<美味しんぼ>橋下徹大阪市長と松井英介医師

がれき焼却による健康被害に関して
橋下徹氏は、「根拠を示せ、取材が甘い」と言っています。


橋下氏、美味しんぼに抗議「取材が甘い」
 日刊スポーツ 2014年5月12日13時20分

12日発売の小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」掲載の漫画「美味(おい)しんぼ」で、震災がれきを受け入れた大阪市内の焼却場近くの住民について、鼻血を出したり、目やのどに不快な症状を訴えたりしていると表現されたのは事実無根として、大阪市と大阪府は同日、小学館に抗議文を出した。
橋下徹市長と松井一郎知事の連名で提出。焼却場のある同市此花区や同区の医師会に確認したところ、多数の住民が症状を訴えている事実はないとしている。

橋下氏は市役所で記者団に「根拠を示してほしい。取材が甘い」と指摘した。

市環境局によると、2日に環境省から情報提供があり、小学館に確認したところ、掲載内容が判明。9日に訂正を申し入れたが、受け入れられず、12日の発売を受けて、抗議文を送ったという。

12日発売号では、前号に続き、主人公の新聞記者たちが井戸川克隆前福島県双葉町長や「岐阜環境医学研究所」の所長を取材。同所長が、大阪の震災がれき焼却場近くの住民千人を対象にした調査で「鼻血、眼、のどや皮膚などに、不快な症状を訴える人が約800人もあった」と指摘している。

大阪府と大阪市は「19日発売号で反対意見を載せると聞いている。内容を見てから、今後の対応を考えたい」としている。府と市は2013年1月、東日本大震災で発生した岩手県のがれきを受け入れ、計約1万5300トンの処理を同年9月に終えた。

美味しんぼをめぐっては、前号の内容をめぐり、福島県双葉町が小学館に抗議文を提出したほか、石原伸晃環境相が描写を批判するなど波紋が広がっている。(共同)






2012年10月11日
橋下大阪市長定例記者会見では、
がれき焼却による健康被害に関して記者とこのようなやり取りがありました。




記者:まだ答えがない意見に関して質問しますね。

橋下:時間はどれ位ですか?

記者:時間はそしたら2~3分でいいです。

橋下:2~3分ですか、はい。

記者:
そしたらですね、
がれきを焼却処分している北九州市とか東京都で、
「健康を害した」という人が結構出ているという情報があります。
で、橋下市長は以前ですね、フリーの山本さんという方の質問に対して、
「そんな情報は把握していませんから」ってお答えになりました。
ただですね、

橋下:いやだってさ、鼻血がものすごく出ている人とか僕は新聞で見ていないんですもん。

記者:新聞が取り上げていないだけなのかもしれませんね、それは。

橋下:いや、それは鼻血がものすごく出てるんですか?

記者:ま、いいですわ、そしたらですね、

橋下:
いや、そこを誤魔化さずにね、
「鼻血をものすごく出している子どもたちが増えてる」っていうふうにね、
その山本さんっていう人が言ったんですけど、
何人ぐらいの子ども達が、それだけの鼻血を出した子供たちが増えているんですか?

記者:あのすみません、わたしはそこまでは。

橋下:いや、全然事実がないんだったらその質問に、あのー、かえれる、質問する資格がないんだと

記者:その質問を最初にしたんじゃないんです。で、わたしが質問したいのは、

橋下:ちょっと待って下さいよ、健康

記者:ちょっと聞いて下さいよ。

橋下:いや、健康を害している人がいるって

記者:わたしが質問したいのは、

橋下:健康を害している人がいるって言ったでしょ、

記者:はい

橋下:だからどういう健康を害しているんですか?

記者:鼻血が出たとか頭痛がしたとか言っていますよね。

橋下:いまそれを知らないって言ったじゃないですか。

記者:いや、知らないんじゃなしにそういう話が実際ネット上に沢山あるって言っているんですよ

橋下:いや、それだったらその

記者:それで報道をね、

橋下:待って下さい、ここは報道の場なのでね、

記者:はい

橋下:都市伝説を語る場じゃないんですよ

記者:(笑)都市伝説!って言っていんですか?

