星野仙一監督
2011年より東北楽天ゴールデンイーグルス監督を務める。
生年月日: 1947年1月22日 (67歳)

こちら楽天の星野監督です。
昨日持病である腰の痛みが悪化して、歩くのも困難な状態になったため、試合を欠場。
休養を球団が発表しました。
そして今日、明らかになりました詳しい病状です。

昨日都内の病院で検査を受け、
「腰椎椎間板ヘルニア 胸椎黄色靭帯骨化症」と診断された。
この胸椎黄色靭帯骨化症とは、
胸椎の背中側にある黄色靭帯という部分が骨のように固くなり、神経の幹となる脊髄が圧迫される病気。


なぜ靭帯が骨のように固くなるのか?
原因が不明なため難病に指定されている

徐々に下半身がしびれて、傷みで歩行が困難になるなどの症状が出るという。
今日、立花球団社長は、
「監督の健康が第一、治ったうえで戻ってきて欲しい」とコメント。
今後、手術を受けるかどうかは未定だが、長期離脱は濃厚。
当面は佐藤投手コーチが監督代行を務める。
黄色靭帯骨化症
Wikipedia
黄色靭帯骨化症(おうしょくじんたいこっかしょう、英:ossification of the yellow ligament, OYL)とは、
特定疾患である脊柱靭帯骨化症の一種であり、脊柱の後方にある椎弓をつなぐ黄色靭帯にカルシウムが沈着することで骨化することにより発症する疾患を言う。
胸椎黄色靭帯骨化症
(日本脊髄外科学会より、一部抜粋)胸椎黄色靱帯骨化症とは
ヒトの神経には、脳からの命令を手足に伝える役目を担っている運動神経と、
手足や体の各部からの知覚情報(熱い・痛いなどの感覚)を脳に伝える知覚神経が あります。
これらの神経は人体の中心部では背骨の中の空間(脊柱管とよばれます)に保護されるような形で存在しています
(図1)。
この部分の神経は脊髄と 名付けられています。
脊髄を入れている脊柱管は胸部では12個の胸椎から成り立っています。
これら12個の骨は幾つかの靱帯組織により連結されています。
これらの靱帯のなかで、脊髄の背側にあって各々の胸椎を縦につないでいるものが黄色靱帯と呼ばれる靱帯です。
(図1)胸椎の解剖
黄色靱帯骨化症とはこの靱帯が通常の何倍もの厚さになり、
なおかつ骨の様に硬くなり(靱帯の骨化)、徐々に脊髄を圧迫してくる病気です(図2)。
この病気 は欧米人に比較して明らかに私たち日本人では高頻度に発生することが知られていますが、
残念ながらなぜこの様な靱帯の骨化が生じてくるのかに関しては原因 は分かっていません。
軽症の方や、全く無症状で偶然発見される方も多いものですが、
ある程度症状が進行する場合には現段階では手術治療が必要となります。
(図2)胸椎黄色靱帯骨化のシェーマ症状
徐々に下半身がしびれてきたり、歩行が困難になってきます。
時には道で転倒するなどの比較的軽い外傷にもかかわらず、
外傷後に急激に両下肢麻痺などの極めて重い症状が出現することもあります。
また、全く無症状で偶然画像検査にてみつかることもあります。
治療法先に述べましたように、この病気は経過が様々なものであること、病気の進行が正確には予測できないことから、
まずは慎重な経過観察を行います。
保存的療法 としては、ビタミンB剤や筋弛緩剤が用いられます。
経過観察中に症状が明らかに進行している場合には、手術的療法の適応となります。手術療法手術法としては、背中から行う胸椎後方到達法があります。
この手術は全身麻酔下に腹臥位(うつ伏せの姿勢)で行います。
背中の真ん中に皮膚切開を行い、胸 椎の両側に付着している筋肉をいったん左右に剥離します。
次に手術用顕微鏡下に胸椎の後方部分の骨を削除し、
