川内原発再稼働反対! 0601官邸前・国会前☆大抗議
菅直人元総理大臣
文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/c-zuGXC9E2U?t=38m25s
2014年6月1日

「今、福島原発がどんな状況にあるのか?」
先日廣瀬東電社長に経産委員会であえて質問をいたしました。
これは、福島原発第2号機の今の状態ですね。
この図面は実は東京新聞が、確か日曜日ですか、出しているそのものを写経したものです。
「いま福島第一の2号機の格納容器の中の放射線量、強さはどの程度ですか?」と聞きましたら
廣瀬社長は「70シーベルト」と答えたんです。
今多分東京が0.03とか0.1とかといったマイクロシーベルトですよね。
マイクロの1000倍がミリシーベルトです。
そして、ミリシーベルトの1000倍が単なるシーベルト。
マイクロに比べて100万倍×10、これがシーベルトなんですよ。
じゃあ、70シーベルトの格納容器の中に、もしみなさんが入ったら、
間違いなく3~4分で命が無くなります。
「いや、今、水を上からかけて冷やしているから大丈夫です」と廣瀬社長が言うから、わざと聞いてみました。
水が入っているというけど、どの位に深さ、
つまり上から燃料が落ちていますから、
「その格納容器の底にどの位の深さの水があるんですか?」と聞いたら、
わずか、60cmですよ。
60cmで、上から何10トンという燃料が落ちていますから、
「水の下にあるんですか・頭が出ているんじゃないですか?」って聞いたら何と答えたか!?
「わかりません」と答えたんですよ。
そして「上から水を入れているから大丈夫だ」というけれども、
なぜ60cmから上に水が溜まらないかといえば、
穴が開いていて60cmよりも水が増えようと思ったら、漏れているんです。
今この瞬間も漏れているんですよ。
そしてその漏れた水が汚染水。
汚染水となって、「海には行っていない」と言うけれども、誰もそんな事は信用していません。
確実に、少なくとも一部は海に流れている。
福島原発事故は、今も大量の放射性物質を国内ばかりか、海を含めて外に出している。
原発事故は今なお続いているという事をですね、まず確認しようではないですか。
そして、朝日新聞が吉田調書というものをスクープして、
それにもとづく記事を今連載しています。
私も多くの事は当時聞いたりしておりましたけれども、
いくつかの点で、「やっぱりこうだったのか」とか、「いや、こんなことがあったのか」
まさにそれがあの3月15日のことです。
東電の撤退の話もありました。
私が東電に踏み込んだと言われた時もありました。
そして、その時にですね、朝6時ごろにズドン!と音がして、これ(2号機)に穴が開いたんです。

もうひとつ大きなことは、先日の福井の地裁。
私は初めて判決を、
裁判所の中で初めて傍聴しました。
まさにすごい判決でしたね。
一言でいえば、これまでは専門的だから行政が「大丈夫だ」と言ったら一応それに任せてきたけれども、
あんな事故を起こしておいて、まだ「大丈夫だ、大丈夫だ」と言う、
そんな関電や、場合によったら政府の言う事は信用できない!
まさに国富の流出というのは、お金が外国に行く事だけをみんな気にするけれども、
一番重要なのは国民がこの日本という国土の中で安心して生活できることこそが国富ではないか。
今まさに、放射能によってその国富がどんどん失われている、使えなくなっているじゃないか。
まさに素晴らしい判決をですね、福井地裁は出してくれました。
どうかこの福井地裁の判決。
これは250km圏内の人々は非常に危険だという事を認めたところで、
250km圏以外のところというのは、日本では唯一沖縄以外はないんですよ。
つまりは250km圏に全員が住んでいるんです、沖縄県以外のみなさんはですね。
どうかその250km圏に住んでいる私たちと、そして沖縄の人達も一緒になって、
原発を無くするまで頑張りぬきたい。
そういう事を申し上げて終わります、ありがとうございました。
菅直人元総理「福島第一原発事故。あのとき、一体何があったのか?」6/9荒川強啓デイ・キャッチ(文字起こし)
2014年6月1日
川内原発再稼働反対! 0601官邸前・国会前☆大抗議 文字起こしブログ
吉原毅氏「“日本を取り戻す”どころか“日本を失っている”と思います」
水野誠一氏「日本を取り戻さなければいけないのは私たち国民自身。政治家ではないんです」
菅直人元首相「原発事故は今なお続いているという事を、まず確認しようではないですか」
馬渡耕史氏「川内から鹿児島に逃げろ」ということです。川内よりも風下が鹿児島です!
