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【国会前・後半】川内原発再稼働反対! 0601官邸前・国会前☆大抗議

2014年6月1日 UPLAN


城南信用金庫 吉原毅理事長

まず最初は原発事故後いち早く脱原発の方針を打ち出しました、城南信用金庫の理事長です。
 
201406011.jpg

吉原毅理事長:
皆さんこんにちは。
本当に、今度の川内原発を突破口として、また全国の原発を徐々に動かしていこうという方針が出ていますけれども、
とんでもないことですね。
今、経済界は原発再稼働に賛成だというふうに思われていますけれども、
わたくしは原発の再稼働はするべきではないと思っています。
原発は即時ゼロにするべきだと考えています。

川内原発は大変危険な原発であり、これを再稼働するなんてとんでもない。

で、私はこの問題は政治的に右とか左とかですね、そういった問題は全く関係ないと思うんですね。
私は安倍さんが言っている事はおかしいと思うんですよね。

安倍総理大臣は「日本を取り戻す」
そして安全保障、日本の国土の安全保障に関心がある総理大臣で、
それはすばらしいとは思いますけれども、
それならばなぜ日本の国土にとって、
国土を失ってしまうという原発の危険なエネルギーをもう一回稼働しようとしているのか?

安倍総理はどうしてそうなんでしょうか?
私はとっても理解が出来ません。


「日本を取り戻す」どころか「日本を失っている」と思います。

こうしたことはごく当たり前のことであります。
先般の地方裁判所の判決を見ましても誠に常識的ですよね。

電気料金が高い安いの問題と、国民が安全に暮らせるかどうかの問題を
同列に論じること自体が法律的に許されるものではないと、言語道断だというようにおっしゃっていました。
全くその通りだと思います。

それでですね、今、私だけではなくて中小企業の経営者の方々、
大企業技術部の方々でも、多くの方が大体分かりはじめています。
原発を稼働するメリットそのものさえがない訳ですね。
一つもメリットがない。
危険が極めて高い。
国土が消失する。
みんなが放射線被害を受けてしまう。
そういう大変な被害を受けている割にですね、全くメリットがないんです。


原発はコストが安いというのは全くのウソです。

これはですね、会計(学)の基本がわかっている方はみんな分かっている筈です。
冷静に考えてみれば、今原発が稼働してもですね、長い目で見れば、
例えば30年動かして後何万年もですね、使用済み核燃料を保管するコスト。
それから廃炉した後の資材を保管するコスト。
これは何万年もかかるんですよ。

このコストは大変なコストです。
これがですね、どこにもカウントされていないというのは粉飾決算ですね。

粉飾決算
粉飾決算(ふんしょくけっさん、Window dressing)とは、会計用語の一つで、会社が不正な会計処理を行い、内容虚偽の財務諸表を作成し、収支を偽装して行われる虚偽の決算報告を指す。
文字が似ていることや、直感的な感覚からか、手書きの文書などで「紛飾決算」と誤記されることが多いが、「粉飾決算」が正しい表記である。また、女性に例えて「化粧直し」、「厚化粧」と言われることもある。



私はですね、「原発が安い」というのは、ま、粉飾決算であると。
国家ぐるみの壮大な粉飾決算であると、そういうふうに思っています。

ま、決算というのは実は公認会計士協会がですね、決算報告を決めていまして、
私はこれに「おかしいんじゃないのか?」って聞いたことがあるんですよね。
そうしたらですね、公認会計士協会は問題から逃げているんですよね。
その問題は「コストが計算できないからカウントしない」と言うんです。
だけど、カウントできない位膨大なコストなんですよね。

ですからこういった問題を、いま原発を8割が反対していますけれど
「今すぐ止めるのはどうかな?」と思っているビジネスマンのみなさんの方々もいますけれども、
いま原発を止めると  日本経済は必ず破綻します。
あ、ごめんなさい。
日本経済は必ず再生するんです。
危ない危ない。
これね、逆なんですよ。

原発を止めると日本経済がアウトになると思っていますけれど、
原発を動かし続けると、必ず後からツケが膨大なツケになってまわってくるんですよ。

それでは子どもたちや孫の代、そして長い間かかってきた日本の国土そのものがおかしくなっちゃうの。
そんな事を考えると、「そんな事をやってもいいのか?」と思いますよね。