橋下:
だって空想で話をしたらね、じゃあ、北九州の方でもう倒れている人が500人いるとかね、
もう200万人、300万人1000万人いるって言って、
ここで記者からそんな質問こないですよ。
だから、そういう空想で語るのは、ここは報道の場ですから!
事実に基づいていって下さい。
だから健康を害しているっていうんだったら、どういう健康を害しているのかまず言って下さい。

記者:えっとですね、そしたらですね、

橋下:鼻血が出ているっていう事は確認していないって言ったね?

記者:私はそうしたらハッキリいます。私自身が見た訳じゃないですから。

橋下:いやそれはダメです!ここで話したらダメです!

記者:それはハッキリ言います私は。

橋下:待って下さい。
これねぇ~、ちょっと記者クラブのみなさん、
ちょっとこれはね、報道の質問に僕は耐えられないと思うんですけどね、
記者のみなさんがそれを確認していない、裏付けのない事実をここで質問がきてもさ、
僕はそれには答えませんよ。
それは記者クラブで、

記者:
ちょっと待てください、私もね、その話を出したのは、ここから続きがあるんですよ、まだ。
もしね、

橋下:いやだから、

記者:健康被害がね、この後出た場合はどうするのか?っていう事を聞きたいんですよ。

橋下:どういう被害?

記者:もう、都市伝説でもいいですよ、そしたら。

橋下:「もしも」って言い出したら、もし地球が滅亡したらどうするんですか?

記者:ちょっとそれは飛躍しすぎとちゃいますか?

橋下:一緒です!

記者:ちがいます、それは。

橋下:ここは都市伝説の場ではないですよ。

記者:都市伝説ではないです。
健康被害がもし出たら、じゃあそこに対して

橋下:今の関する

記者:
どういう調査をするのかとか、補償をするのかとか、
そう言った事は準備しているのか?って聞きたいんですよ。


橋下:今の科学的根拠では健康被害は出ません!

記者:それはどういう科学的根拠ですか?

橋下:それはだから専門家会議で考えて下さい。

記者:あのですね、

橋下:因果関係ありません!

記者:あのですね、
以前ね、市長が会見で言ってた内容をちょっと言いましょか。
「安全だ」という専門家もいれば「危険だ」という専門家もいるが、
僕自身は「安全性に問題がない」という専門家に汲みしていると。


橋下:ええ。

記者:言っていますよね。これってどういう事なんですか?これは。

橋下:いやぁ

記者:「危険である」って言っているのがあるのも知っている訳ですよね。

橋下:「それはとんでもない主張だ」っていう話です。

記者:とんでもない主張!

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橋下:
だってここに浴びてるんですもん、放射線。
じゃああなたここで放射線を浴びているのをどうするんですか?1.4
平均で年間1.4ミリシーベルト浴びているんですよ


記者:いいえ、それはあくまで外部被ばくの話ですよね。

橋下:外部被ばく

記者:内部に取り込んだ、たとえば食材から取り込んだ例とかね、

橋下:(答えられない)・・・、3分終わりましたね。(ニヤッ)

進行係:あのまァ、ちょっと時間の都合とかがあるんで、

記者:不誠実ですよ、あなた

橋下:いや、それは全部ホームページに出していますから見てください。

記者:それとね、証明が、

進行係:すみません、他の記者の質問もございますのでちょっと、この辺でやめていただきたい

橋下:全部ホームページに書いて、あの全部出ています。

記者:あなたの答はね、非常に不誠実なんですよ、本当に。

橋下:質問がとんでもないですから!

記者:失礼なやつやな、ほんまに

女性:他に質問ありますでしょうか?

橋下:もうちょっと、正記者クラブの報道の質問勉強してから来て下さい。



橋下氏は、「危険だ」という専門家の意見は「とんでもない主張」なので、最初から排除している。
その理由も聞こうとしない。
自分にとって都合の悪いことを質問されそうになると、相手の話を全く聞かずに、声を被せて同時に話しだす。
この記者は、「もしも健康被害が出たら、その時は市の対応はどうするのか?」という事を聞きたかったのに、
その質問をさせない橋下氏の言動には、書き出していて「これが、こんな人がトップにいるのか…」と、
絶望的な思いと、ちょっと鼻で笑っちゃう感覚がありました。
なんでこの人が選挙をすれば何回も当選するのか、大阪市民の気持ちがとても不思議です。
(東京都民も全く同じですが…)


また、大阪維新の会の井戸まさとしという人は、
陳情書をゴミ箱に捨てた写真を、かつて、なんとご自分のブログで公開していました。

大阪市は知っていた?