佐藤和良氏「我々だって様々な疾患を抱えています。 鼻血どころじゃないんですよ、実は」
河合弘之弁護士「あの原発事故の恐ろしさを見て『動かしていい』などとまともな人間なら思わないはずだ」
阿部功志氏「東海第二原発は非常に東京からも身近なんだという事を改めて自覚していただきたい」
布原啓史氏「13基の原子炉がメルトダウンして爆発して、放射能を噴き上げている状況を想像して下さい」
菅直人元総理大臣
文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/c-zuGXC9E2U?t=38m25s
2014年6月1日

「今、福島原発がどんな状況にあるのか?」
先日廣瀬東電社長に経産委員会であえて質問をいたしました。
これは、福島原発第2号機の今の状態ですね。
この図面は実は東京新聞が、確か日曜日ですか、出しているそのものを写経したものです。
「いま福島第一の2号機の格納容器の中の放射線量、強さはどの程度ですか?」と聞きましたら
廣瀬社長は「70シーベルト」と答えたんです。
今多分東京が0.03とか0.1とかといったマイクロシーベルトですよね。
マイクロの1000倍がミリシーベルトです。
そして、ミリシーベルトの1000倍が単なるシーベルト。
マイクロに比べて100万倍×10、これがシーベルトなんですよ。
じゃあ、70シーベルトの格納容器の中に、もしみなさんが入ったら、
間違いなく3~4分で命が無くなります。
「いや、今、水を上からかけて冷やしているから大丈夫です」と廣瀬社長が言うから、わざと聞いてみました。
水が入っているというけど、どの位に深さ、
つまり上から燃料が落ちていますから、
「その格納容器の底にどの位の深さの水があるんですか?」と聞いたら、
わずか、60cmですよ。
60cmで、上から何10トンという燃料が落ちていますから、
「水の下にあるんですか・頭が出ているんじゃないですか?」って聞いたら何と答えたか!?
「わかりません」と答えたんですよ。
そして「上から水を入れているから大丈夫だ」というけれども、
なぜ60cmから上に水が溜まらないかといえば、
穴が開いていて60cmよりも水が増えようと思ったら、漏れているんです。
今この瞬間も漏れているんですよ。
そしてその漏れた水が汚染水。
汚染水となって、「海には行っていない」と言うけれども、誰もそんな事は信用していません。
確実に、少なくとも一部は海に流れている。
福島原発事故は、今も大量の放射性物質を国内ばかりか、海を含めて外に出している。
原発事故は今なお続いているという事をですね、まず確認しようではないですか。
そして、朝日新聞が吉田調書というものをスクープして、
それにもとづく記事を今連載しています。
私も多くの事は当時聞いたりしておりましたけれども、
いくつかの点で、「やっぱりこうだったのか」とか、「いや、こんなことがあったのか」
まさにそれがあの3月15日のことです。
東電の撤退の話もありました。
私が東電に踏み込んだと言われた時もありました。
そして、その時にですね、朝6時ごろにズドン!と音がして、これ(2号機)に穴が開いたんです。
<政府事故調 吉田調書>
「3号機の格納容器の圧力異常上昇を報道機関に流すのを止められた」5/21報道ステーション(内容書き出し)

もうひとつ大きなことは、先日の福井の地裁。
私は初めて判決を、
裁判所の中で初めて傍聴しました。
まさにすごい判決でしたね。
一言でいえば、これまでは専門的だから行政が「大丈夫だ」と言ったら一応それに任せてきたけれども、
あんな事故を起こしておいて、まだ「大丈夫だ、大丈夫だ」と言う、
そんな関電や、場合によったら政府の言う事は信用できない!