その変わり逆にですよ、今原発をすぐに止めると、
すぐに止めるとですね、この間都知事戦で細川さんや小泉さんも言っていました。
私の先生である慶應義塾大学の名誉教授だった加藤寛先生、
歴代自民党の政権のブレーンでした。
総理の側近中の側近として経済政策をやってきた保守本流の先生が「原発は即時止めろ」と言ったんですよ。


加藤 寛
東日本大震災後、復興構想会議のメンバーにと打診があったが、会議の目的が「増税のため」と知った加藤は、復興のための増税など絶対に賛成できないと断っている[1]。また、東日本大震災以降、死の直前まで原発ゼロを主張していた[3]

細川氏の原発ゼロ政策への具体策 東京都が買い取れば実現は近づく
2014年1月23日 高橋洋一 [嘉悦大学教授]
(一部抜粋)
細川氏の原発ゼロを後押しているのが、小泉純一郎元総理だ。実は小泉氏は原発ゼロを、2011年3月の福島第一原発事故の後に言い出していた。その後も、非公開の場所では自然エネルギーのほうがいいと言い続けてきた筋金入りだ。

昨年1月に亡くなった加藤寛氏の遺言でもある。加藤氏といえば、小泉氏に郵政民営化を教えた慶応大学時代の恩師だ。加藤氏も3.11以降、原発ゼロに意欲を燃やし、死の直前まで言っていた。筆者も加藤氏の身近にいたのでよく覚えている。加藤氏のお別れの会にも、小泉氏はわざわざ来てくれた。



なぜならば止めないと日本は大変なことになる。
そして、「原子力ムラというのは反社会集団だ」と言ったんです。
私が言ったんじゃありませんよ、そういうふうに先生がおっしゃったんです。


というのはですね、やっぱりこの原発というのはどこからみても正当性がない。
経済学者ならば誰でもが分かる事なんです。
これは、いわゆる政官財の癒着問題なんです。
全くこんなことのために日本の国益とかですね、日本の故郷を失うという事自体は
どの政治団体であっても許されないし、
どう考えたっておかしいと思うのが当り前だと思うんですよね。

今原発をめぐっては、「経済を取るのかそれとも生活を取るのか」という二者択一をする方がいらっしゃいますが、
これは、今言ったことからもわかるように
リスクもコストもとてつもなく高いこの原発というものは、経済的にも全く合わないんです。

ですから、こういった事を考えてみるとですね、
私どもはすぐに止めてですね、新しいエネルギーつまり再生エネルギー等々にですね、スタートしたほうがビジネスマンの方にとっても、国家経済にとっても、我々の生活にとっても、安全でしかも豊かになれる可能性が充分あるんだという事を、もっともっと多くの方々に教えてあげたいと思います。

いま「原発は大変なんだ」という話はみんなよく分かっているんですけど、
まだまだ、目先のお金が怖いと思っている方がいっぱいいらっしゃるんです。
でも大丈夫なんです。
これは絶対に、その方が得にもなりますよと。
100%の国民がみんな味方になってくれます。
そういう形でこれから太陽光や風力やそれから地熱、
そして今、火力発電なんかもすごいんですよ、効率が倍ぐらいになっているんですよ。
東京電力のホームページを見ているとわかりますけどね、あそこに書いてあるんですよ。
だから火力発電なんかも、今倍の効率になりますと、
ナントですね、世界中の資源が今1000年分、石炭だけであるっていうのが、2000年分になっちゃうんですよ。
そうしたらですね、原発なんてバカバカしいですよね。
やる必要はないです。


これは経産省の方でもですね、心ある人々は分かっているんです。
だから、政府の中でもそういった方々と手を組んでですね、原発を止める。
そして今後二度と原発は稼働しない。
川内原発は絶対に動かさない。
この事でみんなの手を合わせて頑張っていきたいと思います、よろしくお願いいたします。




2013年8月
4.「これほどおかしなことが行われている。みんな狂っています」吉原毅氏(城南信用金庫理事長)
8/6 未来への福島、そして脱原発(内容書き出し)


2012年8月
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関連ブログ
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<安全審査優先>
川内原発だけが厳しく想定“620ガル”まで引き上げ(←東日本大震災は2933ガルだけど)
&30圏内避難問題3/13ニュース7(内容書き出し)







2014年6月1日 
川内原発再稼働反対! 0601官邸前・国会前☆大抗議 文字起こしブログ


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| 2014.06.04 16:19 | 編集
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