井戸議員のブログ記事の記録(ご本人のブログ記事は削除されています)
井戸まさとしのブログ
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陳情書の大半が片付きました   2013/3/28(木)午後7:59

今日は午前中が幹事会・団総で午後委員会採決の予定ですが、会派間交渉が延び
幹事会が始まったのが団総の時間となりました。例の市営交通民営化は昨日の段階で交渉は残念な結果で終わってしまっています、それともう1つこの議会で議論しておく重要な件があるのです。山ほど書きたいけど怒られちゃうのでこの件は今日はここまで。

予算案は組み換え等はなくいけそうでしたが、自公民が組んで重たい付帯決議を要求してきました、国保保険料や幼稚園民営化などです、一部は事前に調整で維新としても賛成できるものがありますが、大半はこれまでの議論を否定することにつながるので、修正せず通すことは無理な話、各委員会でいろいろ議論して文面を考えたものの、最初から自公民は修正に応じる気はなく賛否だけを返せと、全く時間の無駄の作業でした、まあ修正してもどうせ受け入れないだろうからさらなる時間の無駄をする必要がなく良かったとも言えますが。

民生保健委員会は採決に加わらない委員長が自民党のため自公民では過半数に達せず、
結局共産党賛成の予算に関する付帯決議(災害廃棄物、管路輸送)だけを出してきました、我々の修正を聞き入れていないので「セシウム等の放射線量」と科学的には誤解を与える表現、言いたいことは多分「セシウム等の放射性物質(放射能)の量(=Bq)」だと思います、あれほど金も手間もかかるベクレルの測定をたくさんすることにこだわっていましたから。もちろん「セシウム等から放出される放射線量(=μSv)」等とも読めないこともないですが仮に空間線量が上がってくるようなことがあればBqで言えば基準を桁違いに超える量です。専門家がついているとのことですが、前の条例でも「甲状腺膿腫等の悪性新生物等」という、医学的にはありえないような表現がありました、膿腫は膿を持った腫物で悪性新生物ではありません。

いずれにせよ予算の可決でガレキの陳情書等が議決を要しないものとなりました、大半は市外からの扇動家が送り付けてきたデマだらけのメチャクチャなもので、金太郎あめのように同じような中身で、印刷すること自体が紙の無駄と議会でも言ってました。
仮置き場である机の上に山積みしていたのが片付きました、あとは焼却処理あるのみです。
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そして陳情書は焼却された。

私たちの提出した陳情書はゴミ箱に捨てられ、写真を撮られ、曝されました。
大阪おかんの会 2013年03月31日(日) 11時45分48秒
私どもは、3月の大阪市会・民生保健委員会におきまして、2通の陳情書を提出しました。  そして、サポーターさんも各々で、陳情書を出していると思います。そして、大阪市内外の方々から多くの陳情書が大阪市会・民生保健委員会に提出されていると思います。私たちも含め、一つひとつに「心」のこもったものです。そんな中でのこの行為。悲しさと同時に強い憤りが!



ヒドイですね、読みもしないで大阪市は陳情書を燃やしているんです。
それで事実はないとか見たことも聞いたこともないとか、
自ら調べることもせず、市民が調べたものまで燃やしてしまう。






以下に、美味しんぼに登場され、鼻血が出るメカニズムの説明をしていた松井英介医師が
「美味しんぼ」と「脱ひばく」に関して書かれた文章を紹介します。


「美味しんぼ」と「脱ひばく」を合言葉に

松井英介
 
はじめに
被災者の訴え=自覚症状を無視してはいけません


「美味しんぼ」が、新しい話し合いの渦を産みだしています。多くの人びとの関心が、双葉町をはじめとする被災現地の人びとの苦難に寄せられています。この機会に、あらためて3.11事故がもたらした、健康といのちの危機について、話し合い考え行動することができれば良いと思います。
私は一臨床医ですから、私の日常は、患者さんの訴えを訊くことから始まります。訴えの多くは、ノドが痛い、目がかゆい、息が苦しい、むねやけがする、脈がとぶなど、何らかの自覚症状に関することです。その意味で、自覚症状は、患者さんが苦しめられている実態を示す、とても大切なものです。
 
