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<政府事故調 吉田調書>「3号機の格納容器の圧力異常上昇を報道機関に流すのを止められた」5/21報道ステーション(内容書き出し)

2014年5月21日 報道ステーション

原発事故「大量被ばくの恐れも」吉田調書。政府は... 投稿者 kotetsu1111



原発事故 “大量被ばく”恐れも
「吉田調書」政府は公開せず


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こちら、去年の7月に亡くなった福島第一原発の吉田所長です。
この吉田さんが事故対応の証言をした非公開の記録吉田調書というものがあるんですが、
これを朝日新聞が入手して報道しました。

格納容器が危機的な状況になっても、国民に知らされることがなかった、その経緯が語られています。

2011年3月14日
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吉田昌郎所長(当時):大変です大変です、3号機、多分水蒸気だと思い、爆発が今起こりました


あの大事故の教訓は今いかされているのか?

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今日の朝日新聞の記事。
圧力上昇、公表を規制 吉田調書で判明

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吉田調書とは何なのか?
それは福島第一原発の事故対応にあたり、
去年7月に他界した吉田昌郎前所長に政府事故調査委員会が聴取した記録。

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事故については、政府、国会、民間、東電と、4つの委員会で調査が行われた。
しかし、吉田所長に長時間話を聴けたのは、健康状態が悪化する前に聴取した政府事故調だけ。
その際の聞き取りは29時間以上に及ぶ貴重な記録だが、
非公開のまま内閣官房に保管されている。
それを朝日新聞が入手したと言う。

事故翌日の2011年3月12日、まず1号機が水素爆発した。
それから二日後、3号機も水素爆発するのだが、その直前の話だ。

記事にはこうある。
14日,3号機の圧力があがり続けたため爆発の恐れがあり、
それを阻止するため圧力を減らす手段として高濃度の放射性物質を外に出す準備が進められていた。

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しかし、国が情報を統制し、3号機の圧力上昇さえ報道機関に知らせなかったというものだ。

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当時の映像を元に状況を振り返る。
吉田所長:
これねぇ、もう危機的状況ですよ、これ。
簡単にこれ(燃料棒が)露出している状態になっていますよ、これ。

3号機原子炉の冷却ができず、高温になり水蒸気が大量に発生。
圧力が急激に上がったのだ。
そのため格納容器が爆発する恐れが出た。

吉田所長:
要するにドライウエル(格納容器)の圧力があがってきているという事は、
例の1号と同じように水素場k初の可能性がまたあると言う事なんですよ。

東京電力本社:
上のベント弁を開けるのを早めに開けないといけないと思うんですが、

ベントとはこういうことだ。
圧力が上昇し、格納容器が壊れるのを防ぐため人為的に気体を外に出すのがベントだ。
爆発するよりは人為的に排出する方が外に出る放射性物質が少なくなる。
ベントには二つの方法がある。

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まず検討されるのがウエットベント。
気体を水に通し多くの放射性物質を取り除き外に出る放射性物質を減らせる。
ウエットベントが出来ない場合、
最後の集団がドライベント。
水を通さずに気体を出す方法だ。
ウエットベントに比べ、最大で1000倍程度の濃度の放射性物質が外に出てしまう。

当時の映像に戻る
東京電力本社:今風向きが南南東ですので、陸地に向かって、双葉町方向へ向かって吹いています

東電はドライベントによる周辺への放射能の拡散についてシュミレーションをしていた。

東京電力本社:
被ばく評価の結果、粗々ですけど出ましたので。
えーっと250ミリシーベルト圏内がずっと相馬郡の方まで、えー3時間の間で広がっていくという評価になります。


この3号機の危機的状況について、東電は報道機関に発表すべく保安院に伝えたという。
しかし、

東京電力本社:
あ、1F(福一)さーん、聞こえますか?
1Fさーん。

吉田:吉田です。

東京電力本社:
あ、今NISA、保安院からも官邸に向かって共同で処理していますが、
今プレス(報道機関)を止めているそうです。
それで、いまプレスには止めているんだそうです、話すのを。

武藤栄副社長(当時):
なんだって?聞いてなかった、ごめん。
何が、官邸とかなんとかって言ったの?