脊髄の後外側方向から脊髄を圧迫している骨化 病変を、
脊髄を圧迫しないようにしながら、慎重に削除する方法です。
筋肉を出来るだけもとの形に戻し、排液管を留置して閉創します。
病変の大きさにもより ますが、通常は3-4時間程度の手術時間を要する手術です(図3)。
(図3)手術法のシェーマ
手術の安全性・合併症について今回の手術は、脊髄に対する圧迫を取り除く手術です。
先ほど述べましたように、手術の大部分は手術用顕微鏡を用い、
明るい術野のもとに、神経や血管などの 色々なものを大きく拡大しつつ慎重に行いますので、
手術用顕微鏡を使用しない場合と比べて安全なものとはなっていますが、
それでも以下に述べるような合併 症があり得ます。
- 硬膜(胸椎の中で脊髄を包んでいる袋状の組織)の損傷、及びこの硬膜の中に含まれている脳脊髄液が創部から体外へ漏れること。及びこれに引き続き生じる髄膜炎
- 胸椎及び靱帯の骨化病変を削除する際に使用する高速回転のドリルによる脊髄・神経の損傷(損傷の程度により両下肢麻痺などが生じる)
- 術後の血腫形成による脊髄圧迫(両下肢麻痺の危険性
- 創部感染
- その他のまれな合併症として深部静脈血栓症。肺炎などの感染症など
星野監督 長期離脱へ 難病の黄色靱帯骨化症に
東京新聞 2014年5月28日 朝刊
楽天は27日、腰痛で一時休養している星野仙一監督(67)が腰椎椎間板ヘルニアと背骨付近の靱帯(じんたい)が硬くなって神経を圧迫する難病の胸椎黄色靱帯骨化症と診断されたと発表した。手術を受けるかは未定だが、長期離脱することが濃厚で、当面は佐藤義則投手コーチが監督代行を務める。
星野監督は25日の試合後から腰の痛みを訴え、26日に東京都内の病院で診察を受け、ヤクルト戦を休養していた。27日、取材に応じた立花陽三球団社長は「監督の健康が第一。治った上で戻って来てほしい」と話した。
厚生労働省が難病に指定している黄色靱帯骨化症は、プロ野球では巨人の越智大祐投手やソフトバンクの大隣憲司投手らが手術を受けている。
<黄色靱帯骨化症(おうしょくじんたいこっかしょう)> 脊髄が走る「脊柱管」の後方にあり、胸椎を縦につないでいるのが黄色靱帯。ここにカルシウムが沈着し、通常の何倍もの厚さになって骨のように硬くなるのが骨化症。根本的な原因は分かっていない。背骨のうち胸椎の部分で起こることが多い。脊髄を圧迫することで下半身の脱力、しびれ、まひなどの症状が発生し、悪化すると歩行が困難になる場合も。薬による治療のほか、骨化した部分を切除する手術も行われる。野球では、投球で左右不均衡に体を曲げることの多い投手に多いとされる。
楽天・星野監督 難病「胸椎黄色靱帯骨化症」と診断
2014年05月27日 14時03分
楽天球団は27日、腰痛悪化のため26日から一時休養となっている星野仙一監督(67)の病状について発表した。
球団によれば26日、都内の病院で検査した結果、腰椎椎間板ヘルニアと厚労省指定の難病である胸椎黄色靱帯骨化症と診断されたという。
黄色靱帯骨化症は2012年に巨人の越智大祐投手が発症。手術を受けている。
この日、都内の宿舎ホテルで星野監督と今後ついて話し合った立花球団社長は、「(手術は)監督とお医者さんが決めること。代行は佐藤(義則投手コーチ)さんで調整している」と話した。
難病
竹内択選手(スキージャンプ)とイリーナ・スルツカヤ選手(フィギアスケート)は同じ病気
/チャーグ・ストラウス症候群(アレルギー性肉芽腫性血管炎)
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カルシウムと体が誤認するストロンチウムで被爆したんでしょうね・・・