今回「美味しんぼ」に登場し、話題になっている鼻血やひどい疲労感も、これら自覚症状のひとつです。テレビや新聞に登場する人の中には、そんなものはなかったとか、“風評被害”を煽るものだとかいう人もいるようですが、それらの人々は苦しんでいる被災現地の人びとを思いやる心がないのかと疑ってしまいます。現に苦しんでいる人がいるのに、それらの訴えは仮病だとでもいうのでしょうか。
 
3.11事故によってふるさとを奪われ、不自由な仮設住宅や借り上げ住宅暮しをしなければならなくなって、また、見知らぬ地に移り住まざるをえなくなって、すでに3年以上。全国各地に数万人、岐阜にも300人ほどの方が移り住んでいらっしゃいますが、多くの場合家族ばらばらの不自由な暮らしを強いられています。これら、今まで経験したことがない状況の下で苦しんでいる人びと、とくに子どもたちに想いを馳せることが、いま最も求められていることではないのか、私は思います。
  
異様な「美味しんぼ」攻撃
 
今回私は全く偶然に「美味しんぼ」の作者たちと出会ったのですが、それから1年以上おつきあいしてみて、ある感銘を覚えています。それは、雁屋哲さんと編集部の方たちが、じつに丹念な取材を重ね作品を仕上げられる、その姿勢に対してです。私への取材も昨年の秋から今年にかけて、随分長い時間がかかりました。私も忙しい毎日でしたが、私を惹きつけて離さない力が彼らにはありました。それが、30年もつづいてきた「美味しんぼ」人気の秘密かもしれません。
 
今回の「美味しんぼ」攻撃の特徴は、東電原発事故の原因をつくった日本政府が乗り出していることです。菅義偉官房長官、石原伸晃環境大臣、環境省、石破茂自民党幹事長ら
が舞台に上がりテレビメディアにも登場しています。橋下徹大阪市長や佐藤福島県知事ら
は“風評被害”などというわけのわからない言葉を使って、「美味しんぼ」の内容があたかもウソであるかのように印象づける発言をしています。
 
「美味しんぼ」に描かれていることは事実です。
被災者が実際に経験した自覚症状など具体的事実を元に表現された作品に対する、権力者のこのような対応は、国家権力主導の異様なメディアコントロールだと言えるのではないでしょうか。

東電と国による言論・表現の自由の圧殺

3.11事故は、多額の税金を使いながら巨利を貪ってきた東電関連原子力産業と国策として原発を推進してきた日本政府におもな責任があるので、彼らがまず被害を受けた福島県をはじめとする汚染地域の住民に謝罪し、賠償すべき事柄です。それが、あろうことか、あたかも住民の健康被害はなかったがごとく言い募り、住民の立場から福島の過酷な現実を活写した「美味しんぼ」を攻撃するという挙に出ているのです。彼らの行いは「美味しんぼ」の抹殺と作者の口封じであり、言論と表現の自由の圧殺に道を開くことものだと言えましょう。

3.11事故によって最も甚大な被害をうけ全町民と役場が避難を余儀なくされた双葉町は、「差別助長」「風評被害」を謳い文句にした抗議文を「美味しんぼ」の出版社小学館に出しました。住民のいのちと生活を守るために活動すべき第一線の自治体として、同町と町民の苦難の現実を、また井戸川克隆前町長と伊澤史朗現町長の今までの努力と実績を、全国民に知らせる良い機会にすることもできたであろうに、まことに残念の極みです。

双葉町は井戸川克隆前町長の時に、疫学調査を行っており、町民が訴えた症状は鼻血のみに留まらず、様々な自覚症状が記録されています。

この問題に関して放射線防護の研究者、野口邦和・安斎育郎両氏は、2014年4月29日付毎日新聞紙上で、「被ばくと関連ない」「心理的ストレスが影響したのでは」と述べています。お二人は、血小板が減少し全身の毛細血管から出血するような、1シーベルト以上の大量急性被曝を、鼻血や全身倦怠感など自覚症状発症の条件だとしています。このような考え方は、残念ながら彼らに特異的な事柄ではなく、広く一般の臨床現場の医師にもある誤った認識です。その論拠は、後述する「被曝の健康リスクを知り知らせる」の項をご参照ください。

「低線量」放射線内部被曝を理解して患者さんの自覚症状に耳を傾ける

「美味しんぼ」でもご紹介しましたが、私たちの身体の70%以上は水です。その水の分子をイオン化放射線は切断して、細胞の中に、水酸基や過酸化水素など毒性の強い物質を生成します。これらの毒が粘膜や毛細血管の細胞、さらに遺伝子やDNAを傷つけるのです。この現象をバイスタンダー効果といいますが、このような放射線がもたらした間接効果の方が、放射線そのものによる直接効果より、健康影響は大きいことがわかってきています。