東京電力本社:
今、官邸と保安院がですね、本来ならプレス(報道機関)に流すんだけど、
今止めているそうです。

それで、あのーー

3号機の格納容器の圧力異常上昇。
しかしこの情報を報道機関に流すのを止められたという

当時官房長官だった枝野氏に話を聞いた。

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民主党(当時官房長官)枝野幸男衆院議員
いや、あのー、官邸としては全く知りませんし、
あのー、むしろ、あらゆる事実関係はあの、官邸にも同時に報告してくれないと困るけれども、
あのー、できるだけ早く、しっかりと公表するようにという指示を出していました。

当時の政権中枢が情報統制を知らなかったというのだ。
当時の保安院は「官邸で調整をするので報道発表を待つよう東電に指示していた」というのが実態だ。
結局最悪の事態に陥った。
14日午前11時。
ドライベント以前に3号機は水素爆発をした。

つまり保安院は、爆発の危機を知りながら、報道を規制し、
住民に知らされないまま爆発により大量の放射性物質が放出されたのだ。


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井戸川克隆前町長 福島県双葉町:
混乱を抑えるために私たちが被ばくをしてもいいのかという、
そういう様な判断ですよね、教えなかったというのは。

この問題は今後の再稼働の問題にも深くかかわる。
柏崎刈羽原発が立地する新潟県の泉田知事。

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泉田裕彦知事 新潟県:
かなり大きな被ばくをする可能性があるものを内緒で進めようとしたと。
また事故が起きたら同じ事をするんじゃないかと。

当時政府事故調の委員だった、九州大学の吉岡斉教授。

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吉岡斉教授 九州大学 元政府事故調査検証委員:
こういうもの(吉田調書)を当然活用すべきだと。
研究に活用されるべきだし、安全対策の検討にも活用されるべきだと言う事で、
何らかの公開のルールを定めてから、私たちが解散すればいいんじゃないかと、
そういう事を言った委員が何人かいます。
私もその一人です。
今の事故後ですら、基本的には現地は発電所に任せる。
で、避難については自治体に任せるという様な、そういう、全体として統合的に動くようなシステムが、
危機管理システムが整備されていないという、そのもとで再稼働なんて軽々に行うべきでは無いように思いますね。

しかし政府はこの吉田調書を公開しないという。

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菅義偉官房長官:
政府事故調が行った関係者のヒアリングは、非公開を前提に任意の協力を頂いて行ったもので、
吉田元所長のヒアリング記録を含め、ヒアリング記録は公表しないことになっています。

Q:長官自身は調書の現物をというのはご覧になったことはないんでしょうか?

菅官房長官:私は見てません!


原子力規制委員会の田中委員長も調書を読んでいないという。
しかし、再稼働の動きは着々と進められている。

2014年5月21日 午後3時半
Q:今後ご覧になるつもりはありますでしょうか?

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田中俊一委員長 原子力規制委員会:
まず事務方がよく整理していただくという事で、あの、お願いしたいと思います。
私には、絶対的な物理的時間に制限があります。

各事故調には当事者たちの貴重な証言が膨大に保管されている。
しかし、非公開のままだ。


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古舘:
恵村さん、膨大な資料がですね、眠っているんだ、明かされないと。
バチカンじゃないんですから。
何言ってるんだ?と。
どんどんこういう事を元にやっていくべき局面だと思うんですけどね。

