということを意味しています
つまり、このままほおっておくと格納容器が爆発してしまう最悪だと
だけど、漏らすという事は逆に放射能を出すんですよ。そのまま・・
人に向けて放射能を出しているんですよ。これは・・・
何でその認識がないかという事なんです

この時に
格納容器のベントするという事の意味をどれだけみんなが分かっていたか
ということです
そこは非常に重たい問題です
特にこの問題の説明は非常に間違っていると私は思います
きちんとした説明をしていないと思います

また、安全をどう見るかですが
状況が把握できないという事は非常に問題だという事
もう一つは安全性の哲学と言いますか
安全に対する考え方が不在だと思います
確実でない事を安全だとは言えませんので
多分大丈夫だとか
危険な兆候がないからいいだろうと・・
こういうグレーゾーン問題が論理的に起こりうる事は
いつ起こるか分からないのですから
理屈の上である時に起こりうる事故と言うのは論理的に起こるのです
その上に安全技術を使うのは砂上の楼閣だというふうに思います
これはグレーゾーン問題と申しますが省略させていただきます

福島の原発事故は直接的には地震と津波でした
ですけど、それに危機のトラブルとか人為的ミスが重なっているだろうとおもいます
そういう事から最終的に事故解析をやると思うのですけど

基本的には自然条件の設定が間違っていた事
津波が何メートル。間違ったとして仮に対策をこれからするにしても
どれまでにやればいいかという事は非常に問題です
地震も同じです

また、たとえ津波や地震の一部対策をしても
それでこのようなアクシデントは起こらないかと言えばそんな事はないのです

落雷でも台風でも竜巻でも
多重に何処かをやられてしまえば
あるいはそんな外的条件なしで
機器が故障してそれに人為的なミスが重なると
シビアアクシデントになります
シビアアクシデントは発生確率が小さいとして無視してきたんです
これが最大の問題です

これは原子力安全委員会の責任が重大だと私は思っています

また、シビアアクシデントは原子力の特性であってフカキであると
つまり地震津波はその入り口であると理解しております

で、これは規制の事で細かくは省略させていただきますが
1992年にすでに原子力安全委員会で対策を取ると言っていた
さらに、しかしそれは法的な規制はしない。民間の自主的な規制によるとこういう話しでした

図の上でチョット概念を申し上げますと
横に時間、縦に出力をとりますと
通常の物は他のエネルギーシステムは横にだんだん寝てきますけれども
原子力の場合は赤のように立ちあがってくるのです
これを途中で安全装置を働かして抑え込むのです
その安全装置は確かに何重にもなっています4重にも5重にも・・
でも、それを全部突破されると原子力は自然にダメな方向に行ってしまう
制御不能の状態に・・これが特殊せいなんですね
原子炉の特性です
それが事故防止が出来るかどうかで
事故の発生防止とか事故の影響緩和とかを考えまして
どういう対策をしても事故がある確率
確率は小さいけれどもそういう事故が起きてしまうというのならそれは受忍出来ない事実であると

つまり、技術をですね
ある技術なら全部つかっていいよという訳ではなくて
その技術は本当に大事故を防げるのか
防げないとしたら起きた時の影響はどの程度か
それが受忍できない技術は辞めるべきだとそういう意味です

従いまして我々は最悪の事故の可能性を考慮する必要がある
今度原子力事故が起こせば
日本は確実に壊滅すると私は思います

原子力をこれ以上進めるというのであれば
絶対にシビアアクシデントを起こさない事を証明する必要があります

工学的に私はそのようなことは不可能だと考えております

つまり、危険な原発から段階的に止めるなりするしかない
そうしますと、完璧な事故対策を模索するというよりも新たな資源でのエネルギーシフトのほうが
はるかに容易であろうと考えます

膨大な原子力予算を他の技術に向ければ解決欠可能ではないか
あらゆる原子力関連の利権
そういうものを許してはいけない
そういう事からもう一度全体を見直してエネルギー政策全体を見直して
原子力政策からの脱却を目指していく事が現実的でであろうと思います

以上です。
ありがとうございました






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