遺伝子不安定性の誘導だとかエピ・ジェネティックスといわれる現象も、最近の分子生物学の成果です。
「低線量」放射線内部被曝の健康影響を、私たちは十分理解した上で、住民の方々の訴えについて考える必要があるのではないでしょうか。後で述べるように、アスベストとか有害な化学物質との複合作用も重要です。

様々な自覚症状を訴える被災者の方々が相談にこられたとき、このような“専門家”や医師の心ない対応が、新たなストレスになることを、私たちは肝に命じなければならないと、日々、自分に言い聞かせております。
心理的ストレスといわれるものも、元をたどれば、その原因は3.11東電原発大惨事にあるのですから、患者さんの自覚症状や訴えを頭ごなしに否定するのではなく、まず虚心に耳を傾けることから始めるべきではないでしょうか。

3.11事故によって生活環境に放出された放射性物質の処理

3.11事故によって自然生活環境に放出された放射性物質は、東電が自らの産業活動の過程で排出したいわば産業廃棄物だと私は考えます。ですから東電が自らの責任において、処理するのが原則です。放射性物質はできるだけ拡散させず、1ヶ所に集めて、言うならば事故を起こした原発の敷地内に集めて管理・処理するべきです。

大量の人工放射線微粒子とガスは、今も出つづけていますが、これら様々な核種は県境を超えて拡がり、地形や気象状況によって、福島県だけでなく東北・関東地方などにもホット・スポットを形成しました。日本政府は、これら人工核種によって汚染された岩手県と宮城県のガレキと呼称される汚染物を、汚染が少ないからよいとして日本各地の自治体に受け入れさせて、処理してきました。大阪府もそれら自治体のひとつでした。前述したように、放射性物質を広く拡散させることは厳に慎むべきことで、一点に集中して管理・処理するのが原則です。このような日本政府の放射性核種拡散政策は根本的な誤っています。しかし政府はそれを強行し、大阪府はその処理を受け入れてしまいました。このことによって、福島県など高度汚染地域から避難してきた母と子が、二度目三度目の避難・移住を強いられる事例がでてきているのです。

「大阪おかんの会」の健康調査と大阪府放射性物質濃度調査の問題点

大阪府のガレキ処理による健康影響について熱心に調査を続けてきたお母さんたちがいます
(「大阪市ガレキ本焼却における健康異変報告(Vol.5)大阪おかんの会」http://ameblo.jp/osakaokan2012/)。

大阪府が本格焼却を始めた2013年2月以降4月19日までの集計結果は次のようです。

報告人数797名/自覚症状総数1826=2.29(一人あたりの平均発症数)
① 喉の異常・咳・痰…585
② 鼻の異常…鼻水・痛み188+鼻血97=285
③ 眼の痛み・かゆみ…272
④ 頭痛…135
⑤ 皮膚の異常…80
[皮膚の症状:痒み、ピリピリする、発疹、吹き出物(全身)]
⑥ 肺、気管支の異常・息苦しい…86
⑦ 心臓・動悸・胸痛…71
⑧ 倦怠感…55
⑨ 発熱…53
⑩ 腹痛・下痢…38
⑪ 吐き気…31
⑫ 骨・筋肉、関節…23
⑬ 耳、めまい、ふらつき…36
 [耳の症状:痛み、耳鳴り、聞こえが悪い(喉、鼻にも異常有り)など]
⑭ 口内炎…15
⑮ 眠気、ヘルペス、痙攣、その他…61

その他注目すべきこととして、つぎのようなことが挙げられます。
1.避難してきていた人たちが、避難する前に感じたことや症状が同じと感じた。
2.臭いがひどい、喉が痛くなるなどでしていたマスクに赤い色が付いた。
3.最初は中国からのPM2.5かと思った。しかし強い臭いがしたり黄色いような色が着いたものが流れてきて中国からのものでないと思った。

橋下徹大阪市長は、これら「大阪おかんの会」の調査結果を無視し、大阪府市の住民の健康といのちを軽視した妄言を繰り返しています。住民のいのちを守る市長としては、失格だと言わざるを得ません。