恵村:
全くそう思いますね。
今二つVTRが流れましたけれども、
共通するのは福島の教訓をどう生かすのか?という事だとおもうんですね。
まず訴訟ですけど、これまでの原発訴訟で、
司法はですね、国とか電力会社が「原発は安全だ」という事を鵜呑みにしがちだったんですけれども、
今回の福井地裁判決の「大事なのは国民の命と暮らしなんだ」と、
「それが最優先なんだ」という事を言っていると思うんですね。
で、福島の教訓を最大限に汲みとろうとする司法の変化がうかがえると思うんです。
一方福島の教訓を顧みないのが吉田調書をめぐる政府の対応だと思うんですね。
政府はこれまで吉田調書の存在自体を隠してきましたし、
報道で明らかになっても「公開しない」と言っている訳ですね。
これは全くおかしな話で、
吉田調書というのは、危機が極まったところで、一体だれがその危機の対処をするんだと、
ベントなんかをする時にどうやってそれを住民に知らせるんだと、
そして住民の方をどうやって避難させるのか?と、
こう、今の新基準でも解決できない事が沢山あるんだっていう事を私たちに教えてくれていると思うんですね。
で、吉田調書は直ちに公開するべきだし、
規制委員会の田中委員長も、これをしっかり読んで欲しいんです。
そこから社会全体として福島の教訓を読みとっていくと、
そういう作業なしに原発の再稼働というのは、これは許されない事だと思います。

古舘:
朝日新聞の記事の指摘にもあったように、
今お話しされた事でいうと、避難計画は自治体で、
事故が起きた時の対応や、それからこれからお伝えする汚染水対策などはね、それは、民間の会社任せと。
こういう事では意味がないですね。

恵村:そうですね。
指揮命令系統、それから責任の所在ですね。
バラバラですよね。
やっぱりまとめていくという事が福島の教訓だと思うんですよね。




朝日新聞の吉田調書はこちら→http://www.asahi.com/special/yoshida_report/

プロローグより
未曽有の原子力事故に立ち向かった人間の声は、歴史に刻まなければならない。歴史は人類共通の財産である。第1回の聴取の際、政府事故調は「お話しいただいた言葉がほぼそのままの形で公にされる可能性があるということをお含みいただいて、それでこのヒアリングに応じていただきたいと思います」と説明した。吉田氏は「結構でございます」と即答したことをここに記す。(宮崎知己)




「お話しいただいた言葉がほぼそのままの形で公にされる可能性があるということをお含みいただいて、
それでこのヒアリングに応じていただきたいと思います」との政府事故調の説明に、
「結構でございます」と吉田氏本人は即答しているのに、
菅官房長官は「ヒアリングは非公開を前提」として、資料は公開しないと言っています。

これって、なんかおかしくないですか?



故吉田所長の証言資料、開示せず=菅官房長官
2014 年 5 月 20 日 12:02 JST 更新

菅義偉官房長官は20日午前の記者会見で、東京電力福島第1原発の事故発生時に所長だった吉田昌郎氏(故人)が、政府事故調査・検証委員会の調べに応じた証言資料を入手したとの朝日新聞の報道について、「ヒアリングは非公開を前提に任意の協力を得て行われた」として開示しない方針を示した。「政府が保管しているものと内容が一致しているか申し上げることはできない」と真偽の確認も避けた。 
[時事通信社]




【東電テレビ会議】情報統制と被曝〜震災3日後に何が(25分)
OPTVstaff


OurPlanetTVは、東京電力福島第一原発事故直後の生々しい現場を記録した「東電テレビ会議」映像を約3時間半に編集し、映像ドキュメント『東電テレビ会議~49時間の記録』を制作。全国にDVDの貸し出しを行っている。この度、その中で、特に3・2号機のベントや被曝シュミレーションなどに関する場面と情報統制に関する場面を25分に再編集し、ネットにて公開することとした。
 
今回、編集したのは、2011年3月12日深夜から15日未明にかけての音声付き「テレビ会議映像」。一般公開されており、編集が可能な10時間のフッテージを25分にまとめた







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