まさに国富の流出というのは、お金が外国に行く事だけをみんな気にするけれども、
一番重要なのは国民がこの日本という国土の中で安心して生活できることこそが国富ではないか。
今まさに、放射能によってその国富がどんどん失われている、使えなくなっているじゃないか。
まさに素晴らしい判決をですね、福井地裁は出してくれました。
どうかこの福井地裁の判決。
これは250km圏内の人々は非常に危険だという事を認めたところで、
250km圏以外のところというのは、日本では唯一沖縄以外はないんですよ。
つまりは250km圏に全員が住んでいるんです、沖縄県以外のみなさんはですね。
どうかその250km圏に住んでいる私たちと、そして沖縄の人達も一緒になって、
原発を無くするまで頑張りぬきたい。
そういう事を申し上げて終わります、ありがとうございました。
<大飯原発>運転差し止めを命じた福井地裁の判決要旨・他いろいろ
<大飯原発再稼働差し止め判決>
「新幹線の事故と原発の事故」澤昭裕氏・小出裕章氏5/29そもそも総研(内容書き出し)
菅直人元総理「福島第一原発事故。あのとき、一体何があったのか?」6/9荒川強啓デイ・キャッチ(文字起こし)
2014年6月1日
川内原発再稼働反対! 0601官邸前・国会前☆大抗議 文字起こしブログ
吉原毅氏「“日本を取り戻す”どころか“日本を失っている”と思います」
水野誠一氏「日本を取り戻さなければいけないのは私たち国民自身。政治家ではないんです」
菅直人元首相「原発事故は今なお続いているという事を、まず確認しようではないですか」
馬渡耕史氏「川内から鹿児島に逃げろ」ということです。川内よりも風下が鹿児島です!
佐藤和良氏「我々だって様々な疾患を抱えています。 鼻血どころじゃないんですよ、実は」
河合弘之弁護士「あの原発事故の恐ろしさを見て『動かしていい』などとまともな人間なら思わないはずだ」
阿部功志氏「東海第二原発は非常に東京からも身近なんだという事を改めて自覚していただきたい」
布原啓史氏「13基の原子炉がメルトダウンして爆発して、放射能を噴き上げている状況を想像して下さい」
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- 阿部功志氏「東海第二原発は非常に東京からも身近なんだという事を改めて自覚していただきたい」6/1官邸前・国会前☆大抗議(文字起こし)
- 菅直人元首相「原発事故は今なお続いているという事を、まず確認しようではないですか」6/1官邸前・国会前☆大抗議(文字起こし)
- 水野誠一氏「日本を取り戻さなければいけないのは私たち国民自身。政治家ではないんです」6/1官邸前・国会前☆大抗議(文字起こし)
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コメント
きーこさん、こんにちは。
「0601官邸前・国会前☆大抗議」の文字起こし、ありがとうございます。
当日は前半しか聞けなかったので、後半の動画がアップされていると知り、うれしく思いました。
いちばん聞きたかったのは城南信用金庫の吉原理事長のスピーチなのですが、きーこさんがいち早く文字起こしをしてくださったので、それならばと、社会学者の小熊英二さんのスピーチを書き起こしてみました。
私のブログにアップしていますので、もしも必要でしたら、どうぞ自由にお使いください。「あー」とか「えー」とかは省いているので、手を加えていただいても結構です。
「0601官邸前・国会前☆大抗議」の文字起こし、ありがとうございます。
当日は前半しか聞けなかったので、後半の動画がアップされていると知り、うれしく思いました。
いちばん聞きたかったのは城南信用金庫の吉原理事長のスピーチなのですが、きーこさんがいち早く文字起こしをしてくださったので、それならばと、社会学者の小熊英二さんのスピーチを書き起こしてみました。
私のブログにアップしていますので、もしも必要でしたら、どうぞ自由にお使いください。「あー」とか「えー」とかは省いているので、手を加えていただいても結構です。