大阪府は、ガレキ処理に際して調査した放射性物質濃度の測定結果を発表しています。それによれば2012年10月31日に採取された災害廃棄物の放射性セシウムの濃度がキログラムあたり8ベクレル。また、2012年11月30日に採取された飛灰の放射性セシウムの濃度は、それぞれキログラムあたり37~38ベクレル。

飛灰の基準値は大阪ではキログラムあたり2000ベクレル(日本国の基準値は3.11事故後2011年6月3日8000ベクレルとした)ですが、基準値そのものに、胎児や子どもの基準値を示さないなど重大な問題点があります。

ドイツ放射線防護協会は、乳児、子ども、青少年に対する一キログラムあたり4ベクレル以上の基準核種セシウム137を含む飲食物を与えないよう推奨」しており、それに比べると、38ベクレルは10倍近い値。身体に影響がないとは、断定できません(松井英介著「見えない恐怖―放射線内部被曝―」(2011年)旬報社刊)。

ガレキを汚染した人口放射性核種に関しては、放射性セシウムが測定されているだけです。後述するように、ストロンチウム90など、全ての人工核種の検査が、放射線による健康影響調査には不可欠です。
加えて私たちが見落としてはならない大切なことは、それら人工放射性核種とアスベストや有害な化学物質との複合汚染による健康影響があるということです。

「低線量」内部被曝の健康リスクを知り知らせる

3.11事故現場から生活環境に放出された人工放射核種について日本政府が発表したデータで、宮城県南隣、福島県相馬市でセシウム137(137Cs)の1/10のストロンチウム90(90Sr)を検出されています。しかし、土や食品に含まれる放射性セシウム以外の核種についての検査はほとんどなされておらず、ストロンチウム90(90Sr)をふくむ全ての人工放射性核種の検査が健康影響評価には不可欠です。呼吸や飲食で体内に入ったストロンチウム90(90Sr)は、カルシウムとよく似た動きをするため、骨や歯や骨髄に沈着し、セシウム137(137Cs)の何百倍も長い時間、すなわち数年~数十年間排出されず、骨髄中の血球幹細胞を障害しつづけます。その結果胎児の発達が障害され、白血病など血液疾患発症の原因となります。

私たちの細胞60兆個の元はたった一個の細胞=受精卵。約10ヶ月で脳眼鼻耳手足心肝などの細胞に分化します。胎児は放射線感受性が高いことを学校で教えるべきです。人工放射性物質はゼロ!放射性汚染物の処理は東電事故現場一点集中が原則です。私たちは、記録を将来にわたって継続するため、最近「健康ノート」を発刊しました。

低線量放射線被曝の健康影響は、まだ不明な点が多いなどと言う研究者もいますが、そんなことはありません。低線量放射線のとくに内部被曝による健康障害に関する多くの調査研究結果がすでに集積されています。低線量被曝による身体への影響は、2009年に発表されたニューヨーク科学アカデミーの論文集にも、チェルノブイリ事故後の多くの実例が紹介されています。

また、通常運転中の原発から5km圏内に住む5歳以下の子どもたちに2倍以上白血病が多発しているという、ドイツで行われた疫学調査結果も重要です。
今後日本で放射線による健康影響を調査して記録していく上で不可欠の条件は、まず、生活環境に出た全ての人工放射性核種を調べ、それら核種の放射線量をベクレルで表示することです。そして、それらデータと自覚症状を含む病状、そしてさまざまな検査結果との関係を記録し解析することが必要です。

また、年間100ミリシーベルト閾値に関しては、「全固形がんについて閾値は認められない」とした放射線影響研究所の2012年疫学調査結果報告「原爆被爆者の死亡率に関する研究第14報 1950-2003年:がんおよびがん以外の疾患の概要」に注目すべきです。

おわりに
 「脱ひばく」を合言葉に、チェルノブイリ法、国連人権理事会特別報告者報告と勧告、IPPNW声明を、子どもたち=次世代に伝えましょう


1991年成立したチェルノブイリ法の基本目標はつぎのようなものです。すなわち,最も影響をうけやすい人びと、つまり1986年に生まれた子どもたちに対するチェルノブイリ事故による被曝量を、どのような環境のもとでも年間1ミリシーベルト以下に、言い換えれば一生の被曝量を70ミリシーベルト以下に抑える、というものです。

2013年5月に公表された国連人権理事会特別報告者報告と勧告、そしてそのすぐ後に出された核戦争防止国際医師会議(IPPNW)の声明は、日本政府の提唱する年間20ミリシーベルトは容認できないとし、被曝線量を最小化するためには、年間1ミリシーベルト以上の地域からの移住以外に代替案はないとしました。

3.11以降想像を絶する苦難を押し付けられた双葉町をはじめとする被災現地の人びとの現状を知り、人びとが家族や地域の人間関係をこわすことなく、汚染の少ない地域にまとまって移り住み、働き、学ぶ条件を整えることが、求められています。

「脱ひばく」すなわち「子どもたち=次世代にこれ以上の被曝をさせない!」を合言葉に、「美味しんぼ」に関心を寄せる良心の若者を総結集し、活動の輪を大きく拡げましょう。








【内容情報】
なぜ「内部被曝」は危険なのでしょうか。
からだの中に入り込んだ放射性物質が引き起こすがんや白血病。
被曝のしくみや健康への影響を正しく知って適切な対応を。

【目次】
第1章 福島原発事故による健康障害
第2章 内部被曝とはどのようなものか
第3章 原子力発電と内部被曝
第4章 広島・長崎被爆者の内部被曝
第5章 ビキニ水爆実験による内部被曝
第6章 「劣化」ウランと内部被曝
第7章 トロトラストによる内部被曝
第8章 放射性物質を掘り出すことの意味
基礎知識/資料

【著者情報】
松井英介(マツイエイスケ)
1964年岐阜県立医科大学卒業。
2001年3月まで岐阜大学医学部附属病院勤務。放射線医学講座助教授。
退任後、岐阜環境医学研究所を開設。
日本呼吸器学会専門医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡指導医、
日本肺癌学会および日本呼吸器内視鏡学会特別会員。
1997年から東京都予防医学協会学術委員、保健会館クリニック呼吸器外来担当、
「東京都から肺がんをなくす会」指導・総括。
2009年から癌研究会有明病院顧問


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私は東京に住んでいますが、線量計が手に入ってから(2011年8月以降)
事故後がれきを焼却する前までは、だいたい0.08~0.14マイクロシーベルト/hでしたが、
最近はだんだん線量が高くなってきています。
0.2を超えて、ピピッと音を出す回数が増えてきました。
なぜなんだろう?と思っています。
がれきの焼却のせいなのか?
東京といっても、私が住んでいる地域は緑が多いところなので、
風に乗ってやってくるのか?
何かがどこからか運ばれてきているのか?
理由がハッキリしないのですが、放射性物質は時を経て少なくなるよりも、私の周りでは増えてきています。


事故直後には私も健康被害がありました。
普通の喉の痛さとは違う、ずーっと奥の方がヒリヒリして、
その痛さが2011年5月からしばらくの間続いていました。
顔などの皮膚もチリチリと痒いです。
一番たくさんこちらに放射性物質が降ってきた頃、2011年3月23日頃は
口の中が鉄の味がして、お料理の味が分からなくなり、味覚障害になりました。
水道の水を飲むのを一切やめて、危険な食物を完全に避けるようにしたら、味覚が戻ってきました。
今現在でも、外食をした時など、食後2時間ぐらいで激しい下痢をする時があります。
どこかへ出かける時など、自分で選んだ食材を使ったお弁当を持参しないと駄目になりました。

原発が爆発する前はなかった症状なので、放射能の影響だと、私は思っています。









「美味しんぼ」鼻血問題 関係ブログ

<鼻血は風評被害だ?>環境省が異常な反応~いろいろまとめ~
「如何に福島は危ないかを証明しているのは今の環境省」


<実際に鼻血はあります!>
えっ!?ヽ(ヽ゚ロ゚)!「放射線技師や宇宙飛行士は鼻血が止まらないことになる」~いろいろまとめ2~


「美味しんぼ」福島の真実23話(一部セリフ書き出し)

<3人の先生に質問>
「低線量被ばくについてデータを蓄積する必要はあると思いますか?」
山本太郎議員5/15参議員(文字起こし)


<美味しんぼ>橋下徹大阪市長と松井英介医師

「福島県民の請求権を「風評被害」という名のもとに妨害されている」
井戸川前双葉町長質疑応答・上原国立市長
/広河隆一氏「チェルノブイリでは避難民の5人に1人が鼻血を訴えた」チェルノブイリアンケート結果


<美味しんぼ>鼻血や下痢、疲労感には、放射線の影響が考えられます。 この分野では、「ペトカウ理論」という学説があります。肥田舜太郎氏 医師

「福島事故前より事故後に鼻血が増えているという比較データは承知していない」安斎育郎氏

「放射線管理区域にしなければならない場所から避難させず、住まわせ続けているというのは、そこに住む人々を小さな子どもも含めて棄てるに等しく、犯罪行為です」小出裕章氏

ロンブー淳 「実はボクも北茨城に行った次の日、こんな量がでるのかってくらい布団が鼻血まみれになっていたことがあったんです」







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ゴミ焼却時にバグフィルターを通り抜けた放射性セシウムの大気中排出

下記の発表の予告が公開されていたので、ご参考にお知らせします。
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第84回日本衛生学会学術総会
http://www.convention-w.jp/jsh84/prog.html


http://www.convention-w.jp/jsh84/img/84prog01_2.pdf
一般演題(口演)5月27日(火)
第4会場(岡山コンベンションセンター3F 302会議室)
一般演題(口演)18 環境保健・環境生理3(含:放射線) 14:33 ~ 15:21… …………………………S209
O-2-07 ゴミ焼却時にバグフィルターを通り抜けた放射性セシウムの大気中排出
岩見神経内科医院 岩見 億丈
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大事なことがどこかへ飛んでしまいそうです。

テレビから情報を得ていると,岡山大等による双葉町と丸森町の調査結果や広河さんらによるチェルノブイリでの長期にわたる調査結果については存在さえ知らされないのに対して,橋下大阪市長が震災がれきの焼却による被害についての「美味しんぼ」の記事について「根拠を示してほしい、取材が甘い」と発言したことだけは大きく取り上げています。その結果「美味しんぼ」の作者や松井医師が「大阪おかんの会」の調査結果を意図的にねじ曲げて,被害をでっち上げようとしたかのような印象を受けてしまいます。
今回kiikochanが松井医師のお話を丁寧に紹介してくれたおかげで,「大阪おかんの会」など住民の要望や調査結果を無視してきたのは橋下市長の側だと言うことを知ることができました。本来なら,がれきの焼却によって住民に被害が出ているかどうか,一番気にかけて調査をしなければならない立場の人が橋本市長のはずです。
それにしても,定例記者会見における橋本市長と記者との会話を読んでいると,この方はどこか人格傷害を持っているのではないかと思います。前々都知事にも同じようなところがありましたが,大阪市長の方は回転がすごく速いですね。

ところで,「美味しんぼ」の発売元である小学館が5/12発売号の「美味しんぼ」の校正刷りを発売11日前に環境省に送っていたことがわかり,小学館が批判にさらされているようです。これについて環境省が「内容の訂正要求をしていない」といっている一方で,石原環境相は9日に「住民の被ばくと鼻血の因果関係はないという評価が既に出ている」と風評被害への影響を懸念したとのことです。
私は行政が雑誌に掲載される漫画の内容に干渉することには反対ですが,環境省に問い合わせがあった段階では何も意見を伝えず,省の責任者である環境相が内容について批判をすると言うことはもっと理解できません。
また,18日には安倍首相がサクランボを頬張りながら「風評被害を払拭」する努力を強調して見せました。
原発ひとつを取ってみても,汚染水の垂れ流し,事故の被害者の補償,除染の効果への疑義,再稼働の強行など問題山積みの中で,漫画の中の「鼻血」の問題でこれだけ行政が強い反応をしていることに強い違和感を感じます。

No title

そのお母さんとやらはどこに住んでいるのかな、件の焼却炉周辺には住宅は一軒もないんだけどね。

No title

国が必死になって否定する=健康被害は真実ということ

大阪の焼却場の付近では実際に健康被害が出ています
それを否定するのは被害者を冒涜する行為です

この大阪事件に対する原発推進派の決め台詞は決まって
原発推進派「焼却場付近に民家は無い」、だが
実際は、焼いて発生した汚染大気は付近どころか大阪府すべてに拡散する
そして、大阪府どころか他の県にも流れていく

要はね、放射能が飛ぶっていうのはさぁ
落ち葉が飛んでいったとかそういう話じゃねーんだから!!!
ピョーンと10m飛んで地面に落ちて終わりとかそういうものじゃない!!
放射能はどんどん流れて日本中に拡散するんだ!!

国民をあまりアホな嘘で騙そうとするな